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十四、人魚の歌は
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私が自分を励ましている横では旦那様が決意を新たにしていた。
「けど、いつまでも一人で寝るのは寂しいからな。早くお前に好きになってもらえるよう、頑張るとするか!」
「随分と自信があるのですね」
「自信なんてあるかよ。これでもお前に好かれたくて、せめて嫌われないように必死だ。言っとくが、これも作戦の内だぜ?」
だから無理を強いることはないと旦那様は重ねて言った。確かにここで無理やりにでも部屋に連れ込まれていたら嫌いとまでは言わないけれど、好きになることは難しかったと思う。
「それとももう好きになったか?」
本気の発言ではないことは口調から伝わっていた。だから私もその問いかけに便乗させてもら。
「旦那様の戦いは始まったばかりなのです」
「ははっ、まだまだ先は長そうだ。あんまりにも長びくようなら、せめて子守歌くらいは聴かせてくれよ。昔、歌ってくれただろ? お前の歌、好きだぜ」
「申し訳ありませんが、人魚は歌を安売りしないのです」
「金か?」
「私たちは金銭では動きませんわ」
「菓子か?」
「ま、まあ、確かに少し揺らぎますけれど……」
「お前も揺らぐのかよ!」
「だ、だってエリク様ばかり狡いです! 私だってケーキは好きなんです!」
豪華なケーキを食べさせてもらったばかりではあるけれど、ケーキは多種多様。特にエリク様を懐柔させるほどのケーキがどういった代物なのかはとても興味がある。
「そりゃいいことを聞かせてもらったな。だが一旦ケーキのことは置いとくぞ、いいな? 何か特別な理由でもあるのか?」
頑なに断り続ける私に旦那様は怪訝を深めている。
「あの頃の私は、幼く無知だったのです」
助けられた旦那様が自らを幼いと言うのなら、助けた私も同じはず。あの頃の私はまだ人魚世界のルールを知らずにいた。人魚にとって歌がどれほど特別な意味を持つのかを。
「人魚にとって歌は求愛の証」
「何?」
早口のため聞き取れなかったのだろう、もう一度聞き返される。私はさらに早く、一息で告げた。
「ですから異性に贈る歌は求愛の証なのですわ! 以上エスティーナ寝ます!」
「おいエス――」
話の途中だというのに扉の向こう側へと身を隠し、私は勢いよく閉めた。
ええ、ええっ! きっと言いたいことがあるのよね? でも聞いてあげません!
外には唖然と取り残された旦那様がいるのだろう。私は扉に背を付け足で踏ん張り、なんとか開けさせないようにと画策する。本当はソファーやタンスも使ってバリケードを作りたいところだ。
「エスティ!」
「なっ、何か!? 寝るったら寝ますから!」
扉越しに旦那様が名前を呼んでいようと今日はもうこの部屋から出るつもりはない。籠城する覚悟の私はさらに足に込める力を強くした。けれどいつまで経っても扉が無理に押されることはない。
「……お休み」
向こう側からは確かにそう聞えた。私自身もそう言ったけれど……。
「俺は、またお前の歌が聴きたいと思う。だから、いつかまた聞かせてくれたら嬉しい」
もう一度、お休みと告げて旦那様の足音は遠ざかっていく。
私はずるずると扉に背をつけたまま、みっともなくその場に座り込んでいた。
「……狡い人」
きっとこれも作戦の内なのでしょう?
そんな風に寂しそうに言われてしまったら、今すぐにでも歌ってあげたくなってしまう。
「子どもの頃の私は無邪気だったのよ。人魚の文化を何も知らずにいた頃の純粋さが憎いわね……。あ……」
旦那様は何も知らない。素知らぬ顔をして歌ってしまえば良かったのでは?
けれどもう遅い。次に歌披露したのなら、私のそれは求愛となってしまう。
「ああーっ!! 私の馬鹿ぁー!!」
自分を罵りながら切ない気分で眠りに就いたのが人間一日目、最後の記憶だ。
~☆~★~☆~★~☆~★~☆~
翌朝、私の目覚めは爽快だった。太陽が昇る感覚と同時に目が覚め、カーテンを開ければ空と海の境目から光が差し出す瞬間に立ち会うことが出来た。
「凄いわオーシャンビュー!」
夜は暗くて何も見えなかったけれど、見渡す限りに広がる一面の海は絶景だ。この海が続く先には私が生まれ育った故郷も在る。どこかで繋がっていると思えたことで、少しだけ家族と離れた寂しさは薄れていった。
やがてきらきらと輝きを放つ海に人影を見つけ、私は窓を開けると大きく手を振った。
嫁入りの翌日、日の出の時刻に海に向けて手を振ること。この合図があれば私は不自由なく暮らせているという知らせになる。
私の無事を確認した人魚は手を振り返して姿を消した。きっと彼女が家族や友人たちに私の無事を伝えてくれるはずだ。
「それにしてもなんて好待遇なの……」
改めて自身に宛てがわれた室内を見渡してみると一人で使うには勿体ないほどの内装だ。
一人で寝るには勿体ないほどの面積を誇るベッドはもちろん天蓋付きで、そんなベッドを置いても余裕あり余る部屋の天井は手が届かないにほど高い。壁紙から調度品の細部に至るまで高級そうな家具が顔を揃えている。
「柔らかなベッド、ふかふかのソファー、一流の調度品。これって……」
旦那様は誠心誠意、私たちとの約束を守ってくれた。
「奥様! おはようございます」
こうして私を起こしに来てくれるニナの存在もそう。
前世でワンルームのアパートに一人暮らしをしていた私には、ちょっと感覚が追いつかない。家賃換算したらいくらになるのか……止めておこう。怖くなってすぐに計算することを放棄した。
「おはよう」
「奥様、もうお目覚めなんですね!」
「なんだか目が冴えてしまったのよ」
「凄いです! 私なんていつも夜更かしをしてしまって、毎日朝が大変で」
「そうなの?」
「使用人仲間たちとつい遅くまでおしゃべりしてしまうんです」
「まあ! 恋についてのお話でもしているのかしら」
「そうなんです!」
どこの世界も変わらないのねと微笑ましい気持ちになった。
「楽しそうなことをしているのね」
「あ、でも昨日は……」
ニナは何かを思い出し、笑顔を浮かべていた。
「昨日は奥様の話題ばかりでしたよ。私なんてずっと質問責めで、奥様はどんな方なのかって。だから私、とても綺麗で、優しい人だって、しっかりみんなに伝えておきましたから!」
「それは……本人が混ざるには少し恥ずかしい話題ね」
「混ざるんですか!?」
驚くニナに、機会があれば呼んでほしいと頼んでおいた。
~☆~★~☆~★~☆~★~☆~
オーシャンビューを堪能し、ニナによって身支度を手伝われた私はその場所へと向かう。そう、私には楽しい楽しい朝食の時間が待っている。
ただし昨日と違うことが一つ。テーブルには私一人きりだった。
「旦那様は……きっとお忙しいのね」
「すみません……」
私よりもニナの方が落ち込んでいるみたいだ。
「ニナが謝ることはないでしょう。旦那様も、もう朝食は済ませている?」
「はい。朝早くに……」
「良かった。お腹がすいていると仕事もはかどらないものね」
「急に町で問題が起きてしまったようで、至急向かわれて……」
そうやって慕われている人が旦那様であることは誇らしいことだ。
でも、私は?
旦那様の妻として、何か出来ることはあるのだろうか。ラージェス様が素晴らしい人だと知れば知るほど、自分の無力さを教えられている気がする。
くよくよしたって仕方がないわ。もともと人間としても私に出来ることは少ないんだから、今は出来ることを頑張るしかないのよね。そのためにもまずは、しっかりごはんを食べて力を付けないといけないわ!
「けど、いつまでも一人で寝るのは寂しいからな。早くお前に好きになってもらえるよう、頑張るとするか!」
「随分と自信があるのですね」
「自信なんてあるかよ。これでもお前に好かれたくて、せめて嫌われないように必死だ。言っとくが、これも作戦の内だぜ?」
だから無理を強いることはないと旦那様は重ねて言った。確かにここで無理やりにでも部屋に連れ込まれていたら嫌いとまでは言わないけれど、好きになることは難しかったと思う。
「それとももう好きになったか?」
本気の発言ではないことは口調から伝わっていた。だから私もその問いかけに便乗させてもら。
「旦那様の戦いは始まったばかりなのです」
「ははっ、まだまだ先は長そうだ。あんまりにも長びくようなら、せめて子守歌くらいは聴かせてくれよ。昔、歌ってくれただろ? お前の歌、好きだぜ」
「申し訳ありませんが、人魚は歌を安売りしないのです」
「金か?」
「私たちは金銭では動きませんわ」
「菓子か?」
「ま、まあ、確かに少し揺らぎますけれど……」
「お前も揺らぐのかよ!」
「だ、だってエリク様ばかり狡いです! 私だってケーキは好きなんです!」
豪華なケーキを食べさせてもらったばかりではあるけれど、ケーキは多種多様。特にエリク様を懐柔させるほどのケーキがどういった代物なのかはとても興味がある。
「そりゃいいことを聞かせてもらったな。だが一旦ケーキのことは置いとくぞ、いいな? 何か特別な理由でもあるのか?」
頑なに断り続ける私に旦那様は怪訝を深めている。
「あの頃の私は、幼く無知だったのです」
助けられた旦那様が自らを幼いと言うのなら、助けた私も同じはず。あの頃の私はまだ人魚世界のルールを知らずにいた。人魚にとって歌がどれほど特別な意味を持つのかを。
「人魚にとって歌は求愛の証」
「何?」
早口のため聞き取れなかったのだろう、もう一度聞き返される。私はさらに早く、一息で告げた。
「ですから異性に贈る歌は求愛の証なのですわ! 以上エスティーナ寝ます!」
「おいエス――」
話の途中だというのに扉の向こう側へと身を隠し、私は勢いよく閉めた。
ええ、ええっ! きっと言いたいことがあるのよね? でも聞いてあげません!
