異世界の辞典

ミスリヤ

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異世界の辞典 テンプレについて

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「なろう小説」・「ファンタジー」ジャンルにおけるテンプレ考察です。

今回はいわゆる「チート」に関して考察します。転生あるいは転移後のお約束ですね。



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・はじめに

・なぜチートがテンプレ化したのか

・チート【知識編】

・チート【戦闘スキル編】

・チート【その他】

・おわりに




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・はじめに



 ファンタジーと名のつく小説は、ファンタジーであるがゆえに、必ず「現実では存在しない何か」が存在します。

(そうでないと、カテゴリ的にも歴史とか、戦記、あるいは現代になってしまいますからね!)

ゆえに、神、魔族、異種族、魔物、魔法、魔法陣、などなど…

何かしら作者独自のファンタジー要素があるはずです。


 ドキドキワクワクの異世界!

だけど、現代を生きてた主人公が適応できるのか?常識も何もかも違います!

そんな世界で夢を叶えるには?


そこでチートの出番です!


『そんなチートで大丈夫か?』『一番良いのをたのむ』

誰がくれるの?もちろん、神様です。そういうことにしとけば便利ですもんね。



 本短編では、そんなチートについて考察していきたいと思います。



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・なぜチートがテンプレ化したのか



 ……と、その前に。まずはここから。

そもそもなぜ、チートがなろうの小説の中で流行るようになったのか?

ファンタジー以外のジャンルでさえ、「歴史モノだけど前世チート」とかありますもんね。


 その理由はただ1つ。



 読者はファンタジーという「夢の世界」でまで苦労してる主人公を見たくないからです。



 ただでさえ転生(転移)するということは、現代社会に慣れている人間が、異世界、言葉も文字も、文化も食べ物も違い、おそらく現代よりも生きていくのが厳しい世界へ行くということです。

暮らしという面では大きなマイナスでしょう。


 そして、肝心のファンタジー要素である魔法とか、その他諸々のファンタジー能力も、そうそう簡単に身につけられるのか?疑問です。なぜなら私たち現代日本の人間は、魔法なんて全く知りませんからね(笑)


 転生ならまだいいでしょう、1から学べるのですから。とはいえ全く知らない学問を1から覚えるとなると、……結構時間がかかるでしょうね。

文系の人が理系の、理系の人が文系の大学に行くようなものかな?と想像すれば、大変だと予想できるかと思います。

転移となると完全に着の身着のまま、保護者なしです。更に厳しいのではないでしょうか。



 そ・こ・で、そういった問題を多少なりとも解決し、手っ取り早く異世界で生きていく力を身に付ける方法、いわゆる「チート」の出番なわけです。

いわゆる「ズル」で何かしらの能力、恩恵、スキルを持って、異世界に行くわけですね。

(この「ズル」の種類については色々有ります。大きく3つに分けて、次項以降で考察します)


これによって異世界でも生きていくことが容易になりますし、

これによって異世界で評価され、もてはやされる人間になれます。


 ……古今東西、どんな物語であっても、主人公に感情移入して読む人というのは多いです。

日本人の主人公が現代社会から転生(転移)して、ファンタジー世界でドタバタ何かするのを

『俺だったら……』みたいな気持ちで読んでる。そんな心情があるわけです。(※)


 もし、その主人公がファンタジー世界に転生(転移)してしまい、不便な社会で生活し、言葉も文字も、文化も食べ物も違うところで生活することになって、たいへんたいへん苦労していたら、いかがか?

