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「光一、今日出勤遅くない?大丈夫なの?」
ボクサーパンツ1枚で家の中をウロウロとしている光一にバッグを持ちながら聞くと、光一はキッチンでプロテインを飲みながら私の方を見てきた。
「今日は会社に出社してからなんだよ。
金曜日は毎週会社でミーティングがある。」
「そうなんだ、出向先の会社ここから近い駅でよかったよね。」
今年の1月から製薬業界トップの加賀製薬に転職をし、人事部に配属をされた光一。
今は勉強の為に、ナイトメディカルケア・コンサルティングという会社に出向している。
「今度お兄ちゃんにもカメラ密着したいんだけど、ダメ~?」
加賀製薬の広報部でアルバイトをしている理子が私に聞いてきた。
それに私は笑いながら首を横に振る。
「光一の仕事は社外秘どころか社内秘なことも多いだろうし、ダメじゃない?」
「え~・・・。
お兄ちゃんをアップすると絶対話題になるのにな~。
顔だけは良いし。」
「身体も良いだろ!!」
光一が理子に突っ込むと、理子が「キモッ」と更に突っ込んだ。
そんないつもの我が家の朝に笑いながら、私は会社へと向かった。
ボクサーパンツ1枚で家の中をウロウロとしている光一にバッグを持ちながら聞くと、光一はキッチンでプロテインを飲みながら私の方を見てきた。
「今日は会社に出社してからなんだよ。
金曜日は毎週会社でミーティングがある。」
「そうなんだ、出向先の会社ここから近い駅でよかったよね。」
今年の1月から製薬業界トップの加賀製薬に転職をし、人事部に配属をされた光一。
今は勉強の為に、ナイトメディカルケア・コンサルティングという会社に出向している。
「今度お兄ちゃんにもカメラ密着したいんだけど、ダメ~?」
加賀製薬の広報部でアルバイトをしている理子が私に聞いてきた。
それに私は笑いながら首を横に振る。
「光一の仕事は社外秘どころか社内秘なことも多いだろうし、ダメじゃない?」
「え~・・・。
お兄ちゃんをアップすると絶対話題になるのにな~。
顔だけは良いし。」
「身体も良いだろ!!」
光一が理子に突っ込むと、理子が「キモッ」と更に突っ込んだ。
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