【完】死神にウェディングドレスを

Bu-cha

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そして、小学校2年になる前の春休み・・・



「はあ?」



俺の部屋に来た桃子と理子に、マンガを読んでいた俺は思わずマンガを落としそうになった。



だって、あり得ないことを言ってきたから。



「桃子に、理子のお母さんになって貰う。
“お母さんごっこ”じゃなくて、本当のお母さんになって貰う。」



理子がそんなあり得ないことを本気な顔で言ってきて、俺は笑いながらマンガの続きを読む。



「あっそ、良かったなー。」



“お母さんごっこ”の延長なのだと思いそう答えると、桃子が口を開いた。



「今から喜一さんにも言ってくる。」



そんなことを桃子が言い出したので、俺はマンガを置き桃子を見る。
桃子が真剣な顔をしていることにやっと気付き、俺は口を開く。



「お前、次まだ高校だろ?」



「うん、でも中卒で働いてる人もいる。
私は夜間の高校だし、日中はバイトでも何でもして理子と光一の“お母さん”になる。」



その言葉には思わずズルッとずっこけた。



「俺の“お母さん”にもなるのかよ!?」



笑いながらそう聞くと、桃子は一切笑わずに俺を真っ直ぐと見詰めてきた・・・。



なんだか、めちゃくちゃ可愛く見える顔で見詰めてきた・・・。



「私は、光一の“お母さん”にもなりたい。
光一の“お母さん”にもなって、この厳しい現実世界を生き延びたい。」
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