読者としては「こんなに苦労するんだったら、俺は転生(転移)しなくてもいいや」と思うわけです。

これは読者を失う大きな原因になります。(※)


* * *


(※もちろん、この意見が全ての読者に通用するわけではありません。


ですがこの考察は、なろう読者に読んでもらえる設定を目指して執筆しています。

より多くの読者に支持してもらうには、読者の傾向を考えることも重要かと思います。

私個人の見解と、ランキングに毎日のように「チートあり」主人公スゴイファンタジーが並んでる現状から判断して、

昨今のなろう読者層は「苦労」を嫌う傾向である、と判断しています。


『俺も本気出して頑張れば、ノーチートで異世界に放り出されてもなんとかやっていける。自分の力で道を切り開いていくのがいいんだ』

『え、ぼくは主人公に感情移入して話を読む事はしないし』

……と、そういう読者の方もおられますし、決してそれを否定しているわけではございません。)


* * *


 テンプレというのは、要するに多くの読者から受けの良い要素のことです。


 人気作品の共通点、それがテンプレです。




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・チート【知識編】



 それではまず知識編から。


 知識系チートはざっくり言って、八割方がスキルでもなんでもない【前世知識】によるものです。

残りはいわゆる神から直接脳にでも叡智を焼き付けてもらうパターンとか、

ゲーム的な【鑑定】などによって得られる説明文の知識や、

または【翻訳】に代表される言語能力によって誰かから聞き、得られる知識などですね。


 さて、ではここで我々の持ちえている知識を振り返ってみましょう。


 一般的な現代の日本人が持っている知識の中で、異世界で役立ちそうなものというと……、実は、案外少ないのです。

例えば、あなたはミシンの存在を知っていますし、使い方も知っています。ですが、その構造を理解していますか?理解していてもそれを再現できますか?

例えば、あなたは肉じゃがの作り方を知っています。ですが、醤油と砂糖の作り方を知っていますか?

竈かまどで火加減を調節して調理できますか?


 ……このように、「使い方や仕組みを知っていても、原料や仕組みから全て再現できないと、前世知識として役に立たない」のです。


 そもそも、トラックが作れても道が整備されてない……というように、現代の社会基盤がないと実現不可能なものも多いです。



 そこで、色んな作者さんが、この問題の解決法を考えました。



 1.そこまで難しい知識ではなく、ファンタジー世界でも再現できそうなものだけ出すということ。


 これは輪栽式農業(*1)とかが代表的ですね。これは畑に何をどのような順番で植えるかというだけの話なので、植える植物さえ揃っていれば即実践できます。

(実際に行うには、その農家や領主の理解という壁がありますし、あまり高校や大学で習うようなものではないので、「転生した私は農家の息子」みたいな設定が必要になりますが。)


 料理や生活の知恵みたいな、マメ知識をいくつも使うのもありますね。

たとえ本当にちょっとしたコトであっても、たとえば100均に売ってるようなアイテムでも、現代社会で通用するものというのは、人類の歴史の中で史上最も洗練された形、機能性であるといえるわけです。

なので、今よりも遅れている時代に持ち込めば、素晴らしく先鋭的な印象を持ってもらえるかも……しれません。

なんか凄く壮大な話になってしまいましたが(笑)、これはこれで納得できます。よね?

こちらのパターンは、やはりというか、作者様が女性である傾向が高い気がします。



 また、学問的な方向で言えば、算数や理科の基礎知識というのもありますね。



 現代の洗練された計算方法は、人類何千年の叡智の結果であり、効率的に計算することができます。

識字率や計算ができるのは商人だけ、のような異世界ですと、これだけでも十分メリットになるでしょう。

(ちなみに筆者は2桁×2桁の計算が3秒ぐらいで出来ます。なので異世界に行っても、文字さえ判ってどこかで雇って貰う機会さえできればもう!多分生活には困りません(笑))


 あるいは理科であれば、例えば物理系からはテコの原理(*2)とかが使いやすいかもしれません。

化学的には酒の醸造、蒸留(*3)などをよく見ます。

アルコールが作れれば、消毒による伝染病・産褥熱の防止などもありますね。

生物は使いづらそうです。獣の生態を調べて狩る、とかに……使えるんですかね?

地学は鉱山の探索とかに役立ちそうな気がしますが、非常に地味なので難しそうです。


 他にも……中世三大発明である火薬(*4)、羅針盤、活版印刷などが挙げられます。

ですが……火薬はまだ材料がなんとかなる範囲ですが、羅針盤には仕組みの骨組はともかく、核となる永久磁石が必要で、これは専門知識があっても結構作成が大変です。

活版印刷も出来なくはないのですが、あれはそもそも大量に同じ文書を作製するのに、手書きより安く作れるということがメリットです。

それだけ広く何かを流布する必要性があり、さらに紙とインクを大量に用意できるとか、工業生産できるだけの政治力が主人公に必要とか、ある程度社会に識字率が必要とか、活版印刷が有用な発明たりうるにはかなり色々と条件があります。


* * *


 2.もう1つの方法は、「転生主人公は○○のスペシャリストだった」などのようにして、一部の専門知識を持ちこんでしまうこと。


 この方法であれば、その専門分野に限り、割と何でも好き放題できるメリットが有ります。

農家にしといて、麦/米の収穫量の増加や、砂糖大根などの商品作物を栽培させてもいいですし。

医者にしといて、J○Nみたいにゴッドハンド無双してもいいです。


 デメリットは、その専門能力があんまり難しいと読者がついてこれないこと。


 例えば、昨今のテレビの病院ドラマを想像していただけたらと思います。

ああいったドラマでは、専門的な麻酔の薬品名や、手術の術式名をあんまり詳しく出すようなことはしません。

それでも説明しないといけない時は、CGなどを豊富に用いて、どんな視聴者にも分かるよう、噛み砕いて説明します。

ですが、「なろう」は小説サイトなので、文章で説明しないといけません。挿絵も頻繁に入れられませんし……。

知識の専門性を押し出す場合は、このことが大きなジレンマとなることでしょう。


* * *


 ……とまぁ、前世知識のメリットとデメリットはこの辺りでしょうか。


 次いで、[前世知識]ではない場合についても、少し述べてておきましょう。


 この場合は、要するに「本人の知識ではない」ということが最大のメリットです。

転生前だったら知ってるわけがない知識、を出したいのならこちらの方法でしょうね。


 また、こちらのシステムの場合、作者様サイドにとってはすごく便利です。

例えば「ここでちょっと主人公サイドに情報を仕入れさせたいな~」と思えば、

「実は神に教えてもらってた」とか、「[鑑定]のレベルアップでより詳細がわかるようになった」とか……

ちと、いやかなりずるいですが、作者が考える物語上の都合に合わせ、簡単に主人公に知識を増やさせることが出来ます。


あんまりやりすぎると読者が”それ”に気づいてしまい、一気に白けてしまいますけどね!




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・チート【戦闘系編】



 対して、戦闘系チートです。

こちらの場合、前世チートとはあまりいかないでしょう。(現代日本で武術極めてる人間なんて滅多に居ませんからね!)

なので戦闘系のチートは、ほぼ神様チートになります。


 戦闘能力と言っても色々あります。

剣。武術。魔法。治癒。精霊。屍霊。頑健さ。何でもありですね。

どっちも最強レベルとか、銃火器を持ち込んだりとか、

そもそもモンスターに転生してるから、とかいうのもありますね。


 ものすご~く大きく区分けすると、【物理】と【魔法】でしょうか。

 何百というなろう作品を読みましたが、全体的に見て【物理】と【魔法】でいうと、

【魔法】チートのほうがやや多く登場するように感じます。


 これはおそらく、ファンタジーということで当然【魔法】が好まれるということが一点。

 【物理】的なのような剣術、武術は至近距離で人を殺す”感触”が残るというデメリットがもう一点でしょうか?


 ライトノベルですと、「剣」を筆頭に【物理】が結構多いのですが……

そこはまぁ、「小説家になろう」の読者年齢の高さということでしょうね。

 人間、歳をくっちまいますと、最前線で剣を振り回すような蛮勇よりも、

年老いた時の生活を考え、一生できそうな魔法を……とか、思ってしまうものです。ハハ……


* * *


最近はいろんな小説が増えてきたのも有り、【物理】にしろ【魔法】にしろ

並の設定では、どこかの誰かの設定とかぶってしまいがちです。


 斬新な設定がなんとかできないか、と筆者様方は最近(2016/05時点)、試行錯誤されてるような傾向にありますね。


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・チート【その他】



 ここはそれ以外のチートですね。


 最近は内政チートも戦闘チートもありふれてきたので、このジャンル、増えてる気がします。

色々ひねったものが多いのが特徴ですね。

【死んだら復活】とか、【魔剣や、手下だけ最強】(※本人は強くない)とかもそうですね。

【ダンジョン運営主】とか、【転移】も一応ここに入るでしょうかね?


 このジャンルのメリットは、【知識】ではないので、筆者側にあまり知識を必要としません。

ガチの知識チート系の話を書いてる方は、文献を睨んで考証を入れて……なんてしてるようですが、

そんな面倒なことをしなくても良いのです。

 また、【戦闘系】はどうしてもド○ゴンボールのようにインフレ展開になりがちですが、

このジャンルはそんなことはありません。なんでも出来ます。


 【その他】は何でもできるがゆえに、どんなチートを設定するのかが一番大事です。

正に筆者のアイディアひとつだと思います。





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・おわりに



 例によって、作品ごとに見るチート例と、私からの一言タイムです。



【例1.】 傭兵の料理番(n3420cm)


 【知識】のパターン2に分類されます、料理モノ。料理モノは漫画とかでも良くありますよね!

「なろう」だと、全ての描写を言葉で語らないといけない分、漫画よりもハードルは上がっており、なかなか料理系は難しいのですが、これは私が人にお勧めできる作品の1つです。

異世界で生きのこるために傭兵の料理番に収まった主人公のお話。


 この作品の特徴は、美味しそうな描写はもとより、話が程々にしっかりしてること。

某中○一番みたいに、バトル漫画的インフレのち料理世界対戦みたいなことはしません。

某江○前の旬みたいに、やたら料理蘊蓄に詳しい客との人情お涙話ばかりというわけでもありません。

現実に照らし合わせて考えて、無理がない程度のストーリー展開、無理がない程度の料理力、無理がない程度のファンタジー、ですね(笑)



* * *



【例2.】 ま○○う 


※なろう作品じゃないので伏せ字しておきます。

この作品の序盤は農業です。輪栽式農業(*1)や、寒冷地でも栽培できるジャガイモが有名ですね。

羅針盤、銃なども話が下るにつれて出てきます。

じわじわ浸透していく内政が、商業、政治への影響を引き起こし、やがては戦争へ。

オトナな展開が読みたい方にはおすすめです。



* * *



【例3.】 Re:ゼロから始める異世界生活(n2267be)


 最近アニメ化もされたこの作品。

「死んだら復活」というのは、戦闘能力とはいえないので……

私の分け方でいうとチート【その他】に入りますね。


 これの良いところは、失敗してもやり直せることですね。

筆者である私もそうですが、……社会人にもなると自分の限界も知ってきます。

10代の頃ならともかく、自分が万能ではなく、失敗する人間であることは自覚しているのです。


なので失敗をやり直せることは、正直、ホッとする。これなら俺でも出来るかもって思える。


 けれども痛みを伴うというデメリットが有るので、いくらでも失敗してもいいと、マ○オをク○パに向かって延々突撃させるような、脳筋プレイにはなりません。

その辺のバランスがいい感じで好みです。



* * *



【例4.】 男なら一国一城の主を目指さなきゃね(n9511bs)


 幼い頃から魔力成長!【戦闘系】チートといえばこれでしょう!

自衛隊員だった前世を活かし、銃など知識チートの側面も持っています。通称コン○ームさん。


 とはいえ、厳密にはチートとはいえないかもしれません。

0歳から自我を持ってるがゆえに努力、鍛錬をすることで、結果的にチートのような能力を得るわけです。

 いわゆる鍛錬チートの良いところは、神からもらったチートよりも、自分の力で手に入れたという感じがする点です。

生まれ変わったから、頑張る。「自分もそれなら出来るかも……」と思えるわけです。

若いころ勉強しなかった……と後悔してるオジサン読者向けかもしれませんね(笑)


鍛錬パートがとにかく長いので好悪わかれるかもしれませんが、チートが好きではない人におすすめなチートもの(?)です。


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