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ばんざーい!
花火大会だよ! 1
しおりを挟むどうもこんばんは。
お化け屋敷の出店を断念せざるをえなかったルーチェフルールさんです。
あーーーーーー元気がでなーーーい!!!
「ルーチェ。花火大会だよ」
「そうだよ、元気だしてよ!」
「そうだぜ?花火大会なんだろ?俺とロワでちょっと改良したんだぜ?」
「そうですよルーチェ。喜んでもらえると思いますよ」
「そうなのか?ロワ?」
「正確にはロートですけどね」
「ロートは火の精霊だからのぉ、改良にはお手の物じゃろ」
「・・・私はちょっとだけお手を貸しただけです」
・・・・なんかリシェスが張り切ったようだけど、明らかにロートは巻き込まれた感じだよね。
ここ最近観察して思ったんだど、ロートは皆から一歩引いた場所にいるんだよねぇ~。
「ルーチェ様?どうかされましたか?」
「あぁ、なんでもないよロート。それよりも皆が改良してくれた花火なら、とっても楽しみになってきた!でもなぁ・・・城下には降りられないんだよね。屋台は行けない・・・」
そうなんだよ!!
元気がない理由の一つは、屋台に遊びに行けないんだよ!!!
せっかく屋台の改良や提案をしたのに!その集大成が自分の目で確認出来ないなんて!!
コンコン
「ルーチェフルール、居るか?」
そこへシリウスが来た。
そうお出掛けも出店も許してくれなかったシリウス。
許可が出なかった私は、ジルとシリウスにあれから会っていない。
絶賛すねすね中です。
大人げない?
いいんでーーーす!私は子供だから!!
子供の特権を行使するのだ!
で、ここに来たシリウスは御機嫌伺だろう。
シリウスがどうするのか、扉の前でじーーーっと扉とにらみっこする。
私の左右にはにゃんこ達が、綺麗に整列してお座りしてる。
皆は何をしているのかしら?
「ルーチェフルール、そこにいるんだろう?城下へ行く許可を出せなくて済まなかった。代わりに屋台の食べ物を厨房で作って貰った。中庭から花火もよく見える。そこで一緒に花火をみないか?」
その言葉に、ちょっとだけ扉を開ける。
決して食べ物に釣られたわけじゃないからね!?
「・・・仕方がないから、一緒に見てあげる」
私の言葉にシュンとしていたシリウスの顔が、満面の笑みに変わった。
・・・・あーーーーー!!!!眩しい!!!
イケメンの笑顔!!
尊い!!!
丸くて光る玉以外にも眩しいものが存在するなんて!?
・・・てか、よくよく考えるとこの城には、美男美女の比率が高すぎる。
あれ?そう考えると私の感覚がマヒってるなか?
「ルーチェフルール?どうした?」
その言葉に気を取り直して、皆で中庭に移動した。
前々から思ったんだけど、皆で移動すると民族大移動みたいだよね!!
ぞろぞろ歩いてる感じとか。
* * * *
中庭には私の希望で、厚手のカーペットがひかれている。
屋台で花火大会と言えば、場所取りのブルーシートでしょ!って希望して熱く語ったら、カーペットになった。
そんなシートに愛し子様を座らせることなんて出来ません!って言われたんだけど、国王は平気なんだろうか?
この世界の常識が未だに理解出来んところがある・・・謎だ?そんなに愛し子大事なん?
まぁ、居心地がいいからいいんだけど。
「コレがたこ焼きなのか?」
皆で円になって屋台ご飯?を食べることにしたんだが、約一匹待てないのが居る・・・。
涎が垂れそうな顔だ。ぬいぐるみだから出ないけど。
「プーロ、熱いから気を付けるのじゃ」
「かき氷美味しい」
「レイナ、口に付いてるよ」
「ロート、コレ旨いぞ!」
「リシェス、ありがとうございます」
「ルーチェ、食べないのですか?」
「ルーチェフルール?唐揚げを取ってやろう」
・・・・・なんだろ?この世界は男のが甲斐甲斐しいのか?
まぁ、仲が良いのは良い事だ!
シリウスが口元に持って来た唐揚げを食べながらそう思う。
平和だなぁ~。
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