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1.ストーカー被害を解決せよ
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「経済学部2年の菅平あかねがストーカー被害にあっている。
本人から事情を聞いて解決せよ」
「なお、このメールは自動的に削除される」
都内某有名大学文学部1年、桜井桜子がノートPCのメールソフトを開くと、
ミッションNo.1という件名でこのメールが入っていた。
差出人はBravo Echo 1-1となっている。
Bravo Echo 1-1とは学長の善光寺長十郎(お侍さんみたいな名前だね)の
コードネーム。予め本人から聞かされていた。
「Bravo Echo 1-1って『ミッションインポッシブル』の主人公イーサン・ハントの
コードネームだよね。メールの文面といい、絶対この学長スパイ映画好きでしょ」
と独り言のツッコミを入れてみる。
季節は5月のゴールデンウイークあけ、
「最初の指依頼としてはちょっと早いんじゃない」
私こと、桜井桜子はとある事情(あとで説明するね)で
学長からのこういった依頼には答えなきゃならない。
大学内にあるサークル棟の一室。
入口には「ミステリー研究会」というネームプレートがぶら下がってる。
サークルメンバーは私を含めて3名。
あとは法学部1年の綾瀬綾香と理工学部1年の鉄山哲郎。
表向きは推理小説好きが集まったサークルみたいだけど、
実は私と同じようにとある事情で文学部長の依頼に答えなきゃならない3名が
集まっている。
でも、ミステリー好きと言うのは嘘じゃないよ。
私は宮部みゆきと東野圭吾とか大好きだし、綾香ちゃんは和久俊三の大ファン。
将来、弁護士兼ミステリー作家になりたくて法学部に入ったんだってさ。
哲郎はラノベが好きみたいだけど、ラノベにもミステリーっぽいのはあるから、
広い意味でひっくるめていいよね。
「最初の依頼がこれなんだ」
私のPCをのぞき込んだ綾香ちゃんが呟いた、もっと派手なのを期待してたのかな。
「ミステリーと言えば殺人事件だけど、学内の厄介ごとで殺人事件なんて
滅多に起きないと思うよ」と私。
「そうだよね、こういった地味な依頼が多いんだろうな」
綾香ちゃんはやっぱり少し残念そう。
「このメールは自動的に削除されるって、コピーして端末に残してもいいのかな」
流石理系、哲郎は目の付け所が眉毛の下、私たちとは違うよね(皮肉です)。
「メールサーバーに残っていなければいいって事じゃないの」
面倒臭そうに私が答えると、
「でも、端末からだとサーバーのメールデータは完全には消せないよ」
「もうその話はいいから!本題に入ろうよ」
綾香がしびれを切らしてお怒り心頭モード。
「でもさ、菅平あかねって全然知らないし、経済学部の2年じゃ接点ないわよね」
「まずはどうやってコンタクトを取るかからかな」
「学長の依頼を受けた密偵ですって、話に行くわけにはいかないし」
その時、サークル室のドアがノックされた。
本人から事情を聞いて解決せよ」
「なお、このメールは自動的に削除される」
都内某有名大学文学部1年、桜井桜子がノートPCのメールソフトを開くと、
ミッションNo.1という件名でこのメールが入っていた。
差出人はBravo Echo 1-1となっている。
Bravo Echo 1-1とは学長の善光寺長十郎(お侍さんみたいな名前だね)の
コードネーム。予め本人から聞かされていた。
「Bravo Echo 1-1って『ミッションインポッシブル』の主人公イーサン・ハントの
コードネームだよね。メールの文面といい、絶対この学長スパイ映画好きでしょ」
と独り言のツッコミを入れてみる。
季節は5月のゴールデンウイークあけ、
「最初の指依頼としてはちょっと早いんじゃない」
私こと、桜井桜子はとある事情(あとで説明するね)で
学長からのこういった依頼には答えなきゃならない。
大学内にあるサークル棟の一室。
入口には「ミステリー研究会」というネームプレートがぶら下がってる。
サークルメンバーは私を含めて3名。
あとは法学部1年の綾瀬綾香と理工学部1年の鉄山哲郎。
表向きは推理小説好きが集まったサークルみたいだけど、
実は私と同じようにとある事情で文学部長の依頼に答えなきゃならない3名が
集まっている。
でも、ミステリー好きと言うのは嘘じゃないよ。
私は宮部みゆきと東野圭吾とか大好きだし、綾香ちゃんは和久俊三の大ファン。
将来、弁護士兼ミステリー作家になりたくて法学部に入ったんだってさ。
哲郎はラノベが好きみたいだけど、ラノベにもミステリーっぽいのはあるから、
広い意味でひっくるめていいよね。
「最初の依頼がこれなんだ」
私のPCをのぞき込んだ綾香ちゃんが呟いた、もっと派手なのを期待してたのかな。
「ミステリーと言えば殺人事件だけど、学内の厄介ごとで殺人事件なんて
滅多に起きないと思うよ」と私。
「そうだよね、こういった地味な依頼が多いんだろうな」
綾香ちゃんはやっぱり少し残念そう。
「このメールは自動的に削除されるって、コピーして端末に残してもいいのかな」
流石理系、哲郎は目の付け所が眉毛の下、私たちとは違うよね(皮肉です)。
「メールサーバーに残っていなければいいって事じゃないの」
面倒臭そうに私が答えると、
「でも、端末からだとサーバーのメールデータは完全には消せないよ」
「もうその話はいいから!本題に入ろうよ」
綾香がしびれを切らしてお怒り心頭モード。
「でもさ、菅平あかねって全然知らないし、経済学部の2年じゃ接点ないわよね」
「まずはどうやってコンタクトを取るかからかな」
「学長の依頼を受けた密偵ですって、話に行くわけにはいかないし」
その時、サークル室のドアがノックされた。
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