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今でもお子さん達の運動会などではタオルをブンブン振り回しながら全力で応援している花音ちゃんの姿を思い出し、私も自然と笑いながら守の背中をもっと強く抱き締め返した。
「なんだ、私って昔から花音ちゃんみたいな可愛い女だったんだ。」
「うん、普通に可愛いよ。」
「"普通”って全然嬉しくないからね?」
文句を言いながら守を見上げると、照れたような、凄く嬉しそうな顔をしていて・・・
「俺の中では花音の可愛さが"普通”になってるから、"普通に可愛い”になるんだよ。」
確かに、花音ちゃんのことを見る時と同じような顔をして私のことを見ている。
思い返せば星野社長に口説いて貰ったその日から、たまにだけど守は私のことをこういう顔で見てくれていた。
そんな守の顔がゆっくりと降りてきて・・・
ソッ………………と、唇が触れ合った。
まるで初めてキスをするような緊張とドキドキがあって・・・。
数え切れないくらい守とキスもしていたけれど、こんなに緊張をしてこんなにドキドキとして、そしてこんなに幸せなキスは初めてだった。
私の顔からゆっくりと離れた守の顔を見詰めると、守はいつもと同じようにめちゃくちゃ真剣な顔をしつつ興奮しまくっている顔になっている。
その顔を改めた見て、守が昔から私のことを女としてちゃんと好きでいてくれたということが深く実感出来てしまった。
だって、花音ちゃんを前にしても守はこんな顔なんてしていない。
こんな・・・
「俺、花音よりもチロの方が可愛く見えてるのかも・・・。
キスしたいとかヤりたいとか思うくらいの気持ちはチロにしかなんねーし・・・。」
こんな、めちゃくちゃ"女”として私のことを見ていたことに、やっと私も気付けた。
そしたら、もっと緊張してもっとドキドキしてきて・・・
もっと、興奮もしてきて・・・
私のそんな顔を見詰めて来る守の顔が、唇を薄く開きながらまた近付いてきた。
その、瞬間・・・
「あの~・・・・、店の前から何処かに移動して頂けますか?」
コンビニの店員さんが出てきて、そんな注意をされてしまった。
「ですよね!!失礼しました!!
駅の方のホテルに移動します!!
あ、ゴム買っていくか。
飲み物も買っていくぞ。」
再会してから初めてと言っても過言ではないくらいの嬉しそうな笑顔になっている守は、私にコートを掛け、私の腕を引きながらコンビニに入って行こうとした。
「なんだ、私って昔から花音ちゃんみたいな可愛い女だったんだ。」
「うん、普通に可愛いよ。」
「"普通”って全然嬉しくないからね?」
文句を言いながら守を見上げると、照れたような、凄く嬉しそうな顔をしていて・・・
「俺の中では花音の可愛さが"普通”になってるから、"普通に可愛い”になるんだよ。」
確かに、花音ちゃんのことを見る時と同じような顔をして私のことを見ている。
思い返せば星野社長に口説いて貰ったその日から、たまにだけど守は私のことをこういう顔で見てくれていた。
そんな守の顔がゆっくりと降りてきて・・・
ソッ………………と、唇が触れ合った。
まるで初めてキスをするような緊張とドキドキがあって・・・。
数え切れないくらい守とキスもしていたけれど、こんなに緊張をしてこんなにドキドキとして、そしてこんなに幸せなキスは初めてだった。
私の顔からゆっくりと離れた守の顔を見詰めると、守はいつもと同じようにめちゃくちゃ真剣な顔をしつつ興奮しまくっている顔になっている。
その顔を改めた見て、守が昔から私のことを女としてちゃんと好きでいてくれたということが深く実感出来てしまった。
だって、花音ちゃんを前にしても守はこんな顔なんてしていない。
こんな・・・
「俺、花音よりもチロの方が可愛く見えてるのかも・・・。
キスしたいとかヤりたいとか思うくらいの気持ちはチロにしかなんねーし・・・。」
こんな、めちゃくちゃ"女”として私のことを見ていたことに、やっと私も気付けた。
そしたら、もっと緊張してもっとドキドキしてきて・・・
もっと、興奮もしてきて・・・
私のそんな顔を見詰めて来る守の顔が、唇を薄く開きながらまた近付いてきた。
その、瞬間・・・
「あの~・・・・、店の前から何処かに移動して頂けますか?」
コンビニの店員さんが出てきて、そんな注意をされてしまった。
「ですよね!!失礼しました!!
駅の方のホテルに移動します!!
あ、ゴム買っていくか。
飲み物も買っていくぞ。」
再会してから初めてと言っても過言ではないくらいの嬉しそうな笑顔になっている守は、私にコートを掛け、私の腕を引きながらコンビニに入って行こうとした。
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