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6、新刊が発売されました
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王女の頃は許可や手続きの連続で大変だった結婚も、今回は書類にサインをするだけで、あっという間にセレナ・レスタータがセレナ・ロットグレイになった。
そこからさらに数日後には家族に別れを告げ、信頼する侍女モニカと共に、公爵家が所有する王都の屋敷へ移り住む。
契約結婚とはいえ公爵家の財力があれば、いくらでも華やかな結婚式を挙げることはできたけれど、前世の婚約で痛い目を見ているセレナは遠慮させてもらった。
小説家としてなら興味はあるけれど、素晴らしい結婚式なら親戚や友人のもので知っている。前世では婚約者の国に向かう途中で亡くなってしまったため、純白のドレスに袖を通したことはないけれど、同じくらい美しいドレスはたくさん着ることのできた人生だった。
(だから結婚式なんていらない)
それよりもセレナには優先するべき楽しみが控えている。
(いよいよ新刊が発売されるんだから!)
数日後には、リタ・グレイシアの新刊が発売される。この日のために頑張ってきたのだから、早く書店に並ぶ様子が見たくてたまらない。自分の花嫁姿よりも楽しみだ。
それぞれの店が営業の準備を始める中、ルクレーヌ王国は主に書店を中心に緊張感に包まれていた。
書店の前には長蛇の列。並んでいるのは圧倒的に女性が多く、中には男性の姿も目に入る。身なりの良い紳士たちは主人の使いだろう。
看板を手にした誘導係の指示で的確に形成された列は遠く長く伸び、別の待機場所へと区切り誘導された人たちを含めると最後尾までの距離は果てしない。
これだけの人が集まりながら目立ったトラブルがないのはリタ・グレイシアの新刊を手に入れるという共通の目的への団結と、トラブルを未然に防ぐために配備されている騎士たちのおかげだろう。
本は手に入るのか。
開店が待ち遠しい。
早く読みたい。
何時から並んでいる。
そんな声が聞こえる中、ついに開店の合図である広場の鐘が鳴り響く。その瞬間からルクレーヌ中の書店という書店は多忙を極めた。
いくら時間が経っても列は途切れず、むしろ人々の生活時間になったことで客が増えているほどだ。
書店に吸い込まれた者たちはみな同じ本を手にしている。本のタイトルは『伯爵家の契約結婚』と言い、利害の一致で契約結婚をした二人が恋に落ちる物語だ。
「売れ行きは良好みたいね!」
少し離れた民家の影からその様子を覗き見ていたセレナは満足そうに呟いた。そんな主人の様子に背後で控えていた侍女のモニカは困ったように反応する。
「セレナさまぁ~、そのように物陰から覗かれなくても、わたくしが視察してまいりますのに……」
モニカの言葉通り、セレナには人に命じられるだけの権力がある。わざわざ民家の壁に隠れて書店を覗き見るような真似をする必要はないのだが、それを断って自ら行動に移したのはセレナ自身だ。
「いいの! こういうのはね、自分の目で見て実感したいものなのよ」
書店から出てくる人たちの幸せそうな顔。あちこちで聞こえるリタ・グレイシアの名。それは直接足を運ばなければ実感することはできなかった。
「ですがセレナ様。そろそろ出発なさらないと、王妃様との約束に遅れてしまいますよ」
「それは困るわ!」
離れたところに待たせていた馬車に乗り込み、向かった先はルクレーヌが誇る王国の象徴。
城で来訪を告げたところ、速やかに通されたのは王妃の私室である。この面会を楽しみにしていたのは相手も同じだったのか、セレナが到着すると自ら部屋の扉を開け放って現れた。
「セレナ、待っていたのよ」
ルクレーヌの王妃であり、亡き王女セレスティーナの母であるネヴィアが嬉しそうに出迎えてくれる。
「お待たせしてしまい、申し訳ありません」
「いいのよ。今日は大切な日ですもの! さあ入って。モニカは一緒ではないのね? なら堅苦しいのはなしよ」
二人きりであることを確認してからネヴィアは嬉しそうに言った。
セレナは期待に応えようと、二人きりの時にしか口にしない呼び名を告げる。
「はい。お母様」
「ええ。貴女には叶う限りそう呼んでもらいたいわ」
伯爵令嬢として生まれたセレナと王妃であるネヴィア。二人に血の繋がりはないけれど、前世では親子として過ごした。そのためネヴィアはセレナから母と呼ばれることを熱望している。
「それで? 書店の様子はどうだったのかしら」
ネヴィアは待ちきれずに切り出した。好奇心に満ちた眼差しが早く聞かせて欲しいと子供のように強請る。
「どの店も開店から列が途切れない様子で、騒ぎがおきないよう騎士の方たちが配備されていました」
「それはそうよ。リタの新刊発売日ともなれば暴動がおきてもおかしくないって、私からも陛下に進言しておいたの」
「ありがとうございます。おかげで目立った問題はなさそうでした。あちこちからリタの名前が聞こえて、反響が大きいようでほっとしています」
「私も何度も読み返しているのよ。契約結婚から真実の愛が始まるなんてロマンチック。今回も胸が熱くなるような恋物語だったわ!」
「ありがとうございます」
「陛下からもお祝いの言葉を預かっているの。せっかくの出版記念日に公務が入るなんて、あの人も残念がっていたわ。今日は遅くなると言っていたから、日を改めて一緒にお祝いをしましょう。ねえ、本当にアレクにはまだ話さなくていいの?」
様子を伺うように告げられたのは前世の弟の名前。歳の離れた弟は純粋で、姉を慕いよく無邪気な笑顔を向けてくれた。だからこそ躊躇ってしまう。
「すみません。あの子にはまだ、話す勇気が」
この国を治める王として、父には元婚約者の罪を知らせるためにも正体を明かしたけれど、弟と向き合う勇気はまだない。
(だって私は約束を守れなかったから)
旅立つ前には別れを惜しみ、必ず幸せになってほしいと泣いてくれた。そうでなければ自分を置いて遠くに行く姉を許せないと。
そんな姉が、実は婚約者に裏切られて絶望していたとは言い難い。もちろん前世の自分を美化して小説にしていることも。
それでもやはり家族のことは気になってしまう。
「アレクは元気にしていますか?」
「ええ。今日も朝早くから視察に向かったわよ。頼もしく成長してくれたおかげで、安心して仕事を任せることができるわ」
嬉しそうに弟の成長を語るネヴィアは、もう一度家族四人で過ごす日を夢見ている。
セレナとて、本当はそうしたい。けれど一歩を踏み出せないまま、今日まで来てしまった。
俯くセレナを気遣い、ネヴィアは明るい声で話題を変える。
「ああいけない、興奮するあまりお茶の用意がまだだったわね」
命を受けた王妃の侍女ハンナがティーセットを運び、お祝いだと言って人気店のケーキも添えてくれた。
「セレナ様、新刊の発売おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます」
「ありがとう、ハンナ。でも、あなたの素晴らしい挿絵があってこそよ」
「いえわたくしは、指示されたものを描いただけですから」
「だからって、いきなり侍女に絵をかけなんて無茶振りによく応えてくれたと思うわ」
「……王妃殿下とセレナ様のお役に立てたのなら光栄です」
できる侍女ハンナは恐縮するが、いきなり描けと言われて描けるものではない。すべてはネヴィアの無茶振りから始まったのだ。巻き込まれたハンナは健気にも協力してくれた。
「お二人はこれから次回作の打ち合わせですよね? 私もファンとして楽しみにしております。隣の部屋に控えておりますので、ご用の際はなんなりとお申しつけください」
そう言ってハンナは下がり、二人きりにしてくれる。
扉が閉まると長い打ち合わせの始まりだ。
そこからさらに数日後には家族に別れを告げ、信頼する侍女モニカと共に、公爵家が所有する王都の屋敷へ移り住む。
契約結婚とはいえ公爵家の財力があれば、いくらでも華やかな結婚式を挙げることはできたけれど、前世の婚約で痛い目を見ているセレナは遠慮させてもらった。
小説家としてなら興味はあるけれど、素晴らしい結婚式なら親戚や友人のもので知っている。前世では婚約者の国に向かう途中で亡くなってしまったため、純白のドレスに袖を通したことはないけれど、同じくらい美しいドレスはたくさん着ることのできた人生だった。
(だから結婚式なんていらない)
それよりもセレナには優先するべき楽しみが控えている。
(いよいよ新刊が発売されるんだから!)
数日後には、リタ・グレイシアの新刊が発売される。この日のために頑張ってきたのだから、早く書店に並ぶ様子が見たくてたまらない。自分の花嫁姿よりも楽しみだ。
それぞれの店が営業の準備を始める中、ルクレーヌ王国は主に書店を中心に緊張感に包まれていた。
書店の前には長蛇の列。並んでいるのは圧倒的に女性が多く、中には男性の姿も目に入る。身なりの良い紳士たちは主人の使いだろう。
看板を手にした誘導係の指示で的確に形成された列は遠く長く伸び、別の待機場所へと区切り誘導された人たちを含めると最後尾までの距離は果てしない。
これだけの人が集まりながら目立ったトラブルがないのはリタ・グレイシアの新刊を手に入れるという共通の目的への団結と、トラブルを未然に防ぐために配備されている騎士たちのおかげだろう。
本は手に入るのか。
開店が待ち遠しい。
早く読みたい。
何時から並んでいる。
そんな声が聞こえる中、ついに開店の合図である広場の鐘が鳴り響く。その瞬間からルクレーヌ中の書店という書店は多忙を極めた。
いくら時間が経っても列は途切れず、むしろ人々の生活時間になったことで客が増えているほどだ。
書店に吸い込まれた者たちはみな同じ本を手にしている。本のタイトルは『伯爵家の契約結婚』と言い、利害の一致で契約結婚をした二人が恋に落ちる物語だ。
「売れ行きは良好みたいね!」
少し離れた民家の影からその様子を覗き見ていたセレナは満足そうに呟いた。そんな主人の様子に背後で控えていた侍女のモニカは困ったように反応する。
「セレナさまぁ~、そのように物陰から覗かれなくても、わたくしが視察してまいりますのに……」
モニカの言葉通り、セレナには人に命じられるだけの権力がある。わざわざ民家の壁に隠れて書店を覗き見るような真似をする必要はないのだが、それを断って自ら行動に移したのはセレナ自身だ。
「いいの! こういうのはね、自分の目で見て実感したいものなのよ」
書店から出てくる人たちの幸せそうな顔。あちこちで聞こえるリタ・グレイシアの名。それは直接足を運ばなければ実感することはできなかった。
「ですがセレナ様。そろそろ出発なさらないと、王妃様との約束に遅れてしまいますよ」
「それは困るわ!」
離れたところに待たせていた馬車に乗り込み、向かった先はルクレーヌが誇る王国の象徴。
城で来訪を告げたところ、速やかに通されたのは王妃の私室である。この面会を楽しみにしていたのは相手も同じだったのか、セレナが到着すると自ら部屋の扉を開け放って現れた。
「セレナ、待っていたのよ」
ルクレーヌの王妃であり、亡き王女セレスティーナの母であるネヴィアが嬉しそうに出迎えてくれる。
「お待たせしてしまい、申し訳ありません」
「いいのよ。今日は大切な日ですもの! さあ入って。モニカは一緒ではないのね? なら堅苦しいのはなしよ」
二人きりであることを確認してからネヴィアは嬉しそうに言った。
セレナは期待に応えようと、二人きりの時にしか口にしない呼び名を告げる。
「はい。お母様」
「ええ。貴女には叶う限りそう呼んでもらいたいわ」
伯爵令嬢として生まれたセレナと王妃であるネヴィア。二人に血の繋がりはないけれど、前世では親子として過ごした。そのためネヴィアはセレナから母と呼ばれることを熱望している。
「それで? 書店の様子はどうだったのかしら」
ネヴィアは待ちきれずに切り出した。好奇心に満ちた眼差しが早く聞かせて欲しいと子供のように強請る。
「どの店も開店から列が途切れない様子で、騒ぎがおきないよう騎士の方たちが配備されていました」
「それはそうよ。リタの新刊発売日ともなれば暴動がおきてもおかしくないって、私からも陛下に進言しておいたの」
「ありがとうございます。おかげで目立った問題はなさそうでした。あちこちからリタの名前が聞こえて、反響が大きいようでほっとしています」
「私も何度も読み返しているのよ。契約結婚から真実の愛が始まるなんてロマンチック。今回も胸が熱くなるような恋物語だったわ!」
「ありがとうございます」
「陛下からもお祝いの言葉を預かっているの。せっかくの出版記念日に公務が入るなんて、あの人も残念がっていたわ。今日は遅くなると言っていたから、日を改めて一緒にお祝いをしましょう。ねえ、本当にアレクにはまだ話さなくていいの?」
様子を伺うように告げられたのは前世の弟の名前。歳の離れた弟は純粋で、姉を慕いよく無邪気な笑顔を向けてくれた。だからこそ躊躇ってしまう。
「すみません。あの子にはまだ、話す勇気が」
この国を治める王として、父には元婚約者の罪を知らせるためにも正体を明かしたけれど、弟と向き合う勇気はまだない。
(だって私は約束を守れなかったから)
旅立つ前には別れを惜しみ、必ず幸せになってほしいと泣いてくれた。そうでなければ自分を置いて遠くに行く姉を許せないと。
そんな姉が、実は婚約者に裏切られて絶望していたとは言い難い。もちろん前世の自分を美化して小説にしていることも。
それでもやはり家族のことは気になってしまう。
「アレクは元気にしていますか?」
「ええ。今日も朝早くから視察に向かったわよ。頼もしく成長してくれたおかげで、安心して仕事を任せることができるわ」
嬉しそうに弟の成長を語るネヴィアは、もう一度家族四人で過ごす日を夢見ている。
セレナとて、本当はそうしたい。けれど一歩を踏み出せないまま、今日まで来てしまった。
俯くセレナを気遣い、ネヴィアは明るい声で話題を変える。
「ああいけない、興奮するあまりお茶の用意がまだだったわね」
命を受けた王妃の侍女ハンナがティーセットを運び、お祝いだと言って人気店のケーキも添えてくれた。
「セレナ様、新刊の発売おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます」
「ありがとう、ハンナ。でも、あなたの素晴らしい挿絵があってこそよ」
「いえわたくしは、指示されたものを描いただけですから」
「だからって、いきなり侍女に絵をかけなんて無茶振りによく応えてくれたと思うわ」
「……王妃殿下とセレナ様のお役に立てたのなら光栄です」
できる侍女ハンナは恐縮するが、いきなり描けと言われて描けるものではない。すべてはネヴィアの無茶振りから始まったのだ。巻き込まれたハンナは健気にも協力してくれた。
「お二人はこれから次回作の打ち合わせですよね? 私もファンとして楽しみにしております。隣の部屋に控えておりますので、ご用の際はなんなりとお申しつけください」
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