10 / 53
第一章 異世界を知る
平穏に過ごしたい薬師と仲間にしたい勇者〜薬師の仲間になる条件と決断〜
しおりを挟む
次の日の朝。
ユウは、さっそくレンの家に来ていた。
まだ、レンは家の中でようだ。
ドンドンドン!と思い切りドアを叩く。
「レンー、おはよう!答え決まったぁ?
起きてるー?ユウだぞー!」
大声で話す。
すると、ドンっとドアを開けるレン。
「起きたぞ!ユウの大声でな…。
朝っぱらから元気だな。もうちょっと迷惑
考えろ、周りも起きてんぞ。」
さすがに怒りつつ、ユウの元気さに呆れている。
「えっ!?」
周りが見ていなかったユウは、驚いて
周りを見た。
目をこすりながら起きてる人、明らかに
怒っている人、なんか途中まで起きてたけど、
眠みがきて道端で寝てる人がいた。
「ごめんなさい、朝から迷惑かけました。
これからは気をつけます。」
何度も頭を下げつつ謝るユウ。
周りの人たちは特に何も言わずに家の中に戻って
行った。
「良かったな、許してもらえたぞ。たぶん。
皆、昨日は宴だったから、疲れてんだな。」
確信はできないものの、励ますレン。
「励ましになってないよー。でもありがとう。
あっ本題忘れてた、決めた?仲間になるか?」
落ち込みからのレンの目を真剣に見つめて
聞くユウ。
そこにユウがいないことに気づいて、
レンの家に向かっていたルカが、その話を
耳にして、走ってユウに、
「ユウ、おはよう。今の話聞いてないの。
私にも相談の一つはして欲しかったわ。」
(仲間の勧誘イベントは、私もやりたいのに!
重要なイベントなのに!)
心の中で悔しがり、表には怒るルカ。
「ご、ごめんなさい、ルカ。まさかそんなに
勧誘したいとは思わなかったから。」
動揺しつつ、素直に謝るユウ。
「まぁ、そんな怒ることないだろう。
答えは断る。魅力的な誘いではあったが…
平穏なこの村で役に立つことが良いと思った。
それに俺以外に薬師がいないからな。
村の人たちが困ることになる。離れられない。」
ユウのフォローした。そして新たな薬草の出会い
に誘惑されつつ、村の健康を優先することに
決めたユウ。
「うーん、そうか。じゃあ代わりの薬師を
見つければ良いんだな。そうすれば
仲間になってくれるか?!」
2回も断られたにも関わらず、鬼メンタルな
ユウは新たな提案をする。
「えっ!断られたのに、すごいわね。
私だったら、諦めるわ。」
(と見せかけて、次の日に行った!)
ルカはユウの言葉に驚きつつ、
心の中では諦めるつもりはないと左手を力強く
握りしめた。
「ルカ、なんか本当は諦めずに明日また来る
つもりみたいな顔してるな…まぁ良いか。
ユウ、諦めが悪いのは変わってないな。
分かった、それを条件に仲間になってやる。
薬師になる人は少ないから見つけるのは
大変だぞ。」
ルカの企みに勘付きつつ、ユウの願いに
押されて、条件をのんだレン。
「あはは、何の話?そんなこと考えてないわ。」
下手な口笛を吹きながら誤魔化しているルカ。
「うん、頑張るよ。レンのこと仲間にしたい
からな。」
覚悟は立派に言うユウ。
「ユウ、探すのはいいけど、どうやって探す
つもりなの?薬師はそう簡単に見つけられる
ものではないわ。奇跡レベルよ。
見た目じゃ、薬師かわからないし技術も
必要だもの。」
真剣な顔で、語るルカ。
「私、薬師になります!レンさんの技術を
頑張って覚えますから!」
三人の後ろから急に大声で叫ぶ。
「キアラ、いつからいたんだ?
