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第三章 異世界の現実を変えようとする者たち
超お人好しの大剣使いと巻き込まれる勇者一行〜破壊の大剣使い〜
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「おりや!やぁー!ははは。」
大剣を振り回すヒウ。
「ヒウ、急にどうした?ちょっと攻撃的になってる?」
避けながら、戸惑うユウ。
「おい、味方だぞ!みさかえないな!」
パラミータも理解できてないようだ。
「なんか操られているみたいね。
煙のせい?」
後衛を結界で守りながら、分析するルカ。
「おそらく、さすがに攻撃はできません。
同級生ですし。正気に戻せれば良いのですが。」
動揺するマユミ。
「そうだな、興奮状態なだけなら、リラックス
させれば良いんだろうけどな。
なんか違うよな。」
理科的に考えるレン。
「リラックスいいんじゃないんすか。
多少効果あるかもですし。動きが鈍くできれば
こっちも、動きやすいっす。」
カストが言う。
「そうっすね。カスト頭良いっす。」
カストを尊敬するピエトロ。
「レン、カストとピエトロが作戦があっから、
やってくれないか。」
パラミータは部下を信じて言う。
「分かった、カルマルシ!」
薬を投げるレン。
ヒウは反射的に薬瓶を割る。それと同時に薬が
広がる。
「なんだ!?急に力が抜けて…」
少し動揺した間に、カストとピエトロは縄で
ヒウを縛った。
「本当に効果あったぞ。操れてもヒウの能力に
依存してるのか。」
納得するレン。
「間抜けな顔してるっすね。ははは。」
ピエトロは油断している。
「ピエトロ、油断するの悪い癖っす。」
カストはピエトロをつまんでヒウと距離をとる。
「くそ、こいつの体は役に立たないか。
まぁ、いいか。」
ヒウではない声がする。
「誰だ!ヒウに何した?」
怒った顔で聞くユウ。
「お~、ユウ・ブレイブではないか。選ばれし者
また会おう。完全な状態でな。」
煙になって空に飛んでいった。
「えっ!?なんで僕のこと知ってるんだ!
待って、消えるなー!」
追いかけようとするが消えてしまい叫ぶユウ。
「なんだったの?なんか変なやつだったわね。
うーん、強敵の予感ね。楽しみね。」
不満な顔からの異世界展開にワクワクが
止まらないルカ。
「破壊が煙のせいなら、破壊系の魔物なのか?
ルカはもうちょっとおさえろ!」
ツッコミは忘れないレン。
「破壊神の化身でしょうか?完全復活したら
大変なことになりますね。
この世界が破壊しつかれて、終わります。
と本で読んだことがありますよ。」
なかなかすごいことを言うマユミ。
「えっ、それって僕の役目にあってるね。
化身を倒せば完全体じゃなくなって防げるって
ことかな?」
するどいユウ。
「おい、ヒウのこと忘れてないよな。
1番の被害者なんだぞ。」
パラミータが口を挟む。
カストとピエトロがヒウを寝かせた。
「あっ、なんか一番衝撃的なこと起こったから、
忘れてた。」
素直なユウ。
「う、うーん、あれ?なんで俺寝てた?
うん?!なんかめっちゃ全身筋肉痛だ!痛い!
なんでだ?いたた!」
何も覚えてない様子のヒウ。
「ぷっははは!ヒウ、なんも覚えてないのかよ。
怒りよりも笑いが勝つわ!ははは!」
パラミータは大爆笑。
「そうっすね。」
「本当っす。」
部下たちも大爆笑。
「えっ、なんで、なんかしたのかぁ。
教えろよー、笑ってないでよー。」
泣きに入るヒウ。
「この状況を見てなんか思わないか?ははは。」
レンが周りを見るようにうながし。笑いは
耐えられなかったレン。
「えっ?……なんかめっちゃ壊れてるぞ?
もしかして俺が…やっちゃったのか?」
ことの重大さに気づき始めて顔が青くなり始める
ヒウ。
「操られてたから仕方ないよ。ヒウの意思じゃない
から、一緒に直そう。」
真剣なユウ。
「だから覚えないのか。分かったぞ。
じゃあさっそくやろう。」
切り替え早く、立ちあがろうとして、痛いのに
気づき、固まるヒウ。
「ふふふう、まだ無理よ、宿で休みましょ。」
思わず笑い、提案するルカ。
「そうですね、うふふ。」
静かに笑うマユミ。
ヒウはパラミータと部下に支えられて宿に
運ばれた。
「じゃあ、俺たちは目立つのはまずいから、
去るからな、お大事な。ヒウ」
お別れを言うパラミータ。
「おう、ありがとな。パラミータ、カスト、
ピエトロ!」
丁寧に返すヒウ。
ユウたちも宿でゆっくり休んだ。
~次の日、朝、警備所にて~
「かくかくしかじかでして。」
ルカとヒウで説明をする。
そして、周りも必死に主張するのであった。
「そんな大人数で言わないでくれ。
証人としては十分いるか。分かった。
そいつらからも話を聞き、屋敷は調べる。
情報提供 感謝する。」
とりあえず納得して調べることに
した警備所職員。
「納得してくれたぞ。ありがとな。みんな。
もう出るんだっけか?」
嬉しそうなヒウ。
「楽観的ね。まだ一歩踏み出したに過ぎないのよ。
まぁ、変わるかもだけど。」
釘をさしながらも共感するルカ。
「大きな一歩だよ。そう、もう出るよ!
どんどん進まなきゃだから。」
ポジティブなユウ。
「良い方に行くと思うな、俺は。
頑張れよ。」
ユウに同意するレン。
「そうですね、頑張ってください。」
応援するマユミ。
「おぅ、頑張るぞ!」
やる気を出すヒウ。
その後、潜入した屋敷の主人は捕まり、
スラムの状況もヒウの活動が認められて、
改善していきつつある。
ユウたちは次のところに向かっていった。
~パラミータ母国へ~
「ただいま、サルモーネ。」
恥ずかしがりながら、言うパラミータ。
「はわぁ、お兄様!帰ってきたのですね。
待ち遠しかったのですよ。」
キラキラの笑顔でパラミータの手を引いて、
テーブルに座らせ、食事をする。
「美味しいな、サルモーネの料理は。」
楽しそうに食べるパラミータ。
「うふふーん。お兄様のために作ったんですもん。」
笑顔で食べるサルモーネ。
二人は楽しく団らんしている。
大剣を振り回すヒウ。
「ヒウ、急にどうした?ちょっと攻撃的になってる?」
避けながら、戸惑うユウ。
「おい、味方だぞ!みさかえないな!」
パラミータも理解できてないようだ。
「なんか操られているみたいね。
煙のせい?」
後衛を結界で守りながら、分析するルカ。
「おそらく、さすがに攻撃はできません。
同級生ですし。正気に戻せれば良いのですが。」
動揺するマユミ。
「そうだな、興奮状態なだけなら、リラックス
させれば良いんだろうけどな。
なんか違うよな。」
理科的に考えるレン。
「リラックスいいんじゃないんすか。
多少効果あるかもですし。動きが鈍くできれば
こっちも、動きやすいっす。」
カストが言う。
「そうっすね。カスト頭良いっす。」
カストを尊敬するピエトロ。
「レン、カストとピエトロが作戦があっから、
やってくれないか。」
パラミータは部下を信じて言う。
「分かった、カルマルシ!」
薬を投げるレン。
ヒウは反射的に薬瓶を割る。それと同時に薬が
広がる。
「なんだ!?急に力が抜けて…」
少し動揺した間に、カストとピエトロは縄で
ヒウを縛った。
「本当に効果あったぞ。操れてもヒウの能力に
依存してるのか。」
納得するレン。
「間抜けな顔してるっすね。ははは。」
ピエトロは油断している。
「ピエトロ、油断するの悪い癖っす。」
カストはピエトロをつまんでヒウと距離をとる。
「くそ、こいつの体は役に立たないか。
まぁ、いいか。」
ヒウではない声がする。
「誰だ!ヒウに何した?」
怒った顔で聞くユウ。
「お~、ユウ・ブレイブではないか。選ばれし者
また会おう。完全な状態でな。」
煙になって空に飛んでいった。
「えっ!?なんで僕のこと知ってるんだ!
待って、消えるなー!」
追いかけようとするが消えてしまい叫ぶユウ。
「なんだったの?なんか変なやつだったわね。
うーん、強敵の予感ね。楽しみね。」
不満な顔からの異世界展開にワクワクが
止まらないルカ。
「破壊が煙のせいなら、破壊系の魔物なのか?
ルカはもうちょっとおさえろ!」
ツッコミは忘れないレン。
「破壊神の化身でしょうか?完全復活したら
大変なことになりますね。
この世界が破壊しつかれて、終わります。
と本で読んだことがありますよ。」
なかなかすごいことを言うマユミ。
「えっ、それって僕の役目にあってるね。
化身を倒せば完全体じゃなくなって防げるって
ことかな?」
するどいユウ。
「おい、ヒウのこと忘れてないよな。
1番の被害者なんだぞ。」
パラミータが口を挟む。
カストとピエトロがヒウを寝かせた。
「あっ、なんか一番衝撃的なこと起こったから、
忘れてた。」
素直なユウ。
「う、うーん、あれ?なんで俺寝てた?
うん?!なんかめっちゃ全身筋肉痛だ!痛い!
なんでだ?いたた!」
何も覚えてない様子のヒウ。
「ぷっははは!ヒウ、なんも覚えてないのかよ。
怒りよりも笑いが勝つわ!ははは!」
パラミータは大爆笑。
「そうっすね。」
「本当っす。」
部下たちも大爆笑。
「えっ、なんで、なんかしたのかぁ。
教えろよー、笑ってないでよー。」
泣きに入るヒウ。
「この状況を見てなんか思わないか?ははは。」
レンが周りを見るようにうながし。笑いは
耐えられなかったレン。
「えっ?……なんかめっちゃ壊れてるぞ?
もしかして俺が…やっちゃったのか?」
ことの重大さに気づき始めて顔が青くなり始める
ヒウ。
「操られてたから仕方ないよ。ヒウの意思じゃない
から、一緒に直そう。」
真剣なユウ。
「だから覚えないのか。分かったぞ。
じゃあさっそくやろう。」
切り替え早く、立ちあがろうとして、痛いのに
気づき、固まるヒウ。
「ふふふう、まだ無理よ、宿で休みましょ。」
思わず笑い、提案するルカ。
「そうですね、うふふ。」
静かに笑うマユミ。
ヒウはパラミータと部下に支えられて宿に
運ばれた。
「じゃあ、俺たちは目立つのはまずいから、
去るからな、お大事な。ヒウ」
お別れを言うパラミータ。
「おう、ありがとな。パラミータ、カスト、
ピエトロ!」
丁寧に返すヒウ。
ユウたちも宿でゆっくり休んだ。
~次の日、朝、警備所にて~
「かくかくしかじかでして。」
ルカとヒウで説明をする。
そして、周りも必死に主張するのであった。
「そんな大人数で言わないでくれ。
証人としては十分いるか。分かった。
そいつらからも話を聞き、屋敷は調べる。
情報提供 感謝する。」
とりあえず納得して調べることに
した警備所職員。
「納得してくれたぞ。ありがとな。みんな。
もう出るんだっけか?」
嬉しそうなヒウ。
「楽観的ね。まだ一歩踏み出したに過ぎないのよ。
まぁ、変わるかもだけど。」
釘をさしながらも共感するルカ。
「大きな一歩だよ。そう、もう出るよ!
どんどん進まなきゃだから。」
ポジティブなユウ。
「良い方に行くと思うな、俺は。
頑張れよ。」
ユウに同意するレン。
「そうですね、頑張ってください。」
応援するマユミ。
「おぅ、頑張るぞ!」
やる気を出すヒウ。
その後、潜入した屋敷の主人は捕まり、
スラムの状況もヒウの活動が認められて、
改善していきつつある。
ユウたちは次のところに向かっていった。
~パラミータ母国へ~
「ただいま、サルモーネ。」
恥ずかしがりながら、言うパラミータ。
「はわぁ、お兄様!帰ってきたのですね。
待ち遠しかったのですよ。」
キラキラの笑顔でパラミータの手を引いて、
テーブルに座らせ、食事をする。
「美味しいな、サルモーネの料理は。」
楽しそうに食べるパラミータ。
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笑顔で食べるサルモーネ。
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