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第51話 それはどうなのだろうか
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シオーネと話した数日後。
相変わらずカトリーヌの苛めは止まる事は無かった。
ザガードもクラスが違うので止める事が出来ないので、内心忸怩たる思いであった。
あれだけ言っても止まらないのであれば、もうローザアリアが直接止めろと言わない限り止まらないだろうと思われた。
しかし、ローザアリアがは直接言って止める事はしなかった。
「何故、ローザアリア様は止めないでしょうね」
ザガードは不思議に思いリエリナに訊ねた。
「簡単な事よ。もし、止めたら後始末が大変だからよ」
「大変ですか? 申し訳ありません。言葉の意味がよく分からないのですが」
「そうね。・・・・・・もし、ここでローザアリア様がカトリーヌ様の苛めの主犯を止める様に言ったとするわ。そうなったらどうなると思う?」
「万事解決では?」
ザガードがそう言うと、リエリナは首を横に振る。
「もし、そんな事になったら、カトリーヌ様を苛めた人達に何らかの罰を与えないと駄目になるわ」
「何故ですか?」
「シオーネ様が止める様に言ったのよ。その時点でもうローザアリア様が止める様に言った筈よ。それなのにやめなかったのだから、流石に罰を与えないと示しがつかないわよ」
「示しですか。確かにそうですね」
ローザアリアが直接言えば、流石にカトリーヌを苛めていた者だけではなくその者の家と手を貸した者達も同罪と言えた。
幾ら、やってはいけない事をしたカトリーヌを気に入らないから苛めていたからと言って、その者の家まで罰を与えるのは少々酷と言えるだろう。
「その者だけ罰するというのは駄目なのですか?」
「カトリーヌ様がライアン王子に気に入られているからね。じゃないと、ライアン王子が文句をつけるでしょうね。〝罰が甘い〟とか言ってね」
リエリナにそう言われてザガードは何も言えなかった。
何となくだが、あの王子ならそう言うのでは思えたからだ。
「イヴァン義兄上は温和な性格だけど、ライアン王子は直情的で凝り固まった価値観があるから、何かしらしないと何かしら問題を起こすでしょうね」
リエリナがそう断言するのを聞いて、ザガードは不吉な予感をしていた。
そして、その予感が的中したのか、ザガード達の前方に人だかりが出来ていた。
「何かあったのかしら?」
「さぁ」
リエリナと話をしていると。
「いい加減に止めろ。ローザアリアっ‼」
男の怒鳴り声で『ローザアリア』と呼ぶ声を聞こえて、リエリナと顔を見合わせるザガート。
そして、ザガード達は人だかりを避けながら人だかりの中心部に向かった。
相変わらずカトリーヌの苛めは止まる事は無かった。
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しかし、ローザアリアがは直接言って止める事はしなかった。
「何故、ローザアリア様は止めないでしょうね」
ザガードは不思議に思いリエリナに訊ねた。
「簡単な事よ。もし、止めたら後始末が大変だからよ」
「大変ですか? 申し訳ありません。言葉の意味がよく分からないのですが」
「そうね。・・・・・・もし、ここでローザアリア様がカトリーヌ様の苛めの主犯を止める様に言ったとするわ。そうなったらどうなると思う?」
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「もし、そんな事になったら、カトリーヌ様を苛めた人達に何らかの罰を与えないと駄目になるわ」
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「示しですか。確かにそうですね」
ローザアリアが直接言えば、流石にカトリーヌを苛めていた者だけではなくその者の家と手を貸した者達も同罪と言えた。
幾ら、やってはいけない事をしたカトリーヌを気に入らないから苛めていたからと言って、その者の家まで罰を与えるのは少々酷と言えるだろう。
「その者だけ罰するというのは駄目なのですか?」
「カトリーヌ様がライアン王子に気に入られているからね。じゃないと、ライアン王子が文句をつけるでしょうね。〝罰が甘い〟とか言ってね」
リエリナにそう言われてザガードは何も言えなかった。
何となくだが、あの王子ならそう言うのでは思えたからだ。
「イヴァン義兄上は温和な性格だけど、ライアン王子は直情的で凝り固まった価値観があるから、何かしらしないと何かしら問題を起こすでしょうね」
リエリナがそう断言するのを聞いて、ザガードは不吉な予感をしていた。
そして、その予感が的中したのか、ザガード達の前方に人だかりが出来ていた。
「何かあったのかしら?」
「さぁ」
リエリナと話をしていると。
「いい加減に止めろ。ローザアリアっ‼」
男の怒鳴り声で『ローザアリア』と呼ぶ声を聞こえて、リエリナと顔を見合わせるザガート。
そして、ザガード達は人だかりを避けながら人だかりの中心部に向かった。
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