27 / 51
6、俺の知らない、上司の夜
6-4
しおりを挟む
「わあ……うまそう」
洋菓子店の箱からは、プリンが出てきた。ガラスの器に入った、幸せの卵色。
「おいしそうですね」
「係長、すいません。いただきます」
「ああ、みんな今週はたくさん働いて、疲れも溜まってきてると思うので。食べながら話そう」
上司らしくみんなを気づかって買ってきたプリンだが、翔太だけはもうひとつの目的に気づいていた。
プリンは翔太の好物。
さっき翔太に八つ当たりした、その詫びだ。翔太は自分の頬がだらしなく緩むのを感じ、慌ててコーヒーカップをのぞき込んだ。
(別に怒ってないのに。ユキさん、可愛いな)
わあきゃあ言わないだけで、翔太も行人の愛らしさに、メロメロになっているのかもしれない。プリンのうまさが、翔太のニコニコ顔を隠してくれているだろうか。
「いやあ、やっぱり一度、東京の本社までうかがわないといけませんよ」
原田が大きな声で朗らかに言い切った。
係の打ち合わせでは、得意先回りの結果報告を行っていた。成功事例があればシェアして、参考にするのだ。
原田-内海チームの最大の取引先は、全国区の秋津物産。いつもはその札幌支社を相手に営業をしている原田だが、今度の新商品は札幌支社でも大好評で、「ぜひ東京本社でもプレゼンを」と言われたそうだ。
「俺と内海の試食会の盛り上げが功を奏したのだと思いますが、秋津の竹部さんが、『これは札幌ではもとより、東京で売れる商品です』と、太鼓判を押してくれまして」
翔太のスプーンから、すくったプリンが瓶の中に落ちた。
竹部さん。秋津物産のアサヅカの担当さん。
翔太はチラッと行人の顔を見た。耳の中に、先日の村上の言葉が蘇る。
『すすきのの「ローズ・ガーデン」で、お宅の西川係長、見ましたよ。秋津物産の竹部さんと一緒だったけど』
原田のこの様子では、原田も行人が秋津の担当者と会っていた事実を知るまい。
行人は何の表情も浮かべていなかった。完璧なポーカーフェイスだ。
「そうですね。東京本社にプレゼンできるなら、早い方がいい。原田さん、竹部さんと連絡取って、スケジュール押さえてください。来週再来週で設定できるなら、僕も稟議通します。それ以降なら、今年はパスで」
「分かりましたー!」
原田は意気揚々と返事をする。
議事は順調に進行した。
「一度で結果が決まる得意先と、二度三度行って初めて結果が出る得意先を見分けて、以降の結果を最大にする」との方針を共有して、打ち合わせは終了。
エネルギッシュな原田に付き合わされて疲れたのか、内海は「お先に失礼しまーす」と早々に引き上げていった。
原田のところに、商品開発のラーメンスープ担当者がやって来た。前年割れしそうなラーメンスープのテコ入れについて相談されている。
「ラーメンスープって言ってもなあ」
原田は腕を組んで顎をこすった。
「今年は『Pro'sキッチン』ですもんね、係長」
都合の悪いところは上司のせいにする。これも原田の実力のひとつだ。少なくとも原田はそう思っているのが見え見えだ。
行人はにっこり笑顔になった。
「十月になってから数字が足りないって、ちょっと対応遅いんじゃないですか? 新商品ならともかく、スープは何十年も前からのウチのド定番でしょ。もっと早く気付きましょうよ。これからじゃ、打てる手も限られますよ」
発言内容はド直球だ。聞いている翔太はドキッとした。
「ま、それは冗談として」
行人の声が真面目になった。
(今の冗談だったんだ……)
否応なく翔太の耳にもその会話は入ってくる。コワい。
「OEMの方で数字はカバーできる予定でしたよね。そっちの方はどうなってるんですか? ここ数年ラーメンスープは毎年これだけのパーセンテージが落ちてる現状なんで、その分を……」
行人はよどみなく指摘していく。
(すごいなあ。そんな、他部門のことまで把握できてるんだな)
正確には、他部門のこととは言い切れない。業務用食品の販売は、行人の一係が担当だ。そして、OEM生産の営業は、廊下の向かいの営業二課の担当だった。
翔太は今日の日報を書き終えた。行人の机に提出しに行く前に、ちょっと考えてふせんを貼った。みどりのふせん。そこには、「今日、ウチに来ますか?」と小さく書いた。一応、原田たちから読み取られないよう、いつもより字を小さくしてみた。
今日は金曜日。明日もあさっても仕事は休み。行人が泊まっていっても、帰ると言っても、どちらにしてもゆっくり過ごせる。翔太は立ち上がり、そっと係長机に日報を置いた。行人は原田や開発と話を続けていたが、長い指が大事そうにふせんを剥がしたのが見て取れた。
翔太は「お先に失礼します」と営業部を後にした。
地下鉄に揺られていると、翔太のスマホが震えた。翔太はいそいそとメッセージを開いて、がっくりと肩を落とした。
『今日は先約。明日連絡する』
翔太はボーッとベッドから起きた。
枕許のカーテンの隙間からは、昼の光が射し込んでいた。
翔太は時計を見た。十時。
ごちゃごちゃと空いたプラスチック容器と少しの食器が載ったテーブルが目に入って、うんざりした。昨日会社に背負っていったかばんも、脱いだシャツや靴下も、床のあちこちに散らばっている。翔太はため息をついた。行人が来ないと、部屋の中は荒れ放題だ。
仕方なく、翔太はのそのそと起き出して、昨日の惨状の片付けにかかった。
溜まった食器を洗って食器カゴに積み上げ、洗濯機を回して洗剤を振りかけた。ものを端に寄せて掃除機もかけた。
洗濯機が止まるのを待つ間、湯を沸かして先日モリノーさんからもらってきたコーヒーを淹れた。冷蔵庫の牛乳の消費期限を確かめて、コーヒーカップに注ぎ足す。
リビングは外の廊下に面して窓がある。南向きのその窓からは、秋の低い光が部屋の中まで射し込んでくる。そう。ひとりで住むなら、さほど居心地の悪い部屋じゃない。
昨夜の行人の「先約」とは何だったのだろう。
翔太はコーヒーの苦味をゆっくり味わいながら考えた。
考えても答えにたどり着けないのは分かっていた。なぜなら、翔太の部屋で過ごす以外の行人のプライベートを、翔太は何ひとつ知らないからだ。翔太が、部屋の間取りも、食べているものも、能力や欠点も、全て行人に知られているのとは正反対だ。
(ユキさん、誰と、どこで会ってたのかな)
気になるが、翔太の方から連絡するのは、何だか負けた気がして悔しい。意地になって翔太が行人からの連絡を待っていると、洗濯ものを干し終わった頃にスマホが震えた。行人からのLINEだった。
『ショウちゃん、お昼食べた?』
翔太が時計を見ると、すでに十二時になっていた。
『まだです』
『じゃあさ、昼飯がてらドライブしない?』
『いいっすねー』
『じゃ、車借りたら迎えに行くよ』
最後に行人は、車からはみ出した笑顔のキャラクターのスタンプを送ってきた。
翔太は急いでコーヒーを飲み干し、ざっと洗ってカゴに積み、シャワーを浴びに風呂場へ立った。
洋菓子店の箱からは、プリンが出てきた。ガラスの器に入った、幸せの卵色。
「おいしそうですね」
「係長、すいません。いただきます」
「ああ、みんな今週はたくさん働いて、疲れも溜まってきてると思うので。食べながら話そう」
上司らしくみんなを気づかって買ってきたプリンだが、翔太だけはもうひとつの目的に気づいていた。
プリンは翔太の好物。
さっき翔太に八つ当たりした、その詫びだ。翔太は自分の頬がだらしなく緩むのを感じ、慌ててコーヒーカップをのぞき込んだ。
(別に怒ってないのに。ユキさん、可愛いな)
わあきゃあ言わないだけで、翔太も行人の愛らしさに、メロメロになっているのかもしれない。プリンのうまさが、翔太のニコニコ顔を隠してくれているだろうか。
「いやあ、やっぱり一度、東京の本社までうかがわないといけませんよ」
原田が大きな声で朗らかに言い切った。
係の打ち合わせでは、得意先回りの結果報告を行っていた。成功事例があればシェアして、参考にするのだ。
原田-内海チームの最大の取引先は、全国区の秋津物産。いつもはその札幌支社を相手に営業をしている原田だが、今度の新商品は札幌支社でも大好評で、「ぜひ東京本社でもプレゼンを」と言われたそうだ。
「俺と内海の試食会の盛り上げが功を奏したのだと思いますが、秋津の竹部さんが、『これは札幌ではもとより、東京で売れる商品です』と、太鼓判を押してくれまして」
翔太のスプーンから、すくったプリンが瓶の中に落ちた。
竹部さん。秋津物産のアサヅカの担当さん。
翔太はチラッと行人の顔を見た。耳の中に、先日の村上の言葉が蘇る。
『すすきのの「ローズ・ガーデン」で、お宅の西川係長、見ましたよ。秋津物産の竹部さんと一緒だったけど』
原田のこの様子では、原田も行人が秋津の担当者と会っていた事実を知るまい。
行人は何の表情も浮かべていなかった。完璧なポーカーフェイスだ。
「そうですね。東京本社にプレゼンできるなら、早い方がいい。原田さん、竹部さんと連絡取って、スケジュール押さえてください。来週再来週で設定できるなら、僕も稟議通します。それ以降なら、今年はパスで」
「分かりましたー!」
原田は意気揚々と返事をする。
議事は順調に進行した。
「一度で結果が決まる得意先と、二度三度行って初めて結果が出る得意先を見分けて、以降の結果を最大にする」との方針を共有して、打ち合わせは終了。
エネルギッシュな原田に付き合わされて疲れたのか、内海は「お先に失礼しまーす」と早々に引き上げていった。
原田のところに、商品開発のラーメンスープ担当者がやって来た。前年割れしそうなラーメンスープのテコ入れについて相談されている。
「ラーメンスープって言ってもなあ」
原田は腕を組んで顎をこすった。
「今年は『Pro'sキッチン』ですもんね、係長」
都合の悪いところは上司のせいにする。これも原田の実力のひとつだ。少なくとも原田はそう思っているのが見え見えだ。
行人はにっこり笑顔になった。
「十月になってから数字が足りないって、ちょっと対応遅いんじゃないですか? 新商品ならともかく、スープは何十年も前からのウチのド定番でしょ。もっと早く気付きましょうよ。これからじゃ、打てる手も限られますよ」
発言内容はド直球だ。聞いている翔太はドキッとした。
「ま、それは冗談として」
行人の声が真面目になった。
(今の冗談だったんだ……)
否応なく翔太の耳にもその会話は入ってくる。コワい。
「OEMの方で数字はカバーできる予定でしたよね。そっちの方はどうなってるんですか? ここ数年ラーメンスープは毎年これだけのパーセンテージが落ちてる現状なんで、その分を……」
行人はよどみなく指摘していく。
(すごいなあ。そんな、他部門のことまで把握できてるんだな)
正確には、他部門のこととは言い切れない。業務用食品の販売は、行人の一係が担当だ。そして、OEM生産の営業は、廊下の向かいの営業二課の担当だった。
翔太は今日の日報を書き終えた。行人の机に提出しに行く前に、ちょっと考えてふせんを貼った。みどりのふせん。そこには、「今日、ウチに来ますか?」と小さく書いた。一応、原田たちから読み取られないよう、いつもより字を小さくしてみた。
今日は金曜日。明日もあさっても仕事は休み。行人が泊まっていっても、帰ると言っても、どちらにしてもゆっくり過ごせる。翔太は立ち上がり、そっと係長机に日報を置いた。行人は原田や開発と話を続けていたが、長い指が大事そうにふせんを剥がしたのが見て取れた。
翔太は「お先に失礼します」と営業部を後にした。
地下鉄に揺られていると、翔太のスマホが震えた。翔太はいそいそとメッセージを開いて、がっくりと肩を落とした。
『今日は先約。明日連絡する』
翔太はボーッとベッドから起きた。
枕許のカーテンの隙間からは、昼の光が射し込んでいた。
翔太は時計を見た。十時。
ごちゃごちゃと空いたプラスチック容器と少しの食器が載ったテーブルが目に入って、うんざりした。昨日会社に背負っていったかばんも、脱いだシャツや靴下も、床のあちこちに散らばっている。翔太はため息をついた。行人が来ないと、部屋の中は荒れ放題だ。
仕方なく、翔太はのそのそと起き出して、昨日の惨状の片付けにかかった。
溜まった食器を洗って食器カゴに積み上げ、洗濯機を回して洗剤を振りかけた。ものを端に寄せて掃除機もかけた。
洗濯機が止まるのを待つ間、湯を沸かして先日モリノーさんからもらってきたコーヒーを淹れた。冷蔵庫の牛乳の消費期限を確かめて、コーヒーカップに注ぎ足す。
リビングは外の廊下に面して窓がある。南向きのその窓からは、秋の低い光が部屋の中まで射し込んでくる。そう。ひとりで住むなら、さほど居心地の悪い部屋じゃない。
昨夜の行人の「先約」とは何だったのだろう。
翔太はコーヒーの苦味をゆっくり味わいながら考えた。
考えても答えにたどり着けないのは分かっていた。なぜなら、翔太の部屋で過ごす以外の行人のプライベートを、翔太は何ひとつ知らないからだ。翔太が、部屋の間取りも、食べているものも、能力や欠点も、全て行人に知られているのとは正反対だ。
(ユキさん、誰と、どこで会ってたのかな)
気になるが、翔太の方から連絡するのは、何だか負けた気がして悔しい。意地になって翔太が行人からの連絡を待っていると、洗濯ものを干し終わった頃にスマホが震えた。行人からのLINEだった。
『ショウちゃん、お昼食べた?』
翔太が時計を見ると、すでに十二時になっていた。
『まだです』
『じゃあさ、昼飯がてらドライブしない?』
『いいっすねー』
『じゃ、車借りたら迎えに行くよ』
最後に行人は、車からはみ出した笑顔のキャラクターのスタンプを送ってきた。
翔太は急いでコーヒーを飲み干し、ざっと洗ってカゴに積み、シャワーを浴びに風呂場へ立った。
13
あなたにおすすめの小説
サラリーマン二人、酔いどれ同伴
風
BL
久しぶりの飲み会!