というか薬師になる?!本気で言ってる
のか?!」
「キアラさん!?いつからそこに!?」
「キアラ!?なんで!?」
三人は驚く。
「えっと…母が薬師スキル持ちで一応受け継いで
いて…母は魔法使いでもあるので冒険者に
なったのですが…。」
圧に押されつつ、誰も知らない事実を打ち明ける
キアラ。
「それじゃあ、なぜ今まで村長のそばで
サポートしていたの?薬師なろうとは
思わなかったの?」
質問攻めをするルカ。
「あの…それはレンさんが来た辺りに魔物が
活発化して、村の人々に怪我することが
おこるようになりました。それまでごく平和
でした。そのため、必要なかったんです。
サポートは村長はおじいちゃんで両親が
5歳になってから基本冒険に行くように
なりました。そこから育ててくれました。
その恩を返しているんです。私が
したくてしてます。マイペースなのは
困ってますけど…はぁ。」
真剣な顔して説明しつつ、後半は少し困った顔
して話すキアラ。
「そうなのね…転生してきた時期と魔物が活発化
した時期が共通したのね。うーん、あえて?
村の近くに召喚したのもそれが理由なの?
まぁなんとなくは理解したわ。
村長に恩があってそれをキアラ自身の判断で
返しているね。ごめんなさい質問攻めして。」
前半小さい声で自問自答しつつ、最後の二行は
キアラに向けて話すルカ。
「いえ、話してなかった私にも責任がある。
ごめんなさい。」
きっぱり謝るキアラ。
「本当に良いのか?覚悟はあるのか?
薬師は薬草取り、薬の調合、村の人たちの健康
チェックとか、ただえさえ村長の仕事の
サポートも大変だろ。」
キアラといる時間が長いレンは、大変さを
知っているため、真剣に詰め寄るように問う。
「覚悟はあります。じゃなきゃ、言いません。
村の人たちの役に立ちたいから!」
両手に力が入り、勢いよく言うキアラ。
後ろからトントンと足音が聞こえると、
「あらあら…嬉しいこと言ってくれる娘ね。
キアラ…久しぶり~!」
キアラのことを思い切り抱きしめて離さない。
深緑のワンピースに新緑のローブ、茶色の髪。
キアラより少し大きい背で、胸も目立つくらい
には大きい、
「お、お母さん!なんで、帰ってきたの?!
夏までは帰るつもりないっていってなかった。」
驚きと動揺で、転びそうになりつつ、
質問するキアラ。
「あーそれは、エンツォ村長から勇者誕生の
連絡が来て、これは本人会わないと、って
思って帰ってきちゃった。お父さんは
そのまま旅してるけどね。興味ないってさ。」
興奮からのお父さんのくだりは棒読みっぽく
話すキアラの母親。
「そうなんだ。おじいちゃん、
連絡スキル《メール》持ってるんです。
なので、時々緊急の時とかに使ってるんです。」
三人に説明するキアラ。
「メールかぁ。そんなスキルもあるんだ~!
キアラのお母さん、私は勇者のユウ・ブレイブ
です。この村でキアラさんに色々お世話に
なってます。」
知ってる単語が出てきてテンションが上がるが、
ちゃんと自己紹介するユウ。
「それは便利なスキルね。
私は賢者のルカ・ピースです。勇者の
サポートしながら一緒に旅してます。」
新たなスキルに反応しつつ、足りない説明を
足して自己紹介するルカ。
「すごいな、村長は。そんなスキルまで
持ってるとはな。
私はレン・アポテカと言います。
キアラに何も分からない所からこの村に招待して
いただき、今はここに薬師として住んでます。
ユウは親友でルカはクラスメイトで二人とも
同じ年齢です。」
村長の知らない面に驚きつつ、自己紹介を
クラスメイトの概念をなんとなーくでおりこんで
するレン。
「うんうん、勇者のユウくんと賢者のルカちゃん
に、薬師のレンくんね。よろしく。
私はキアラの母親でビアンカ・スパーダよ。
娘にこんなに友達できるなんて。
嬉しい限りよ。ありがとう。」
ビアンカは心の底から嬉しく思い、
三人にお礼を言う。
「お母さん、なんか恥ずかしいよ。」
ほほを赤くしつつも、お母さんが戻ってきて
嬉しいキアラ。
「はい、ではキアラが薬師になることについて
話しましょ。
薬師はレンくんのように最初からなんでも薬を
作れるのは稀で、薬のレシピ本を元に少しずつ
上達していく。そして、何度も作るのが基本!
それを覚悟できる?キアラ。」
腰に両手を当てて、顔をキアラに近づけて
言うビアンカ。
「はい、覚悟はできてます。お母さん。」
負けじと顔を近づけ返しつつ、真剣に答える
キアラ。
ビアンカは娘の真剣な瞳と態度に驚きつつ、
なにか決めたように話し始める。
「分かった…私が鍛えてあげる。
師匠と呼びなさい!
レンくんは安心してユウくんとルカちゃんに
ついていきなさい。」
(立派な子に成長していた…もう子供ではない
のね。これからは師匠として見守りましょ。)
「はい、お母さん…いや師匠!
レンさん、安心して行ってください。
レンさんのような立派な薬師になって
みせますから。」
ビアンカに対して勢いよく弟子としての覚悟
を示しつつ、レンにはぱぁーとした笑顔で
振り返り優しい声で言うキアラ。
「はぁ、立派じゃねぇけど…ありがとな。
これで、けじめつけられた。
おっし、俺は最強の薬師になるぜ!」
(あれ、キアラってこんなに可愛いかったか…
恥ずいぞ。)
レンは動揺しつつ、恥ずかしそうに
お礼を言う。その後、右手を勢いよく挙げて
目標を大声で言う。
「おぅ、世界救って最強だー!」
レンと拳を突き合わせて言うユウ。
「そうね、頑張りましょ!
より一層サポートに気合い入るわ。」
(多分、レンは一番能力高いって意味で、
ユウは世界を救う=最強だと思ってる感じね。)
ルカは気合いを入れつつ、二人の考えが違うこと
を悟る。
そして、三人は新たな旅に立った…。
ユウは、さっそくレンの家に来ていた。
まだ、レンは家の中でようだ。
ドンドンドン!と思い切りドアを叩く。
「レンー、おはよう!答え決まったぁ?
起きてるー?ユウだぞー!」
大声で話す。
すると、ドンっとドアを開けるレン。
「起きたぞ!ユウの大声でな…。
朝っぱらから元気だな。もうちょっと迷惑
考えろ、周りも起きてんぞ。」
さすがに怒りつつ、ユウの元気さに呆れている。
「えっ!?」
周りが見ていなかったユウは、驚いて
周りを見た。
目をこすりながら起きてる人、明らかに
怒っている人、なんか途中まで起きてたけど、
眠みがきて道端で寝てる人がいた。
「ごめんなさい、朝から迷惑かけました。
これからは気をつけます。」
何度も頭を下げつつ謝るユウ。
周りの人たちは特に何も言わずに家の中に戻って
行った。
「良かったな、許してもらえたぞ。たぶん。
皆、昨日は宴だったから、疲れてんだな。」
確信はできないものの、励ますレン。
「励ましになってないよー。でもありがとう。
あっ本題忘れてた、決めた?仲間になるか?」
落ち込みからのレンの目を真剣に見つめて
聞くユウ。
そこにユウがいないことに気づいて、
レンの家に向かっていたルカが、その話を
耳にして、走ってユウに、
「ユウ、おはよう。今の話聞いてないの。
私にも相談の一つはして欲しかったわ。」
(仲間の勧誘イベントは、私もやりたいのに!
重要なイベントなのに!)
心の中で悔しがり、表には怒るルカ。
「ご、ごめんなさい、ルカ。まさかそんなに
勧誘したいとは思わなかったから。」
動揺しつつ、素直に謝るユウ。
「まぁ、そんな怒ることないだろう。
答えは断る。魅力的な誘いではあったが…
平穏なこの村で役に立つことが良いと思った。
それに俺以外に薬師がいないからな。
村の人たちが困ることになる。離れられない。」
ユウのフォローした。そして新たな薬草の出会い
に誘惑されつつ、村の健康を優先することに
決めたユウ。
「うーん、そうか。じゃあ代わりの薬師を
見つければ良いんだな。そうすれば
仲間になってくれるか?!」
2回も断られたにも関わらず、鬼メンタルな
ユウは新たな提案をする。
「えっ!断られたのに、すごいわね。
私だったら、諦めるわ。」
(と見せかけて、次の日に行った!)
ルカはユウの言葉に驚きつつ、
心の中では諦めるつもりはないと左手を力強く
握りしめた。
「ルカ、なんか本当は諦めずに明日また来る
つもりみたいな顔してるな…まぁ良いか。
ユウ、諦めが悪いのは変わってないな。
分かった、それを条件に仲間になってやる。
薬師になる人は少ないから見つけるのは
大変だぞ。」
ルカの企みに勘付きつつ、ユウの願いに
押されて、条件をのんだレン。
「あはは、何の話?そんなこと考えてないわ。」
下手な口笛を吹きながら誤魔化しているルカ。
「うん、頑張るよ。レンのこと仲間にしたい
からな。」
覚悟は立派に言うユウ。
「ユウ、探すのはいいけど、どうやって探す
つもりなの?薬師はそう簡単に見つけられる
ものではないわ。奇跡レベルよ。
見た目じゃ、薬師かわからないし技術も
必要だもの。」
真剣な顔で、語るルカ。
「私、薬師になります!レンさんの技術を
頑張って覚えますから!」
三人の後ろから急に大声で叫ぶ。
「キアラ、いつからいたんだ?
というか薬師になる?!本気で言ってる
のか?!」
「キアラさん!?いつからそこに!?」
「キアラ!?なんで!?」
三人は驚く。
「えっと…母が薬師スキル持ちで一応受け継いで
いて…母は魔法使いでもあるので冒険者に
なったのですが…。」
圧に押されつつ、誰も知らない事実を打ち明ける
キアラ。
「それじゃあ、なぜ今まで村長のそばで
サポートしていたの?薬師なろうとは
思わなかったの?」
質問攻めをするルカ。
「あの…それはレンさんが来た辺りに魔物が
活発化して、村の人々に怪我することが
おこるようになりました。それまでごく平和
でした。そのため、必要なかったんです。
サポートは村長はおじいちゃんで両親が
5歳になってから基本冒険に行くように
なりました。そこから育ててくれました。
その恩を返しているんです。私が
したくてしてます。マイペースなのは
困ってますけど…はぁ。」
真剣な顔して説明しつつ、後半は少し困った顔
して話すキアラ。
「そうなのね…転生してきた時期と魔物が活発化
した時期が共通したのね。うーん、あえて?
村の近くに召喚したのもそれが理由なの?
まぁなんとなくは理解したわ。
村長に恩があってそれをキアラ自身の判断で
返しているね。ごめんなさい質問攻めして。」
前半小さい声で自問自答しつつ、最後の二行は
キアラに向けて話すルカ。
「いえ、話してなかった私にも責任がある。
ごめんなさい。」
きっぱり謝るキアラ。
「本当に良いのか?覚悟はあるのか?
薬師は薬草取り、薬の調合、村の人たちの健康
チェックとか、ただえさえ村長の仕事の
サポートも大変だろ。」
キアラといる時間が長いレンは、大変さを
知っているため、真剣に詰め寄るように問う。
「覚悟はあります。じゃなきゃ、言いません。
村の人たちの役に立ちたいから!」
両手に力が入り、勢いよく言うキアラ。
後ろからトントンと足音が聞こえると、
「あらあら…嬉しいこと言ってくれる娘ね。
キアラ…久しぶり~!」
キアラのことを思い切り抱きしめて離さない。
深緑のワンピースに新緑のローブ、茶色の髪。
キアラより少し大きい背で、胸も目立つくらい
には大きい、
「お、お母さん!なんで、帰ってきたの?!
