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第49話 そういう事情か
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リエリナの口から、カトリーヌを苛めている主犯格がローザアリアかも知れないと聞いた数時間後。
ザガードはとある所で、リエリナが出て来るのを待っていた。
リエリナの護衛であるザガードだが、元は奴隷だとかそんな事で難癖をつける者は居る。
そんな者達にには好きに言わせているが、そんなザガードでも学園では入れない所が幾つかある。
その内の一つがトイレだ。
歩いていると、リエリナが「お花を摘みに行きたい」と言い出したので、トイレに向かう事になった。
流石に男性であるザガードが女性トイレに入るのは問題なので、トイレの入り口で待っていた。
(女性のトイレは長いと言うが、お嬢様のトイレは特に長いのではないだろうか? ・・・・・・うん?)
トイレの前で待っていると、トイレに入ろうとする女子学生達がチラチラと自分を見てきた。
リエリナの護衛だと分かっていても、男性が女性用トイレの前に居るのは流石に嫌なのだろう。
その気持ちはよく分かるので、ザガードは何も言えなかった。
このまま此処に居ると、トイレに用がある女子学生達に不審者を見る様な目で見られる気がしたので、ザガードはその場を離れる事にした。
離れたザガードはトイレは見えるが、それなりに離れた所を探した。
すると。
「ですから、お嬢様はこのような事は望んではいません。直ぐにお止めなさい」
「ですが。あの成り上がりがしてはいけない事をしたのは事実ですわっ」
そんな話し声が聞こえて来た。
誰が話しているんだと思い、ザガードは話し声が聞こえる所に向かう。
話し声が聞こえた所に向かうと、其処ではザガードの同学年の女子学生達が話をしていた
ザガードは物陰からそっと話をしている女子学生達の顔を見る。
(あれは、確かローザアリア様の護衛のシオーネという女性だったな。残りは・・・・・・おや?)
シオーネと話をしている女子学生達の顔を見て、ザガードは少し驚いていた。
何故なら、シオーネと話をしている女子学生達はこの前、カトリーヌに嫌味を言っていた者達だったからだ。
その者達と何の話をしているのか、気になり耳を澄ませるザガード。
「何度も言っている様に、お嬢様は此度の事はどうも思っていません。なので、即刻カトリーヌ様にしている事を止める様にとのお達しです」
「しかし、シオーネ様。それでは、あの成り上がりがつけあがるかもしれませんっ」
「王子殿下の婚約者はローザアリア様と決まっているのに、あの成り上がりは色目を使って、殿下を誑かせているのですっ。でければ、殿下がローザアリア様を冷たくしない筈です」
彼女らが言う成り上がりとはカトリーヌの事を言っているのだろう。
彼女の家は元は木こりだったという話だから、生まれた時から貴族だった彼女たちからしたら成り上がりと言うのも頷けた。
「何度も言うように、お嬢様はその様な些事に気を囚われる方ではありません。それよりも、貴女達がしている事の方に気を揉んでいる様子。ですので、直ぐにお止めください」
「いえっ、これは必要な事です」
「こうでもしないと、あの成り上がりはつけあがって、殿下を誑かすに決まっております」
「これもすべてローザアリア様の為なのですっ」
口論を続けているシオーネ達の話を聞いて、ザガードは思った。
(成程な。カトリーヌ様が受けている虐めは、ローザアリア様の指示ではなく、縁戚の者達が勝手にしていた事だという事か・・・・・・)
そうと分かると、何故かザガードはホッとしていた。
ザガードはとある所で、リエリナが出て来るのを待っていた。
リエリナの護衛であるザガードだが、元は奴隷だとかそんな事で難癖をつける者は居る。
そんな者達にには好きに言わせているが、そんなザガードでも学園では入れない所が幾つかある。
その内の一つがトイレだ。
歩いていると、リエリナが「お花を摘みに行きたい」と言い出したので、トイレに向かう事になった。
流石に男性であるザガードが女性トイレに入るのは問題なので、トイレの入り口で待っていた。
(女性のトイレは長いと言うが、お嬢様のトイレは特に長いのではないだろうか? ・・・・・・うん?)
トイレの前で待っていると、トイレに入ろうとする女子学生達がチラチラと自分を見てきた。
リエリナの護衛だと分かっていても、男性が女性用トイレの前に居るのは流石に嫌なのだろう。
その気持ちはよく分かるので、ザガードは何も言えなかった。
このまま此処に居ると、トイレに用がある女子学生達に不審者を見る様な目で見られる気がしたので、ザガードはその場を離れる事にした。
離れたザガードはトイレは見えるが、それなりに離れた所を探した。
すると。
「ですから、お嬢様はこのような事は望んではいません。直ぐにお止めなさい」
「ですが。あの成り上がりがしてはいけない事をしたのは事実ですわっ」
そんな話し声が聞こえて来た。
誰が話しているんだと思い、ザガードは話し声が聞こえる所に向かう。
話し声が聞こえた所に向かうと、其処ではザガードの同学年の女子学生達が話をしていた
ザガードは物陰からそっと話をしている女子学生達の顔を見る。
(あれは、確かローザアリア様の護衛のシオーネという女性だったな。残りは・・・・・・おや?)
シオーネと話をしている女子学生達の顔を見て、ザガードは少し驚いていた。
何故なら、シオーネと話をしている女子学生達はこの前、カトリーヌに嫌味を言っていた者達だったからだ。
その者達と何の話をしているのか、気になり耳を澄ませるザガード。
「何度も言っている様に、お嬢様は此度の事はどうも思っていません。なので、即刻カトリーヌ様にしている事を止める様にとのお達しです」
「しかし、シオーネ様。それでは、あの成り上がりがつけあがるかもしれませんっ」
「王子殿下の婚約者はローザアリア様と決まっているのに、あの成り上がりは色目を使って、殿下を誑かせているのですっ。でければ、殿下がローザアリア様を冷たくしない筈です」
彼女らが言う成り上がりとはカトリーヌの事を言っているのだろう。
彼女の家は元は木こりだったという話だから、生まれた時から貴族だった彼女たちからしたら成り上がりと言うのも頷けた。
「何度も言うように、お嬢様はその様な些事に気を囚われる方ではありません。それよりも、貴女達がしている事の方に気を揉んでいる様子。ですので、直ぐにお止めください」
「いえっ、これは必要な事です」
「こうでもしないと、あの成り上がりはつけあがって、殿下を誑かすに決まっております」
「これもすべてローザアリア様の為なのですっ」
口論を続けているシオーネ達の話を聞いて、ザガードは思った。
(成程な。カトリーヌ様が受けている虐めは、ローザアリア様の指示ではなく、縁戚の者達が勝手にしていた事だという事か・・・・・・)
そうと分かると、何故かザガードはホッとしていた。
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