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新たな出会いたち

特待度★★★★★/あれ?男は?消えた?

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おう…嘘つけ…。

口からそんな声が漏れる。それと同時に全員から似たような声が漏れる。



〘解析結果

ルパン・リザベア 職業予想 神賢者 称号予想 千年来の英雄賢者



Lv.81

ATK 98000 AM 86000 MATK 320000 MAM 280000



経験点 25万



所持スキル

全知全能 聖騎士のオーラ 妖の魔道士 多才な指輪売り 下剋上 助長の覇気



総合点 500/500 特待度★★★★★〙



いやいや…本当のステータスよりスッキリしてるとはいえ…



「舐めてんのか?これ…」



ちなみに、普通のステータスだと



〘ミルナ 職業予想 中堅魔法使い 称号予想 気弱な魔法使い



Lv.16



ATK 39 AM 46 MATK 350 MAM 230



所持経験点 5万



所持スキル

火炎放射 火の手



総合点 360/500〙



これで優等生なのだ。そりゃ驚く。

特待度星5て。前代未聞どころじゃない。てか水晶パンクしてんじゃねえか!



「なに…?あのこ…」

「き、気のせいだよ…な?」

「おい!しっかりしろ!おーい!」



やばいやばい…会場がパニックに…。



「ど、どうした!」



と慌てて駆けつけた校長も、情けない声を出して倒れたのだった。







「…先程はすまなかったな、ルパン少年」

「い、いえ。お気になさらず…」



なんかキラキラ輝いた部屋の中で校長とマンツーマンで話をしていた。

というか校長は「話で丸く収めましょう…戦争だけは…やめてください…」といったような顔だった。



「ルパン少年はこの学校に入学を希望していたね」

「はい!、有名なところ出ておけば、とりあえずはなんとかなるかな~と思いまして…」

「なら、特等学級に行かないか?そこならば多少は実力も互角だろうし、何より普通学級にいたら死人が出てしまう…」



最もだ。というか出なかったら奇跡と読んであげたいぐらいだ。

まあわかりきってることを拒否する理由はない。



「てか、実技テストはしないんですか?」

「…君、本気で言ってるのか?そんなこと使用ものならここら一帯が吹き飛んでしまうだろう」



うん。確かに。わかってたけど聞きたかっただけだから。別に知らなかったとかじゃないからね?ね?



「わかりました。それで、特別学級とやらはどこにあるんですか?」

「ああ、それならそこの角を…」



まあ、知ってんだけどね?試しただけだし?



ガラガラガラ…



「失礼しま…」



扉を開けて目を見開いて目を擦って扉を締める。

あれ?まあたしかに?何も言ってないし何も聞いてないからあれだけど



「女しかいなかったぞ?」



見えたのは人、獣人、精霊、あとサキュバスかな?

計4人程だけだが4分の4が女とか聞いてないぞ!



「あっれ~?君の新入生?よろしくね~」

「うわっぁ!」



と中から勢いよく出てきた獣人の女の子。



「俺コールナー!よろしくな!」

「よ、よろしく」



コールナーと名乗るその子はいわゆる俺っ子で、活発で小麦色に焼けた肌がその元気さを表してる。

いわゆる「健康美人」にはいるような子だった。



「コールナー。困ってるでしょ」

「え~いいじゃあん。新入生が来るのなんてひっさびさだなー!」

「ごめんね。コールナービッ○だから」

「え?」

「は!?ちょっ、ちが!俺はビッ○なんかじゃねえ!」



と慌てるコールナーを見てクスクス笑う精霊の子。



「私はジュナリダ。ジュナって呼んで」

「う、うん」



ジュナは大人しく、ちょっと不健康そうな見た目で、「博士系美少女」みたいな感じ?の子だった。

「ごめんね~クラスメイトが迷惑かけて…。私はローナ。これでも学級長やってるわ。ほら、二人共落ち着きなさい」

「あ、うん。よろしく」



ローナはまとめるのが生きがい!見たいないかにも仕切りたガールで、かつ人に優しく、時には厳しくといった「正統派美少女」だ。



「ところで…」

「ん?」

「今日…何か予定とか…あったりするかな…?」



と言いながら服の胸元を引っ張るローナ。



「え?ええ?」

「もし時間があるなら…家…来る?」



前言撤回。「正統派」じゃなく「肉食系」だった…。



「あら?私がいながら色気で堕とす気かしら?私の方が何倍もいい体してるけど」

「なっ…!」

「ほら~色気を使うならこの貧相な壁を膨らますことね。というわけで、ルパン君。私の家に来なさい?」



……。俺は何も言わないぞ。

やたらと体を見せつけてくるサキュバス。こいつは見た目通りの「セクシー見下し美女」だ。



「という訳でよろしく。私はサキュバスのネヴィーナよ。よろしくね♪」



お、俺…生きてられるかな…。





「は~い、みんなもあったと思うが、今日からこのクラスに新入生が来る。軽く挨拶をしてもらおう」



と言われ、教室に入る。



「えっと…ルパン・リザベアです。一応、賢者目指してます…。よろしくおねがいします」



うん、痛い。なんかギラギラした目すぎて痛い!



「えっと…とりあえずの目標は死人を出さないよう手加減することです…」



そういうと俺は笑ってくれると知っていたからそう言った。

やっぱ自己紹介って大切だし!そこで面白いって思ってもらえれば友達もできるからな!



できたことないけどな!



「……」



反応は、「確かに」みたいな顔だった。いや、そんななの?皆んな。

と、改めて化け物が集まってることを知った俺の後ろで、先生から衝撃の一言が飛ぶ。



「はい、じゃあ自由行動だ。好きにしろ~」

「え?自由…?」



自由行動ってどゆこと?座学とか実習とか…ないの?

と呆気に取られてるのを察したのか、ローナが教えてくれた。



「あのね、私達は魔法は大抵習えばわかるからあえて試行錯誤して探してるの。まあ、一町分ぐらいの結界の中で永遠と魔法撃つだけなんだけどね~」



Oh…まじかよ…。



「じゃあ!行こ!ルパン!」

「いや!俺と行くんだぃ!」

「違う。私となの」

「あら?違うわよ。私が責任持って案内するのよ」



あー!そんなに引っ張るなぁ!

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