6 / 8
第二章 アイに集っていく
二人目の刺客、そして現れる――――
しおりを挟む
「殺して食べちゃっても良いんだよね!!!!」
ゾゾ…………と、また違った悪寒が全身を覆う。明らかに状況が悪化した。それは明白だった。
なんとかアスカとアイのおかげであのガスマスクの男、この目の前のコンクリの床を突き破ってきた少女が『リズ』と呼んでいた男を無力出来たってのに……。
あーもう!!なんでこんなにトラブルが重なっていくの!?いつもはこんな事にならないのにさぁ!!!
「だ、駄目に決まってる…………だろォ。無線で言ってたじゃねェか、ボスが……そいつらに用があるって」
「えーー!!!でもリズも『殺す』とか言ってた癖にぃ!もしかしてそんなボロッボロに負かされたから急に方針変えたってワケ?」
「あ、あれは…………シンプルに頭に来てよォ」
「クッ…………リアラ!!アイ!!早くこっちに!!!」
あの奇妙な二人がウチらを挟んで会話しだした隙にウチとアイはアスカの元へ駆け込む。それと同時にアスカは鉄パイプを男の脳天へと振り下ろした。現段階での障害を少しでも排除するって考えか…………!!!
でも、それは許されなかったみたい。
「よーーーい」
彼女に背を向けアスカに向かうウチらの背中を眺めながら、彼女は全身を低く、重心を下げ、まるで獣のような構えを…………。
「ドン」
その刹那、その場から彼女は消えた。
いや、消えたのでは無い。もう、ウチらを追い越してアスカのすぐそばにまで近づいていた…………ッ!!!!
嘘でしょ!?いくらなんでも速すぎる!!!ウチもアイも驚愕のあまり口を開け、走りながら眺めるしか出来ない。
「ウリァ!!」
瞬間、彼女は自身の右腕で――――――いや自身の右腕に取り付けられた『円盤状の盾』で殴りかかるッ!!
それをアスカは華麗な身のこなしで間一髪の回避。とても柔軟な動き、アスカの強さが出た。
「チッ、このメス豚が。案外動き速いじゃーん」
明るい声色、親しみやすそうな喋り方。そしてそれにそぐわない言葉の数々、あの血走らせた『眼』…………もうウチでも分かる。あの少女は、ウチらの常識に当てはまらない存在なのだと。
「遊ぶなァ……そいつよりもお前の後ろの二人を、狙え…………」
「…………ッ!!!!」
男――――リズと呼ばれていた男はそう助言を言い放ち、プツンと糸でも切れたかのように倒れこむ。恐らく、アスカの叩き込んだ一撃が余程効いたのだろう。これでまた敵は一人。
いや、そんな甘い状況なの?そんな訳がない。彼らは『便利屋』だ。あの感じだと他にも何人か下の階に居るのだろう。この盾の少女がいち早くここに辿り着いただけ。
そしてきっと、あの少女は次にはウチたちを――――――――――――
ほら。
「死んで」
「リ、リア――――――」
隣のアイが叫ぶ。もうウチの視界にはおぞましい形相で向かってくる盾の少女しか映っていない。彼女は右腕を振り上げ――――ああ、なるほど。盾の裏に鋭利な刃物がいくつか張り付いている。コレで、殺すのかな。
もう迫ってくる。アスカとアイの声も聞こえない。視界に、盾、刃、狂気に染まった濁った赤目、あの無邪気な笑み。
ころされる。
――――――それは奇跡、いや定められた運命?どちらにせよ、ウチの人生の幕が降ろされるのは、一つの大砲のような銃声によって阻まれたようだった。
「な…………!?」
あの少女も驚いた様子で動きを止めた。もうウチに触れられそうなとてつもなく近い距離で、止まってくれた。彼女にとっても想定外の状況なの?
というより、この銃声は何…………?アスカは銃なんて使わないし、アイはもってのほかのハズだ。
彼女たちの仲間――――――
そんなウチの予想は当たった。
ふと、アスカの方を見るとガスマスクの男の近くに複数人の人影が見えた。その中でも異様な雰囲気を出している一人の男、右目に包帯をし煙草を加えている…………。もしかして、まさか!?
「――――――ボス」
動きを止めた少女から漏れた一言。やはり、そうなんだ。親玉…………か。
「レイ」
声を聴くだけで分かる。この人はとてつもない修羅場を潜り抜けてきた人だと。自分たちなんかとは比べ物にならないような…………。
「武器を構えるのを止めて、こっちに来い」
――――――ほぇ?
◇◇◇
「すまなかった」
タロンのボスと呼ばれた隻眼の男は、開口一番にそう言った。それに合わせて彼を取り囲む部下たち、そしてあの盾の少女でさえも頭を下げ始めた。
「え、え?ウチらを殺すつもりじゃ…………」
「そんな事をしてもメリットは無い」
言い切られた。そして男は話を続ける――――――
「確かに最初は殺すつもりで俺の部下も君らを襲った。まさかここに忍び込むやつがいるとは思わなかったもので、つい焦ったんだろう。だが、君たちだと分かれば話は別だ」
「……ねぇ。さっきからずっと気になっているけれど、どうして貴方たちは私たちの事を知っているのよ。そんなに有名人だったかしら」
「アスカと、リアラは有名人なのですか?」
「いやいやいやぁ、そんなことは――――――」
「俺たちは、お前らの手に入れた『ブツ』の事を追っている」
少しだけ弛緩したかに思えた空気は、再び凍てつく。それは絶対に、『アイちゃん』の事だ。
「へぇ。それはどこから聞いたのかしら?」
「たまたまお前たちのネットワークを一時的にハッキングし、傍受出来たんだよ。お前たちは地下通路を通ってラボからタワーへと送られる『ブツ』を強奪するつもりだと。それはきっと、現状を打破出来る代物に違いないと踏んだ訳だ」
「でも、ウチらはこうやってこんなところにまで出張しに来てたんだよ!?何も持ってないって――――」
「まぁそうだが、俺が気になるのはそのお前ら二人が自分たちの背後に隠しているその紫目の女の事だ」
ヒュ…………と息が詰まる。マズい。このままじゃ…………なんだか良くない気がする。
「あ、ああ!この子はその『ブツ』を奪う作戦の時に初めて呼んだのよ!人員がもう少し欲しかったからさ!でもウチは、この子の事気に入って、仲間にしたのよ!」
うっかり口がベラベラと嘘を吐く。まぁ、気に入って仲間――――家族にしたのは合ってたりするけど。
アスカとアイはウチの事を不安そうに見つめる。うう、そんな目で見ないで吐きそう。
「そうか。分かった。じゃあもうその成果を持って帰れ」
「ひぇぇええ許し――――――え?」
「ん?なんだ?いち早くこの場から去りたいのではないのか」
思ってた感じと違う。あの話が通じた?いや、あり得るの…………。
でも、もう縋るしかない。
「ボス!!このメス豚たち逃がしちゃうんですか!!!!」
「レイ。一旦黙ってくれ」
ガスマスク男を背負った盾の少女――――レイと呼ばれた少女はボスの隻眼男に抗議するが、すぐに黙ってしまった。正直、あんな子が他の人の言う事聞くものなんだなと思ってしまう。
「帰れ」
「わ、分かったわ。リアラ、アイ、急いで帰るわよ」
「「う、うん」」
とにかくウチらは荷物を持ち、そそくさと階段から退場するのだった。
◇◇◇
「リアラ、どう思う?」
「どうって?」
「あの、ボスって呼ばれていた人の話」
帰り道の裏通りでアスカに突然聞かれたが、ウチは正直難しい事は考えられないんで…………。
「そのまま信じちゃうかな」
「そう、分かったわ。もう今日はこのまま帰りましょ」
「なんだか、凄いですね」
「――――――アイ?」
足を止め、俯くアイの方へ振りかえる。その顔には複雑な心境がうかがえた。
「私、アイはこんなものを廃墟などから漁って物資を調達するなんてどうかと思ってました。でも、リアラたちの言う通りで、この世界は私の知っている世界とあまりにも違っていて、ここまでしないと暮らしていけないのも…………理解しました。
今日だって、アスカもリアラも大怪我を負っていてもおかしくありませんでした。私も、あのように庇ってくれなかったらあの人たちに何をされるか…………不安でしょうがありませんでした。ホントに、ほんとに――――――」
ぎゅっと、抱きしめる。母が子にするような抱擁。まさか自分がこんな事をするなんて思わなかったけど、今はしなければならないと感じた。
「な、リ……アラ?」
「アイちゃん。一旦、難しい事は考えないで、落ち着こう?今日はちょっと大変だったでしょ?」
そもそも、いつもこんな危ない目に合ってる訳じゃないんだよね……………………。
「だから、ね。今は帰ろう」
「――――――はい」
アイがどんな顔をしていたかは見えなかったけれど。これで少しでもアイが楽になってくれればなと、救いになってくれればなと。そう願う。
もう妹のように、失いたくはない。
「アイ、もっと二人の事が知りたいです。よく考えると、街の事は教えて貰ってもリアラとアスカのお話はまだ聞けていません」
「あら?確かにそうね。私の話とリアラの話も近いうちにしましょうか」
「おっけ!そうと決まればちゃちゃっと帰ろ!!」
そうだ。近いうちに、もっと話し合おう。とにかく気になる事だらけだけど。今はそんな懸念よりも、親睦。日常を大切にしたい。
抱きしめていた腕を離し、アイを挟むように両側からアスカと共にアイの手を握る。ウチは右手、アスカは左手を。大事に握るのだ――――――
絶対に離すものか。そう誓って。
ゾゾ…………と、また違った悪寒が全身を覆う。明らかに状況が悪化した。それは明白だった。
なんとかアスカとアイのおかげであのガスマスクの男、この目の前のコンクリの床を突き破ってきた少女が『リズ』と呼んでいた男を無力出来たってのに……。
あーもう!!なんでこんなにトラブルが重なっていくの!?いつもはこんな事にならないのにさぁ!!!
「だ、駄目に決まってる…………だろォ。無線で言ってたじゃねェか、ボスが……そいつらに用があるって」
「えーー!!!でもリズも『殺す』とか言ってた癖にぃ!もしかしてそんなボロッボロに負かされたから急に方針変えたってワケ?」
「あ、あれは…………シンプルに頭に来てよォ」
「クッ…………リアラ!!アイ!!早くこっちに!!!」
あの奇妙な二人がウチらを挟んで会話しだした隙にウチとアイはアスカの元へ駆け込む。それと同時にアスカは鉄パイプを男の脳天へと振り下ろした。現段階での障害を少しでも排除するって考えか…………!!!
でも、それは許されなかったみたい。
「よーーーい」
彼女に背を向けアスカに向かうウチらの背中を眺めながら、彼女は全身を低く、重心を下げ、まるで獣のような構えを…………。
「ドン」
その刹那、その場から彼女は消えた。
いや、消えたのでは無い。もう、ウチらを追い越してアスカのすぐそばにまで近づいていた…………ッ!!!!
嘘でしょ!?いくらなんでも速すぎる!!!ウチもアイも驚愕のあまり口を開け、走りながら眺めるしか出来ない。
「ウリァ!!」
瞬間、彼女は自身の右腕で――――――いや自身の右腕に取り付けられた『円盤状の盾』で殴りかかるッ!!
それをアスカは華麗な身のこなしで間一髪の回避。とても柔軟な動き、アスカの強さが出た。
「チッ、このメス豚が。案外動き速いじゃーん」
明るい声色、親しみやすそうな喋り方。そしてそれにそぐわない言葉の数々、あの血走らせた『眼』…………もうウチでも分かる。あの少女は、ウチらの常識に当てはまらない存在なのだと。
「遊ぶなァ……そいつよりもお前の後ろの二人を、狙え…………」
「…………ッ!!!!」
男――――リズと呼ばれていた男はそう助言を言い放ち、プツンと糸でも切れたかのように倒れこむ。恐らく、アスカの叩き込んだ一撃が余程効いたのだろう。これでまた敵は一人。
いや、そんな甘い状況なの?そんな訳がない。彼らは『便利屋』だ。あの感じだと他にも何人か下の階に居るのだろう。この盾の少女がいち早くここに辿り着いただけ。
そしてきっと、あの少女は次にはウチたちを――――――――――――
ほら。
「死んで」
「リ、リア――――――」
隣のアイが叫ぶ。もうウチの視界にはおぞましい形相で向かってくる盾の少女しか映っていない。彼女は右腕を振り上げ――――ああ、なるほど。盾の裏に鋭利な刃物がいくつか張り付いている。コレで、殺すのかな。
もう迫ってくる。アスカとアイの声も聞こえない。視界に、盾、刃、狂気に染まった濁った赤目、あの無邪気な笑み。
ころされる。
――――――それは奇跡、いや定められた運命?どちらにせよ、ウチの人生の幕が降ろされるのは、一つの大砲のような銃声によって阻まれたようだった。
「な…………!?」
あの少女も驚いた様子で動きを止めた。もうウチに触れられそうなとてつもなく近い距離で、止まってくれた。彼女にとっても想定外の状況なの?
というより、この銃声は何…………?アスカは銃なんて使わないし、アイはもってのほかのハズだ。
彼女たちの仲間――――――
そんなウチの予想は当たった。
ふと、アスカの方を見るとガスマスクの男の近くに複数人の人影が見えた。その中でも異様な雰囲気を出している一人の男、右目に包帯をし煙草を加えている…………。もしかして、まさか!?
「――――――ボス」
動きを止めた少女から漏れた一言。やはり、そうなんだ。親玉…………か。
「レイ」
声を聴くだけで分かる。この人はとてつもない修羅場を潜り抜けてきた人だと。自分たちなんかとは比べ物にならないような…………。
「武器を構えるのを止めて、こっちに来い」
――――――ほぇ?
◇◇◇
「すまなかった」
タロンのボスと呼ばれた隻眼の男は、開口一番にそう言った。それに合わせて彼を取り囲む部下たち、そしてあの盾の少女でさえも頭を下げ始めた。
「え、え?ウチらを殺すつもりじゃ…………」
「そんな事をしてもメリットは無い」
言い切られた。そして男は話を続ける――――――
「確かに最初は殺すつもりで俺の部下も君らを襲った。まさかここに忍び込むやつがいるとは思わなかったもので、つい焦ったんだろう。だが、君たちだと分かれば話は別だ」
「……ねぇ。さっきからずっと気になっているけれど、どうして貴方たちは私たちの事を知っているのよ。そんなに有名人だったかしら」
「アスカと、リアラは有名人なのですか?」
「いやいやいやぁ、そんなことは――――――」
「俺たちは、お前らの手に入れた『ブツ』の事を追っている」
少しだけ弛緩したかに思えた空気は、再び凍てつく。それは絶対に、『アイちゃん』の事だ。
「へぇ。それはどこから聞いたのかしら?」
「たまたまお前たちのネットワークを一時的にハッキングし、傍受出来たんだよ。お前たちは地下通路を通ってラボからタワーへと送られる『ブツ』を強奪するつもりだと。それはきっと、現状を打破出来る代物に違いないと踏んだ訳だ」
「でも、ウチらはこうやってこんなところにまで出張しに来てたんだよ!?何も持ってないって――――」
「まぁそうだが、俺が気になるのはそのお前ら二人が自分たちの背後に隠しているその紫目の女の事だ」
ヒュ…………と息が詰まる。マズい。このままじゃ…………なんだか良くない気がする。
「あ、ああ!この子はその『ブツ』を奪う作戦の時に初めて呼んだのよ!人員がもう少し欲しかったからさ!でもウチは、この子の事気に入って、仲間にしたのよ!」
うっかり口がベラベラと嘘を吐く。まぁ、気に入って仲間――――家族にしたのは合ってたりするけど。
アスカとアイはウチの事を不安そうに見つめる。うう、そんな目で見ないで吐きそう。
「そうか。分かった。じゃあもうその成果を持って帰れ」
「ひぇぇええ許し――――――え?」
「ん?なんだ?いち早くこの場から去りたいのではないのか」
思ってた感じと違う。あの話が通じた?いや、あり得るの…………。
でも、もう縋るしかない。
「ボス!!このメス豚たち逃がしちゃうんですか!!!!」
「レイ。一旦黙ってくれ」
ガスマスク男を背負った盾の少女――――レイと呼ばれた少女はボスの隻眼男に抗議するが、すぐに黙ってしまった。正直、あんな子が他の人の言う事聞くものなんだなと思ってしまう。
「帰れ」
「わ、分かったわ。リアラ、アイ、急いで帰るわよ」
「「う、うん」」
とにかくウチらは荷物を持ち、そそくさと階段から退場するのだった。
◇◇◇
「リアラ、どう思う?」
「どうって?」
「あの、ボスって呼ばれていた人の話」
帰り道の裏通りでアスカに突然聞かれたが、ウチは正直難しい事は考えられないんで…………。
「そのまま信じちゃうかな」
「そう、分かったわ。もう今日はこのまま帰りましょ」
「なんだか、凄いですね」
「――――――アイ?」
足を止め、俯くアイの方へ振りかえる。その顔には複雑な心境がうかがえた。
「私、アイはこんなものを廃墟などから漁って物資を調達するなんてどうかと思ってました。でも、リアラたちの言う通りで、この世界は私の知っている世界とあまりにも違っていて、ここまでしないと暮らしていけないのも…………理解しました。
今日だって、アスカもリアラも大怪我を負っていてもおかしくありませんでした。私も、あのように庇ってくれなかったらあの人たちに何をされるか…………不安でしょうがありませんでした。ホントに、ほんとに――――――」
ぎゅっと、抱きしめる。母が子にするような抱擁。まさか自分がこんな事をするなんて思わなかったけど、今はしなければならないと感じた。
「な、リ……アラ?」
「アイちゃん。一旦、難しい事は考えないで、落ち着こう?今日はちょっと大変だったでしょ?」
そもそも、いつもこんな危ない目に合ってる訳じゃないんだよね……………………。
「だから、ね。今は帰ろう」
「――――――はい」
アイがどんな顔をしていたかは見えなかったけれど。これで少しでもアイが楽になってくれればなと、救いになってくれればなと。そう願う。
もう妹のように、失いたくはない。
「アイ、もっと二人の事が知りたいです。よく考えると、街の事は教えて貰ってもリアラとアスカのお話はまだ聞けていません」
「あら?確かにそうね。私の話とリアラの話も近いうちにしましょうか」
「おっけ!そうと決まればちゃちゃっと帰ろ!!」
そうだ。近いうちに、もっと話し合おう。とにかく気になる事だらけだけど。今はそんな懸念よりも、親睦。日常を大切にしたい。
抱きしめていた腕を離し、アイを挟むように両側からアスカと共にアイの手を握る。ウチは右手、アスカは左手を。大事に握るのだ――――――
絶対に離すものか。そう誓って。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる