転生しても山あり谷あり!

tukisirokou

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 王都到着

竜王様。 2

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 謁見の間の正解は・・・

 二階でしたぁ~。

 一階は謁見前の一時待機所?的な場所で、私達が現在いる場所。
 因みに地下があったりは、しない。
 犯罪等で一時的に身柄を確保される場合は、意外にも上の階層になるそうだ。

 何故かと言うと、まず場内では魔法を使うのに規制が掛かっている。
 正確にはお城で発行される従業員書の様な物があり、その人が使える魔法等が制限されるそうだ。
 なので魔法を使う人は必然的に、使えなくなる。

 魔法が使えないと、高い浮島から物理的に降りれないから、上の階層で身柄を確保するらしい。
 だけど、従業員書を持っていれば魔法が使える人も居る。
 例えば魔導士とか。
 まぁ彼らの魔法を使えなくすると有事の際には、大変だしね。

 因みに物理的に、移動できる方々はまた違った拘束をするそうだ。
 竜族とか、羽生えるもんね。

 それにしても・・・綺麗なお城ですよ。
 一般的にお城って言ったら、固まった一つの建物になるけど竜王様の所は違う。

 だからこそなのかな?
 下の階層からグラデになってるの!
 ブルーのグラデなんだけど、今いる一階層は、ラピスラズリの様な濃い青。
 それから少しづつ上に行くのだが、一番上は壁が白藍しらあいに千棟は天色あまいろ。(色は和名だから気になる人は調べてみてね!綺麗な色だよ!)

 初代竜王様が青の竜だったんだって、だからお城もブルー。
 いいね!ブルー!
 ブルーライトは目に優しくは無いけど、青は感情を落ち着かせてくれるんだよ!
 寝室のカーテンとか青にすると良いって言うもんね。

 それにしても・・・さっすが王城に出るお茶!
 とっても美味しいv

 精霊達は、お菓子が気に入ったみたいだ。
 いつか私がもっと美味しいお菓子を作ってあげるよ。
 ・・・正確には、パティシエさんがだけど。

 ワタシ、ご飯は作れるけど、お菓子が作れないのよ。
 分量もちゃんと測って、本の説明通りに作るんだけど出来ない。

 某ホットケーキミックスで、カップケーキを作ろうとしたら、膨らまなかった・・・。
 卵と牛乳混ぜてオーブンで焼くだけだよ?なんで?
 ホットケーキは作れるのに・・・。
 フライパンは良くてオーブンがダメなのかな?
 不思議だよね。
 誰か理由分かる?ぜひ教えて貰いたい・・・。

 だからこそ!この世界に来た迷い人のレシピとかあったら良いな!
 私が解読出来るのなら、誰かと協力して新しいお菓子を作りたい!

 取り敢えず今、改善したいのは焼き菓子だなぁ~。
 あ!アイスとかも作りたい!

 この世界は氷菓子ってのが有るには有るけど、基本かき氷。
 牛乳とか砂糖とか混ぜるって発想は無いらしい。
 まぁ私も前世の知識が無ければ、思いつかないしね。
 アイス開発した人は凄いね。

 一人で色々考えてたら、ジルにトイレか?って聞かれた。
 なんてデリカシーの無いヤツだ!
 お返しにジルのお茶にこれでもか!って言うくらい、砂糖入れてやった。
 溶けなくてじゃりじゃりしてる(笑)。

 緊張とは?と言った感じでジルや精霊達と戯れていたのだが、来客が。

 お客さんは、濃いオレンジがっかた髪の美人なお姉さん。
 瞳はエメラルドグリーン。とっても綺麗。
 そして光沢のある紺のローブを着ている。絹かな?
 よくよく見ると、星が散りばめてある。
 夜空の様なローブだ。

 私がまじまじと観察していると、お姉さんがにこって笑った。
 美人の笑顔頂きましたー!!

「初めまして、白の御子様。魔導士のリーリエと申します。この度は、御子様の首輪を外しに参りました」

 笑顔で恭しく言われた。
 御子様ってなに?白いのは分かるけど・・・。

「なに?!」

「いやいやいや、ルーチェさんいきなりどうしたの?」

「だってリーリエさん白の御子様とか言うし・・・白いのは分かるけど」

「あーそれはー」

 と言いながら、リーリアさんを見る。

「はい。御子様とは愛し子様の事を指しています。白の御子様、お会い出来るのを大変光栄に思います。」

 ・・・ワタシ、ソンナ出来タ人間ジャナイデス。

「えっと、リーリアさん。その、畏まれるのは苦手なので普通にして下さい。それから、ルーチェフルールと名前で呼んで頂けますか?」

「ですが・・・」

 渋るリーリアさんにジルからの助け舟が。

「確かに、白の愛し子はとても稀有な存在だ。だが言う通りにしてやってくれ」

「そう言われるのでしたら・・・。では、これからよろしくお願いしますね。ルーチェフルール様」

 ・・・様も取って欲しかったけど、高望みかな?まぁいいか。

 各々自己紹介が終った後は、首輪を外して貰いました。
 付けるのは簡単なくせして、外すのは意外と面倒なんだねこの首輪。
 首輪が取れてからは精霊達が大喜びです。
 繋がりを切られるってのもあるけれど、この首輪自体がなんか嫌なんだって。
 どう嫌なの?って聞いたら、なんか嫌だな~って感じって言われた。



 答えになって無いよ皆。
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