最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ

文字の大きさ
51 / 71

イシオス=ファルシオン

しおりを挟む
 呪いの手紙の一件から今日で一週間。
 この七日間は本当に平和だった。
 呪いを跳ね返され、数多の不運に見舞われたマークからの嫌がらせはすっかり消え失せ、平和そのもの。  
 願わくばこの平穏な日常がずっと続いて欲しいものだ。
 しかし、現実はそう単純じゃない。
 きっと今日からまた嫌がらせが再開するだろう。
 それを思うと今からとても憂鬱な気分に──

「おっ? あいつ、リュートじゃね? おーい、リュート! ひっさしぶりー!」

 ん?
 この声ってもしかして、ホルトか?
 
「おーう、久しぶりー」

 案の定、振り返るとホルトとシュテルクがこっち目掛けて走ってきいている所だった。

「シュテルクも久しぶり。 二日ぶりだっけ?」

「うん、だね。 リュートはこの二日間、何をしてたんだい? 僕は…………ッ! リュート、避けろ! 上だ!」

 上?
 上に何があるって言うんだ……って、なんだあれ。
 花瓶か?
 花瓶らしき物体が物凄い勢いで落下してきている。
 このままでは脳天直撃コースだ。
 別に当たったところで大した害でもないのだが、花瓶が割れて水や土を被るのは御免こうむる。
 ここは先日も使ったあの魔法。
 指定した物体を指定した座標に転移させる魔法、ポイントワープを使ってすぐ隣の花壇にでも転移を……!

「くっ、このままじゃ……! ホルト!」

「おうともよ! ったく、リュートと居ると毎日退屈しねえぜ! ウィンド……!」

 あ、うん、じゃあ二人に任せようかな。
 よろしくお願いします、と二人の手並みを拝見しようとしたその時。

「「せやあっ!」」

「へ……?」

 花瓶は突如として現れた少女二人により木っ端微塵。
 お陰様で制服が水と土でぐちょぐちょである。

「リュート、無事ですか!?」

「お怪我は……!」

 そう言って振り向いた二人は「「あ」」と揃って顔を青ざめさせる。
 当然だ、なにしろ自分達の余計な行動のせいで好意を抱いている男を土砂まみれにしたのだから、血の気が引かないわけがない。
 周りの視線も痛い。
 
「ご、ごごご、ごめんなさい、リュート様! リュート様が怪我をしたらと思ったら、つい! ほら! 貴女からも何か言ってください!」

「……これが水も滴る良い男、ですか。 リュート、どうしましょう。 わたし、新たな扉を開きそうに……」

 なに言ってんだ、こいつ。
 とりあえずチョップしとくか。

「ふぐう!」

「ひゃん! うぅ……なんで私まで……」

 と、二人が頭を擦り、涙眼になる最中。
 遅れてやってきたダスティが、遠くでこんな事を呟いた。

「まーたなんか騒いでんのか、あいつら。 飽きもせずよくやるぜ。 まっ、見てる分にはおもしれぇから良いけどな」

 お前もこっち側に引きずり込んでやろうか。







「ああ、貴女が件のフィオ=ノートさんだったのですか。 貴女に関するお噂は色々聞いております。 なんでも私の婚約者に言い寄っている不埒者だそうで。 ……ふふ、ごめんなさい。 脅すつもりはないんです。 ただ、貴女にはご自分の立場をわかっていただきたいだけでして。 この意味お分かりになりますよね、泥棒猫さん?」

「はい、こちらこそよろしくお願いします、メリル! リュートを愛する者同士、仲良くしましょう! もちろん本妻はメリルに譲りますから、ご安心ください! わたしは二番目で構いませんので!」

「は、はぁ。 ありがとうございます……?」 

 凄いな、フィオのやつ。
 メリルのマウントを華麗に躱して、手懐けやがった。
 これが天然の力か。
 フィオ、恐ろしい子!

「にしても、どこのどいつだよ、花瓶なんか落とした奴は。 あぶねぇだろーが」

「……ホルトはあれ、どう思った? 僕にはどうも、わざとリュートに落とそうした気がしてならない」

「は? 流石にそれは考えすぎだろ、事故かなんかじゃね? 誰かが誤って落としちまったとかよ」

 いや、その可能性は無いに等しい。
 理由としては、三つ。
 まず一つ目の理由として挙げられるのは、この美術準備室の窓付近には花瓶を置いておける机などが備え付けて無いこと。
 置く場所が皆無な以上、たまたまぶつかって落としてしまったとは考えづらい。
 理由、二つ目。
 仮に何らかの理由で花瓶を棚から運ぼうとしたとしよう。
 花瓶はとても割れやすい陶磁器だ。
 そんな物を運ぼうとしたら普通、細心の注意を払うはず。
 少なくとも窓から投げ出されるような事態になるとは思えない。
 その場で落として割れるのが関の山だろう。
 故に、これも除外。
 残る一つ、三つ目の理由。
 これがホルト以外の全員が、故意だと断言する理由だ。

「だったら普通、すぐに謝りにくるだろうが。 なのに落とした奴は一向に謝りに来ねえ、もう昼なのによ。 だからシュテルクも俺らも故意だと思ってんだよ、じゃなきゃあんなタイミングよくリュートに当たるコースで落ちてこないだろ」

「うぐ……」

 ダスティの言う通りだ。
 これは俺を排除しようと行われたえげつない行為。
 もはや嫌がらせで済む話じゃない。
 あの野郎、こっちが何もしないと思って調子乗りやがって。
 いつか見てろよ、決定的な証拠を掴んだら絶対に糾弾してやるからな。

「リュート、この犯行ってもしかして……」

「ああ、あいつらの仕業だ。 花瓶が落ちてきた時、花瓶越しにあいつらの顔を一瞬見た気がする」

「くそっ、マークの野郎! ふざけやがって!」

 ダスティは怒りを露にすると、パンッと拳と手のひらを合わせて。

「ダスティ、どこに行くつもりだい?」

「どこって決まってんだろ! あのバカ野郎を問い詰めてやんだよ!」

「ま、待ってください! 暴力は幾らなんでも……!」

「うるせぇ、止めんな! あいつを一発殴らねえと気が収まんねえんだよ!」

 気持ちは嬉しいが、まだ証拠もない今の状況でそんな事をしてしまったら向こうの思うつぼ。
 あれやこれやと理由をつけて、俺に何らかの要求をしてくる筈だ。
 最悪、フィオにも…………それだけはなんとしても阻止しなければならない。

「メリル」

「はい、わかりました」

 流石はメリルさん、言葉を交わさなくても俺の考えを読んでくれたようでダスティの前に立ちはだかると説得を試み始めた。

「ダスティさん、落ち着いてください。 少しで構いませんので私とお話を……」

 よし、これで向こうは大丈夫。
 後はメリルがなんとかしてくれるはず。
 問題はこっち、マークへの対処をどうするかの方が難題だ。

「はー、急にキレるからビビったぜー」

「はは、だね。 ……でも僕は、ダスティくんの気持ちも分からないでもないかな。 リュートは僕らの大切な友達だからね。 見てみぬ振りは出来ないよ」

 シュテルクの言葉を耳にしたホルトはニッと口角を上げて、こう言った。

「へへっ! 放っておけねえよな、やっぱ! おーし、んじゃ俺らで何とかしようぜ! 打倒、マーク=オルガ! ってな!」

「「おー!」」

「お、おー」

 は、恥ずかしい。
 こいつらは恥ずかしくないのだろうか。
 俺は顔から火が吹きそうなんだが。

「とはいえ、ここからどうしましょうか。 マーク達がやったという確たる証拠も無しに糾弾するのは、些か無謀でしょうし……」

「んー、そうだなー。 こうなったらいっそ、訊いてみねえ? お前さあ、今日の朝花瓶落とさなかった? ってよ」

 なに言ってんだ、こいつ。

「バカがよ」

「うおおい! バカってなんだよ、バカって! 誰の為にこんな頭悩ませてると思ってんだ!」

「バカだなぁ」

「ホルトは頭が弱いのですね、記憶しました」

「フィオちゃんまで~!」

 と、ホルトをからかって遊んでいたら、そこへメリルとダスティが帰ってきた。

「悪かったな、お前ら。 先走っちまって」

「もう大丈夫か?」

「おう、メリルさんのお陰で頭が冷えたかんな。 もう大丈夫だ」

「ふふん!」

「うへへ、メリルさんマジ可愛い……」

 気持ち悪……。
 皆も同じ気持ちらしく、全員が、特に女子がドン引きしている。

「……ごほん! ところで、どうするか決まったのか?」

「いや、今のところは特に案は出てないよ」

「と言いますか、今出来る事はなさそうでして。 現段階の証拠と言えば、リュートが見た三人の顔のみ。 一応証言としては役に立つとは思いますが、揉み消されて終わりでしょう」

「つまりは手詰まり、という訳ですね」

 その通り過ぎてぐうの音も出ない。

「……リュート様はどうされたいのですか? もしあの性根の曲がりきった人間の残りカスを更に煮詰めたようなクソッタレな卑怯者を処断なさるおつもりなら、手をお貸ししますよ? オークレイ家の権力を全て投入して、あのクソガキを葬って差し上げますが?」

「「「「…………」」」」

「メリルさん!?」

 ここまでガチギレしてるメリルは初めて見た。
 余程俺に対する仕打ちが許せないんだろうな。
 殺害を仄めかすほどに。
 
「あ、あはは……」

「ですから殺すのはダメだと何度も言ってますのに」

「こえぇ……でもそこが良い! いや、むしろそれが良い!」

 無敵か、こいつ。

「え、えっと……気持ちは嬉しいんだけどさ、殺しは無しの方向で……」

「そう、ですか。 殺しては駄目ですか。 それは残念です…………チッ」

 おーい、本性が出てるぞ、本性が。

「ではどうするのですか? このままでは一向に埒が明きませんが」

「それなら安心してくれ、俺に妙案がある」

「妙案?」

「何をする気なのですか?」

「ああ、実は……」

「……ったく、まどろっこいったらねえぜ。 てめえなら他に幾らでもやりようがあるだろ。 なあ、リュート=ヴェルエスタ」

「「「「「ッ!」」」」」
 
 いつの間に……!
 
「が、学園長!?」

「どうしてここに……!」

「つーか、いつ入ってきたんだよ! 全く気配無かったぜ!?」

 俺にも学園長がいつ美術準備室に入ってきたのか、一切わからなかった。
 学園長はどうやって俺の感知スキルを潜り抜けたんだ?
 潜伏スキルの類いか?
 
「んなこたぁどうでも良い。 さっさと俺様の問いに答えな、。 てめえならあのクソガキを実力で格の違いを見せつけるどころか、殺す事だって容易な筈だ。 だのに、なんでそうしねえ」

「…………」

「リュート……?」

 何一つリアクションを起こさない俺の様子に、シュテルクが不安げな表情を浮かべる。
 いや、シュテルクだけじゃない。
 学園長の言葉の意味を訊きたいにも関わらず、他の皆も同様に押し黙っている。
 そんな重苦しい空気を作った張本人は、一笑すると続けて。

「おい、いつまで黙ってやがる気だ? なんならぶん殴って吐かせても、こっちは構わねえんだぜ?」

「……はっ、やってみろよ。 やれるもんならな」

「ふぅ……」

「ったく……」

「ちょ、リュート! 君、なにを!」

 メリルとダスティ以外がこぞってやめるよう嗜めてくるが、皆の思うような結果にはならない。
 学園長の纏う気配からしても、それは一目瞭然。
 この人は、本気で俺とやり合うつもりはないのだろう。
 なんのつもりかは、知るよしもないが。

「へえ、だったら……いっちょ試してみるとするか!」

 学園長はそう言って、常人では考えられない速度で顔面に拳を放ってきた。
 しかし俺は微動だにしない。
 たとえ、拳が目の前に迫っていようとも。

「リュート、よけ……! ……え?」

「寸止め……?」

 やっぱり殴るつもりはなかったか。
 まあ本当に殴られたところで、ドラゴンの一撃すら防ぐ強固な魔力障壁を身体に張り巡らしているから、怪我を負う可能性は万が一にもないんだけど。

「チッ、可愛げのない奴。 顔色の一つぐらい変えやがれってんだ」

「はは、すいません。 避ける必要が感じられなかったもんで」

「……なるほどな、あいつの言った通りの野郎ってわけか。 つくづく気にくわねえ」

 あいつ……?
 誰だ?

「あいつ?」

「ふん、お前もよく知る金髪の優男だよ。 ここまで言やぁ、わかんだろ」

 ああ、そういうこと。
 だから俺の力を試すような真似を入学当時からしてきたわけね。
 納得の理由である。

「……悪かったな、ヴェルエスタ。 俺様としちゃあ、てめえがこの学園に相応しいやつなのか、それとも厄災を運ぶやつか、自分の目で確かめなくちゃならんかったもんで、少々試させて貰った。 許せ」

「まあ……最近はこういう事もよく増えてきたんで、別に構いませんが。 それで、僕は合格ですか? このまま在籍しても?」

「へっ、安心しろよ。 てめえみてぇな力に支配されず、良き魔法師となるやつを追い出す真似なんかしやしねえよ。 ここにはお前を縛る鎖はねえ、好きに生きな。 フォローはしてやるからよ」

 最初はどうなることかと思ったが、学園長が味方になってくれるなら大助かりだ。
 これならマークへの対処もだいぶ楽に……。

「んじゃな、。 また近々会おうぜ」

「……!」

「レコードホルダー? なんだそれ?」

 まったく、どこまで知っているんだか。
 本当に末恐ろしい人だ。
 

 
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

前世は最強の宝の持ち腐れ!?二度目の人生は創造神が書き換えた神級スキルで気ままに冒険者します!!

yoshikazu
ファンタジー
主人公クレイは幼い頃に両親を盗賊に殺され物心付いた時には孤児院にいた。このライリー孤児院は子供達に客の依頼仕事をさせ手間賃を稼ぐ商売を生業にしていた。しかしクレイは仕事も遅く何をやっても上手く出来なかった。そしてある日の夜、無実の罪で雪が積もる極寒の夜へと放り出されてしまう。そしてクレイは極寒の中一人寂しく路地裏で生涯を閉じた。 だがクレイの中には創造神アルフェリアが創造した神の称号とスキルが眠っていた。しかし創造神アルフェリアの手違いで神のスキルが使いたくても使えなかったのだ。  創造神アルフェリアはクレイの魂を呼び寄せお詫びに神の称号とスキルを書き換える。それは経験したスキルを自分のものに出来るものであった。  そしてクレイは元居た世界に転生しゼノアとして二度目の人生を始める。ここから前世での惨めな人生を振り払うように神級スキルを引っ提げて冒険者として突き進む少年ゼノアの物語が始まる。

神の手違い転生。悪と理不尽と運命を無双します!

yoshikazu
ファンタジー
橘 涼太。高校1年生。突然の交通事故で命を落としてしまう。 しかしそれは神のミスによるものだった。 神は橘 涼太の魂を神界に呼び謝罪する。その時、神は橘 涼太を気に入ってしまう。 そして橘 涼太に提案をする。 『魔法と剣の世界に転生してみないか?』と。 橘 涼太は快く承諾して記憶を消されて転生先へと旅立ちミハエルとなる。 しかし神は転生先のステータスの平均設定を勘違いして気付いた時には100倍の設定になっていた。 さらにミハエルは〈光の加護〉を受けておりステータスが合わせて1000倍になりスキルも数と質がパワーアップしていたのだ。 これは神の手違いでミハエルがとてつもないステータスとスキルを提げて世の中の悪と理不尽と運命に立ち向かう物語である。

修復スキルで無限魔法!?

lion
ファンタジー
死んで転生、よくある話。でももらったスキルがいまいち微妙……。それなら工夫してなんとかするしかないじゃない!

ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~

楠富 つかさ
ファンタジー
 ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。  そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。 「やばい……これ、動けない……」  怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。 「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」  異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!

転生先は上位貴族で土属性のスキルを手に入れ雑魚扱いだったものの職業は最強だった英雄異世界転生譚

熊虎屋
ファンタジー
現世で一度死んでしまったバスケットボール最強中学生の主人公「神崎 凪」は異世界転生をして上位貴族となったが魔法が土属性というハズレ属性に。 しかし職業は最強!? 自分なりの生活を楽しもうとするがいつの間にか世界の英雄に!? ハズレ属性と最強の職業で英雄となった異世界転生譚。

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~

イノナかノかワズ
ファンタジー
 助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。  *話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。  *他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。  *頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。  *本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。   小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。 カクヨムにても公開しています。 更新は不定期です。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる

十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~

しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」 病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?! 女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。 そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!? そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?! しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。 異世界転生の王道を行く最強無双劇!!! ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!! 小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

処理中です...