悪役令嬢ローズ・ウィルソン警部の華麗なる迷推理~従者デイビッドの憂鬱~

三ツ矢

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従者の前世は儚く、今世でも苦労は続く

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 ところでローズの幼馴染みの名前はデイヴィッド・ブルックリンと言います。

 髪は小麦色で青灰色の瞳をもつ背の高い優し気な青年です。

 ローズの乳母の息子でローズとは乳兄妹に当たります。

 そんなローズに幼い頃からずっと従者としてローズに付き添ってきました。


 時に手足のようにこき使われている苦労性のデイヴィッドですが、実は前世の記憶がありました。


 お金持ちで美人のお嬢様をボディーガードとしてずっと見守っていたのです。

 しかし、お嬢様が誘拐されそうになった時、お嬢様を庇い、誘拐犯の銃弾によって命を落としてしまいました。

 そして、気が付くとお嬢様とよく似た少女の従者にさせられていたのです。

 
 今世こそはローズを、お嬢様を守って見せようとデイヴィッドは固く決意していたのでした。


 共に進学した魔術上級学校では、教師や主要な生徒の弱みの調査やローズの標的となった人物に制裁を加えるなど悪事に加担させられました。

 ローズの従者として散々苦労させられましたが、ローズとの別れも意識し始めていました。

 そこで将来王家の一員となるであろうローズを少しでも近くで守るために騎士団に入団しました。


 しかし、その努力を当人であるローズがあっさり無に帰しました。

 警察官という危険な仕事にローズが就くことはとても不安ではありましたが、再び近くでローズを守ることができるということを内心喜ばしく思ってもいました。

 それでも、無理難題を押し付けてくるローズに悩まされることも多々あります。

 デイヴィッドは今日もローズのわがままのために王都中を奔走するのでした。
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