外には唖然と取り残された旦那様がいるのだろう。私は扉に背を付け足で踏ん張り、なんとか開けさせないようにと画策する。本当はソファーやタンスも使ってバリケードを作りたいところだ。
「エスティ!」
「なっ、何か!? 寝るったら寝ますから!」
扉越しに旦那様が名前を呼んでいようと今日はもうこの部屋から出るつもりはない。籠城する覚悟の私はさらに足に込める力を強くした。けれどいつまで経っても扉が無理に押されることはない。
「……お休み」
向こう側からは確かにそう聞えた。私自身もそう言ったけれど……。
「俺は、またお前の歌が聴きたいと思う。だから、いつかまた聞かせてくれたら嬉しい」
もう一度、お休みと告げて旦那様の足音は遠ざかっていく。
私はずるずると扉に背をつけたまま、みっともなくその場に座り込んでいた。
「……狡い人」
きっとこれも作戦の内なのでしょう?
そんな風に寂しそうに言われてしまったら、今すぐにでも歌ってあげたくなってしまう。
「子どもの頃の私は無邪気だったのよ。人魚の文化を何も知らずにいた頃の純粋さが憎いわね……。あ……」
旦那様は何も知らない。素知らぬ顔をして歌ってしまえば良かったのでは?
けれどもう遅い。次に歌披露したのなら、私のそれは求愛となってしまう。
「ああーっ!! 私の馬鹿ぁー!!」
自分を罵りながら切ない気分で眠りに就いたのが人間一日目、最後の記憶だ。
~☆~★~☆~★~☆~★~☆~
翌朝、私の目覚めは爽快だった。太陽が昇る感覚と同時に目が覚め、カーテンを開ければ空と海の境目から光が差し出す瞬間に立ち会うことが出来た。
「凄いわオーシャンビュー!」
夜は暗くて何も見えなかったけれど、見渡す限りに広がる一面の海は絶景だ。この海が続く先には私が生まれ育った故郷も在る。どこかで繋がっていると思えたことで、少しだけ家族と離れた寂しさは薄れていった。
やがてきらきらと輝きを放つ海に人影を見つけ、私は窓を開けると大きく手を振った。
嫁入りの翌日、日の出の時刻に海に向けて手を振ること。この合図があれば私は不自由なく暮らせているという知らせになる。
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改めて自身に宛てがわれた室内を見渡してみると一人で使うには勿体ないほどの内装だ。
一人で寝るには勿体ないほどの面積を誇るベッドはもちろん天蓋付きで、そんなベッドを置いても余裕あり余る部屋の天井は手が届かないにほど高い。壁紙から調度品の細部に至るまで高級そうな家具が顔を揃えている。
「柔らかなベッド、ふかふかのソファー、一流の調度品。これって……」
旦那様は誠心誠意、私たちとの約束を守ってくれた。
「奥様! おはようございます」
こうして私を起こしに来てくれるニナの存在もそう。
前世でワンルームのアパートに一人暮らしをしていた私には、ちょっと感覚が追いつかない。家賃換算したらいくらになるのか……止めておこう。怖くなってすぐに計算することを放棄した。
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「奥様、もうお目覚めなんですね!」
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「そうなの?」
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「まあ! 恋についてのお話でもしているのかしら」
「そうなんです!」
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「楽しそうなことをしているのね」
「あ、でも昨日は……」
ニナは何かを思い出し、笑顔を浮かべていた。
「昨日は奥様の話題ばかりでしたよ。私なんてずっと質問責めで、奥様はどんな方なのかって。だから私、とても綺麗で、優しい人だって、しっかりみんなに伝えておきましたから!」
「それは……本人が混ざるには少し恥ずかしい話題ね」
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