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楽しむぜ!
神事だよ! 6
しおりを挟む「もう!ホントにホントに大変だったよ!!」
ん?このフレーズって・・・某サファリパークのCM・・・・。
ではなくて!
「いきなり現れて、祝福とか!!いや、祝福は良いんだけど・・・現れ方に問題があるよ!」
えぇ、私は問題児5匹に説教中です。
てか、誰も聞いてませんけどね!
「ルーチェ~そんなに怒らないでよ~」
「ちょっと楽しかったの」
「さーびすとやらじゃの」
「儂も大々的に人前に出たのは久しぶりじゃて」
「いいじゃないですか。エルタニン王国にとっても、良い事だった訳だし、最高位精霊の祝福なんてそうそう受けれられませんから」
・・・・・どう考えても遊びが9.5割で0.5割はサービス精神だと思われる。
ロワに至っては、最高位精霊って堂々とのたまってる。
「シリウスは迷惑じゃなかった?」
後ろでお茶を飲んで寛いでいるシリウスに聞く。
因みにジルとアロイスさんはあの後、詳しい話を!と現場で質問出来なかった人々に、状況説明をしに行っている。
もう既に大事なのだが・・・・。
「うん?そうだな・・・ロワ殿が話すように、最高位精霊の祝福は滅多に受けられないから、我が国にも良い事ではある。ただ・・・このことで人の口を閉ざすのは難しくなったな。公に騒がれるようになったらルーチェフルールには申し訳ないが、『白の御子様』として国民の前に出て貰う事になってしまう・・・・それでもいいか?」
私は、うーーーんとしか言えない。
現在の時点では噂がどの程度の速さで広まるかは分からないし、白の御子様としての業務がどういったものになるのかも分からない。
いざという時は、にゃんこ達が逃げるのを手伝ってはくれるだろうけど・・・私、個人的にはエルタニン王国を意外と気に入っている。
ご飯もそこそこ美味しいし、気候も穏やかだし。
「今後の展開にもよるけれど・・・・白の御子様って基本的に何をする人なの?」
「そうだな・・・愛し子としては、国家行事には出席を求められるだろうが国際的な場には、召喚されないから大丈夫だ。それからたまに市街を歩いて国民にアピールをしてもらったりだが・・・・ルーチェフルールが望まない事はしなくていい」
「え?それ大丈夫なの?」
「あぁ。精霊がこの国に居るだけでも恩恵が受けられる。それに、契約主であるルーチェフルールが、望まない事を強制すれば精霊の怒りを買うだろう。だから、嫌なことは嫌と言って貰えればいい」
ふむ。精霊様だね。
・・・・・ドヤ顔している何匹かはどうかと思うが。
ジト目でにゃんこ達を見ていると、ジルとアロイスさんが部屋に入って来た。
「なんとか無事に納得してもらえました」
「ホントに大変だった・・・・」
「それで?なんと?」
「『白の御子様を保護したことを公表するべきだ!』だそうです」
「まぁ、外交カードとして使いたいって思っているヤツがいるんだろ。大体は人間の貴族達だったが・・・。精霊が見える人間は少ないからなぁ~、御子を何かと自分の良いようにしたいんだろうが、精霊の怒りを買う事までには気が回らないのかねぇ~」
「見えないものは仕方がない。どんなに説いても、見えないものが信じられないのだから、彼らにとっては自然災害くらいにしか思っていないのだろう」
「自然災害と思っているなんて可愛いものですね・・・・過去には一夜にして国が滅んだ・・・なんて話、彼らには夢物語なんでしょう。実際に起こっていることなんですけどね」
「国が滅んだ・・・・みんなそんな事してるの?!」
「ルーチェ、そんな事は私達にとって些末な事ですよ。大事なのは我らの愛した子が悲しむ事です」
国が滅んだ事が些末なんて・・・・。
まぁでも、ハイラント王国のことを聞くと滅んでも良かったのかな?とか思ってしまう私は悪い子でしょうか?
憎しみとか悲しみって言う負の感情は、大きくなれば大きくなる程自分じゃ制御出来なくなるよね・・・・・。
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