夏までは帰るつもりないっていってなかった。」
驚きと動揺で、転びそうになりつつ、
質問するキアラ。
「あーそれは、エンツォ村長から勇者誕生の
連絡が来て、これは本人会わないと、って
思って帰ってきちゃった。お父さんは
そのまま旅してるけどね。興味ないってさ。」
興奮からのお父さんのくだりは棒読みっぽく
話すキアラの母親。
「そうなんだ。おじいちゃん、
連絡スキル《メール》持ってるんです。
なので、時々緊急の時とかに使ってるんです。」
三人に説明するキアラ。
「メールかぁ。そんなスキルもあるんだ~!
キアラのお母さん、私は勇者のユウ・ブレイブ
です。この村でキアラさんに色々お世話に
なってます。」
知ってる単語が出てきてテンションが上がるが、
ちゃんと自己紹介するユウ。
「それは便利なスキルね。
私は賢者のルカ・ピースです。勇者の
サポートしながら一緒に旅してます。」
新たなスキルに反応しつつ、足りない説明を
足して自己紹介するルカ。
「すごいな、村長は。そんなスキルまで
持ってるとはな。
私はレン・アポテカと言います。
キアラに何も分からない所からこの村に招待して
いただき、今はここに薬師として住んでます。
ユウは親友でルカはクラスメイトで二人とも
同じ年齢です。」
村長の知らない面に驚きつつ、自己紹介を
クラスメイトの概念をなんとなーくでおりこんで
するレン。
「うんうん、勇者のユウくんと賢者のルカちゃん
に、薬師のレンくんね。よろしく。
私はキアラの母親でビアンカ・スパーダよ。
娘にこんなに友達できるなんて。
嬉しい限りよ。ありがとう。」
ビアンカは心の底から嬉しく思い、
三人にお礼を言う。
「お母さん、なんか恥ずかしいよ。」
ほほを赤くしつつも、お母さんが戻ってきて
嬉しいキアラ。
「はい、ではキアラが薬師になることについて
話しましょ。
薬師はレンくんのように最初からなんでも薬を
作れるのは稀で、薬のレシピ本を元に少しずつ
上達していく。そして、何度も作るのが基本!
それを覚悟できる?キアラ。」
腰に両手を当てて、顔をキアラに近づけて
言うビアンカ。
「はい、覚悟はできてます。お母さん。」
負けじと顔を近づけ返しつつ、真剣に答える
キアラ。
ビアンカは娘の真剣な瞳と態度に驚きつつ、
なにか決めたように話し始める。
「分かった…私が鍛えてあげる。
師匠と呼びなさい!
レンくんは安心してユウくんとルカちゃんに
ついていきなさい。」
(立派な子に成長していた…もう子供ではない
のね。これからは師匠として見守りましょ。)
「はい、お母さん…いや師匠!
レンさん、安心して行ってください。
レンさんのような立派な薬師になって
みせますから。」
ビアンカに対して勢いよく弟子としての覚悟
を示しつつ、レンにはぱぁーとした笑顔で
振り返り優しい声で言うキアラ。
「はぁ、立派じゃねぇけど…ありがとな。
これで、けじめつけられた。
おっし、俺は最強の薬師になるぜ!」
(あれ、キアラってこんなに可愛いかったか…
恥ずいぞ。)
レンは動揺しつつ、恥ずかしそうに
お礼を言う。その後、右手を勢いよく挙げて
目標を大声で言う。
「おぅ、世界救って最強だー!」
レンと拳を突き合わせて言うユウ。
「そうね、頑張りましょ!
より一層サポートに気合い入るわ。」
(多分、レンは一番能力高いって意味で、
ユウは世界を救う=最強だと思ってる感じね。)
ルカは気合いを入れつつ、二人の考えが違うこと
を悟る。
そして、三人は新たな旅に立った…。
0
あなたにおすすめの小説
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる