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お家
マネキン 3
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もう皆様もお分かりになっている事でしょう。
そう、タイトルの様に只今私はマネキンしてます・・・。
もうね・・・ちょっとでも動くと「ハイッ!!動かないで!!」って言われんの・・・。
私、注文する方だよね?
こう・・・もうちょっとさ、私に優しさをおくれ・・・。
前回アロイスさんが手配するね!って言っていた通りに、仕立て屋さんがお昼過ぎにお城に来ました。
それで一番上の十二階層には、仕立て屋さんを通す事が出来ないって事で、私とジルは下の階層に移動。
まぁね・・・移動した時点で気付くよね。
また迷子になったのーーー!!!!!
正確には、迷子ではない。
ん?違うな・・・私は迷子なんだけど、精霊は迷子じゃないんだよ。
そう・・・精霊達は迷子と言う名の散策に、私と一緒に出ただけ・・・。
最初もさ、逸れてどうしよう!!ってなったのに、精霊達が大丈夫、大丈夫って言うから大人しく後を付いて行ったの。
結果は全然大丈夫じゃなかった・・・。
仕立て屋さんが来た階層は、第八階層の来賓塔。
で、精霊達について行き辿り着いた場所が、第七階層の食堂がある階層。
うん。
全く以て違う場所だよ!!!
確かに、八階層まではジルと一緒に居たのに、いつの間に一つ下の階層に来るのさ?!
階層を渡るにはゲートを通らないと行けないんだが・・・・。
それを通った記憶もない。
コレはアレか?
拉致られて、記憶をいじられた系か?!
可笑しいでしょーーーー!!!!
しかも食堂に来たのは、美味しそうな匂いが・・・と言う理由でした。
どれだけ食いしん坊なんだ・・・。
「二人が食べたら上の階層に行くから大丈夫だよ」
とロワの温かい言葉に涙ぐんだのだが・・・。
最初から分かっていてここまで来たんだな?
私だけ仕立て屋さんの所に置いて行って欲しかった・・・って思うのは悪くない。
だが、ここで先に戻って良いよ!なんて言われたら、今度はお城の外に出ているかも・・・。
恐ろしや、迷子。
一通り満足した二人と一緒にジルの所に案内して貰ったら、ジルが泣いていた。
フリルのハンカチで。
懐かしい!ジルと初めて出会った時も、フリルのハンカチで涙を拭いていたね!って言ったら、めっちゃ怒られた・・・。
私の大切な思い出の一つなのに・・・。
で、冒頭に戻ります。
なんかさぁ~私以外、めっちゃノリノリなんだよね。
ルスとレイナは生地やリボン等の色とかを決めてて、ロワとジルはデッサンを仕立て屋さんと話してる。
何気にジルさんったら、仕立て屋さんに「あなたセンスが良いわね!」とか言われてるし。
あージルも仕立て屋さんとか、仕事と趣味が似たような人っているでしょ?そんな人と結婚したら良いのに。
因みに、採寸し終わった私はソファにてお茶を飲んでおります。
えぇ、私の仕事は終わりましたよ。
ジルがデッサン画を見せてきてコレとか、コレは?って聞いてくるし、レイナにこの色は?とかって生地やリボンを見せに来るけど・・・。
はっきり言おう。
私には、センスがない!
センスがないって言うか、無難な色を選んじゃうんだよね。
前世でも、白・黒・グレーが一番服の色が多かった。
コーディネートってなんですか?って言うくらい、服に興味が無かったと思う。
だから彼氏も居なかったのだろうけど・・・。
それに、自分に似合う服の色とか分からん。
女としてやはりダメなんでしょうか?
取り敢えず、君たちに任せるよ。
アレだよ。
良きに計らえ。ってやつだな。
もう私は疲れました・・・・。
そう、タイトルの様に只今私はマネキンしてます・・・。
もうね・・・ちょっとでも動くと「ハイッ!!動かないで!!」って言われんの・・・。
私、注文する方だよね?
こう・・・もうちょっとさ、私に優しさをおくれ・・・。
前回アロイスさんが手配するね!って言っていた通りに、仕立て屋さんがお昼過ぎにお城に来ました。
それで一番上の十二階層には、仕立て屋さんを通す事が出来ないって事で、私とジルは下の階層に移動。
まぁね・・・移動した時点で気付くよね。
また迷子になったのーーー!!!!!
正確には、迷子ではない。
ん?違うな・・・私は迷子なんだけど、精霊は迷子じゃないんだよ。
そう・・・精霊達は迷子と言う名の散策に、私と一緒に出ただけ・・・。
最初もさ、逸れてどうしよう!!ってなったのに、精霊達が大丈夫、大丈夫って言うから大人しく後を付いて行ったの。
結果は全然大丈夫じゃなかった・・・。
仕立て屋さんが来た階層は、第八階層の来賓塔。
で、精霊達について行き辿り着いた場所が、第七階層の食堂がある階層。
うん。
全く以て違う場所だよ!!!
確かに、八階層まではジルと一緒に居たのに、いつの間に一つ下の階層に来るのさ?!
階層を渡るにはゲートを通らないと行けないんだが・・・・。
それを通った記憶もない。
コレはアレか?
拉致られて、記憶をいじられた系か?!
可笑しいでしょーーーー!!!!
しかも食堂に来たのは、美味しそうな匂いが・・・と言う理由でした。
どれだけ食いしん坊なんだ・・・。
「二人が食べたら上の階層に行くから大丈夫だよ」
とロワの温かい言葉に涙ぐんだのだが・・・。
最初から分かっていてここまで来たんだな?
私だけ仕立て屋さんの所に置いて行って欲しかった・・・って思うのは悪くない。
だが、ここで先に戻って良いよ!なんて言われたら、今度はお城の外に出ているかも・・・。
恐ろしや、迷子。
一通り満足した二人と一緒にジルの所に案内して貰ったら、ジルが泣いていた。
フリルのハンカチで。
懐かしい!ジルと初めて出会った時も、フリルのハンカチで涙を拭いていたね!って言ったら、めっちゃ怒られた・・・。
私の大切な思い出の一つなのに・・・。
で、冒頭に戻ります。
なんかさぁ~私以外、めっちゃノリノリなんだよね。
ルスとレイナは生地やリボン等の色とかを決めてて、ロワとジルはデッサンを仕立て屋さんと話してる。
何気にジルさんったら、仕立て屋さんに「あなたセンスが良いわね!」とか言われてるし。
あージルも仕立て屋さんとか、仕事と趣味が似たような人っているでしょ?そんな人と結婚したら良いのに。
因みに、採寸し終わった私はソファにてお茶を飲んでおります。
えぇ、私の仕事は終わりましたよ。
ジルがデッサン画を見せてきてコレとか、コレは?って聞いてくるし、レイナにこの色は?とかって生地やリボンを見せに来るけど・・・。
はっきり言おう。
私には、センスがない!
センスがないって言うか、無難な色を選んじゃうんだよね。
前世でも、白・黒・グレーが一番服の色が多かった。
コーディネートってなんですか?って言うくらい、服に興味が無かったと思う。
だから彼氏も居なかったのだろうけど・・・。
それに、自分に似合う服の色とか分からん。
女としてやはりダメなんでしょうか?
取り敢えず、君たちに任せるよ。
アレだよ。
良きに計らえ。ってやつだな。
もう私は疲れました・・・・。
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