47 / 51
9、ふつつかものですが、愛してます
9-2
しおりを挟む
唐突に、行人が机にぐたりと伏せた。
「あーあ。ショウちゃん、男子とペア組ませたくないけど、内海さんみたいにかわいい女のコもイヤだな。どんな子が来るんだろ」
翔太はボールペンを動かす手を止めて、顔を上げた。
「ユキ、きらりんのこと誤解してる。きらりん中身、チョーおばさん。手強いよー。かわいいってタイプじゃないから、全然」
「そうなの?」
翔太は大きくうなずいた。
「へええ、詳しいねえショウちゃん。いつの間にふたりはそんなに理解し合ったワケー?」
面白くなさそうな視線を投げる行人に、翔太は背筋を伸ばして言った。
「係長、そのOJTの時期はいつ頃目処ですか? 担当を持たせて任せてみるのは、大体いつ頃目標でしょうか。……てか、きらりんにあれこれ詮索されないようにガードしてるんだから。俺、がんばってるんだから」
行人は上体を机の上にだらりと伸ばしたまま、顔だけを翔太に向けて「ふーん」と鼻を鳴らした。翔太は笑って行人のジャケットの裾を指でつまみ、甘えるように軽く引いた。
「係長ってば仕事しましょうよ。もうすぐ昼休みになりますよ。ねえ、俺に続き教えてよぉ」
翔太のおねだりには、行人は抵抗できない。身体を起こして、再びキーボードを叩き始めた。
「ショウちゃん」
「何?」
キーボードを叩く音が止まった。廊下を話し声と足音が通り過ぎた。
「チューしたい」
「え」
ボールペンを持つ手が震えた。翔太が顔を上げると、行人が挑戦的な笑みで翔太を見ていた。翔太の大好きな行人の瞳。試すような、からかうような、でも、切ない瞳。
「……いいよ」
行人の開いたノートPCの陰で、翔太はまぶたを閉じた。行人の指が翔太の顎に触れる。
「何それ、ショウちゃん……超カワイイ……」
行人の体温が近付いたとき、部屋のドアが勢いよく開いた。
「西川! 今日の昼いいか? ラボ長がスランプで、味作りにつまづいてる。一緒に試食に入って欲しいんだ」
企画課のひとだった。
「メシは炊いてあるって言うから、一食浮かす積もりで、助けてくれ」
行人は小さく、「あ、ああ……、いいけど……」と答えた。
「頼むわ」
短くそう言って企画課のひとは去っていった。
バタンとドアが閉まったあとで、翔太は行人と顔を見合わせた。
「ちぇっ。今日はショウちゃんとラーメンでも食いに出ようかと思ったのに」
「よしよし。その代わり、夜はウチでゆっくりご飯食べよう」
翔太はそっと行人の頭を撫でた。行人は素直に「うん」とうなずき、素早く一秒だけ翔太の唇に唇を触れた。
昼休みになり、行人はしぶしぶラボに出向いた。翔太はコンビニで昼メシを買ってきた。今日もついプリンをカゴに入れてしまい、自分でもちょっと笑ってしまった。
天気が好い。PCのモニターが見づらくなるので日中閉めきっているブラインドを、少し上げてみた。気温はピークに低いが、日差しは少しずつ春を孕んでいる。
誰もいない部屋にひとり気楽にしていると、翔太の頬は自然と緩む。嬉しくて幸せで、誰もいないのについ下を向いてしまう。「行きます」と返事して、昨日ついに行人の部屋へ移った。これからは一緒だ。
行人に「行きます」と返事して、身の回りのものだけを荷造りした。それと、預かっていた行人の着替えと。段ボール箱三箱を、熱の下がった行人が借りてきたレンタカーに積み込んで、広い3LDKに運び入れた。レンタカーを返しにいく行人に、部屋で荷解きしているかと聞かれたが、翔太は行人にくっついて一緒に行った。地下鉄駅のすぐ側のレンタカーはマンションからは徒歩六、七分。マンションからはJRの駅も近く、こちらは逆方向に徒歩五分、ダブルアクセスだ。何て便利な立地だろう。
帰りに近所のスーパーへ寄った。地下のサービスカウンターで、翔太が専門店の焼き菓子を選んだ。一係のメンバーへ、行人の休んだお詫びの品だ。
マンションに戻り、靴を脱いだところで、行人は改まってこう言った。
「ショウちゃん。いらっしゃい。よく来たね」
翔太も、いつ言おうかとタイミングを探していた言葉を口にした。
「ふつつかものですが、よろしくお願いいたします」
三つ指突きたいくらいのセリフだが、さすがにそれは時代錯誤というか、ポリコレ的にいろんな意味でアレだというか。とりあえず頭だけは深々と下げた翔太を、行人がギュッと抱きしめた。
「ショウちゃん。俺、大事にするから。ショウちゃんのこと、ずっとずっと、大事にするから」
翔太は何も言えなくなった。黙ったまま、そっと行人の肩に頭を載せた。行人の身体は温かかった。今日のこの体温を、自分はきっと忘れないだろうと翔太は思った。ゆっくりと翔太も行人の背中に腕を回した。この体温は、今日から本当に、翔太のものだ。
抱き合ったまましばらくして、行人は腕を緩めると、嬉しそうにふふと笑った。(ああ、このひと、今すごく幸せなんだな)と翔太は思った。多分、翔太も同じ顔をしている。
空き部屋のひとつに段ボールを運び入れ、作り付けのクローゼットにテキトーにしまって作業終了だ。翔太は一緒に連れてきたぬいぐるみのうーちゃんを、台所のカウンターの端に置いた。夕食の支度をしていた行人が言った。
「ショウちゃん、うーちゃんそこに置いたら、台所の油ハネで汚れちゃうよ」
「うん、そうなんだけど……」
翔太は恥ずかしさに目を伏せたが、意を決して顔を上げた。自分の思いは口にしないと。行人に伝わる言葉で。これからは一緒に暮らすのだから。
「ユキのとこに来るって、うーちゃんと相談して決めたから。今日だけうーちゃんに立会人になってもらう」
「立会人?」
「うん……」
行人が夕食の皿を、腕を伸ばしてカウンターに置くのを待って、翔太は言った。
「今夜は……結婚式、みたいなものでしょ? 俺たちの……」
行人はガクリと流しに頭を突っ込んだ。
「……ユキ? どうしたの? また俺、ヘンなこと言った?」
翔太は慌ててアイランドキッチンを回りこみ、震える行人の肩をさすった。
「お前ぇ……」
行人は流しの縁を握りしめて小さく言った。聞き漏らすまいと翔太は耳を近付けた。
「何?」
行人は翔太の胴体にタックルした。
「わっ!」
翔太は床に倒れ込んだ。
「どうしてそんなにカワイイんだよ! 今のはマジで俺死にそうになったわ。困る! 可愛すぎ! 息ができない」
フローリングに押し倒されたようになって、翔太はドキドキした。行人の顔がすぐ近くにある。
「初日からこんなんじゃ、じきに本当に死んじゃうかも……」
唇が触れ合った。行人のキスは、いつも翔太から正気を奪い去る。胸が、全身が熱くなる。
「ん……」
翔太の指は行人のセーターを握りしめた。長い短いキスのあと、行人が翔太の唇の上で言った。
「ごめんショウちゃん。お腹、空いてたよね」
翔太は指を解いて深呼吸した。身体の内側で揺らめきだした炎を鎮める。
「せっかくの食事が冷めちゃうね。ユキ、何かおいしいものを作ってくれたんでしょ?」
行人は、今日はずっと笑っている。嬉しそうに、幸せそうに。翔太は自分の存在が、行人をこんなに喜ばせられることに驚いていた。翔太は、先に起き上がった行人が差し伸べた手を取り、立ち上がった。照れくさくて、ちょっと下を向いて席に着く。
