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シエラを連れて帰った夜。
蒼ネエに説明するのに手間取ると思いきや、めっちゃ簡単に受け入れてくれた…ってか毎晩二人で呑みまくってるんだが…。
あれから1週間…。
ユウキは、あの翌日ミヨから連絡があって、こっちの世界に戻された事を聞いた。
俺たちの事とシエラの事については、ユウキ経由で向こうの連中に 伝えてもらったようだ。
ゲート消失の原因は未だに分からないらしい。
わかり次第連絡するって言ってたけど、いつになることやら…。
新しい時空の歪みも今のところ見つかっていない。
そう、そしてすっかり忘れてたけど、あのノートパソコンの持ち主、ハジメなる人物なんだけど、ひょんな事からその正体が明らかになった。
なんでも夏休み辺りから意識不明の昏睡状態になってる福岡の高校生か居るってネットやニュースで話題になってるのを成瀬が見つけてきたのだ。
てっきり長崎のヤツかと思い込んでたんだけど…。
でもこれで、ハジメって高校生の所在はわかった訳だけど、目覚めるまで謎は謎のままって事だな。
結局こっちに戻ってきてしまった事で、調査しようとしてた大陸についても行くことが出来ないし、ユウキが言うには向こうの連中も俺たち抜きで調査には出ないって事で話はついたみたいだ。
で、結局ゲートが無ければ向こうには行けない訳だし…ミヨに頼んでってのも無しだろうから…新しく時空の歪みが発生するまで待つしか無いって事だよな。
手詰まりだ。
こっちに来てからシエラは俺たちが学校に行ってる間、この辺りを散策しまくっているらしい。
毎晩のその日の出来事の報告を聞いたり、それに対しての説明をしてやる日々が続いた。
エリーがこっちに来た時の事を思い出す。
そして二ヶ月が過ぎた秋。
シエラは突然向こうの世界に帰された。
いくら探しても新しい時空の歪みが発生しないのと、ゲート消失の原因はわからないままだったが、ミヨが『そろそろ良いだろ?』って半ば無理矢理帰した感じだったけど…。
向こうでは約5年過ぎたくらいだな。
シエラのヤツ帰ったら『5歳若返った』とか言ってんだろうな。
§
シエラが帰って数週間、今年も終わりを迎えようとしていた。
「エリーちゃん上手だねぇ。」
エリーと蒼ネエは晩飯作っていた。
「サトルもテレビばっかり見てないで手伝ってよ。エリーちゃんも頑張ってるんだから。」
「えーいいよ、もう殆ど出来てるんだろ?」
「そうだけど、テーブルくらい片付けてよね。」
蒼ネエに促されて、仕方なくキッチンに向かった時だった。
エリーのタブレットがけたたましく警告音を鳴らした。
「なに?なに?」
その音に驚いて、慌てふためく蒼ネエを尻目に、リビングに置いてあったタブレットを開いてみた。
「エリー、歪みが開いたぞ。」
エリーに横から奪われて、ちょっとムッとしたが、操作は任せた方が安心だ。
エリーはタブレットを見ながら自分の部屋に向かって歩き始め、扉の前に佇むと。
「サトル私の部屋に…。」
開いた扉の向こう…丁度俺の部屋との間の壁に歪みが開いたいるのが見えた。
「なんでこんな所に…。エリーとにかく固定してみよう。」
以前部室でやった様に、エリーは素早く歪みを固定した。
「良かったなエリー、これでまた向こうに行けるな。」
「うん、でもなんでこんな所に…?」
不思議がっている所に新しく出来たゲートの向こう側から何かが飛び込んできた。
「皆、久しぶりだな!2年ぶりくらいか?」
聞き覚えのある声がした。
そう、飛び込んで来たのはシエラだった。
