ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた

ひまなひと

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第35話

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 (次は剣士くんが相手かー)
 そんな剣士くんはなんだか、怒っているようだ。時間ぐらいは守れとか、戦いを見て勉強をしろだとか口酸っぱく言ってくる。
(…普通にむかつくなー。そんなんじゃ、女の子にモテないぞー)

 気力操作の練習相手にちょうどいいか。危なければ部長が止めるでしょ。あの動画を見てから、気力強化を使うのはもちろんのこと、同じ容量で魔力強化も行う。戦闘開始の合図が鳴る前に、馴染ませておくのだ。

 持ち武器は左手に短剣、右手は開けている。軽く動かしてみたが、動きがスムーズになっているのだ。と言いたいところだが、早くなったのは身体強化がされている部分だけだ。一箇所の右腕しか変わらなかった。
 それ以外は変わっていない。奇襲や不意打ちにはちょうどよさそうだな。魔力と気力を片足ずつ流し入れ、スピードを上げて近寄る。向こうは剣を振り回しているだけだ。

 身体強化をゆっくりと解除をし減速を入れ、剣が振られるのを待つ。そして、その振り回している剣に、短剣を上から叩き込み。折る。左手に装備されている盾でどっしりと構えていればいいのに。
(なんで剣を前に出したのだろう?)

 折れたことにより、より簡単に近づくことができる。今度は盾の後ろに隠れ、シールドバッシュを狙うようだ。その状態のまま、走り近寄ってくる。前を見ない猪や闘牛のようだ。

 顔の部分が完全に隠れている。左にサイドステップをすることで簡単に避けることができた。振り向き折れた剣で攻撃をしようとしているが、二の腕を抑え振り向きを妨害する。

 そして、短剣を首元に当て、勝負はついた。だが、少し剣士くんが動いたため、首元に短剣が刺さり皮膚が切れた。
(…毒の短剣を持ってきていなくてよかった~)

もし持ってきていると毒を体に流し込んでいたはずだ。

 負けた剣士くんは、武器を見て絶望しているようだ。別に武器破壊をしてもいいと言われていた。だから、修繕費は部活が持ってくれるはずだ。

 最後の攻撃で腕を掴んで引っ張ってもよかったな。そうすればバランスは崩せていたな。バランスを崩せていれば、顔が寄ってくる。そうなれば短剣を置いておけばいいだけだしな。
 けど、タンク職を経験していれば、バランスは崩しにくくなる。それなら、有効だったのは今回限りと考えた方がいいだろう。

 (相手の攻撃を誘発して避けてから、自分の攻撃をするのが動き的に合っているのか?自分の戦い方が見つからないな…)
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