84 / 88
第84話 関係者という事で
しおりを挟む
翌日。
カルディアが屋敷に訪ねて来た。
事前に約束はしてないので、何かしら重要な要件があったので来たと直ぐに分かった。
リエリナもそれが分かっているのか、カルディアが訊ねて来たと聞くなり、直ぐに客間の通して身支度を整えた。
その間の相手としてザガードがカルディアの話し相手となった。
「ねぇ、ザガード。聞いてくれる」
「はい。何でしょうか?」
「昨日の一件で使用人の身辺調査をしたら色々な事が出るわ出るわの大騒ぎだったのよ」
「そうですか」
「お蔭で、使用人の殆どが捕まったわ」
「そうですか」
「だから、うちの屋敷には使用人を募集していうの。今なら待遇は応相談で受け入れるつもりなの」
「はぁ」
「だから、貴方も来ない? 今ならわたしの婿になる権利も付くわよ」
猫撫で声で言うカルディア。
甘えた声を出しているが、疲れ切った瞳をしていた。
これは相当困っているんだなと思うザガード。だが、答えは。
「謹んでお断りします」
ザガードはキッパリと断った。
「ええ、この屋敷よりも給金の三倍は出すわよ」
「お断りします」
「じゃあ、四倍っ」
「どれだけ積まれてもお断りします」
その後もカルディアは好条件を出すのがだが、ザガードは首を縦に振らなかった。
歯噛みするカルディア。
其処にリエリナが入って来た。
「あら、何か面白い話でもしていたの?」
にこりと笑うリエリナ。
「別に何でもないわ」
プイっと顔を背けるカルディア。
「あら、てっきり使用人が少なくなったから、これ幸いとザガードを雇おうと勧誘に失敗して機嫌が悪いのだと思ったわ」
リエリナの口から出た言葉を聞いて目を剥くザガード達。
「貴女、聞いていたわね?」
「さぁ? 何の事かしら?」
首を傾げるリエリナ。
その顔を見るに呆けているのかそれとも実は聞いていたのか分からなかった。
「・・・・・・ふぅ、まぁいいわ。今はそれよりも大事な事があるから」
問い詰めても何も出ないと思いカルディアは気持ちを切り替えた。
それを見て笑みを浮かべるリエリナ。
椅子に座るのを見て、ザガードはリエリナの方に身体を向ける。
「それではわたしはこれで」
急に訪ねてきたという事だから、何かしら重要な事を話すのだろうと思い自分が此処に居ては邪魔だと思い部屋を出て行こうとしたら。
「何を言っているの。貴方も聞くのよ」
「わたしもですか?」
「当然でしょう。あの者達を捕縛を指揮したのは貴方でしょう。ザガード」
「それはそうですが」
捕まえたリウンシュハイム家の者達は直ぐにカルディアに引き渡した。
なので、ザガードの中では命令に従っただけという感じしかない。
「まぁ、居てくれると助かるわ。後で頼みたい事があるから」
「頼みたい事ですか」
今度はどんな頼みがあるんだと思いながら、話を聞く事にしたザガード。
カルディアが屋敷に訪ねて来た。
事前に約束はしてないので、何かしら重要な要件があったので来たと直ぐに分かった。
リエリナもそれが分かっているのか、カルディアが訊ねて来たと聞くなり、直ぐに客間の通して身支度を整えた。
その間の相手としてザガードがカルディアの話し相手となった。
「ねぇ、ザガード。聞いてくれる」
「はい。何でしょうか?」
「昨日の一件で使用人の身辺調査をしたら色々な事が出るわ出るわの大騒ぎだったのよ」
「そうですか」
「お蔭で、使用人の殆どが捕まったわ」
「そうですか」
「だから、うちの屋敷には使用人を募集していうの。今なら待遇は応相談で受け入れるつもりなの」
「はぁ」
「だから、貴方も来ない? 今ならわたしの婿になる権利も付くわよ」
猫撫で声で言うカルディア。
甘えた声を出しているが、疲れ切った瞳をしていた。
これは相当困っているんだなと思うザガード。だが、答えは。
「謹んでお断りします」
ザガードはキッパリと断った。
「ええ、この屋敷よりも給金の三倍は出すわよ」
「お断りします」
「じゃあ、四倍っ」
「どれだけ積まれてもお断りします」
その後もカルディアは好条件を出すのがだが、ザガードは首を縦に振らなかった。
歯噛みするカルディア。
其処にリエリナが入って来た。
「あら、何か面白い話でもしていたの?」
にこりと笑うリエリナ。
「別に何でもないわ」
プイっと顔を背けるカルディア。
「あら、てっきり使用人が少なくなったから、これ幸いとザガードを雇おうと勧誘に失敗して機嫌が悪いのだと思ったわ」
リエリナの口から出た言葉を聞いて目を剥くザガード達。
「貴女、聞いていたわね?」
「さぁ? 何の事かしら?」
首を傾げるリエリナ。
その顔を見るに呆けているのかそれとも実は聞いていたのか分からなかった。
「・・・・・・ふぅ、まぁいいわ。今はそれよりも大事な事があるから」
問い詰めても何も出ないと思いカルディアは気持ちを切り替えた。
それを見て笑みを浮かべるリエリナ。
椅子に座るのを見て、ザガードはリエリナの方に身体を向ける。
「それではわたしはこれで」
急に訪ねてきたという事だから、何かしら重要な事を話すのだろうと思い自分が此処に居ては邪魔だと思い部屋を出て行こうとしたら。
「何を言っているの。貴方も聞くのよ」
「わたしもですか?」
「当然でしょう。あの者達を捕縛を指揮したのは貴方でしょう。ザガード」
「それはそうですが」
捕まえたリウンシュハイム家の者達は直ぐにカルディアに引き渡した。
なので、ザガードの中では命令に従っただけという感じしかない。
「まぁ、居てくれると助かるわ。後で頼みたい事があるから」
「頼みたい事ですか」
今度はどんな頼みがあるんだと思いながら、話を聞く事にしたザガード。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢の心変わり
ナナスケ
恋愛
不慮の事故によって20代で命を落としてしまった雨月 夕は乙女ゲーム[聖女の涙]の悪役令嬢に転生してしまっていた。
7歳の誕生日10日前に前世の記憶を取り戻した夕は悪役令嬢、ダリア・クロウリーとして最悪の結末 処刑エンドを回避すべく手始めに婚約者の第2王子との婚約を破棄。
そして、処刑エンドに繋がりそうなルートを回避すべく奮闘する勘違いラブロマンス!
カッコイイ系主人公が男社会と自分に仇なす者たちを斬るっ!
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした
ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!
本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。
アイデア提供者:ゆう(YuFidi)
URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる