21 / 47
第21話
しおりを挟む
ライフルのスコープに映る人物が見えなくなった。
千奈美は銃杷から頬を離す。引き金にかけていた人差し指を伸ばし、肩の力を抜き銃身を下げた。
そばの壁にもたれていた阿久津が、彼女の行動に反応する。
「奴らは?」
千奈美は窓枠で支えていたライフルを担ぎ上げた。
「来る気配がない。本当につけられてたの?」
「なんで嘘つかなきゃいけねぇんだよ。奴らは俺たちの居場所を突き止めたくてしょうがねぇはずだ。ぜってぇ探りにきてる」
「なら続きはそっちでやって。私、つかれたから」
「まだ三〇分も経ってねぇぞ? 『疲れた』はねぇだろ!」
「いいでしょ、べつに」
不愉快そうに抗議する阿久津。
千奈美は彼に片手でライフルを差し出した。阿久津もそれを拒絶はしない。渋々といった表情で受け取った。
「なんで、無関係の人を大勢巻き込むような方法をとったの?」
ライフルを窓枠に再設置する阿久津の背中に、千奈美が尋ねる。
彼は無視して作業を続けていたが、スコープの前に顔を固定すると口を開いた。
「俺たちは正義の味方ってやつじゃねぇ。自分たちが生きるためなら、関係ねぇ連中を犠牲にすることもあるだろ」
「ボスは意味もない殺人を許可しないはず」
「意味ならあっただろ? 敵が一人でも爆死してくれたら最高だったが、この場所を伝えられた。正確にはまだ突き止めてねぇかもしれねぇけど、じきにわかる。AMYサービスってのはたった四人の組織らしい。ここに誘い込めば、数的な有利を活かせる」
「派手に暴れたのは、そうすれば私たちを見過ごせないから?」
「ボスが許可してくれたんだ。俺の作戦をな」
話を聞いてみても、阿久津のやり方が強引すぎるという彼女の感想が変わることはない。
藤沢が許可したのなら批判するつもりはなかった。しかし、場所を案内するだけなら他に方法があったように思えてならない。
元々は治安維持組織として活動していただけあって、藤沢は極力民間人を巻き込まない計画を練り、遂行してきた。
それが、急に昼時で混雑している大型スーパーに爆破テロをしかけた。構成員を食わせていければそれで充分と考えているはずの藤沢にしては、過剰な行為だ。
どんな意図があるのかわからなかった。
けれども、それより胸に引っかかっていることがある。
スコープ越しに眺めた〝彼〟の行動についてだ。
――私が撃てないとでも思っているの?
千奈美が侵入者の件を報告しなかったのは、こんなところで彼に死んでほしくないからだった。
あと一歩でも接近されていたら阿久津にもバレていたが、彼は千奈美にしか見えない位置で足を止めた。だから彼女は引き金を引かなかった。
――違う。
自問自動する千奈美。
他ならぬ自分のことだけあって、撃たなかった理由は偽れない。
あっさりと命を奪うことに躊躇したのも事実だ。単に彼を殺せれば満足、というわけではない。
けれど一番の理由は、殺したい衝動とは真逆の感情。
殺したくないと思ったのだ。
千奈美の立場としては彼を殺さなければならない。なのに、彼女は殺したくないと思った。彼女はそれを、克服せねばならない己の弱さと評した。
決意する千奈美の胸中には、もうひとつの問題がある。
――慧と一緒にいた女、何なの?
例の青色の制服ではなく、潜入任務に相応しくない派手な服装をしていた。慧と共にいたならAMYサービスの一員のはず。
スコープ越しに見た女の顔を脳裏に再現する。同じ顔を別の場所で見たことがあると、千奈美は思い出した。
つい昨晩、AMYサービスの邸宅を襲撃した際に、確かに彼女を目撃した。
――あの女性が、慧の新しいパートナーなの?
つまり、自分の代わり。
千奈美は無意識のうちに歯軋りをしていた。鏡を見せられなくとも、自分の表情が醜く歪んでいることがわかる。
胸を圧迫する痛みを和らげようと、彼女は必死に声を絞り出す。
「そんなの……ひどすぎる……」
たった一日で、長年付き合った彼女の代わりを見つけたのだ。
千奈美にとって、慧はかけがえのない存在だった。しかし彼にとっての彼女は、代役がすぐに用意できるほど軽い存在だったのか。
慧はフリーフロムという組織だけでなく、千奈美の心すらも裏切った。
――私の気持ち、なんだったんだろう。
どうしようもない人生なのは、拾われた命だからと受け入れた。
辛いと感じる日々を少しでも楽しく過ごせたのは、歳の近い彼が朗らかに話してくれたからだ。
他愛のない会話をするだけの関係と言われれば、否定はできない。
それで充分だったから。
学校にいけない彼女にとっては、それだけで幸せだったから。
彼もきっと同じように感じていると決め付けていた。だが、どうやら違ったらしい。
――それでも、いい。
慧がどのように変わったとしても、千奈美が彼に救われた過去は揺らがない。
彼女は彼に感謝している。
それはもう、命を救ってくれた藤沢と同じくらいに。
だから、彼を殺害する使命のためにも、等しく命を捧げられる。
「次はないよ、慧」
現れないであろう獲物を待ち続ける男を残し、千奈美は廃墟の階段を静かにおりた。
◆
一階の広間に藤沢がいた。彼はどこかに電話を終えた後らしく、携帯端末を手にして虚空を見つめている。
千奈美が近づくと、覇気のない瞳を彼女のほうに向けた。
「ボス、どうかした?」
「見張っていたんじゃないのか? 阿久津の誘い出した連中を」
「交代してきた、その張本人と。もともと彼の作戦だし、私がそんな協力しなくてもいいでしょ?」
「阿久津が可哀想だ。そんなことを言わず、手を貸してやれ」
「そのつもりだけど、今は必要ないって思っただけ」
そうか、と相槌を打ち、藤沢は建物の出口に歩く。千奈美もついていく。
建物の外に出た。緑に囲われた敷地の上空から、晴天が見下ろす。自分たちの存在には似合わない景色だ。
けれど美しいものは美しい。千奈美はそんな素朴な感想を抱く。
「傭兵を雇った。二人ほどな」
「異能使い?」
今度の相手は、これまでの敵とは違う。相対した千奈美には実感があり、だから藤沢が傭兵を雇うことは想定していた。
無論、敵と同じ宝典魔術師の傭兵を。
千奈美の返答に、藤沢は首肯する。
「今夜にも合流する予定だ」
「それまでに敵が攻めてきたらマズいんじゃないの?」
「マズいな。だが、阿久津の例の作戦があるから問題ない。彼の策は、ここに敵を誘い出すだけが目的じゃないからな」
「成功すると思う?」
藤沢は即答しなかった。おそらく同じ疑念があるのだと千奈美は推察する。
阿久津が民間人を巻き込む爆破テロを起こしたのは、敵の興味を引くためだ。
無関係の人が巻き込まれたとなれば、治安維持組織のAMYサービスは無視できない。爆破現場から逃走する車両を、尾行しないわけにはいかない。
敵の感情を煽ったのは、そのためだけではない。
数時間後に計画されている敵戦力を削ぎ落とす策の準備も兼ねていた。
こちらも実行するのは阿久津だ。しかし千奈美は、宝典魔術師でもない彼にAMYサービスの戦力を削ることができるのか疑わずにはいられない。
「……たとえ失敗しても、今夜を乗り切れれば勝機が訪れる」
「勝てなくても、時間を稼げれば良いってこと?」
「それがわからないほど、彼だって鈍感じゃない。人生を賭けてるんだ、この作戦に」
慧とは自分の手で決着をつけたい千奈美からすれば、阿久津には遠慮してもらいたい。そう思っていたが、藤沢から彼の覚悟を聞かされて少しだけ気が変わった。
一度だけ、機会を譲ることにした。千奈美と同じく決死の覚悟を固めた阿久津に対して、それが最低限の礼儀だと彼女は感じた。
同じ憎しみを抱く彼の想いを、一蹴はできない。
「だけど、賭けてるのは私だって同じ。ひとつ提案したいんだけど、いい?」
「内容によるな」
阿久津のやろうとしていることを知ったうえで、千奈美は作戦内容に追加を提案する。
藤沢は途中から眉根を寄せ、考え込む様子で部下の話に耳を傾けた。
「――っていうのだけど、やっていい?」
「大胆だな。許可してもいいが、無茶はするな。こちらの戦力を削がれては元も子もない」
「わかってる。じゃ、準備しておくから」
「作戦開始は一六○○だ。それまでに済ませておけ」
命じて、藤沢は三階建ての廃ビルに隣接する宿舎に入っていった。
宿舎というが、正確には工事現場にある仮設住宅だ。六畳間の長方形の住居が横に並び、二段重なる。鉄骨を組んだだけの簡易的な階段と通路は、二階にあがるためのモノだ。
宿舎も廃ビルと同じく破棄されていた。こんな優良物件をよく見つけたものだと、千奈美は藤沢の手腕に舌を巻いた。
千奈美も二階部分にある自室を目指す。
甲高い音を鳴らす鉄の階段をゆっくりとのぼる。
脳裏には、慧と過ごした日々が蘇っていた。
今度は、裏切ったか否かを確かめるためだった昨日とは違う。
彼を殺害するために会いに行く。今日で最後になるかもしれないと思うと、記憶が溢れてくるのを止められない。
十七歳の千奈美にとって、彼と過ごした八年は生きてきた時間の半分に相当する。長い時間をかけて築いた絆を思い出すほどに、彼に対する怨恨は深さを増していった。
千奈美は銃杷から頬を離す。引き金にかけていた人差し指を伸ばし、肩の力を抜き銃身を下げた。
そばの壁にもたれていた阿久津が、彼女の行動に反応する。
「奴らは?」
千奈美は窓枠で支えていたライフルを担ぎ上げた。
「来る気配がない。本当につけられてたの?」
「なんで嘘つかなきゃいけねぇんだよ。奴らは俺たちの居場所を突き止めたくてしょうがねぇはずだ。ぜってぇ探りにきてる」
「なら続きはそっちでやって。私、つかれたから」
「まだ三〇分も経ってねぇぞ? 『疲れた』はねぇだろ!」
「いいでしょ、べつに」
不愉快そうに抗議する阿久津。
千奈美は彼に片手でライフルを差し出した。阿久津もそれを拒絶はしない。渋々といった表情で受け取った。
「なんで、無関係の人を大勢巻き込むような方法をとったの?」
ライフルを窓枠に再設置する阿久津の背中に、千奈美が尋ねる。
彼は無視して作業を続けていたが、スコープの前に顔を固定すると口を開いた。
「俺たちは正義の味方ってやつじゃねぇ。自分たちが生きるためなら、関係ねぇ連中を犠牲にすることもあるだろ」
「ボスは意味もない殺人を許可しないはず」
「意味ならあっただろ? 敵が一人でも爆死してくれたら最高だったが、この場所を伝えられた。正確にはまだ突き止めてねぇかもしれねぇけど、じきにわかる。AMYサービスってのはたった四人の組織らしい。ここに誘い込めば、数的な有利を活かせる」
「派手に暴れたのは、そうすれば私たちを見過ごせないから?」
「ボスが許可してくれたんだ。俺の作戦をな」
話を聞いてみても、阿久津のやり方が強引すぎるという彼女の感想が変わることはない。
藤沢が許可したのなら批判するつもりはなかった。しかし、場所を案内するだけなら他に方法があったように思えてならない。
元々は治安維持組織として活動していただけあって、藤沢は極力民間人を巻き込まない計画を練り、遂行してきた。
それが、急に昼時で混雑している大型スーパーに爆破テロをしかけた。構成員を食わせていければそれで充分と考えているはずの藤沢にしては、過剰な行為だ。
どんな意図があるのかわからなかった。
けれども、それより胸に引っかかっていることがある。
スコープ越しに眺めた〝彼〟の行動についてだ。
――私が撃てないとでも思っているの?
千奈美が侵入者の件を報告しなかったのは、こんなところで彼に死んでほしくないからだった。
あと一歩でも接近されていたら阿久津にもバレていたが、彼は千奈美にしか見えない位置で足を止めた。だから彼女は引き金を引かなかった。
――違う。
自問自動する千奈美。
他ならぬ自分のことだけあって、撃たなかった理由は偽れない。
あっさりと命を奪うことに躊躇したのも事実だ。単に彼を殺せれば満足、というわけではない。
けれど一番の理由は、殺したい衝動とは真逆の感情。
殺したくないと思ったのだ。
千奈美の立場としては彼を殺さなければならない。なのに、彼女は殺したくないと思った。彼女はそれを、克服せねばならない己の弱さと評した。
決意する千奈美の胸中には、もうひとつの問題がある。
――慧と一緒にいた女、何なの?
例の青色の制服ではなく、潜入任務に相応しくない派手な服装をしていた。慧と共にいたならAMYサービスの一員のはず。
スコープ越しに見た女の顔を脳裏に再現する。同じ顔を別の場所で見たことがあると、千奈美は思い出した。
つい昨晩、AMYサービスの邸宅を襲撃した際に、確かに彼女を目撃した。
――あの女性が、慧の新しいパートナーなの?
つまり、自分の代わり。
千奈美は無意識のうちに歯軋りをしていた。鏡を見せられなくとも、自分の表情が醜く歪んでいることがわかる。
胸を圧迫する痛みを和らげようと、彼女は必死に声を絞り出す。
「そんなの……ひどすぎる……」
たった一日で、長年付き合った彼女の代わりを見つけたのだ。
千奈美にとって、慧はかけがえのない存在だった。しかし彼にとっての彼女は、代役がすぐに用意できるほど軽い存在だったのか。
慧はフリーフロムという組織だけでなく、千奈美の心すらも裏切った。
――私の気持ち、なんだったんだろう。
どうしようもない人生なのは、拾われた命だからと受け入れた。
辛いと感じる日々を少しでも楽しく過ごせたのは、歳の近い彼が朗らかに話してくれたからだ。
他愛のない会話をするだけの関係と言われれば、否定はできない。
それで充分だったから。
学校にいけない彼女にとっては、それだけで幸せだったから。
彼もきっと同じように感じていると決め付けていた。だが、どうやら違ったらしい。
――それでも、いい。
慧がどのように変わったとしても、千奈美が彼に救われた過去は揺らがない。
彼女は彼に感謝している。
それはもう、命を救ってくれた藤沢と同じくらいに。
だから、彼を殺害する使命のためにも、等しく命を捧げられる。
「次はないよ、慧」
現れないであろう獲物を待ち続ける男を残し、千奈美は廃墟の階段を静かにおりた。
◆
一階の広間に藤沢がいた。彼はどこかに電話を終えた後らしく、携帯端末を手にして虚空を見つめている。
千奈美が近づくと、覇気のない瞳を彼女のほうに向けた。
「ボス、どうかした?」
「見張っていたんじゃないのか? 阿久津の誘い出した連中を」
「交代してきた、その張本人と。もともと彼の作戦だし、私がそんな協力しなくてもいいでしょ?」
「阿久津が可哀想だ。そんなことを言わず、手を貸してやれ」
「そのつもりだけど、今は必要ないって思っただけ」
そうか、と相槌を打ち、藤沢は建物の出口に歩く。千奈美もついていく。
建物の外に出た。緑に囲われた敷地の上空から、晴天が見下ろす。自分たちの存在には似合わない景色だ。
けれど美しいものは美しい。千奈美はそんな素朴な感想を抱く。
「傭兵を雇った。二人ほどな」
「異能使い?」
今度の相手は、これまでの敵とは違う。相対した千奈美には実感があり、だから藤沢が傭兵を雇うことは想定していた。
無論、敵と同じ宝典魔術師の傭兵を。
千奈美の返答に、藤沢は首肯する。
「今夜にも合流する予定だ」
「それまでに敵が攻めてきたらマズいんじゃないの?」
「マズいな。だが、阿久津の例の作戦があるから問題ない。彼の策は、ここに敵を誘い出すだけが目的じゃないからな」
「成功すると思う?」
藤沢は即答しなかった。おそらく同じ疑念があるのだと千奈美は推察する。
阿久津が民間人を巻き込む爆破テロを起こしたのは、敵の興味を引くためだ。
無関係の人が巻き込まれたとなれば、治安維持組織のAMYサービスは無視できない。爆破現場から逃走する車両を、尾行しないわけにはいかない。
敵の感情を煽ったのは、そのためだけではない。
数時間後に計画されている敵戦力を削ぎ落とす策の準備も兼ねていた。
こちらも実行するのは阿久津だ。しかし千奈美は、宝典魔術師でもない彼にAMYサービスの戦力を削ることができるのか疑わずにはいられない。
「……たとえ失敗しても、今夜を乗り切れれば勝機が訪れる」
「勝てなくても、時間を稼げれば良いってこと?」
「それがわからないほど、彼だって鈍感じゃない。人生を賭けてるんだ、この作戦に」
慧とは自分の手で決着をつけたい千奈美からすれば、阿久津には遠慮してもらいたい。そう思っていたが、藤沢から彼の覚悟を聞かされて少しだけ気が変わった。
一度だけ、機会を譲ることにした。千奈美と同じく決死の覚悟を固めた阿久津に対して、それが最低限の礼儀だと彼女は感じた。
同じ憎しみを抱く彼の想いを、一蹴はできない。
「だけど、賭けてるのは私だって同じ。ひとつ提案したいんだけど、いい?」
「内容によるな」
阿久津のやろうとしていることを知ったうえで、千奈美は作戦内容に追加を提案する。
藤沢は途中から眉根を寄せ、考え込む様子で部下の話に耳を傾けた。
「――っていうのだけど、やっていい?」
「大胆だな。許可してもいいが、無茶はするな。こちらの戦力を削がれては元も子もない」
「わかってる。じゃ、準備しておくから」
「作戦開始は一六○○だ。それまでに済ませておけ」
命じて、藤沢は三階建ての廃ビルに隣接する宿舎に入っていった。
宿舎というが、正確には工事現場にある仮設住宅だ。六畳間の長方形の住居が横に並び、二段重なる。鉄骨を組んだだけの簡易的な階段と通路は、二階にあがるためのモノだ。
宿舎も廃ビルと同じく破棄されていた。こんな優良物件をよく見つけたものだと、千奈美は藤沢の手腕に舌を巻いた。
千奈美も二階部分にある自室を目指す。
甲高い音を鳴らす鉄の階段をゆっくりとのぼる。
脳裏には、慧と過ごした日々が蘇っていた。
今度は、裏切ったか否かを確かめるためだった昨日とは違う。
彼を殺害するために会いに行く。今日で最後になるかもしれないと思うと、記憶が溢れてくるのを止められない。
十七歳の千奈美にとって、彼と過ごした八年は生きてきた時間の半分に相当する。長い時間をかけて築いた絆を思い出すほどに、彼に対する怨恨は深さを増していった。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
【完結】魔王を殺された黒竜は勇者を許さない
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
ファンタジー
幼い竜は何もかも奪われた。勇者を名乗る人族に、ただ一人の肉親である父を殺される。慈しみ大切にしてくれた魔王も……すべてを奪われた黒竜は次の魔王となった。神の名づけにより力を得た彼は、魔族を従えて人間への復讐を始める。奪われた痛みを乗り越えるために。
だが、人族にも魔族を攻撃した理由があった。滅ぼされた村や町、殺された家族、奪われる数多の命。復讐は連鎖する。
互いの譲れない正義と復讐がぶつかり合う世界で、神は何を望み、幼竜に力と名を与えたのか。復讐を終えるとき、ガブリエルは何を思うだろうか。
ハッピーエンド
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/03/02……完結
2023/12/21……エブリスタ、トレンド#ファンタジー 1位
2023/12/20……アルファポリス、男性向けHOT 20位
2023/12/19……連載開始
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
東京ダンジョン物語
さきがけ
ファンタジー
10年前、世界中に突如として出現したダンジョン。
大学3年生の平山悠真は、幼馴染の綾瀬美琴と共に、新宿中央公園ダンジョンで探索者として活動していた。
ある日、ダンジョン10階層の隠し部屋で発見した七色に輝く特殊なスキルストーン。
絶体絶命の危機の中で発動したそれは、前代未聞のスキル『無限複製』だった。
あらゆる物を完全に複製できるこの力は、悠真たちの運命を大きく変えていく。
やがて妹の病を治すために孤独な戦いを続ける剣士・朝霧紗夜が仲間に加わり、3人は『無限複製』の真の可能性に気づき始める。
スキルを駆使して想像を超える強化を実現した彼らは、誰も到達できなかった未踏の階層へと挑んでいく。
無限の可能性を秘めた最強スキルを手に、若き探索者たちが紡ぐ現代ダンジョンファンタジー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる