Candy.

マルチーズしょちょう

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威勢のいい男

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「マジで目が覚めないんじゃ無いかと思ってたよ!とりあえず良かった!」

「急に倒れてあの後の展開わからないだろ。試合には負けたけど、試合続行した運営側の対応が今や大炎上だよ!
ネットも大荒れで渦中の武志は意識戻らずでさ!どこまで覚えてる!?
俺のスキル解放したところ熱かったよな!武志のサポート無かったらあの展開に持ち込めなかったよ!
でも相手のBWAはよくできたシステムだよ、あの連携を止められるのは~、、」

テンションが高く、よく喋るひとなんだな。話の内容が全く耳に入ってこないが意思は伝わってくる。悪い人では無さそうだ。

「あの、、、。」

「ん?」

「実は、目が覚めて自分が何をしていて
何で病院のベッドの上に居るのかわからないのですが。何か知っていますか?」

「もしかして記憶喪失ってやつ?」

「そう、、、だと思います。」

先程の威勢の良さから一転、考え込む男性。
病室内を歩きながらこちらの反応を伺っている様だ。

「話を、、、話を整理しよう。
武志、君の名前は日賀武志なんだけど
武志も動揺していると思うけど俺も動揺している。」

(まぁ落ち着けと言いたい)

「俺は本田啓介、お前の幼馴染で親友でこの本田総合病院の跡取り
そしてe-sportsチームRain‘a(レインズ)のメンバーで、武志はそのチームのエース」

「俺たちは世界的VR人気ゲーム【Vazdam】(ヴァズダム)のプロトップチームとして1ヶ月前、世界大会の決勝の舞台へ進んだ。
そして最終局面で武志が倒れて意識不明→即入院→検査結果異常無し→今に至るって訳だ。」

「でも意識が回復して本当よかった。
記憶障害もこれまでの症例から見ても、一時的なものの可能性もあるから今はゆっくり休んで記憶を取り戻していこう!」
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