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「やっぱりキモオタ君だ。豚かなんかが轢かれてるのかと思ったよ。大丈夫?」
「い、いや……大丈夫だよ」
豚って……悪気もなくサラっととんでもないこと言う子だな……
「なにがあったの?」
ボロボロの僕をみて当然の質問だ。
「ちょ、ちょっとモンスターと死闘を繰り広げててね……」
「モンスターと!? すごいねキモオタ君」
「ははは……」
目を真ん丸にして驚く。ピュアな子だ。姫島さんはこんな僕にも嫌がらず話しかけてくれる、誰にでも優しい聖母のようなちょっと変わったクラスメイトだ。
大人の魅力満載のアスカさんとは違い、可愛らしい女の子だがその辺のアイドルに負けないルックスだろう。
「鼻血ブーだよ? ちょっと待ってて」
姫島さんは僕の顔の前に手をかざす。
「え?」
すると、姫島さんの手が光りだす。
「おお、これはまさか……」
「うん、回復魔法だよ。といっても完治なんか無理だけど少しはマシになったでしょ?」
回復魔法のおかげで鼻血は止まり、痛みもだいぶ治まった。
「ありがとう……」
「ううん! これくらい気にしないで! キモオタ君、弱いんだからモンスターとなんか戦っちゃダメだよ!」
「そ、そうだね……」
顔に似合わず遠慮のないこと……
「そういうのは村田君とかにお願いしちゃいなよ!」
「……そうだね」
村田はクラスでは人気者だ。こんな弱い者いじめをするとは誰も思ってないのだろう。
ダンジョンに行くだけじゃダメだ。僕は強くなりたい。
「ありがとう姫島さん、助かったよ」
「いえいえ、あっ……1ついいかな……」
「え?」
なんだ? 僕に好奇の視線を浴びせながら口ごもる姫島さん。まさか……告白か!?
「その鎧みたいなファッション……クールだね。なんていうか……パリコレ感があるわ」
「ありがとう……」
やっぱり姫島さんは変わり者だ。
◇
とうとう、日曜日、つまりダンジョンに行く日が来た。
ようやくこの日が来たか。
村田にやられた傷は治りかけだが多少残っている。
家の前で待っていると前回と同じ黒塗りの高級車が。
スラっとした美女が降りてくる。アスカさんだ。
「おはよう木本君」
「おはようございます」
「昨日はちゃんと寝れたか? ……ん? 顔の傷はどうした?」
「あ、これは……ちょっとモンスターに絡まれたようなもんで……」
「なに!? モンスターだと? どこだ! 斬る!」
腰の剣を握りしめ、辺りを見回すアスカさん。
「……いや、嘘です。ちょっと転びまして……」
最近、変な美人と仲良くなることが増えたな……
◇
車に乗り込みダンジョンへ向かう。
「精霊のダンジョンはどこにあるんですか?」
「東北だ。人の住んでない奥地に最近現れた。」
「東北ですか……長旅になりますね。お菓子をたくさん持ってきたんでよかったら」
アスカさんと長旅。悪くないな!
「……遠足気分だな。あのな、車で行くわけないだろ?」
「あ、流石に飛行機ですよね」
「いや、あれで行くよ」
車の外を指さすアスカさん。
「あれは……ヘリコプター!?」
「ああ、移動に時間をかけてられないからな、ヘリなら2時間もあればつくだろう」
「すごいですね……ヘリなんていいんですかね?」
「当り前だろ。今回は政府の依頼だ。君は超VIP待遇だよ」
忘れていた。今日の僕は世界を救う英雄であった事を。
「い、いや……大丈夫だよ」
豚って……悪気もなくサラっととんでもないこと言う子だな……
「なにがあったの?」
ボロボロの僕をみて当然の質問だ。
「ちょ、ちょっとモンスターと死闘を繰り広げててね……」
「モンスターと!? すごいねキモオタ君」
「ははは……」
目を真ん丸にして驚く。ピュアな子だ。姫島さんはこんな僕にも嫌がらず話しかけてくれる、誰にでも優しい聖母のようなちょっと変わったクラスメイトだ。
大人の魅力満載のアスカさんとは違い、可愛らしい女の子だがその辺のアイドルに負けないルックスだろう。
「鼻血ブーだよ? ちょっと待ってて」
姫島さんは僕の顔の前に手をかざす。
「え?」
すると、姫島さんの手が光りだす。
「おお、これはまさか……」
「うん、回復魔法だよ。といっても完治なんか無理だけど少しはマシになったでしょ?」
回復魔法のおかげで鼻血は止まり、痛みもだいぶ治まった。
「ありがとう……」
「ううん! これくらい気にしないで! キモオタ君、弱いんだからモンスターとなんか戦っちゃダメだよ!」
「そ、そうだね……」
顔に似合わず遠慮のないこと……
「そういうのは村田君とかにお願いしちゃいなよ!」
「……そうだね」
村田はクラスでは人気者だ。こんな弱い者いじめをするとは誰も思ってないのだろう。
ダンジョンに行くだけじゃダメだ。僕は強くなりたい。
「ありがとう姫島さん、助かったよ」
「いえいえ、あっ……1ついいかな……」
「え?」
なんだ? 僕に好奇の視線を浴びせながら口ごもる姫島さん。まさか……告白か!?
「その鎧みたいなファッション……クールだね。なんていうか……パリコレ感があるわ」
「ありがとう……」
やっぱり姫島さんは変わり者だ。
◇
とうとう、日曜日、つまりダンジョンに行く日が来た。
ようやくこの日が来たか。
村田にやられた傷は治りかけだが多少残っている。
家の前で待っていると前回と同じ黒塗りの高級車が。
スラっとした美女が降りてくる。アスカさんだ。
「おはよう木本君」
「おはようございます」
「昨日はちゃんと寝れたか? ……ん? 顔の傷はどうした?」
「あ、これは……ちょっとモンスターに絡まれたようなもんで……」
「なに!? モンスターだと? どこだ! 斬る!」
腰の剣を握りしめ、辺りを見回すアスカさん。
「……いや、嘘です。ちょっと転びまして……」
最近、変な美人と仲良くなることが増えたな……
◇
車に乗り込みダンジョンへ向かう。
「精霊のダンジョンはどこにあるんですか?」
「東北だ。人の住んでない奥地に最近現れた。」
「東北ですか……長旅になりますね。お菓子をたくさん持ってきたんでよかったら」
アスカさんと長旅。悪くないな!
「……遠足気分だな。あのな、車で行くわけないだろ?」
「あ、流石に飛行機ですよね」
「いや、あれで行くよ」
車の外を指さすアスカさん。
「あれは……ヘリコプター!?」
「ああ、移動に時間をかけてられないからな、ヘリなら2時間もあればつくだろう」
「すごいですね……ヘリなんていいんですかね?」
「当り前だろ。今回は政府の依頼だ。君は超VIP待遇だよ」
忘れていた。今日の僕は世界を救う英雄であった事を。
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