【完】死神にウェディングドレスを

Bu-cha

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妙子は黒帯になっていた。
小学校卒業の時まで白帯だっためちゃくちゃ強い妙子が。



“こんなに強い奴を白帯のままにしておく空手道場、どんな道場だよ!?”



そう思っていたら、再会してから聞いて驚いた。
まさかのじいちゃんが開いている空手道場だった。



じいちゃんも忙しいからなかなか会えていなかったし、お互いに妙子の話はしたことがなかった。



「サメこそ、受験勉強大丈夫なの?
こんなことによく付き合って貰ってる私が言うのもアレだけど!」



頬だけではなく、今度はまぶたにまでアイシャドウというやつを塗りたくっている妙子に爆笑しながら、俺は答える。



「俺の兄貴、マジで勉強教えるの上手すぎるから俺も余裕!!
成績、学年であいつとツートップだからな!!」



勉強のことになると尊敬しかないので、こういう時は岩渕のことを兄貴と呼ぶ。



「・・・サメ、お兄さんもいたっけ?
理子ちゃんとはこの前やっと会えたけど、お兄さんもいるの?」



「だから!!俺の母ちゃんと岩渕の父親が再婚するんだよ!!
そしたら兄弟になるだろ!!」



さっきも言ったような内容をもう1度言う。
それに、妙子はまぶたを奇抜な色にさせながら俺のことをジッと見てきた。



「サメさ~・・・」



「なんだよ?」



「・・・いや、ん~・・・。」



「なんだよ?」



「あ~・・・じゃあさ、こっちの方聞くけど・・・。」



妙子がそんな切り出し方をしてきたかと思ったら・・・



「サメのお母さんって、サメの本当のお母さんじゃないよね?」



そう、聞いてきた。
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