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俺がそう言うと、母ちゃんは困った顔で笑った。
“母ちゃん”の顔で、困った顔で笑った。
「とにかく、女の子には優しくしなさいよ?」
「あいつの喧嘩に付き合ってる時点で、俺結構優しくしてると思うけどな。」
「女の子と殴り合いの喧嘩して何処が優しくしてるのよ。」
「いや、あいつは普通じゃねーからな。
理子と真理姉と豊と同じくらい普通じゃねーよ。」
俺がそう言うと、母ちゃんが面白そうな顔で笑った。
「このきょうだいの中では、ビックリすることに光一が1番まともだよね?」
「だろ!?
クラスのその女もマジでまともじゃない!!
まず、この俺に殴り合いの喧嘩挑んでくる時点でまともじゃねーだろ!!」
「それはそうかもね。
でも、お母さんもまともじゃないから、まともじゃない子の方が好きだよ。」
高校1年生で“お母さん”になると決めた1番まともではない母ちゃんがそう言って笑っている。
「学校にいる時は知らなかったけど、もっと広い世界に出ると“普通”でないことが求められることもあるんだよね。
“普通”の頭では考えられないようなことを考えて、それが認めて貰えることもある。」
「・・・ふーん。
仕事、結構楽しいのか。良かったな。」
「うん、“おじいちゃん”が守ってくれてるからね、お母さんのこと。」
母ちゃんが“お母さん”になってから、じいちゃんとばあちゃんのことを“おじいちゃん”と“おばあちゃん”と呼ぶようになった母ちゃん。
「それに、渡も・・・。」
“渡”の名前を出した母ちゃんは、嬉しそうに笑った・・・。
“お母さん”の顔ではなく、“桃子”の顔で笑った・・・。
“母ちゃん”の顔で、困った顔で笑った。
「とにかく、女の子には優しくしなさいよ?」
「あいつの喧嘩に付き合ってる時点で、俺結構優しくしてると思うけどな。」
「女の子と殴り合いの喧嘩して何処が優しくしてるのよ。」
「いや、あいつは普通じゃねーからな。
理子と真理姉と豊と同じくらい普通じゃねーよ。」
俺がそう言うと、母ちゃんが面白そうな顔で笑った。
「このきょうだいの中では、ビックリすることに光一が1番まともだよね?」
「だろ!?
クラスのその女もマジでまともじゃない!!
まず、この俺に殴り合いの喧嘩挑んでくる時点でまともじゃねーだろ!!」
「それはそうかもね。
でも、お母さんもまともじゃないから、まともじゃない子の方が好きだよ。」
高校1年生で“お母さん”になると決めた1番まともではない母ちゃんがそう言って笑っている。
「学校にいる時は知らなかったけど、もっと広い世界に出ると“普通”でないことが求められることもあるんだよね。
“普通”の頭では考えられないようなことを考えて、それが認めて貰えることもある。」
「・・・ふーん。
仕事、結構楽しいのか。良かったな。」
「うん、“おじいちゃん”が守ってくれてるからね、お母さんのこと。」
母ちゃんが“お母さん”になってから、じいちゃんとばあちゃんのことを“おじいちゃん”と“おばあちゃん”と呼ぶようになった母ちゃん。
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