聖母ですがお弁当屋さんやってます♪

柊 ゆうか

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精霊暴走編

第1話 ここ…何処ですか?

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いったい私の目の前で、何が起こっているのだろうか…。
全身の血の気が引き、考えるより先に走り出していた。
消えて行く我が子に手を伸ばしながら…。





季節は冬。
幼稚園は冬休みに入り、私達は実家に帰るため電車を待っていた。
二人の子供達は、誰もいないホームで走り回っている。

「こら!走らないの!!」

と注意した時、子供達の背後が揺らいだ気がした。
まるで蜃気楼か何かのように…
それは渦を描くように大きくなり、下の子を呑み込んでいく。

「ママー!!」

本能的に危険を感じたのか、お姉ちゃんは妹の足を必死に引っ張り、泣き叫んでいる。

渦はさらに大きくなり、お姉ちゃんの体も呑み込まれていった。
私は迷うことなく渦に飛び込み、無我夢中で手を伸ばし、子供達を求めて覆い被さるように抱きしめた。
二人の子供達が、自分の腕の中にあるのを確認して、ホッとした瞬間強い光に包まれていく。
子供達を手放すものかと強く抱きしめ、ギュッと目を閉じた。





「さぶっ!!」

初めに感じたのは急激な寒さだった。
驚いて目を開けると一面の雪。
オマケに風はビュービュー!雪?は、視界を遮るほど降り注いでいる。
そして夜である。
暗い、暗いが何故か辺りがぼんやり光っているように思える。

「えっ?雪!?でかっ!!」 

おおよそ、卓球のピンポン玉の大きさくらいの雪が降っている。
但し雪の塊ではなく、綿毛のようなふわふわしたもので、触れると溶けて消えていったのだけれど。

「さーぶーいー!」

「しゃぶいー!」
 
子供達の声にハッと我に帰り、その存在にホッと息をついた。 
私の両足にしがみつき、雪に埋もれている二人を抱き上げ、失わずに済んだとほっとした。

雪は、3~40センチくらい積もっているのだろうか?
少なくとも私の膝下まで埋まっている。

いったい私は何故雪に埋もれているのだろう。

子供達は「さぶい!さぶい!」としがみつき、私も当然凍えそう。
パニックになりそうな頭を、必死でフル回転させてはいるが理解できない。

電車のホームに居たはずが何故にこうなった…
このまま此処にいれば、確実に凍死する!!

「寒いんジャー!! 雪と風くらいやんでよー!!」

私が叫んだ瞬間、ピタリと雪と風が止んだ。

「へ?」

(…ナンナノイッタイ)

まぁ…少なくともさっきよりは生存確率は、アップしてそうだけど。

「ハッ!!けっ携帯!! とにかく助けを呼ばないと!!」

レスキュー隊は、119でいいのだろうか?
そもそもレスキュー隊呼んでいいのだろうか?
プチパニック状態だが、誰かにとにかく連絡して、繋がらなくてもせめてGPS機能で、私達の居場所を把握して、道に出られれば何とかなるかもしれない!

「杏ちゃん、ちょっとだけ降りてくれる?もしもしするから。」

お姉ちゃんは、少し不安そうにしながらも小さく「うん」と頷き、ゆっくりと雪の上に降りた。

私は片手で、持っていた鞄からスマホを取りだし電源を入れた。

「…はっ?」

何度、意味不明な声を発しただろう?
スマホに映し出された画面には、可愛い我が子の待ち受け写真はなく。
そもそも、画面に在るべきものが綺麗サッパリ消えていた。
ありとあらゆるアイコンが存在しない。

代わりに写し出されているのは…。


小林  花梨  (こばやし  かりん)      31才 

スキル集

料理スキル                    LV8

手芸スキル                    LV9

薬学スキル                    LV5

読書スキル                    LV7

乙女ゲームスキル         LVMAX

精霊言語スキル             LV1

振り分け可能スキルポイント9999

「………」 

私はそっと電源をOFFにした。
何だろう変なものを見た気がする。

もう一度入れ直して見るも、何も変わらず。

(なにこれ?なんなのよこれはー!!アイコンどこ行った?電話できないし!!バグ?バグなのかこれー!てか、乙女ゲームスキルがMAXってどういうコトよ!いや、見に覚えはありまくるけどでも、だからって!!)

私自身、結構女子力はある方だと思っている。
料理も好きだし、裁縫も子供服くらいなら簡単に作れる。

(――なのに、乙女ゲームが一番得意です!みたいじゃない!!いや、そもそもなんなのよ!! このスマホ!!……はぁはぁ…落ち着け私)

何だかもう~他にもツッコミどころ満載なのだが少し置いといて。 

(なんだ?この精霊言語って???私は日本語しか話せないよ?…あれか?さっき雪と風が止んだやつか?)

そんでもって、振り分け可能スキルポイント9999ってナニカナ?
チートですか?裏技ですか?改造ですか?
どれも対して代わらない…。

(ん?精霊言語でさっきの止んだなら、地面の雪とか溶かせるんじゃ?)

取り合えず精霊言語を、MAXにしてみた。
難なく操作できたのは、乙女ゲームの賜物。

小林  花梨     31才

スキル集

料理スキル                LV8

手芸スキル                LV9

薬学スキル                LV5

読書スキル                LV7

乙女ゲームスキル     LVMAX

精霊言語スキル         LVMAX

振り分け可能スキルポイント9999

振り分けてもポイントが減ることはなく、確実にチートのようだ。

取り合えずこのままでは凍死する。
とはいえこのまま溶かすと雪が水となり、水没してやっぱり凍死する。
ここは蒸発させるべきか、そんな器用な事が出来るのかは分からないけど。

「えーと、雪を溶かしたいんだけど。火の精霊さん?でいいよね?道があるなら道と私達の周りの雪を蒸発させてください。」

取り合えず言ってみた。
子供達だけとは言っても恥ずかしくて堪らない…

するとボフッ!!という音とともに、温かい空気と水蒸気で目の前が、真っ白になった。
これでは、水没していなくてもびしょ濡れになってしまう。

「うわー!!」

「ママー!!」

ビックリである。
しばらくすると水蒸気は消え、私の周り半径1メートルくらい雪がなくなって、地面がむき出しになっている。

「雪なーい」

「なーい」

「無くなったね…」

この時点で私は、此処が日本や地球の何処かではないと思った。
地球に、少なくとも日本のスマホに、こんなへんちくりんな機能はない!

「ママ、寒いよ~足痛いよ~」

「びちゃびちゃ。いちゃい~」

「杏ちゃん、苺ちゃんごめんね、乾かなきゃね。精霊さん服を乾かして!あと、私達の周りだけ暖かくできる?」

子供達の命が掛かっているなら羞恥心など屁でもない。
そこに誰かがいるように私は話しかけた。

ふわりと暖かな風が私達を包み込み、凍傷寸前だった足に体温が戻ってくる。

(霜焼けくらいですみそう)

「あったかーい」

「かーい」

体がポカポカする。
子供達の顔色も良く、取り合えずホッとした。
凍死は間逃れたようだ。

改めて、私は辺りを見渡した。
木々が鬱蒼としている森。
雪はやっぱり発光しているのかぼんやり明るい。
そして、私達のいる場所から300メートルくらい先の地面に雪が無かった。
つまり、道なのだろう。

「よっしゃー!! 道ある!!」

道を見ただけで、少しばかりホッとする。

(人!人いるよね?獣道レベルの大きさじゃないし!大体、車一台通れるくらいの道だし!道沿いに歩けば、民家きっと見つかるよね?)

何て思ってたら…杏ちゃんといっちゃんが私の足にしがみつきながら指を指していた。

「ママ~誰かいる~」

「はい?」

子供達の視線の先には、確かに人らしき人が立っていた。
良く見ると、その人も私達に気付いているのか目があっている気がする。

「£%#*@&!!」

(何か叫んでる。少し遠いから聞き取りづらいだけ?)

「*@#&%£!!」

(怒ってる?)

「%&#@!!§*##!!」

その人は、叫びながら?怒りながら?こちらにどんどん近づいてくる。
やっぱり怒っているのだろうか…

(何故に?…ハッ!!雪溶かしたからか!?)

確かに発光していて、神秘的だから何か大事なものだったかもしれない。

(ヤバいな~取り合えず謝ろう)

「*§&@#?*&@#§**!」

(ていうか…何て言ってるの??)

目の前まで来て改めて思った。
言葉がまったく違う…分からない。

取り合えず目の前の人は、人だった。
恐らく雪よけのフードなのだろうな、頭からすっぽり被って顔は良く分からない。
声を聞く限り、恐らく男の人。
身長も高いし私の頭二つ分くらいありそう。
ちなみに私の身長は、155センチ。
若い頃は後5センチ欲しかったと嘆いたが、何故あんなに身長を気にしてたのか良く分からない。

「えーと、ごめんなさい??」

頭を下げて謝ってみた。

「?」

男性は良く分からないといった感じで、顔をしかめ、何故か深く溜め息をつかれた。
雪溶かしたから、どうすんだよ的な感じでしょうか。

「うわっ!!」

急に男性は私の手をとってスタスタと歩き出しだし、クルリと振り返った。

「@#§*&。」

何か言った。
これは何となく付いてこいって言ってるんだろうな。
その証拠という訳ではないけれど、握っていた手を離しスタスタと歩き出した。
途中、私達がちゃんと付いて来るか、振り替えって確認してたし。

「杏ちゃんおいで」

「はーい。ママ!人みつかって、よかったね」

にっこりと可愛いらしい笑顔を向ける我が子に癒される。

私は男性に、駆け寄り会話を試みてみた。

(うん、この世界の言語少しでも理解できれば、単語一つでも解ればきっと!キット!!へんちくりんスマホにLV1とか付くから!そしたら謎チートでMAX!!とかして会話できるよね!!)

「私は小林花梨です。貴方のお名前教えて頂けませんか?」

取り合えず名乗ってみた。
異世界では、取り合えずは絶対かもしれない…

「?」

(うん、解らないよね?私も解んないし)

「花梨、かりん」

自分の胸に手を当てて男性に何度も言った。

「カ…リン?」

男性は、そう言って私の頭にポンッと手を乗せる。

(通じた!)

ただ名前を言われただけなのに、どうしようもなく嬉しくなってくる。

男性は、少し考えて理解したのか私がしたように、胸に手を当てて言った。

「るう、ふぇんねる」

そう答えたのだった。

「ルゥ?」

私がそう言うと、口許がニッと笑ったような気がした。

透かさずへんちくりんスマホをチェックすると…あった!!

異世界言語      LV1

もはや他は面倒なので省略する。
さらにチートでレベルをMAX!!

「ぶぅー」

(レベルMAX!!)

「ブーブーぶぶぶぅー!!」

(異世界言語LV5からのぶぅーってなんなのよー!!)

「大丈夫か?何か変な音してるぞ?」

「あっおかまいなく。」

「何でMAXならないの!!  何のためのチートよ~!!」

軽くスルーしたけど、一応会話は理解できるようになっているみたいだ。

《バグが発生しました》

(はい?)

へんちくりんスマホから音声が聞こえた気がした。

《異世界言語レベルはこれ以上あげられません》

へんちくりんスマホがしゃべった。
さらにへんちくりんスマホは語る。

《花梨さまが、何故だとお聞きになられましたので、お答えしました。》

「えーと、スマホ君キミが喋ってるのかな?」

《はい。》

「スマホは喋らないよね?」 

《地球におけるスマホでも、音声案内や検索は出来たはずですが?》 

「では?君は私のヒツジなのかね?」

もはや口調がオカシクなっている。

(何?なんなの?羊なの?普段画面にうろうろ出てきたり、ネット検索で言ってない所、跳ばしたりするヒツジなのね)

《はい。正確に言うと、この世界では精霊に分類されます》

(そうか、ヒツジは精霊さんだったのね。だったら、仕方ないよね?いろいろ間違っても)

「――精霊なの?スマホって精霊なんの!?」

《イエ…スマホが精霊になるわけではなく、日本では八百万の神々にあたるのではないでしょうか》

「…あぁ何となくそっちの方が分かりやすいわ。付喪神ね?でっ何でへんちくりんスマホになったの?」

《へっ?へんちくりん…》

「何かヘコんだッポイけど、良いから説明して!!仮にも私のヒツジなのでしょ?」

《日本の頂点にいらっしゃる神様が、花梨さま達を不憫に思い。此方の世界でお助けするように、私を特別に神格化されました》

「日本の頂点と言うと、天照様でいいの?」

《はい!さすがは花梨さま!!良く参拝されていたとお聞きしております!》

(そんなしょちゅう行った記憶はないんだけど)

年一回、海水浴メインで一応拝みには行っていた。
けど、おかげ横丁で伊勢うどんとお土産目当てだし。

「神様存在するなら、召喚阻止してよ」

《………》

「あっ!コラ!!今、目そらしたでしょっ!!」

スマホに目はないけど、何か今のは分かった。
目があるとしたらカメラのレンズだろうか?