「シエラさんじゃない?元気してたぁ?」
蒼ネエはシエラとハグしながらはしゃいでいる。
「シエラどういう事だ?」
エリーが不思議そうに問いかけた。
「ミヨ殿に頼まれてな。ゲート消失の調査をしてたんだ。そしたら古い文献にお前たちが使っていたゲートと似たような記述があってな。」
シエラの話では、どうやら過去にもゲートを使って異世界を行き来していた記録が残っていたらしい。
で、その記述の中にポータルの作り方とその応用方法が書かれてあったとかで、あとは聞いてもよくわからなかったが、エリーの持ってる反則タブレットの転送みたいな技術を使って、一度来たことのあるこの場所にゲートを開いてみたらしい。
なんて無茶してるんだこの人は…。
「わぁーーー!」
ドンッ。
シエラから色々と説明を聞いているとゲートからまた誰か飛び出してきた。
その飛び出してきたヤツは、飛び出た勢いのまま反対側の壁にぶつかって仰向けに倒れた。
「誰?」
そこには壁に打ち付けた顔を両手で押さえた女の子が転がっていた。
「いったぁーい。」
女の子はゆっくりと立ち上がると、服と髪を整えて こちらに向き直った。
「もーサトルさんは酷いです。 私がわからないんですか?」
そこには以前あった時よりも大人になったリンゼが立っていた。
「え?リンゼ?リンゼなのか?」
「そーですよ。」
直ぐにリンゼだと気付かれなかったのが不満なのか、少しふくれっ面になっている。
「向こうのじかでは、もうあれから8年以上たつからな。コイツも大人になっただろ?」
シエラが不貞腐れているリンゼの頭を撫でながら言った。
「え?って事は、もう俺より年上になってない?」
「サトルさんズルいです。」
「サトル?誰?この可愛い女の子は?あんたにはエリーちゃんって彼女が居るのにどーゆー事?」
「あーあー違うんだ蒼ちゃん。この娘はシエラの弟子で…。」
エリーが仲裁に入ってくれて助かった。
蒼ネエは直ぐ変な方向に話を持っていく癖があるからなぁ。
「まぁ再会を祝して今日は飲まないか?」
シエラはエリーの部屋から出て、リビングのテーブルに向こうから持ってきた酒を置きながら言った。
「シエラ様、そんな悠長なこと言ってる時間は無いですよ。早くしないと大変なことに…。」
「まぁ、向こうの時間で2~3日なら大丈夫だろ?」
「それはそうですが…。でも一刻も早く戻らないと…。」
「どうしたんだ?」
慌てているリンゼを落ち着かせる様に席につかせて、お茶をすすめた。
「帝都が大変なんですよ。カイン様が見つけた昔のゴーレムが暴れ出したんですよ。それに通常攻撃が効かないんです。ただ今は突然動かなくなったとかで…。」
「まぁ落ち着け、シエラどう言うことだ?」
「…せっかくうまい酒が呑めると思ったのに…。仕方ない、リンゼの言う通りだ 帝都の地下で見つかった大昔の人型のゴーレムが暴れ出してな。なんとか動きを封じたんだ。でも不思議な事に言葉は通じるみたいだったから色々と話をしてるんだが、話してる内容がよくわからんのだ。」
「喋るゴーレム?どう言うことだよ?今動かないんだろ?そいつ?」
「いや、そのなんだが、前にサトルたちが言ってたなんとかって機械があっただろ?ほら、エリーの持ってる魔道具みたいな…。」
「え?魔道具ってエリーのタブレットみたいな?あぁあのノートパソコンのことか?」
「そうそれだ、私の感ではその機械が鍵だと思うんだ。」
「話が見えない…どう言うことだ?それと俺たちが何か関係あるのか?」
「いや、私たちでは対応できなくてな。」
いや、待てよ?
それってもしかしてハジメってヤツとなんか関係あるんじゃないのか?
「とにかく一緒に来てもらえませんか?」
「いーじゃない、もうあんた達冬休みでしょ?私も有給とるからさ、今度こそ一緒に連れてってよね。」
「蒼ネエは、向こうに行きたいだけだろ?」
「そーだよ。サトルばっかりズルいじゃん。」
「ズルいって…。」
リンゼみたいなこと言いやがって…。
「サトル、行ってみよう。」
ヤバイ…エリーの目がキラキラしてる…。
「と、とりあえずさ、せっかく飯作ったんだから…。」
「そうね、シエラさん、リンゼちゃんチャチャっと食べて行くわよ!」
その後、五人で食卓を囲んでバタバタ出発の用意をし、念のためミヨに新しいゲートの話と喋るゴーレムの話をメッセージで送って、新たな旅に出ることになった。
あぁ、今度はどんな冒険が待ってることやら…。
…to be continued
蒼ネエに説明するのに手間取ると思いきや、めっちゃ簡単に受け入れてくれた…ってか毎晩二人で呑みまくってるんだが…。
あれから1週間…。
ユウキは、あの翌日ミヨから連絡があって、こっちの世界に戻された事を聞いた。
俺たちの事とシエラの事については、ユウキ経由で向こうの連中に 伝えてもらったようだ。
ゲート消失の原因は未だに分からないらしい。
わかり次第連絡するって言ってたけど、いつになることやら…。
新しい時空の歪みも今のところ見つかっていない。
そう、そしてすっかり忘れてたけど、あのノートパソコンの持ち主、ハジメなる人物なんだけど、ひょんな事からその正体が明らかになった。
なんでも夏休み辺りから意識不明の昏睡状態になってる福岡の高校生か居るってネットやニュースで話題になってるのを成瀬が見つけてきたのだ。
てっきり長崎のヤツかと思い込んでたんだけど…。
でもこれで、ハジメって高校生の所在はわかった訳だけど、目覚めるまで謎は謎のままって事だな。
結局こっちに戻ってきてしまった事で、調査しようとしてた大陸についても行くことが出来ないし、ユウキが言うには向こうの連中も俺たち抜きで調査には出ないって事で話はついたみたいだ。
で、結局ゲートが無ければ向こうには行けない訳だし…ミヨに頼んでってのも無しだろうから…新しく時空の歪みが発生するまで待つしか無いって事だよな。
手詰まりだ。
こっちに来てからシエラは俺たちが学校に行ってる間、この辺りを散策しまくっているらしい。
毎晩のその日の出来事の報告を聞いたり、それに対しての説明をしてやる日々が続いた。
エリーがこっちに来た時の事を思い出す。
そして二ヶ月が過ぎた秋。
シエラは突然向こうの世界に帰された。
いくら探しても新しい時空の歪みが発生しないのと、ゲート消失の原因はわからないままだったが、ミヨが『そろそろ良いだろ?』って半ば無理矢理帰した感じだったけど…。
向こうでは約5年過ぎたくらいだな。
シエラのヤツ帰ったら『5歳若返った』とか言ってんだろうな。
§
シエラが帰って数週間、今年も終わりを迎えようとしていた。
「エリーちゃん上手だねぇ。」
エリーと蒼ネエは晩飯作っていた。
「サトルもテレビばっかり見てないで手伝ってよ。エリーちゃんも頑張ってるんだから。」
「えーいいよ、もう殆ど出来てるんだろ?」
「そうだけど、テーブルくらい片付けてよね。」
蒼ネエに促されて、仕方なくキッチンに向かった時だった。
エリーのタブレットがけたたましく警告音を鳴らした。
「なに?なに?」
その音に驚いて、慌てふためく蒼ネエを尻目に、リビングに置いてあったタブレットを開いてみた。
「エリー、歪みが開いたぞ。」
エリーに横から奪われて、ちょっとムッとしたが、操作は任せた方が安心だ。
エリーはタブレットを見ながら自分の部屋に向かって歩き始め、扉の前に佇むと。
「サトル私の部屋に…。」
開いた扉の向こう…丁度俺の部屋との間の壁に歪みが開いたいるのが見えた。
「なんでこんな所に…。エリーとにかく固定してみよう。」
以前部室でやった様に、エリーは素早く歪みを固定した。
「良かったなエリー、これでまた向こうに行けるな。」
「うん、でもなんでこんな所に…?」
不思議がっている所に新しく出来たゲートの向こう側から何かが飛び込んできた。
「皆、久しぶりだな!2年ぶりくらいか?」
聞き覚えのある声がした。
そう、飛び込んで来たのはシエラだった。
「シエラさんじゃない?元気してたぁ?」
蒼ネエはシエラとハグしながらはしゃいでいる。
「シエラどういう事だ?」
エリーが不思議そうに問いかけた。
「ミヨ殿に頼まれてな。ゲート消失の調査をしてたんだ。そしたら古い文献にお前たちが使っていたゲートと似たような記述があってな。」
シエラの話では、どうやら過去にもゲートを使って異世界を行き来していた記録が残っていたらしい。
で、その記述の中にポータルの作り方とその応用方法が書かれてあったとかで、あとは聞いてもよくわからなかったが、エリーの持ってる反則タブレットの転送みたいな技術を使って、一度来たことのあるこの場所にゲートを開いてみたらしい。
なんて無茶してるんだこの人は…。
「わぁーーー!」
ドンッ。
シエラから色々と説明を聞いているとゲートからまた誰か飛び出してきた。
その飛び出してきたヤツは、飛び出た勢いのまま反対側の壁にぶつかって仰向けに倒れた。
「誰?」
そこには壁に打ち付けた顔を両手で押さえた女の子が転がっていた。
「いったぁーい。」
女の子はゆっくりと立ち上がると、服と髪を整えて こちらに向き直った。
「もーサトルさんは酷いです。 私がわからないんですか?」
そこには以前あった時よりも大人になったリンゼが立っていた。
「え?リンゼ?リンゼなのか?」
「そーですよ。」
直ぐにリンゼだと気付かれなかったのが不満なのか、少しふくれっ面になっている。
「向こうのじかでは、もうあれから8年以上たつからな。コイツも大人になっただろ?」
シエラが不貞腐れているリンゼの頭を撫でながら言った。
「え?って事は、もう俺より年上になってない?」
「サトルさんズルいです。」
「サトル?誰?この可愛い女の子は?あんたにはエリーちゃんって彼女が居るのにどーゆー事?」
「あーあー違うんだ蒼ちゃん。この娘はシエラの弟子で…。」
エリーが仲裁に入ってくれて助かった。
蒼ネエは直ぐ変な方向に話を持っていく癖があるからなぁ。
「まぁ再会を祝して今日は飲まないか?」
シエラはエリーの部屋から出て、リビングのテーブルに向こうから持ってきた酒を置きながら言った。
「シエラ様、そんな悠長なこと言ってる時間は無いですよ。早くしないと大変なことに…。」
「まぁ、向こうの時間で2~3日なら大丈夫だろ?」
「それはそうですが…。でも一刻も早く戻らないと…。」
「どうしたんだ?」
慌てているリンゼを落ち着かせる様に席につかせて、お茶をすすめた。
「帝都が大変なんですよ。カイン様が見つけた昔のゴーレムが暴れ出したんですよ。それに通常攻撃が効かないんです。ただ今は突然動かなくなったとかで…。」
「まぁ落ち着け、シエラどう言うことだ?」
「…せっかくうまい酒が呑めると思ったのに…。仕方ない、リンゼの言う通りだ 帝都の地下で見つかった大昔の人型のゴーレムが暴れ出してな。なんとか動きを封じたんだ。でも不思議な事に言葉は通じるみたいだったから色々と話をしてるんだが、話してる内容がよくわからんのだ。」
「喋るゴーレム?どう言うことだよ?今動かないんだろ?そいつ?」
「いや、そのなんだが、前にサトルたちが言ってたなんとかって機械があっただろ?ほら、エリーの持ってる魔道具みたいな…。」
「え?魔道具ってエリーのタブレットみたいな?あぁあのノートパソコンのことか?」
「そうそれだ、私の感ではその機械が鍵だと思うんだ。」
「話が見えない…どう言うことだ?それと俺たちが何か関係あるのか?」
「いや、私たちでは対応できなくてな。」
いや、待てよ?
それってもしかしてハジメってヤツとなんか関係あるんじゃないのか?
「とにかく一緒に来てもらえませんか?」
「いーじゃない、もうあんた達冬休みでしょ?私も有給とるからさ、今度こそ一緒に連れてってよね。」
「蒼ネエは、向こうに行きたいだけだろ?」
「そーだよ。サトルばっかりズルいじゃん。」
「ズルいって…。」
リンゼみたいなこと言いやがって…。
「サトル、行ってみよう。」
ヤバイ…エリーの目がキラキラしてる…。
「と、とりあえずさ、せっかく飯作ったんだから…。」
「そうね、シエラさん、リンゼちゃんチャチャっと食べて行くわよ!」
その後、五人で食卓を囲んでバタバタ出発の用意をし、念のためミヨに新しいゲートの話と喋るゴーレムの話をメッセージで送って、新たな旅に出ることになった。
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