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なんということだ・・・
波乱 1
しおりを挟むシーーーンと静まり返る廊下。
遠巻きに此方を見る人々。
気になるよね。私もだよ。
どうしようね・・・。誰か収取つけられます?
ムリだよねぇ~・・・。
「ねぇルーチェ。BLって何?」
・・・・レイナ。今その説明必要かな?
「ルーチェ、カリマが女だったって今知ったの?」
え?君達はカリマさんが女性だと知っていたの?
「ルーチェよ、この者達はどうするのじゃ?」
そうだね。どうしようかプーロ・・・。
「取り敢えずルーチェがこの場所を何とかしなくても大丈夫そうだよ」
と、ロワが私の後ろの廊下の先を指す。
見ると、廊下から向こうからジルが歩いて来る。
うん。流石だ!ここはジルに何とかしてもらおう!!
という事で、ジルを手招きして呼ぶ。
「??・・・何やってるんだ?こんな廊下の真ん中で?」
「ジルってカリマさんが女性だと知ってた?」
唐突に小声でジルに問いかける。
「知ってたぞ。俺もカリマとは同期だからな」
私に合わせる様に小声でジルも答え、それで?と目で問いかけて来た。
「んとね・・・この状況はカリマさんを女性と知っているかどうかの問題なの。今ね、男性がカリマさんに告白したんだ。でね、カリマさんは「自分は女だけど・・・」って断ったの。で、男性の方はカリマさんが女性ではなくて、男性だと思って告白してきたの」
言っていて、この状況カオスだな。
「つまり、男の方は男が好きでカリマは巻き込まれただけ?」
「そうとも言うのか?」
ん~・・・と考えたが埒が明かないので
「二人共、まだ話があるならそこの部屋を使って話せよ。ルーチェには俺が付いてるから」
と、ジルが二人に話しかけていた。
一瞬悩んだ二人だがこの状況自体、男性の勘違いで起こったので男性は一度この案件を持ち帰るそうです・・・。
案件って・・・。
まぁ向き合う必要があるよね。
男性が好きで告白してきたなら、カリマさんが女性と知っても付き合うかどうかを。
男性と思っていて告白したら、カリマさんが女性だった!このままアタックし続けてカリマさんを落とすか。
何方にしてもカリマさんを落とすのは難しそう・・・。
ライバルも多いだろうし。
と思っていたが後にジルから聞いてしまった。
『カリマさんにはファンクラブがある』と。
聞いた時に瞬時に悟った。男性は何方にしても、『カリマさんの恋人にはなれないだろう』と。
「で?ジルの御用事は?」
「カリマが騎士団の方で呼ばれたんだ。だからルーチェをシリウスの所に連れて来るように言われて」
「そうでしたか。では、ルーチェフルール様はジルと共にいて下さいね。ジル、私達は図書館へ本を返却に行く所だったので、まずは図書館へお願いします」
「「はーい」」
二人仲良くお返事をしたら、カリマさんは満足そうに頷き、騎士団の詰所に向かって行った。
廊下の先に消えていくカリマさんを見送った後、ジルはチラッと私を見て「ルーチェは何時も変なのに巻き込まれんな」
とボソッと言った。
私も好きで巻き込まれた記憶はない!!
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