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第3話
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今日もいつもの特等席に座り、電車に揺られる。あと二分ほどでアヤメさんがいるホームに着く。
昨日はたまたま俺がイヤホンを落としたから話せたけど、だからと言って今日から友達のように話せるのか...?そんな不安の中、次の駅に到着した。
電車のドアが開くとやはりそこにはアヤメさんがいた。車両の中に入ったアヤメさんと目が合う。
やばい、勇気が出なくて話しかけれない...。そう考えていると
「ユウキ君おはよ」
アヤメさんの方から笑顔で声をかけてくれた。俺も反射的に「おはよう」と返事をする。
するとアヤメさんはいつも座っている席ではなく、俺の隣の席に座った。正直めちゃくち動揺しているが顔は何とか平常を保とうと努力する。
「ユウキ君いつもこの席座ってるよね」
「う、うん何か個々の席居心地よくて...」
アヤメさん、俺がいつもこの席座ってること知ってたんだ、なんかうれしい。あと何気お互いタメ語になっててなんか友達になれた気がしてさらにうれしくなった。
「アヤメさんもいつも反対側の同じ席座ってるよね」
「え、そうなの、自覚なかった」
「あ、あれ自覚ないんだ」
お互いクスクスと静かに笑った。意外とアヤメさんってふわふわしてる性格なんだな。
しばらく二人で話していると、推しの話になった。
「アヤメさんは推しとかいるの?」
「推しいるよ!」
そう言うとアヤメさんは自分のスマホを開き、何やら検索し始めて画面を俺に見せてきた。
「これ!」
アヤメさんのスマホの画面には子猫の動画が流れていた。
「ね、ねこ?」
「そう!猫が好きでいつも電車で動画見ちゃうんだよね」
いつも電車でニコニコしてる理由はこれか。
「だからいつも電車でニコニコしてるんだね」
からかうように言うとアヤメさんは焦って
「え、え、私そんな顔に出てる!?」
と驚いていた。
「うん、てっきり彼氏とかと連絡とってるのかと思ったよ」
「ねぇやめて、彼氏なんていないよ」
アヤメさんは笑顔で答える。
ん。彼氏...いない!?
「え、アヤメさん彼氏いないの!?」
「うん、いないよ」
「いるのかとおもってた」
「全然そんなことないよ」
衝撃の事実に驚いていると、学校の最寄の駅に着いた。
「いこっか」
そう言いアヤメさんは席を立つ。
改札を抜け、俺とアヤメさんはお互い向き合う。
「じゃあユウキ君学校頑張ってね」
「うん、アヤメさんも」
俺たちは「じゃあねー」と手を振って学校に向かった。
18時30分学校の校舎から出た。
今日提出の数学の課題をやり忘れて先生に怒られ、居残りさせられていたらこんな時間になってしまった。
数学の課題は明日提出することになったのだが、ちょうどノートを切らしてしまっている。駅中の文房具屋さんに行って何冊か買っておこう。
18時40分文房具屋さんに到着した。営業時間が19時までなので急いでノートを選ぶ。
すると横から話し声が聞こえる。気になって声がする方を見るとそこにはアヤメさんがいた。
「アヤメさんじゃん!」
そうするとアヤメさんはこっちを向いて「ユウキ君!」と俺に気づいてくれた。
「アヤメさん何やってるの?」
アヤメさんはどうやら二人で文房具屋さんに来ているようだ。そのもう一人の方を見てみると...。
そこには男がいた。
昨日はたまたま俺がイヤホンを落としたから話せたけど、だからと言って今日から友達のように話せるのか...?そんな不安の中、次の駅に到着した。
電車のドアが開くとやはりそこにはアヤメさんがいた。車両の中に入ったアヤメさんと目が合う。
やばい、勇気が出なくて話しかけれない...。そう考えていると
「ユウキ君おはよ」
アヤメさんの方から笑顔で声をかけてくれた。俺も反射的に「おはよう」と返事をする。
するとアヤメさんはいつも座っている席ではなく、俺の隣の席に座った。正直めちゃくち動揺しているが顔は何とか平常を保とうと努力する。
「ユウキ君いつもこの席座ってるよね」
「う、うん何か個々の席居心地よくて...」
アヤメさん、俺がいつもこの席座ってること知ってたんだ、なんかうれしい。あと何気お互いタメ語になっててなんか友達になれた気がしてさらにうれしくなった。
「アヤメさんもいつも反対側の同じ席座ってるよね」
「え、そうなの、自覚なかった」
「あ、あれ自覚ないんだ」
お互いクスクスと静かに笑った。意外とアヤメさんってふわふわしてる性格なんだな。
しばらく二人で話していると、推しの話になった。
「アヤメさんは推しとかいるの?」
「推しいるよ!」
そう言うとアヤメさんは自分のスマホを開き、何やら検索し始めて画面を俺に見せてきた。
「これ!」
アヤメさんのスマホの画面には子猫の動画が流れていた。
「ね、ねこ?」
「そう!猫が好きでいつも電車で動画見ちゃうんだよね」
いつも電車でニコニコしてる理由はこれか。
「だからいつも電車でニコニコしてるんだね」
からかうように言うとアヤメさんは焦って
「え、え、私そんな顔に出てる!?」
と驚いていた。
「うん、てっきり彼氏とかと連絡とってるのかと思ったよ」
「ねぇやめて、彼氏なんていないよ」
アヤメさんは笑顔で答える。
ん。彼氏...いない!?
「え、アヤメさん彼氏いないの!?」
「うん、いないよ」
「いるのかとおもってた」
「全然そんなことないよ」
衝撃の事実に驚いていると、学校の最寄の駅に着いた。
「いこっか」
そう言いアヤメさんは席を立つ。
改札を抜け、俺とアヤメさんはお互い向き合う。
「じゃあユウキ君学校頑張ってね」
「うん、アヤメさんも」
俺たちは「じゃあねー」と手を振って学校に向かった。
18時30分学校の校舎から出た。
今日提出の数学の課題をやり忘れて先生に怒られ、居残りさせられていたらこんな時間になってしまった。
数学の課題は明日提出することになったのだが、ちょうどノートを切らしてしまっている。駅中の文房具屋さんに行って何冊か買っておこう。
18時40分文房具屋さんに到着した。営業時間が19時までなので急いでノートを選ぶ。
すると横から話し声が聞こえる。気になって声がする方を見るとそこにはアヤメさんがいた。
「アヤメさんじゃん!」
そうするとアヤメさんはこっちを向いて「ユウキ君!」と俺に気づいてくれた。
「アヤメさん何やってるの?」
アヤメさんはどうやら二人で文房具屋さんに来ているようだ。そのもう一人の方を見てみると...。
そこには男がいた。
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