《残念ながら地球の神々の神力は他の星における神々より弱く…》

「じゃあ何で、私達なの幼児と主婦よ?普通!若くてピチピチのイケメンでしょ!」

《それも、天照様が決められてる訳ではなく、召喚は行う方の質量により変わりまして…花梨さま達の召喚では、赤ん坊レベルの質量しか門が開いてませんでした。ですので、赤ん坊1人異世界にさらわれるところ、『幼児一人!?とんでもない!!』とさらわれる直前に天照様が無理やり花梨さま親子を門に押し込んだのです》

「そっそれは天照様に感謝するわ」

まだ、1才半の苺ちゃんが呑まれたとき本当に怖かった。
天照様、今回は心の底から感謝します。
帰ったらお土産持参でお参りに行きます。

苺ちゃんが1人こちらに来ていたら瞬殺だった。
びぃ~びぃ泣いて凍死していただろう。
考えるだけで、恐ろしい。
想像しただけで私が凍りつきそうだった。

「うんだからね。そろそろ地球に返して下さい」

《天照様にそんな力はありません。花梨さまを通すのも一苦労でしたのに。》

私はまた凍りついた。
帰れない、子供達が無事だったのは本当に有り難いと思っている。
だけど、帰れない!?

(終わった…異世界死亡フラグたったよね?)

「家に返して~!!」

《天照様は無理ですが、此方の人なら可能なのでは?召喚できるなら、召還できるでしょう。》

地に落ち凍りついた気持ちが一気に浮上した。
確かにその通りだ。
こちらの人間なら、呼んだ人なら還せるかもしれない。

(よっしゃー!!帰還フラグきたー!!ゲームし過ぎかな…何かもう現実逃避したくってさ)

私がスマホと話してる間、何も言わず黙々と歩いてくれてるルゥくん。
私自身、スマホと喋ってるなんて頭おかしくなりそうだ。

(絶対!!変人認定されてるよね…。まだ、会話らしい会話してないのにな)

「所でヒツジ君、精霊なのにそれなりの姿はないのかね」

《それなりの姿?》

「つまりずっとスマホなの?人形(ひとがた)とかになれないの?」

それなら変人という汚名を返上出来そう。
物ではなく、ちゃんと相手が存在しているのだから。

それに、精霊を名乗るなら美しい容姿にでもなってほしい。

《考えてもみませんでした…確かにそうですね。仮にも神格化しているわけですし!》

するとスマホから柔らかな光が飛びだし、その姿を形ち作っていく。
美青年に!!
まさに精霊!!という姿。
金の透き通るような長い髪に、色白の肌とエメラルドの瞳…お姫様ですか?

《これでどうでしょう?自分では中々いい感じになったのですけど。》

「うん、見惚れるほどカッコいいよ!!」

乙女ゲームの攻略対象にこういうの居たなと思ったのはナイショです。

「話し戻すけど、異世界語はレベルアップできないの?」

《少しお待ち下さい…》

ヒツジは目を一瞬閉じ、溜め息を落とすと 私を見た。

《――無理、のようですね。天照様のお力が上手く効果を発揮しなかったようです》

「レベル5で何か会話に問題ある?」

《ない!とは言いきれないですけど、今は何とも言えないですね》

「しょうがないか~何とかなるでしょ。ところで、貴方の名前、ヒツジでいい?」

さも当然の如くそう言うと、精霊になったスマホさんは嫌な顔した。

《えっ!!いや、そんなの嫌ですよ!》

「じゃあシツジね」

私は満面の笑みでシツジを見上げた。

「私の執事でしょう?」

今度はニヤリと笑った。
シツジは、深い溜め息をつき項垂れ、そのまま私の前に膝を付き言った。

《私は花梨さまの精霊。此れから誠心誠意お仕えいたします》

私はその言葉にこれ以上ないってくらいの、笑顔で笑った。

「此れから私と子供達の為に、しっかり働いて貰うわよ!私のスマホなんだから!」

ところでここ、何処ですか? 
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