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5、夜の果て
ぬるいシャワー
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クスクスといたずらっぽい笑いが浴室に響く。
夏の夜にべっとりと湿った身体を流しに、狭い浴室にふたりで入る。ぬるいシャワーで冷まされかけた熱が、肌の触れ合った部分からまた再び燃える。
「やだ……やだって」
良平は駄々をこねるように首を振る。笑いを含んだ愛らしい悲鳴。
「貴広さん、もうダメって……あ」
年季の入ったユニットバスはバスタブも洗い場も狭い。出しっぱなしにしたシャワーから梅雨のように細かな雨滴が降り注ぐ。
貴広は汗まみれになった良平の身体を洗ってやった。白い濃密な泡で裸身を撫でる。良平はくすぐったがって逃げようとするが狭すぎて逃げられない。
「あ……んん」
泡まみれの貴広の指が、なめらかな肌をすべっていく。首筋、背中、胸。良平の感覚の鋭いところを次々とすべり、下へ。
細い身体を抱えこむように腕を回し、貴広は良平の敏感な奥へ指をすべり込ませた。
「あ」と叫んで良平が大きくふるえた。良平の腰が揺れ、貴広をまた深く受け入れる。そのあまりの愛らしさに、貴広は自らを止めることができない。もっと、もっと泣かせて、叫ばせてやりたくなる。
良平の細い指が貴広を探した。見つけ出したそれを愛おしげにさする。良平の手の中で貴広もまた息を吹き返した。
「ふふふ……貴広さん、かわい」
良平は嬉しそうに咽の奥で笑う。貴広は良平の形のよい耳殻をかんだ。
「良平、また欲しいの?」
貴広は良平の耳にそう吹きこんだ。良平はビクと震えて、うなずいた。
「うん。欲しい」
良平はもう我慢できないとでも言うように、細い腰を押し当ててくる。
「俺に、貴広さんをちょうだい」
貴広は欲しがる腰を押さえつけた。雨音の中で、貴広は良平を焦らすように動きを止めた。肩甲骨、背骨の窪みから深いところへ連なる造形に目を奪われていた。
「んんん……」
良平は手の中の猛りを導き、繰り返される交歓に緩んだ自分の身体へそれを入れた。
「良……そんなに欲しかったの」
「うん……」
「俺、このまま動いていい?」
「うん。動いて」
腕の中の可愛い生きもの。
(俺のものだ……!)
もう誰にも触れさせたりしない。
どんな毒牙からだって守り通す。
腕の中で何度も痙攣を繰り返す良平を抱き締め、貴広は心にそう誓った。
夏の夜にべっとりと湿った身体を流しに、狭い浴室にふたりで入る。ぬるいシャワーで冷まされかけた熱が、肌の触れ合った部分からまた再び燃える。
「やだ……やだって」
良平は駄々をこねるように首を振る。笑いを含んだ愛らしい悲鳴。
「貴広さん、もうダメって……あ」
年季の入ったユニットバスはバスタブも洗い場も狭い。出しっぱなしにしたシャワーから梅雨のように細かな雨滴が降り注ぐ。
貴広は汗まみれになった良平の身体を洗ってやった。白い濃密な泡で裸身を撫でる。良平はくすぐったがって逃げようとするが狭すぎて逃げられない。
「あ……んん」
泡まみれの貴広の指が、なめらかな肌をすべっていく。首筋、背中、胸。良平の感覚の鋭いところを次々とすべり、下へ。
細い身体を抱えこむように腕を回し、貴広は良平の敏感な奥へ指をすべり込ませた。
「あ」と叫んで良平が大きくふるえた。良平の腰が揺れ、貴広をまた深く受け入れる。そのあまりの愛らしさに、貴広は自らを止めることができない。もっと、もっと泣かせて、叫ばせてやりたくなる。
良平の細い指が貴広を探した。見つけ出したそれを愛おしげにさする。良平の手の中で貴広もまた息を吹き返した。
「ふふふ……貴広さん、かわい」
良平は嬉しそうに咽の奥で笑う。貴広は良平の形のよい耳殻をかんだ。
「良平、また欲しいの?」
貴広は良平の耳にそう吹きこんだ。良平はビクと震えて、うなずいた。
「うん。欲しい」
良平はもう我慢できないとでも言うように、細い腰を押し当ててくる。
「俺に、貴広さんをちょうだい」
貴広は欲しがる腰を押さえつけた。雨音の中で、貴広は良平を焦らすように動きを止めた。肩甲骨、背骨の窪みから深いところへ連なる造形に目を奪われていた。
「んんん……」
良平は手の中の猛りを導き、繰り返される交歓に緩んだ自分の身体へそれを入れた。
「良……そんなに欲しかったの」
「うん……」
「俺、このまま動いていい?」
「うん。動いて」
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もう誰にも触れさせたりしない。
どんな毒牙からだって守り通す。
腕の中で何度も痙攣を繰り返す良平を抱き締め、貴広は心にそう誓った。
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