16 / 41
16
しおりを挟む
守の言葉が私の頭の中で響いている。
「アレがチロとの最後のセックスだったんだとやっと気付いた・・・。
いつも電気を消したがるチロが初めて電気を付けたままヤッて、俺の顔をめちゃくちゃ見ながら何度も俺の名前を呼んできて・・・。
”じゃあ、またね。"っていつものように別れたのに、アレがチロとの最後だったんだとやっと気付いた時には、死ぬほど後悔した・・・。」
「こうしてまた会えたじゃん・・・。」
「俺がチロの居場所を探し出したからだろ?
それがなければ俺からの電話もメッセージも無視したままだっただろ?」
「だって、守の恋を全力で応援したかったから・・・。」
守から言われて”あの時"の苦しさが今よみがえってくる。
だから凄く苦しくて・・・。
凄く凄く・・・
息なんて出来ないくらいに苦しくて・・・。
「・・・・・・・・っっ」
守の胸の所で手を痛いくらい握り締め、泣いた。
「彼女へのクリスマスプレゼントを買った時の守の横顔は、遠くからだったけど凄く嬉しそうに見えた・・・っっ。
あんなに嬉しそうでキラキラした守の目を見たのは久しぶりだった・・・っっ。
今回の彼女はそれくらいの相手なんだって分かった・・・っっ。
だから私も本当に・・・っ、本当に全力で応援しないといけないんだって思って・・・・・・っっっ」
守の胸にオデコを少しだけつけ、泣く。
「最後に勝手にクリスマスプレゼントを貰ったの・・・。
24日のクリスマスイブだったけど・・・。
いつものエッチでは薄暗くてよく見えない守の顔を明るい所で見ながらエッチするっていう・・・、守にとっては私のこんな顔なんて見ながらで苦行みたいなことをさせたけど、私は勝手に守からクリスマスプレゼントを貰った・・・。
私は守からクリスマスにネックレスなんて貰えるような関係じゃないから・・・っ、星野社長曰く私は守のセフレだから、最後に守から幸せなエッチだけでもプレゼントして貰った・・・っっ」
「苦行なんかじゃねーよ、普通に可愛い顔してた。」
「まあ、ブスではないからね・・・。
キツい顔ではあるけどブスではないとは思うし・・・。」
「いや、めっちゃ”普通"に可愛かった。」
「うん、だから・・・」
「千尋(ちひろ。)」
守が私のことを初めて”千尋"と呼んだ。
「アレがチロとの最後のセックスだったんだとやっと気付いた・・・。
いつも電気を消したがるチロが初めて電気を付けたままヤッて、俺の顔をめちゃくちゃ見ながら何度も俺の名前を呼んできて・・・。
”じゃあ、またね。"っていつものように別れたのに、アレがチロとの最後だったんだとやっと気付いた時には、死ぬほど後悔した・・・。」
「こうしてまた会えたじゃん・・・。」
「俺がチロの居場所を探し出したからだろ?
それがなければ俺からの電話もメッセージも無視したままだっただろ?」
「だって、守の恋を全力で応援したかったから・・・。」
守から言われて”あの時"の苦しさが今よみがえってくる。
だから凄く苦しくて・・・。
凄く凄く・・・
息なんて出来ないくらいに苦しくて・・・。
「・・・・・・・・っっ」
守の胸の所で手を痛いくらい握り締め、泣いた。
「彼女へのクリスマスプレゼントを買った時の守の横顔は、遠くからだったけど凄く嬉しそうに見えた・・・っっ。
あんなに嬉しそうでキラキラした守の目を見たのは久しぶりだった・・・っっ。
今回の彼女はそれくらいの相手なんだって分かった・・・っっ。
だから私も本当に・・・っ、本当に全力で応援しないといけないんだって思って・・・・・・っっっ」
守の胸にオデコを少しだけつけ、泣く。
「最後に勝手にクリスマスプレゼントを貰ったの・・・。
24日のクリスマスイブだったけど・・・。
いつものエッチでは薄暗くてよく見えない守の顔を明るい所で見ながらエッチするっていう・・・、守にとっては私のこんな顔なんて見ながらで苦行みたいなことをさせたけど、私は勝手に守からクリスマスプレゼントを貰った・・・。
私は守からクリスマスにネックレスなんて貰えるような関係じゃないから・・・っ、星野社長曰く私は守のセフレだから、最後に守から幸せなエッチだけでもプレゼントして貰った・・・っっ」
「苦行なんかじゃねーよ、普通に可愛い顔してた。」
「まあ、ブスではないからね・・・。
キツい顔ではあるけどブスではないとは思うし・・・。」
「いや、めっちゃ”普通"に可愛かった。」
「うん、だから・・・」
「千尋(ちひろ。)」
守が私のことを初めて”千尋"と呼んだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
俺様御曹司に飼われました
馬村 はくあ
恋愛
新入社員の心海が、与えられた社宅に行くと先住民が!?
「俺に飼われてみる?」
自分の家だと言い張る先住民に出された条件は、カノジョになること。
しぶしぶ受け入れてみるけど、俺様だけど優しいそんな彼にいつしか惹かれていって……
十五年後、十四のままの君に触れる
有箱
恋愛
十五年前、別れを切り出してきた僕の恋人が言った。
『十年後、まだ私のことを好きでいてくれたら、ここに来て』と。
十年後、約束の場所に行ったが君はいなかった。
それから一年が経っても、さらに一年経っても――五年が経過しても君は現れなかった。
どうしても愛を捨てきれなかった僕は、最後の望みをかけて手紙を送る。
1ヶ月後、公園で待っています、と。
期待と不安の中、迎えた当日。十五年の間、心待ちにしていた君が現れた――顔も格好も、別れた時の姿のままで。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる