キモオタ レベル0★世界最弱のオタク高校生の僕だけレベルアップ!美女に囲まれハーレム青春物語

さかいおさむ

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「さっそく、同意書に目を通してサインを頼むよ」
 アスカさんがテーブルに同意書を広げる。準備がいいな……

 内容は死んでも文句を言いません、的な内容だ。死んでしまったら文句はもちろんあるが仕方なくサインをする。

 「ありがとう。木本オタフク……良い名前だな」
 「……そうですかね?」
 「身辺調査をしている時、君がクラスメイトからキモオタと呼ばれているのを知って今どきの若者の残酷さに涙したが、ただのあだ名で安心したよ」
 「まあなかなかハードなあだ名ですけどね」
 「そんなことまで調べられてるんですか?……個人情報筒抜けじゃないですか」
 「ふふ、この情報化の社会じゃ個人情報はまる見えだよ」
 「そういえばアスカさんは苗字はなんていうんですか?」
 「……それは個人情報だからな、教えられんよ」
 「……」

 ◇

 書類やら冒険者としての手続きを終える。
 「あと、ダンジョン冒険用の武器や防具を用意するから体の採寸をさせてもらうよ」
 「おおっ! 武器に防具!」
 「今回行く精霊のダンジョンではいきなりボス戦だからな。君の10倍のレベル……つまりレベル0のボスというのがどんなモンスターなのか見当もつかないが念のため用意しておこう」
 いいな! 冒険者らしくなってきた!

 「じゃあさっそく服を脱いでくれるか?」
 「え? ここでですか?」
 「当り前じゃないか。今日測ってすぐに用意しないとダメだろ?」
 メジャーを持つアスカさん。

 「アスカさんが測ってくれるんですか?」
 「ん? なにか問題あるか?」
 「いえ……大歓迎です」
 嬉しいような恥ずかしいような。
 憧れのこんな美人の前で裸を晒すなんて……

 「で、では……」
 僕は服の脱ぎ捨てる。合法的に美女の前で素っ裸になるなんて……クセになりそうだ……

 「し、失礼します」
 パンツに手をかけたとき、
 「あー! パンツは脱がなくていい!」
 「あっ、いいんですか?」
 どこかガッガリした気持ちになる。

 「服だけで十分だ! そんなところ測るわけないだろ!」
 顔を真っ赤にするアスカさん。可愛い……

 アスカさんが僕の体の部位を測定する。
 「ウエストが……115センチ……っと。なんというか……。私が言う事じゃないんだが……。もう少し瘦せたほうがいいのではないか?」
 「……わかってますよ」
 アスカさんに裸を晒すと分かっていたら、ダイエットを頑張れていただろう。

 「すみません……今度までには抱かれたい体になっておきます……。」
 「な、なに馬鹿な事いっているんだ!」
 再び赤面するアスカさん。意外と初心な一面にキュンとする。

 「じゃあ最後に太ももを測るぞ。ここがぴったり合ってないと動きづらいんだ」
 「ふ、太もも!」
  仁王立ちの僕の正面にアスカさんがしゃがみ込む。チェリーボーイには過激なシチュエーションだ。

 「ほう、しっかりした太ももだ! 剣道をやっていたらしいがそのおかげか? カチカチだぞ」
 ……カチカチです……。

 嬉しそうに僕の太ももも測るアスカさん。
 やはり冒険者だけあって強い男が好きなのだろうか?

 計測を終え、(カチカチがバレないように)そそくさと服を着る。

 「今は贅肉で醜い体だが」
 「醜いって……」
 「なかなか鍛えられてる良い体だ。冒険者を夢みて鍛えていた甲斐があったな」
 「……そんな情報も筒抜けですか」
 「君の初めてのダンジョン、しっかりサポートさせてもらうからな」
 「お願いします」
 こんなに頼りになるサポートはいないだろう。
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