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「え、行かないよ?
私今仕事中で・・・。
家に仕事の案件のお客様がいるんだって。
守にも電話で言ったよね?
仕事の案件で引っ越すことになったって。
今そのお客様がインフルエンザで寝込んでるから心配だし・・・。」
「ただ泊めるだけじゃなくてインフルかよ!!
チロに移ったらどうするんだよ!!
そんな案件は今からでも断れよ!!」
「断るわけないよ。
この案件、青さんの恋を全力で応援する案件だもん。」
強引にコンビニに引っ張り込まれながらそう答えた私に守はプライベート中の青さんがたまにする意地悪な顔で笑った。
「"星野社長”ならまだしも"青さん”の恋を全力で応援とか、チロでも流石に無理だろ。
チロには青兄の色んな話をそこまでしたことねーけど、青兄の恋の相手は加藤望っていってそっちの代表取締役の妹で、顔は花音並に可愛いけど中身がマジでヤバい女で・・・それで・・・」
避妊具を手に取った守がゆっくりと私のことを見た。
「は?あの女があの家に今いるってことかよ。」
「うん、いる。
加藤社長からの指示でクリスマスの日にはあの家に引っ越して、加藤望さんに接触するタイミングをずっと見計らってたんだから。」
青さんの従弟であり、見た目は青さんと全然似ていないけれど声が青さんとソックリな守のことを見詰め、私の左手の薬指に指輪をはめてくれた守にお願いをする。
「潜入先の案件だけど、青さんの恋を全力で応援したいから少し手伝ってくれないかな。」
避妊具を手に持っている守の手に私の手を重ねた。
綺麗な指輪がキラキラと輝いている手を・・・。
「いつも受け身だったけど、今日はクリスマスイブの日よりも私・・・頑張ってみるから・・・。」
瞳を小さく揺らした守に、ニッコリと笑った。
「私はワンスターの掃除屋のエース、"結ばせ屋のチロ”。
どんなに難しい恋の案件だとしても、青さんの恋も私が全力で応援する。」
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私今仕事中で・・・。
家に仕事の案件のお客様がいるんだって。
守にも電話で言ったよね?
仕事の案件で引っ越すことになったって。
今そのお客様がインフルエンザで寝込んでるから心配だし・・・。」
「ただ泊めるだけじゃなくてインフルかよ!!
チロに移ったらどうするんだよ!!
そんな案件は今からでも断れよ!!」
「断るわけないよ。
この案件、青さんの恋を全力で応援する案件だもん。」
強引にコンビニに引っ張り込まれながらそう答えた私に守はプライベート中の青さんがたまにする意地悪な顔で笑った。
「"星野社長”ならまだしも"青さん”の恋を全力で応援とか、チロでも流石に無理だろ。
チロには青兄の色んな話をそこまでしたことねーけど、青兄の恋の相手は加藤望っていってそっちの代表取締役の妹で、顔は花音並に可愛いけど中身がマジでヤバい女で・・・それで・・・」
避妊具を手に取った守がゆっくりと私のことを見た。
「は?あの女があの家に今いるってことかよ。」
「うん、いる。
加藤社長からの指示でクリスマスの日にはあの家に引っ越して、加藤望さんに接触するタイミングをずっと見計らってたんだから。」
青さんの従弟であり、見た目は青さんと全然似ていないけれど声が青さんとソックリな守のことを見詰め、私の左手の薬指に指輪をはめてくれた守にお願いをする。
「潜入先の案件だけど、青さんの恋を全力で応援したいから少し手伝ってくれないかな。」
避妊具を手に持っている守の手に私の手を重ねた。
綺麗な指輪がキラキラと輝いている手を・・・。
「いつも受け身だったけど、今日はクリスマスイブの日よりも私・・・頑張ってみるから・・・。」
瞳を小さく揺らした守に、ニッコリと笑った。
「私はワンスターの掃除屋のエース、"結ばせ屋のチロ”。
どんなに難しい恋の案件だとしても、青さんの恋も私が全力で応援する。」
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