「あーあ。ショウちゃん、男子とペア組ませたくないけど、内海さんみたいにかわいい女のコもイヤだな。どんな子が来るんだろ」
翔太はボールペンを動かす手を止めて、顔を上げた。
「ユキ、きらりんのこと誤解してる。きらりん中身、チョーおばさん。手強いよー。かわいいってタイプじゃないから、全然」
「そうなの?」
翔太は大きくうなずいた。
「へええ、詳しいねえショウちゃん。いつの間にふたりはそんなに理解し合ったワケー?」
面白くなさそうな視線を投げる行人に、翔太は背筋を伸ばして言った。
「係長、そのOJTの時期はいつ頃目処ですか? 担当を持たせて任せてみるのは、大体いつ頃目標でしょうか。……てか、きらりんにあれこれ詮索されないようにガードしてるんだから。俺、がんばってるんだから」
行人は上体を机の上にだらりと伸ばしたまま、顔だけを翔太に向けて「ふーん」と鼻を鳴らした。翔太は笑って行人のジャケットの裾を指でつまみ、甘えるように軽く引いた。
「係長ってば仕事しましょうよ。もうすぐ昼休みになりますよ。ねえ、俺に続き教えてよぉ」
翔太のおねだりには、行人は抵抗できない。身体を起こして、再びキーボードを叩き始めた。
「ショウちゃん」
「何?」
キーボードを叩く音が止まった。廊下を話し声と足音が通り過ぎた。
「チューしたい」
「え」
ボールペンを持つ手が震えた。翔太が顔を上げると、行人が挑戦的な笑みで翔太を見ていた。翔太の大好きな行人の瞳。試すような、からかうような、でも、切ない瞳。
「……いいよ」
行人の開いたノートPCの陰で、翔太はまぶたを閉じた。行人の指が翔太の顎に触れる。
「何それ、ショウちゃん……超カワイイ……」
行人の体温が近付いたとき、部屋のドアが勢いよく開いた。
「西川! 今日の昼いいか? ラボ長がスランプで、味作りにつまづいてる。一緒に試食に入って欲しいんだ」
企画課のひとだった。
「メシは炊いてあるって言うから、一食浮かす積もりで、助けてくれ」
行人は小さく、「あ、ああ……、いいけど……」と答えた。
「頼むわ」
短くそう言って企画課のひとは去っていった。
バタンとドアが閉まったあとで、翔太は行人と顔を見合わせた。
「ちぇっ。今日はショウちゃんとラーメンでも食いに出ようかと思ったのに」
「よしよし。その代わり、夜はウチでゆっくりご飯食べよう」
翔太はそっと行人の頭を撫でた。行人は素直に「うん」とうなずき、素早く一秒だけ翔太の唇に唇を触れた。
昼休みになり、行人はしぶしぶラボに出向いた。翔太はコンビニで昼メシを買ってきた。今日もついプリンをカゴに入れてしまい、自分でもちょっと笑ってしまった。
天気が好い。PCのモニターが見づらくなるので日中閉めきっているブラインドを、少し上げてみた。気温はピークに低いが、日差しは少しずつ春を孕んでいる。
誰もいない部屋にひとり気楽にしていると、翔太の頬は自然と緩む。嬉しくて幸せで、誰もいないのについ下を向いてしまう。「行きます」と返事して、昨日ついに行人の部屋へ移った。これからは一緒だ。
行人に「行きます」と返事して、身の回りのものだけを荷造りした。それと、預かっていた行人の着替えと。段ボール箱三箱を、熱の下がった行人が借りてきたレンタカーに積み込んで、広い3LDKに運び入れた。レンタカーを返しにいく行人に、部屋で荷解きしているかと聞かれたが、翔太は行人にくっついて一緒に行った。地下鉄駅のすぐ側のレンタカーはマンションからは徒歩六、七分。マンションからはJRの駅も近く、こちらは逆方向に徒歩五分、ダブルアクセスだ。何て便利な立地だろう。
帰りに近所のスーパーへ寄った。地下のサービスカウンターで、翔太が専門店の焼き菓子を選んだ。一係のメンバーへ、行人の休んだお詫びの品だ。
マンションに戻り、靴を脱いだところで、行人は改まってこう言った。
「ショウちゃん。いらっしゃい。よく来たね」
翔太も、いつ言おうかとタイミングを探していた言葉を口にした。
「ふつつかものですが、よろしくお願いいたします」
三つ指突きたいくらいのセリフだが、さすがにそれは時代錯誤というか、ポリコレ的にいろんな意味でアレだというか。とりあえず頭だけは深々と下げた翔太を、行人がギュッと抱きしめた。
「ショウちゃん。俺、大事にするから。ショウちゃんのこと、ずっとずっと、大事にするから」
翔太は何も言えなくなった。黙ったまま、そっと行人の肩に頭を載せた。行人の身体は温かかった。今日のこの体温を、自分はきっと忘れないだろうと翔太は思った。ゆっくりと翔太も行人の背中に腕を回した。この体温は、今日から本当に、翔太のものだ。
抱き合ったまましばらくして、行人は腕を緩めると、嬉しそうにふふと笑った。(ああ、このひと、今すごく幸せなんだな)と翔太は思った。多分、翔太も同じ顔をしている。
空き部屋のひとつに段ボールを運び入れ、作り付けのクローゼットにテキトーにしまって作業終了だ。翔太は一緒に連れてきたぬいぐるみのうーちゃんを、台所のカウンターの端に置いた。夕食の支度をしていた行人が言った。
「ショウちゃん、うーちゃんそこに置いたら、台所の油ハネで汚れちゃうよ」
「うん、そうなんだけど……」
翔太は恥ずかしさに目を伏せたが、意を決して顔を上げた。自分の思いは口にしないと。行人に伝わる言葉で。これからは一緒に暮らすのだから。
「ユキのとこに来るって、うーちゃんと相談して決めたから。今日だけうーちゃんに立会人になってもらう」
「立会人?」
「うん……」
行人が夕食の皿を、腕を伸ばしてカウンターに置くのを待って、翔太は言った。
「今夜は……結婚式、みたいなものでしょ? 俺たちの……」
行人はガクリと流しに頭を突っ込んだ。
「……ユキ? どうしたの? また俺、ヘンなこと言った?」
翔太は慌ててアイランドキッチンを回りこみ、震える行人の肩をさすった。
「お前ぇ……」
行人は流しの縁を握りしめて小さく言った。聞き漏らすまいと翔太は耳を近付けた。
「何?」
行人は翔太の胴体にタックルした。
「わっ!」
翔太は床に倒れ込んだ。
「どうしてそんなにカワイイんだよ! 今のはマジで俺死にそうになったわ。困る! 可愛すぎ! 息ができない」
フローリングに押し倒されたようになって、翔太はドキドキした。行人の顔がすぐ近くにある。
「初日からこんなんじゃ、じきに本当に死んじゃうかも……」
唇が触れ合った。行人のキスは、いつも翔太から正気を奪い去る。胸が、全身が熱くなる。
「ん……」
翔太の指は行人のセーターを握りしめた。長い短いキスのあと、行人が翔太の唇の上で言った。
「ごめんショウちゃん。お腹、空いてたよね」
翔太は指を解いて深呼吸した。身体の内側で揺らめきだした炎を鎮める。
「せっかくの食事が冷めちゃうね。ユキ、何かおいしいものを作ってくれたんでしょ?」
行人は、今日はずっと笑っている。嬉しそうに、幸せそうに。翔太は自分の存在が、行人をこんなに喜ばせられることに驚いていた。翔太は、先に起き上がった行人が差し伸べた手を取り、立ち上がった。照れくさくて、ちょっと下を向いて席に着く。
16
あなたにおすすめの小説
サラリーマン二人、酔いどれ同伴
風
BL
久しぶりの飲み会!
楽しむ佐万里(さまり)は後輩の迅蛇(じんだ)と翌朝ベッドの上で出会う。
「……え、やった?」
「やりましたね」
「あれ、俺は受け?攻め?」
「受けでしたね」
絶望する佐万里!
しかし今週末も仕事終わりには飲み会だ!
こうして佐万里は同じ過ちを繰り返すのだった……。
入社1ヶ月のワンコ系男子が、知らずのうちに射止めたのはイケメン社長!?
monteri
BL
CM制作会社の新入社員、藤白純太は入社1ヶ月で教育係の先輩が過労で倒れたため、特別なクライアントの担当を引き継ぐことになる。
そのクライアントは、女子禁制ミーハー厳禁の芸能事務所だった。
主人公の無知で純なところに、翻弄されたり、骨抜きにされるイケメン社長と、何も知らない純太がドキドキするお話です。
※今回の表紙はAI生成です
※小説家になろうにも公開してます
地味メガネだと思ってた同僚が、眼鏡を外したら国宝級でした~無愛想な美人と、チャラ営業のすれ違い恋愛
中岡 始
BL
誰にも気づかれたくない。
誰の心にも触れたくない。
無表情と無関心を盾に、オフィスの隅で静かに生きる天王寺悠(てんのうじ・ゆう)。
その存在に、誰も興味を持たなかった――彼を除いて。
明るく人懐こい営業マン・梅田隼人(うめだ・はやと)は、
偶然見た「眼鏡を外した天王寺」の姿に、衝撃を受ける。
無機質な顔の奥に隠れていたのは、
誰よりも美しく、誰よりも脆い、ひとりの青年だった。
気づいてしまったから、もう目を逸らせない。
知りたくなったから、もう引き返せない。
すれ違いと無関心、
優しさと孤独、
微かな笑顔と、隠された心。
これは、
触れれば壊れそうな彼に、
それでも手を伸ばしてしまった、
不器用な男たちの恋のはなし。
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
借金のカタに同居したら、毎日甘く溺愛されてます
なの
BL
父親の残した借金を背負い、掛け持ちバイトで食いつなぐ毎日。
そんな俺の前に現れたのは──御曹司の男。
「借金は俺が肩代わりする。その代わり、今日からお前は俺のものだ」
脅すように言ってきたくせに、実際はやたらと優しいし、甘すぎる……!
高級スイーツを買ってきたり、風邪をひけば看病してくれたり、これって本当に借金返済のはずだったよな!?
借金から始まる強制同居は、いつしか恋へと変わっていく──。
冷酷な御曹司 × 借金持ち庶民の同居生活は、溺愛だらけで逃げ場なし!?
短編小説です。サクッと読んでいただけると嬉しいです。
刺されて始まる恋もある
神山おが屑
BL
ストーカーに困るイケメン大学生城田雪人に恋人のフリを頼まれた大学生黒川月兎、そんな雪人とデートの振りして食事に行っていたらストーカーに刺されて病院送り罪悪感からか毎日お見舞いに来る雪人、罪悪感からか毎日大学でも心配してくる雪人、罪悪感からかやたら世話をしてくる雪人、まるで本当の恋人のような距離感に戸惑う月兎そんなふたりの刺されて始まる恋の話。
沈黙のΩ、冷血宰相に拾われて溺愛されました
ホワイトヴァイス
BL
声を奪われ、競売にかけられたΩ《オメガ》――ノア。
落札したのは、冷血と呼ばれる宰相アルマン・ヴァルナティス。
“番契約”を偽装した取引から始まったふたりの関係は、
やがて国を揺るがす“真実”へとつながっていく。
喋れぬΩと、血を信じない宰相。
ただの契約だったはずの絆が、
互いの傷と孤独を少しずつ融かしていく。
だが、王都の夜に潜む副宰相ルシアンの影が、
彼らの「嘘」を暴こうとしていた――。
沈黙が祈りに変わるとき、
血の支配が終わりを告げ、
“番”の意味が書き換えられる。
冷血宰相×沈黙のΩ、
偽りの契約から始まる救済と革命の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる