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12話 ダンジョン攻略
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初の最下層到達者は4人組の冒険者だ。
パーティ構成はちょっと特殊で、斥候2、盾役1、魔法使い1という構成だ。
的確に正解の道を選んで進んできた上に奇襲が通じなかった。斥候二人が必ず気が付き、盾役の男が小盾2枚で器用に防ぐのだ。
そして女魔法使いの火の魔法が炸裂して一撃である。
攻撃は完全に女魔法使いに任せているようだった。
そのパーティには一応ビーナイトとビーメイジに襲わせてみた。ビーナイト1、ビーメイジ1、ビーワーカー2という構成だ。
ビーメイジの<防御魔法>で相手の<火魔法>を防ぐのはド迫力で感動したが、結果は惨敗だ。
ビーメイジは火の魔法を防ぐので手一杯、ビーナイトも盾の男の防御が抜けないようだった。
その間にワーカー達が斥候の男達に倒され、ビーメイジが襲われ、最後にビーナイトが火魔法にやられて終了だ。
ダメージすら入らずに終わってしまった。
まぁビーメイジが器用に相手の魔法を防げていたので、そこは良かった。
弱点である火の魔法への対抗手段ができた訳だ。恐らくはビークイーンの統率の効果で対抗できたのだろう。
それにあの様子なら最下層は突破されまい。
なんせ最下層にはビーメイジ12体、ビーナイト6体、アーマーアント12体も居るのだ。
集めればもっといるが、二階層にも数匹徘徊させているので、最下層のボス部屋はこの数だ。
体長50センチほどのハチと80センチほどのアリが合計30匹。100メートルほどのボス部屋に集結してる訳だ。
侵入者達は階段を降りて部屋の中を見ると、驚いた顔をして慌てて撤退して行った。
まぁ女魔法使いしか純粋なアタッカーが居ないならこの布陣は突破できまいよ。
魔力量の関係でビーメイジが防げる魔法の数は数回が限界だろうが、そのぶん数が多い。
ちなみに<防御魔法>は半透明な六角形の壁を組み合わせて防御していた。
壁の数を増やせば広範囲も防御できそうだ。魔力の消費は激しいだろうがな。
そうして、初の到達者も無事に撃退できた訳だが、問題はここからだった。
◇
次の日に来た冒険者連中が異様に強かったのだ。
一階層のホーンラビット小隊は鎧袖一触。幅広の剣、確かグラディウスとか言う剣だったと思う。それでスパスパスパと流れるような動作で全滅だ。
二階層も同じ流れでワーカー部隊もやられた。
ここでヤバイと感じた俺はビーメイジ2、ビーナイト2、アーマーアント2の部隊を向かわせた。
しかし、ここでは先ほどの剣士はビーナイト2匹を抑え、盾持ちの男がアーマーアント2匹を抑えた。そこに放たれた炎の槍の魔法。<火魔法>の中でも高威力の魔法『ファイアランス』だったか、もしかしたらさらに上の『ファイアジャベリン』かもしれないが……
ビーメイジの<防御魔法>を砕き、アーマーアントが一匹倒された。一匹で済んだのは<防御魔法>で威力が減ったおかげだろう。しかし、当然それで攻撃が終わる訳がなく、連続で火の槍が飛んできて部隊は全滅だ。
連中は青い瓶、おそらくは魔力を回復させる『マナポーション』だろう。それを飲んで苦も無く森の中を進んでいく。
俺は他のビーメイジ達をぶつけるか悩んだが、今回はスルーすることにした。
そしてやった来たボス戦だ。
クイーン達は俺の横でダンジョンコアで映し出した画面から指示を出す。ダンジョンコアの部屋とボス部屋は分厚い壁と扉で遮られている。鍵こそかかっていないが、30匹の魔物の群れを無視して通る事は難しい。
当然戦闘は発生した。
蹂躙されるかと心配したが、最初は拮抗しているように見えた。
複数のビーメイジの<防御魔法>で相手の火の槍を防ぎ、アーマーアントが剣士とタンクを抑えにかかる。
そしてビーナイトは火の槍を放っていた男の魔法使い目掛けて突っ込む。
しかし、男は焦ることなく杖を向けてくる。横に広がった6匹のビーナイトの一斉攻撃だ、一匹やられる間に魔法使いを倒すことを想定している。
だが、この想定は覆された。もう一人の後衛、回復役だと思って居た女魔法使いが広範囲の<防御魔法>を展開したのだ。
魔法使い二人を囲むように展開されたドーム型の魔法の壁の前にビーナイトの攻撃は止めらた。勢いを殺され弾かれた所で火の槍によって2匹のビーナイトがやられた。更に女魔法使いは剣士とタンクへの回復も行っている。
もはやビーナイトだけでは魔法使いを倒すのは難しい。しかし、ビーメイジを攻撃に回せばアーマーアントが焼かれる。今も火の槍の一発がアーマーアントに飛んできた所をビーメイジ3体の<防御魔法>で防いでいる所だ。
この攻撃を許せば防波堤となっているアーマーアントがやられ、ビーメイジが剣士達に瞬殺されるだろう。
万事休すか…、いやワンチャンはある。相手の前衛を倒し、そのまま後衛へアーマーアントをけしかけるのだ。
俺はクイーン達に指示を出し、前衛のタンクへの集中攻撃を命じた。現状もっともダメージを受けているのが盾使いのタンクだったからだ。こいつを倒し、剣士をスルーして後衛を倒せば勝機がある。
ビーメイジは<攻撃魔法>に切り替え、ビーナイトもタンクの男を狙った。タンクの男はよろけ、一気にダメージが入っていく。だが、もうすぐ倒せると思った所で、急にタンク役の動きが良くなった。その攻撃はアーマーアントをやすやすと切り裂き、ビーナイトも落とした。
しかし、ビーメイジの攻撃も激しく、タンク役の男は数秒後には光と消えた。
だがその数秒でビーナイト3匹、アーマーアント8匹がやられ、<攻撃魔法>を撃っていたビーメイジは剣士に近づかれ6匹もやられた。
もはや戦力的に相手を倒すのは不可能となり、火の魔法と剣士に順次倒されていった。
パーティ構成はちょっと特殊で、斥候2、盾役1、魔法使い1という構成だ。
的確に正解の道を選んで進んできた上に奇襲が通じなかった。斥候二人が必ず気が付き、盾役の男が小盾2枚で器用に防ぐのだ。
そして女魔法使いの火の魔法が炸裂して一撃である。
攻撃は完全に女魔法使いに任せているようだった。
そのパーティには一応ビーナイトとビーメイジに襲わせてみた。ビーナイト1、ビーメイジ1、ビーワーカー2という構成だ。
ビーメイジの<防御魔法>で相手の<火魔法>を防ぐのはド迫力で感動したが、結果は惨敗だ。
ビーメイジは火の魔法を防ぐので手一杯、ビーナイトも盾の男の防御が抜けないようだった。
その間にワーカー達が斥候の男達に倒され、ビーメイジが襲われ、最後にビーナイトが火魔法にやられて終了だ。
ダメージすら入らずに終わってしまった。
まぁビーメイジが器用に相手の魔法を防げていたので、そこは良かった。
弱点である火の魔法への対抗手段ができた訳だ。恐らくはビークイーンの統率の効果で対抗できたのだろう。
それにあの様子なら最下層は突破されまい。
なんせ最下層にはビーメイジ12体、ビーナイト6体、アーマーアント12体も居るのだ。
集めればもっといるが、二階層にも数匹徘徊させているので、最下層のボス部屋はこの数だ。
体長50センチほどのハチと80センチほどのアリが合計30匹。100メートルほどのボス部屋に集結してる訳だ。
侵入者達は階段を降りて部屋の中を見ると、驚いた顔をして慌てて撤退して行った。
まぁ女魔法使いしか純粋なアタッカーが居ないならこの布陣は突破できまいよ。
魔力量の関係でビーメイジが防げる魔法の数は数回が限界だろうが、そのぶん数が多い。
ちなみに<防御魔法>は半透明な六角形の壁を組み合わせて防御していた。
壁の数を増やせば広範囲も防御できそうだ。魔力の消費は激しいだろうがな。
そうして、初の到達者も無事に撃退できた訳だが、問題はここからだった。
◇
次の日に来た冒険者連中が異様に強かったのだ。
一階層のホーンラビット小隊は鎧袖一触。幅広の剣、確かグラディウスとか言う剣だったと思う。それでスパスパスパと流れるような動作で全滅だ。
二階層も同じ流れでワーカー部隊もやられた。
ここでヤバイと感じた俺はビーメイジ2、ビーナイト2、アーマーアント2の部隊を向かわせた。
しかし、ここでは先ほどの剣士はビーナイト2匹を抑え、盾持ちの男がアーマーアント2匹を抑えた。そこに放たれた炎の槍の魔法。<火魔法>の中でも高威力の魔法『ファイアランス』だったか、もしかしたらさらに上の『ファイアジャベリン』かもしれないが……
ビーメイジの<防御魔法>を砕き、アーマーアントが一匹倒された。一匹で済んだのは<防御魔法>で威力が減ったおかげだろう。しかし、当然それで攻撃が終わる訳がなく、連続で火の槍が飛んできて部隊は全滅だ。
連中は青い瓶、おそらくは魔力を回復させる『マナポーション』だろう。それを飲んで苦も無く森の中を進んでいく。
俺は他のビーメイジ達をぶつけるか悩んだが、今回はスルーすることにした。
そしてやった来たボス戦だ。
クイーン達は俺の横でダンジョンコアで映し出した画面から指示を出す。ダンジョンコアの部屋とボス部屋は分厚い壁と扉で遮られている。鍵こそかかっていないが、30匹の魔物の群れを無視して通る事は難しい。
当然戦闘は発生した。
蹂躙されるかと心配したが、最初は拮抗しているように見えた。
複数のビーメイジの<防御魔法>で相手の火の槍を防ぎ、アーマーアントが剣士とタンクを抑えにかかる。
そしてビーナイトは火の槍を放っていた男の魔法使い目掛けて突っ込む。
しかし、男は焦ることなく杖を向けてくる。横に広がった6匹のビーナイトの一斉攻撃だ、一匹やられる間に魔法使いを倒すことを想定している。
だが、この想定は覆された。もう一人の後衛、回復役だと思って居た女魔法使いが広範囲の<防御魔法>を展開したのだ。
魔法使い二人を囲むように展開されたドーム型の魔法の壁の前にビーナイトの攻撃は止めらた。勢いを殺され弾かれた所で火の槍によって2匹のビーナイトがやられた。更に女魔法使いは剣士とタンクへの回復も行っている。
もはやビーナイトだけでは魔法使いを倒すのは難しい。しかし、ビーメイジを攻撃に回せばアーマーアントが焼かれる。今も火の槍の一発がアーマーアントに飛んできた所をビーメイジ3体の<防御魔法>で防いでいる所だ。
この攻撃を許せば防波堤となっているアーマーアントがやられ、ビーメイジが剣士達に瞬殺されるだろう。
万事休すか…、いやワンチャンはある。相手の前衛を倒し、そのまま後衛へアーマーアントをけしかけるのだ。
俺はクイーン達に指示を出し、前衛のタンクへの集中攻撃を命じた。現状もっともダメージを受けているのが盾使いのタンクだったからだ。こいつを倒し、剣士をスルーして後衛を倒せば勝機がある。
ビーメイジは<攻撃魔法>に切り替え、ビーナイトもタンクの男を狙った。タンクの男はよろけ、一気にダメージが入っていく。だが、もうすぐ倒せると思った所で、急にタンク役の動きが良くなった。その攻撃はアーマーアントをやすやすと切り裂き、ビーナイトも落とした。
しかし、ビーメイジの攻撃も激しく、タンク役の男は数秒後には光と消えた。
だがその数秒でビーナイト3匹、アーマーアント8匹がやられ、<攻撃魔法>を撃っていたビーメイジは剣士に近づかれ6匹もやられた。
もはや戦力的に相手を倒すのは不可能となり、火の魔法と剣士に順次倒されていった。
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