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第60話 この二人、実は仲が良い
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リエリナは宣言通りにカトリーヌを連れてリウンシュハイム家の次期当主の下に行く。
「あのその方はどちらにおられるのですか?」
「この時間なら、家にいる筈だけど」
と言って学園の外へと連れ出した。
カトリーヌを家の馬車に乗せて、御者のオロルフに行先を告げて後はオロルフに任せた。
その後、リエリナはカトリーヌと雑談に興じた。
「でね。最近、料理する様になったの」
「そうなんですか。料理って作るの大変ですけど完成した物を見ると、何か達成感がありますよね」
「分かるわ。それ」
二人は長年の友人のように会話を楽しんでいた。
そんな中にいるザガードは何も言わず、ただ彫像の様に固まっていた。
学園を出て、馬車を進ませる事一時間。
「見えて来たわね」
リエリナが窓越しに外を見て呟く。
カトリーヌも窓の外を見ると、大きくて立派な門が見えた。
扉の所に建っている門番が御者のオロルフと話をした。
話し終えると、門番が扉を開けてくれた。
馬車が屋敷の中へと進んで行く。
カトリーヌは石畳で舗装され道を進む馬車の窓から見える庭を見ながらリエリナに訊ねる。
「そのリウンシュハイム家の次期当主というのはどんな方なのですか?」
「一言で言えば、馬が合わない女ね」
「は、はぁ」
リエリナの人物評を聞いて、何とも言えない顔をするカトリーヌ。
これでは分からないだろうと思いザガードが細くした。
「名前をカルディアという方なのですが。何と言いますか、お嬢様と相性が悪いというか良すぎて逆に喧嘩が絶えないと言うべきか」
「ザガード。わたしは別にあいつとは仲が良いわけではないわっ」
リエリナはそう言って顔を背ける。
それを見て、これは気軽に触れては駄目なんだろうと判断したカトリーヌはそれ以上訊いてこなかった。
そう話をしている内に、屋敷の玄関の所まで来た。
オロルフが扉を開け、まず出て来たのはザガードであった。
次にカトリーヌが出て来た。ザガードはカトリーヌの手を取り地面へと下ろした。
「ありがとうございます」
「いえ、これも当然の事ですから」
カトリーヌの感謝したので答えて、リエリナが出て来たのでザガードはその手を取り地面へと下ろした。
「ご苦労様」
「はっ」
リエリナの労いにザガードは一礼した。
「・・・・・・よし。行きましょうか」
リエリナが深く息を吸いドアノブに手を掻けようとしたら。
バンっという音と主に扉が開いた。
「良く来たわね。ザガード」
扉を開けたと思われる人物が笑顔でザガードの所まで来た。
ウエーブがかった長髪をカールさせてている。垂れた目に鳶色の瞳。上品そうな顔立ち。
右目の泣き黒子が二つあった。
女性にしては平均的な身長で均整の取れたプロポーションをしていた。
「今日はどんな用かしら? もしかして、とうとうリエリナの護衛の仕事を辞めてわたしの下に来る気になったの⁈ きゃあっ、今日は良い日ね。御馳走を出しましょうっ」
「・・・・・・ちょっと、わたしには何か言う事はないの?」
ドアが顔面に当たり赤くなった鼻の頭を抑えるリエリナ。
「あら、リエリナ。居たの。全然、気付かなかったわ」
「相変わらず良い度胸をしているわねっ」
「おっほほほ、そんなに褒めないでくれる」
「誉めてないわよっ」
リエリナはザガードと話をしていた女性と口論を始めた。
その様子を見ながらカトリーヌはザガードに訊ねた。
「あの、こちらの方は?」
「こちらはリウンシュハイム家の次期当主であられるカルディア=フォン=リウンシュハイム様であられます」
「この方が。・・・・・・あの、リエリナ様とカルディア様は、何時もこんな感じなのですか?」
「はい。いつもこんな感じです」
ザガードは溜め息を吐きながら認めた。
「あのその方はどちらにおられるのですか?」
「この時間なら、家にいる筈だけど」
と言って学園の外へと連れ出した。
カトリーヌを家の馬車に乗せて、御者のオロルフに行先を告げて後はオロルフに任せた。
その後、リエリナはカトリーヌと雑談に興じた。
「でね。最近、料理する様になったの」
「そうなんですか。料理って作るの大変ですけど完成した物を見ると、何か達成感がありますよね」
「分かるわ。それ」
二人は長年の友人のように会話を楽しんでいた。
そんな中にいるザガードは何も言わず、ただ彫像の様に固まっていた。
学園を出て、馬車を進ませる事一時間。
「見えて来たわね」
リエリナが窓越しに外を見て呟く。
カトリーヌも窓の外を見ると、大きくて立派な門が見えた。
扉の所に建っている門番が御者のオロルフと話をした。
話し終えると、門番が扉を開けてくれた。
馬車が屋敷の中へと進んで行く。
カトリーヌは石畳で舗装され道を進む馬車の窓から見える庭を見ながらリエリナに訊ねる。
「そのリウンシュハイム家の次期当主というのはどんな方なのですか?」
「一言で言えば、馬が合わない女ね」
「は、はぁ」
リエリナの人物評を聞いて、何とも言えない顔をするカトリーヌ。
これでは分からないだろうと思いザガードが細くした。
「名前をカルディアという方なのですが。何と言いますか、お嬢様と相性が悪いというか良すぎて逆に喧嘩が絶えないと言うべきか」
「ザガード。わたしは別にあいつとは仲が良いわけではないわっ」
リエリナはそう言って顔を背ける。
それを見て、これは気軽に触れては駄目なんだろうと判断したカトリーヌはそれ以上訊いてこなかった。
そう話をしている内に、屋敷の玄関の所まで来た。
オロルフが扉を開け、まず出て来たのはザガードであった。
次にカトリーヌが出て来た。ザガードはカトリーヌの手を取り地面へと下ろした。
「ありがとうございます」
「いえ、これも当然の事ですから」
カトリーヌの感謝したので答えて、リエリナが出て来たのでザガードはその手を取り地面へと下ろした。
「ご苦労様」
「はっ」
リエリナの労いにザガードは一礼した。
「・・・・・・よし。行きましょうか」
リエリナが深く息を吸いドアノブに手を掻けようとしたら。
バンっという音と主に扉が開いた。
「良く来たわね。ザガード」
扉を開けたと思われる人物が笑顔でザガードの所まで来た。
ウエーブがかった長髪をカールさせてている。垂れた目に鳶色の瞳。上品そうな顔立ち。
右目の泣き黒子が二つあった。
女性にしては平均的な身長で均整の取れたプロポーションをしていた。
「今日はどんな用かしら? もしかして、とうとうリエリナの護衛の仕事を辞めてわたしの下に来る気になったの⁈ きゃあっ、今日は良い日ね。御馳走を出しましょうっ」
「・・・・・・ちょっと、わたしには何か言う事はないの?」
ドアが顔面に当たり赤くなった鼻の頭を抑えるリエリナ。
「あら、リエリナ。居たの。全然、気付かなかったわ」
「相変わらず良い度胸をしているわねっ」
「おっほほほ、そんなに褒めないでくれる」
「誉めてないわよっ」
リエリナはザガードと話をしていた女性と口論を始めた。
その様子を見ながらカトリーヌはザガードに訊ねた。
「あの、こちらの方は?」
「こちらはリウンシュハイム家の次期当主であられるカルディア=フォン=リウンシュハイム様であられます」
「この方が。・・・・・・あの、リエリナ様とカルディア様は、何時もこんな感じなのですか?」
「はい。いつもこんな感じです」
ザガードは溜め息を吐きながら認めた。
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