楽しむ佐万里(さまり)は後輩の迅蛇(じんだ)と翌朝ベッドの上で出会う。
「……え、やった?」
「やりましたね」
「あれ、俺は受け?攻め?」
「受けでしたね」
絶望する佐万里!
しかし今週末も仕事終わりには飲み会だ!
こうして佐万里は同じ過ちを繰り返すのだった……。
入社1ヶ月のワンコ系男子が、知らずのうちに射止めたのはイケメン社長!?
monteri
BL
CM制作会社の新入社員、藤白純太は入社1ヶ月で教育係の先輩が過労で倒れたため、特別なクライアントの担当を引き継ぐことになる。
そのクライアントは、女子禁制ミーハー厳禁の芸能事務所だった。
主人公の無知で純なところに、翻弄されたり、骨抜きにされるイケメン社長と、何も知らない純太がドキドキするお話です。
※今回の表紙はAI生成です
※小説家になろうにも公開してます
地味メガネだと思ってた同僚が、眼鏡を外したら国宝級でした~無愛想な美人と、チャラ営業のすれ違い恋愛
中岡 始
BL
誰にも気づかれたくない。
誰の心にも触れたくない。
無表情と無関心を盾に、オフィスの隅で静かに生きる天王寺悠(てんのうじ・ゆう)。
その存在に、誰も興味を持たなかった――彼を除いて。
明るく人懐こい営業マン・梅田隼人(うめだ・はやと)は、
偶然見た「眼鏡を外した天王寺」の姿に、衝撃を受ける。
無機質な顔の奥に隠れていたのは、
誰よりも美しく、誰よりも脆い、ひとりの青年だった。
気づいてしまったから、もう目を逸らせない。
知りたくなったから、もう引き返せない。
すれ違いと無関心、
優しさと孤独、
微かな笑顔と、隠された心。
これは、
触れれば壊れそうな彼に、
それでも手を伸ばしてしまった、
不器用な男たちの恋のはなし。
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
借金のカタに同居したら、毎日甘く溺愛されてます
なの
BL
父親の残した借金を背負い、掛け持ちバイトで食いつなぐ毎日。
そんな俺の前に現れたのは──御曹司の男。
「借金は俺が肩代わりする。その代わり、今日からお前は俺のものだ」
脅すように言ってきたくせに、実際はやたらと優しいし、甘すぎる……!
高級スイーツを買ってきたり、風邪をひけば看病してくれたり、これって本当に借金返済のはずだったよな!?
借金から始まる強制同居は、いつしか恋へと変わっていく──。
冷酷な御曹司 × 借金持ち庶民の同居生活は、溺愛だらけで逃げ場なし!?
短編小説です。サクッと読んでいただけると嬉しいです。
刺されて始まる恋もある
神山おが屑
BL
ストーカーに困るイケメン大学生城田雪人に恋人のフリを頼まれた大学生黒川月兎、そんな雪人とデートの振りして食事に行っていたらストーカーに刺されて病院送り罪悪感からか毎日お見舞いに来る雪人、罪悪感からか毎日大学でも心配してくる雪人、罪悪感からかやたら世話をしてくる雪人、まるで本当の恋人のような距離感に戸惑う月兎そんなふたりの刺されて始まる恋の話。
死ぬほど嫌いな上司と付き合いました【完結】
三宅スズ
BL
社会人3年目の皆川涼介(みながわりょうすけ)25歳。
皆川涼介の上司、瀧本樹(たきもといつき)28歳。
涼介はとにかく樹のことが苦手だし、嫌いだし、話すのも嫌だし、絶対に自分とは釣り合わないと思っていたが‥‥
上司×部下BL
αからΩになった俺が幸せを掴むまで
なの
BL
柴田海、本名大嶋海里、21歳、今はオメガ、職業……オメガの出張風俗店勤務。
10年前、父が亡くなって新しいお義父さんと義兄貴ができた。
義兄貴は俺に優しくて、俺は大好きだった。
アルファと言われていた俺だったがある日熱を出してしまった。
義兄貴に看病されるうちにヒートのような症状が…
義兄貴と一線を超えてしまって逃げ出した。そんな海里は生きていくためにオメガの出張風俗店で働くようになった。
そんな海里が本当の幸せを掴むまで…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる