5 / 12
第四話
しおりを挟む
「で、シエラさんと何処に行ってたんだ?」
「ムートリアに行ってたんだ。」
「何しに?」
「ほら、カインさんって知ってるか?」
「あぁ、あの偉そうな皇子だろ?」
「そうそう、シエラさんはどうもあのカインさんが苦手みたいでな。ムートリアに行く度に魔除けがわりに俺を連れて行くんだわ。」
「何だよその羨ましいシチュエーションは…。」
「何が羨ましいんだよ、たいしてやる事もないのに、ずっーとシエラさんとカインさんの横に居るだけだぞ。カインさんにしてみれば完全にお邪魔虫じゃん。」
「なに?魔除けってより虫除けに使われてんじゃん。でもお前も満更じゃないんだろ?だったら…。」
「まてまて、いくら俺に彼女が居ないからって、異世界で彼女作るとか…それにフラれた時のコト考えたら…。それにあの気の強さ…。」
「えー、勿体ない。玉砕覚悟で告っちゃえば良いのに、シエラさん絶対お前に気があるって。そーじゃなかったら、連れて行ったりしないだろ?」
「なんか面白がってないか?お前?」
ユウキを嗾けて、揶揄うネタにしようと思ってたけど、よく考えたら、シエラさんって結構気が強かったよな。
ユウキが告った後、何らかのトバッチリが来そうだから、この話はこの辺で止めておこう。
「ところで話は変わるけどさ、結局なんでムートリアに通ってんだよ。」
「あぁ、発掘しつつ城内は再建させて、また使うみたいだぞ。」
「え?あの遺跡を?」
「うん、 詳しくは聞いてないけどな、ムートリアが地上に降りてから何度目かの調査の時に色々と見つかったらしくてな。単なる遺跡として置いておく訳にはいかないんだとさ。」
「色々って何だよ?」
「だから詳しくは聞いて無いってば。…あ、ひとつだけあるわ…。こないだ調査について行った時にさ…。」
ユウキが何か言い掛けた処に、シエラがやってきた。
「サトル、明日はお前たちも付いてくるか?」
「え?」
「ムートリアにだよ。久しぶりだろ?なかなか興味深いモノが見つかってるしな。一度サトルにも見てもらいたいんだ。」
久しぶり…って言われても俺にとってはついこの間の事ないんだけど…。
まぁ、地上に降りてからはまだ行ってないけど。
「見てもらいたいって何を?俺、考古学は好きだけど、大した知識は持ち合わせてないぞ。」
「いや、多分君達ならわかるんじゃないかと思ってな。」
「俺達なら?ユウキじゃ分からなかったのか?」
「いや、君達の意見も聞きたいんだ。良いだろ?ユウキ?」
「あぁサトル達に見てもらって、俺と同じ意見ぎ出れば俺の仮説も成り立つと思うんだ。」
「そうだな。では改めて頼む、明日私達に同行して欲しい。」
「ま、そう言う事だ。さっきの話はムートリアに着いてからな。」
なんか意味深げに含みのある言い方が気になる…。
「しゃーないな。おーいお前らぁー!」
向こうでアルヴィスと遊んでいるエリーと成瀬、保田の三人に声を掛けた。
「明日は皆でムートリアに行くぞ!」
§
夜…。
シエラ邸の夕食は、いつになく賑やかな食卓になっていた。
「しかし、デカイ屋敷だよなぁ…。そして飯も美味いし、メイドさんも可愛いし、家主は美人ときてる…サトル…そんなお前はこの屋敷に部屋まで借りてるって…どんだけ羨ましい生活してやごんだ!」
保田が食事を終え、席を立って俺の背後に立って絡んできた。
どうしたんだ?コイツ?
「お前らも借りれたんだろ?部屋。」
夕食前にシエラに成瀬と保田に部屋を貸して貰えないかと頼んだところ、一つ返事で快諾してくれて、俺とエリーの部屋の反対側建物の左側に二階に二部屋用意してくれていたようだ。
ユウキもそちら側に部屋を貰っているようだ。
いったいいくつ空き部屋があるんだか…。
「なんだっけ?ムーなんとかって言ったか?」
「ムートリアな。」
「あーそのヌートリア…なんかそんな名前のネズミが居たなぁ。」
「ヌじゃなくてム。ムートリアだから。」
「まぁどっちでもいいや、そこってなに?空から降りてきたって言ってたけど?」
コイツえらく絡んでくるな。
まさか…。
振り向いて保田の右手を見てみるとグラスの中に赤い液体…。
「お前…それ酒じゃねーか?」
「あん?コレか?ジュースだよジューーース。葡萄ジュース。サトルのと同じだろ?」
「ちょっと貸してみ。」
保田の手から強引にグラスを奪い取って、ちょっとだけ口に含んでみた。
色は確かに俺が飲んでるジュースとおなじなんだけど、やっぱり少し発酵してるかんじがする…。
「リンゼ!ちょっと…。」
テーブルを片付けていたリンゼに手招きをして呼び寄せた。
「コレって酒だよな?」
「ジュースだよねぇ?」
俺がリンゼに聞いていると横から保田が割り込んでくる。
見るからに酔っ払いだよな。
「コレはお酒ですね。申し訳ございません。保田様には絞った葡萄の飲み物をお出ししていたのですが…色が似ていて間違われたのかと…。」
本当に申し訳なさそうに頭を下げるリンゼに「保田が悪いんだから。」と伝え、保田のグラスを下げる様に合図した。
「ほらな、やっぱり酒じゃねーか!」
「えー美味しかったのにぃ…。」
「お前はまだ未成年だろ!俺だって飲んでないのに…。」
「んな事言わんでも…ココは異世界なんだからさぁ。」
「そーゆー問題じゃねぇって。ほら、お前はもう顔洗って寝ろ!」
まだ飲みたいと絡みついてくる保田をライエルさんに頼んで部屋まで連れて行ってもらう事にした。
保田が部屋から出て行ったのを見送って、成瀬に声を掛けた。
「アレお前の仕業だろ?」
「え?なにが?」
「惚けても無駄だ。保田が自分から酒なんか飲む訳ないだろ?」
「いや…ちょっとね、ちょっとだけジュースに混ぜただけなんだけど…。あいつ一杯も飲んでないのにアレだぜ?」
「量の問題じゃないだろ?」
「すまん、悪ふざけが過ぎた…。俺も寝るわ。」
「あぁ、明日は早いからな。ゆっくり寝とけよ。」
トボトボと部屋に向かう成瀬の背中を見送ってシエラ達の方に目をやった。
「サトルは本当に面倒見がいいな。感心するよ。」
ユウキが揶揄い気味に言ってきた。
「なにが面倒見がいいだよ…で?ムートリアに何があったって?」
「やっぱり気になるか?」
「そりゃ気になるよ。」
「なになに?ムートリアでなにか見つけたのか?」
エリーが興味津々って顔で話に乗ってきた。
「コイツなんか見つけたらしいけど、なかなか教えてくれねーんだよ。」
「うーん口で言ってもなぁ…明日実際に見てもらった方が早いと思うんだけどなぁ。」
「勿体つかせやがって…。」
「ユウキもなかなかSっ気があるな。まぁ確かにアレは明日直に見てもらった方が早いだろうな。」
「シエラさんまで勿体つけて…。気になって仕方ないじゃないか。」
「まぁそう言うな。予備知識が無い方が良いこともあるだろ?じゃ私も寝るよ。」
シエラはそう言って席を立ち、お酒の入ったグラスを片手に部屋を出て行った。
「ムートリアに行ってたんだ。」
「何しに?」
「ほら、カインさんって知ってるか?」
「あぁ、あの偉そうな皇子だろ?」
「そうそう、シエラさんはどうもあのカインさんが苦手みたいでな。ムートリアに行く度に魔除けがわりに俺を連れて行くんだわ。」
「何だよその羨ましいシチュエーションは…。」
「何が羨ましいんだよ、たいしてやる事もないのに、ずっーとシエラさんとカインさんの横に居るだけだぞ。カインさんにしてみれば完全にお邪魔虫じゃん。」
「なに?魔除けってより虫除けに使われてんじゃん。でもお前も満更じゃないんだろ?だったら…。」
「まてまて、いくら俺に彼女が居ないからって、異世界で彼女作るとか…それにフラれた時のコト考えたら…。それにあの気の強さ…。」
「えー、勿体ない。玉砕覚悟で告っちゃえば良いのに、シエラさん絶対お前に気があるって。そーじゃなかったら、連れて行ったりしないだろ?」
「なんか面白がってないか?お前?」
ユウキを嗾けて、揶揄うネタにしようと思ってたけど、よく考えたら、シエラさんって結構気が強かったよな。
ユウキが告った後、何らかのトバッチリが来そうだから、この話はこの辺で止めておこう。
「ところで話は変わるけどさ、結局なんでムートリアに通ってんだよ。」
「あぁ、発掘しつつ城内は再建させて、また使うみたいだぞ。」
「え?あの遺跡を?」
「うん、 詳しくは聞いてないけどな、ムートリアが地上に降りてから何度目かの調査の時に色々と見つかったらしくてな。単なる遺跡として置いておく訳にはいかないんだとさ。」
「色々って何だよ?」
「だから詳しくは聞いて無いってば。…あ、ひとつだけあるわ…。こないだ調査について行った時にさ…。」
ユウキが何か言い掛けた処に、シエラがやってきた。
「サトル、明日はお前たちも付いてくるか?」
「え?」
「ムートリアにだよ。久しぶりだろ?なかなか興味深いモノが見つかってるしな。一度サトルにも見てもらいたいんだ。」
久しぶり…って言われても俺にとってはついこの間の事ないんだけど…。
まぁ、地上に降りてからはまだ行ってないけど。
「見てもらいたいって何を?俺、考古学は好きだけど、大した知識は持ち合わせてないぞ。」
「いや、多分君達ならわかるんじゃないかと思ってな。」
「俺達なら?ユウキじゃ分からなかったのか?」
「いや、君達の意見も聞きたいんだ。良いだろ?ユウキ?」
「あぁサトル達に見てもらって、俺と同じ意見ぎ出れば俺の仮説も成り立つと思うんだ。」
「そうだな。では改めて頼む、明日私達に同行して欲しい。」
「ま、そう言う事だ。さっきの話はムートリアに着いてからな。」
なんか意味深げに含みのある言い方が気になる…。
「しゃーないな。おーいお前らぁー!」
向こうでアルヴィスと遊んでいるエリーと成瀬、保田の三人に声を掛けた。
「明日は皆でムートリアに行くぞ!」
§
夜…。
シエラ邸の夕食は、いつになく賑やかな食卓になっていた。
「しかし、デカイ屋敷だよなぁ…。そして飯も美味いし、メイドさんも可愛いし、家主は美人ときてる…サトル…そんなお前はこの屋敷に部屋まで借りてるって…どんだけ羨ましい生活してやごんだ!」
保田が食事を終え、席を立って俺の背後に立って絡んできた。
どうしたんだ?コイツ?
「お前らも借りれたんだろ?部屋。」
夕食前にシエラに成瀬と保田に部屋を貸して貰えないかと頼んだところ、一つ返事で快諾してくれて、俺とエリーの部屋の反対側建物の左側に二階に二部屋用意してくれていたようだ。
ユウキもそちら側に部屋を貰っているようだ。
いったいいくつ空き部屋があるんだか…。
「なんだっけ?ムーなんとかって言ったか?」
「ムートリアな。」
「あーそのヌートリア…なんかそんな名前のネズミが居たなぁ。」
「ヌじゃなくてム。ムートリアだから。」
「まぁどっちでもいいや、そこってなに?空から降りてきたって言ってたけど?」
コイツえらく絡んでくるな。
まさか…。
振り向いて保田の右手を見てみるとグラスの中に赤い液体…。
「お前…それ酒じゃねーか?」
「あん?コレか?ジュースだよジューーース。葡萄ジュース。サトルのと同じだろ?」
「ちょっと貸してみ。」
保田の手から強引にグラスを奪い取って、ちょっとだけ口に含んでみた。
色は確かに俺が飲んでるジュースとおなじなんだけど、やっぱり少し発酵してるかんじがする…。
「リンゼ!ちょっと…。」
テーブルを片付けていたリンゼに手招きをして呼び寄せた。
「コレって酒だよな?」
「ジュースだよねぇ?」
俺がリンゼに聞いていると横から保田が割り込んでくる。
見るからに酔っ払いだよな。
「コレはお酒ですね。申し訳ございません。保田様には絞った葡萄の飲み物をお出ししていたのですが…色が似ていて間違われたのかと…。」
本当に申し訳なさそうに頭を下げるリンゼに「保田が悪いんだから。」と伝え、保田のグラスを下げる様に合図した。
「ほらな、やっぱり酒じゃねーか!」
「えー美味しかったのにぃ…。」
「お前はまだ未成年だろ!俺だって飲んでないのに…。」
「んな事言わんでも…ココは異世界なんだからさぁ。」
「そーゆー問題じゃねぇって。ほら、お前はもう顔洗って寝ろ!」
まだ飲みたいと絡みついてくる保田をライエルさんに頼んで部屋まで連れて行ってもらう事にした。
保田が部屋から出て行ったのを見送って、成瀬に声を掛けた。
「アレお前の仕業だろ?」
「え?なにが?」
「惚けても無駄だ。保田が自分から酒なんか飲む訳ないだろ?」
「いや…ちょっとね、ちょっとだけジュースに混ぜただけなんだけど…。あいつ一杯も飲んでないのにアレだぜ?」
「量の問題じゃないだろ?」
「すまん、悪ふざけが過ぎた…。俺も寝るわ。」
「あぁ、明日は早いからな。ゆっくり寝とけよ。」
トボトボと部屋に向かう成瀬の背中を見送ってシエラ達の方に目をやった。
「サトルは本当に面倒見がいいな。感心するよ。」
ユウキが揶揄い気味に言ってきた。
「なにが面倒見がいいだよ…で?ムートリアに何があったって?」
「やっぱり気になるか?」
「そりゃ気になるよ。」
「なになに?ムートリアでなにか見つけたのか?」
エリーが興味津々って顔で話に乗ってきた。
「コイツなんか見つけたらしいけど、なかなか教えてくれねーんだよ。」
「うーん口で言ってもなぁ…明日実際に見てもらった方が早いと思うんだけどなぁ。」
「勿体つかせやがって…。」
「ユウキもなかなかSっ気があるな。まぁ確かにアレは明日直に見てもらった方が早いだろうな。」
「シエラさんまで勿体つけて…。気になって仕方ないじゃないか。」
「まぁそう言うな。予備知識が無い方が良いこともあるだろ?じゃ私も寝るよ。」
シエラはそう言って席を立ち、お酒の入ったグラスを片手に部屋を出て行った。
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
【12月末日公開終了】これは裏切りですか?
たぬきち25番
恋愛
転生してすぐに婚約破棄をされたアリシアは、嫁ぎ先を失い、実家に戻ることになった。
だが、実家戻ると『婚約破棄をされた娘』と噂され、家族の迷惑になっているので出て行く必要がある。
そんな時、母から住み込みの仕事を紹介されたアリシアは……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる