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後編:今日は変人、明日好きになる
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彼女の言葉、告白を聞いた俺は、驚きから固まってしまった。
「……まだ知り合って一日も経ってないですよ」
しばらく経ち、やっとの思いで出てきた言葉は否定だった。
「一目惚れだったんだ。まあ、外見だけで好きになったけど、中身も最高だったよ」
人生初の告白に俺の理性は何か裏があると告げている。
あり得ない。そんな訳がない。
俺の理性はひたすらに現実を否定する。
しかし、人生初の告白という出来事に、調和が取れていたはずの理性と感情は乱れた。
感情が理性を支配してしまったのだ。
「え、嬉しいです。これから好きになるんで恋人になりましょうよ」
告白。嬉しい。かわいい。彼女欲しい。付き合いたい。
変人であるはずの俺の脳内は、至って健全な思春期男子の欲求で埋め尽くされた。
「嬉しいよ。けど、好き同士じゃないのに恋人をやるっていうのは哀れに思えてね?」
真水さんの声は震えていた。それは緊張からか、はたまた怒りからか。それを知る術を俺は持たない。たとえ真水さんに質問したとしても、彼女が本音で答えるとは限らないからだ。
だが、俺は真水さんの声が震えていた理由を知る必要はない。緊張ならば、何も問題がないし、怒りでも問題がないのだ。
なぜならば。
「大丈夫ですよ、今日中に好きになるんで」
俺の言葉を聞いた彼女はひどく狼狽した。そしてしばらくして落ち着くと、口を切った。
「それは流石に無理じゃないかな?」
「え、真水さんって顔めっちゃかわいいですし大丈夫ですよ?」
「でも中身をよく知らないよね?」
真水さんは俺の言葉を全て否定した。俺と付き合いたいならば、妥協すれば簡単に付き合える状況にも関わらずだ。
恋人の条件を一切妥協しない。その姿勢に俺は、胸が温かくなるのを感じた。
だからだろうか。俺は真水さんと付き合いたいと強く思ってしまった。誰でもいいから彼女が欲しいではなく、真水さんが彼女になって欲しいと思ってしまった。
この気持ちはまだ恋ではないだろう。だが、俺はこの気持ちが近い間に恋心へと変化すると確信していた。
故に俺は反論する。
「さっき真水さん、俺の中身を最高って言ってましたよね? 俺のことをよく知っていないのにも関わらず。それって、なんとなく中身がわかっているからではないんですか?」
「うっ!」
俺の言葉を聞いた真水さんは言葉に詰まった。俺は今がチャンスだと思い、言葉を続ける。
「さあさあ、付き合いましょうよ。今なら素敵な彼氏に加えて、優秀な風紀委員も付いてきますよ?」
真水さんはしばらく黙り込んだ。そして、ため息をつくと、口を開いた。
「じゃあ、お願い。付き合って」
「はい、よろしくお願いします!」
長かった。永かった。約十六年間、彼女がいなかった。だが、遂に彼女ができたのだ。
俺が喜びに浸っていると、真水さんの言葉が現実に引き戻した。
「さて、流星くんには風紀委員に入ってもらったわけだが」
「え? 付き合ったばっかの男女が部屋で二人きりなのにイチャつかないんですか?」
「イチャイチャ」
「納豆でも食べてるんですか」
「ガソリンだよ」
「引火してもいいんか?」
「ここは北海道かな?」
「いえ、南極にあるカナディアン的な村ですよ」
俺と真水さんは恋人になった。だが、一体この会話は何だろうか。とてもじゃないが、恋人同士の会話には聞こえない。
「あの……真水さん。もうちょっと恋人らしい会話を心がけませんか?」
俺の提案を受けた真水さんは首を振った。
「私変人、君変人。イコール普通じゃない会話、アンダスタン?」
「いや、自虐ついでにディスるのやめてくれますか?」
「事実だろう?」
「まあ確実に」
「韻を踏まないでくれ」
「真水さん以外の写真なら踏めますよ」
「現代日本で絵踏かよ」
俺と真水さんの中身のない会話はしばらく続いた。
真水さんはこのままでは先に進めないと感じたのか、咳払いをして、今までよりも一段階低いトーンで話し出した。
「とりあえず、今は訳あって風紀委員には私と君以外属していないんだ」
「あー、うちの学校って委員長だけ選挙で選出して、後は委員長のヘッドハンティングらしいですからね」
「いや、ただ普通にスカウトするだけだよ? 引き抜きは基本ダメだからね?」
まあ、そうでしょうね。学校が学生の自主性を云々言っているのに、学生の自主性が損なわれる行動を増長させるような体系を構築するはずがない。
「ん、それで訳ありというのはね。実は副委員長が数ヶ月前までいたんだけどね? 実は喧嘩しちゃって……辞めちゃった」
真水さんの話を最後まで聞いた俺には確かに見えていた。辞めちゃったの後ろに星マークが付いているのを。
「辞めちゃった」じゃないんだよ。何「借りてた漫画汚しちゃった」みたいなノリで言ってるんだよ。重大なことだぞ。特に借りてた漫画の方。
「それでね、謝りたいんだけど……一緒についてきてくれないかな?」
「まあいいですよ。ところでなんですけど、なんで喧嘩したんですか?」
俺は真水さんから喧嘩に至るまでの経緯を聞いた。
最後まで話を聞いて抱いた感情は呆れだった。
「何ですか。幼稚園から一緒の幼馴染みで親友の副委員長に? スムーズに会話できないことが多いから? もうちょっと常識っていうものを学べと?」
「そうなんだ」
「百パーあんたが悪いだろ! 変人とスムーズに会話なんて無理なんだよ! 常識的に!!」
「いや、スムーズに会話できないことがあったのは本当だし。特に『今の話がどうやったらししゃもに繋がるの?』とか言われたときは流石に私も怒ったよ」
「ちなみに何でししゃもに繋がるんですか?」
「いや、学校に迷い込んだ猫の性別が雄か雌か話しててね。そういえば子持ちししゃもには雄もいたようなって思い出してね」
俺は呆れすぎて声が出なかった。もはや呆れすぎてアキレス腱まである。
「はぁ……まあ、早く謝りに行きましょう。それで? まだその人は残ってるんですか?」
「みーちゃん? あの子いつも最終下校時刻まで教室に残ってるから、まだいるんじゃないかな?」
「じゃあ、早く行きますよ」
俺は真水さんの手を取り、みーちゃんの下に向かった。
「ここだね」
先輩に手を引かれて着いた先は二年生教室だった。
「真水さんって二年生だったんですね?」
「体は百年制だけどね」
「早死にしないでくださいね」
「もちろん、君を看取ってあげるよ」
「俺は真水さんが謝るところを見取ってあげるよ」
真水さんは俺の言葉を聞くと深呼吸を始めた。
そして意を決したのか、教室の扉を開いた。
教室内には綺麗に整列された机と椅子が並んでいる。その中の一つ、窓側の一番後ろの席にみーちゃんと思わしき少女はいた。
「あれがみーちゃんですか?」
「ああ……みーちゃん、話したいことがあるんだ」
そう告げた真水さんはゆっくりと真水さんの方へと歩いて行った。
恋人とはいえ、真水さんとみーちゃんの二人の時間を邪魔するのも野暮だと思ったので、俺は教室の外で待つことにした。
校内にはすでに人が少ないからか、二人の会話ははっきりと聞こえてきた。
「みーちゃん、あのとき……すまない。私が悪かった」
「カルカッタですよ、まみずちん」
「え?」
「私は怒っているわけじゃないんですよ? 風紀委員を辞めたのはあなたと普通に会話をするために、少しでも勉強時間を増やしたかったからです」
「そうなのか……というか勉強して会話できるようになるのかい?」
「今ならできますよ、まみずちん。という訳でそろそろ風紀委員に戻ります。ついでにあなたの中のブドウはもぎ取ります」
「肺胞をもぎ取られるのは困るな」
真水さんとみーちゃんはしばらく楽しそうに会話を続けていた。
途中で会話が止まることもなく、至ってスムーズに会話は続いていた。
俺が二人の様子を微笑ましく思っていると、突然真水さんに声をかけられた。
「ちょっと、流星くん。こっちに来てくれるかい?」
俺は真水さんに言われるがままに、二人の下へ歩いて行った。
俺が真水さんの隣まで行くと、真水さんが俺の手を取った。
「紹介するね、この子は一年生の祈流星くん。今日風紀委員と私の彼氏になった子ね」
「ん、みーちゃん先輩。よろしくお願いします」
「そうですか、ますずちんに彼氏。殺しましょうか。というか私も恋人が欲しいです!」
「殺さないでください、チョコレートあげるので」
「私の怒りはチョコレートと同等だと?」
「どーどー」
「やはり殺します」
「みーちゃん!? 私の彼氏を殺さないで!?」
「私は殺人鬼……殺し屋……」
「みーちゃん先輩は殺し屋……恐ろしや……」
「みーちゃん!? 流星くん!? なんか私よりもおかしいよ!?」
楽しい。最高に楽しい。今、この瞬間が最高に楽しい。
昨日までの俺に今日あった出来事を話したらどう言うのだろうか。あり得ないと否定するか。それとも嘲笑うか。あるいはそんなのはまやかしだと嘲るかも知れない。
それほどまでに、今は信じられないほど幸せなのだ。
話ができる友人がいる。彼女がいる。
ああ、俺は、最高に幸せだ。
「……まだ知り合って一日も経ってないですよ」
しばらく経ち、やっとの思いで出てきた言葉は否定だった。
「一目惚れだったんだ。まあ、外見だけで好きになったけど、中身も最高だったよ」
人生初の告白に俺の理性は何か裏があると告げている。
あり得ない。そんな訳がない。
俺の理性はひたすらに現実を否定する。
しかし、人生初の告白という出来事に、調和が取れていたはずの理性と感情は乱れた。
感情が理性を支配してしまったのだ。
「え、嬉しいです。これから好きになるんで恋人になりましょうよ」
告白。嬉しい。かわいい。彼女欲しい。付き合いたい。
変人であるはずの俺の脳内は、至って健全な思春期男子の欲求で埋め尽くされた。
「嬉しいよ。けど、好き同士じゃないのに恋人をやるっていうのは哀れに思えてね?」
真水さんの声は震えていた。それは緊張からか、はたまた怒りからか。それを知る術を俺は持たない。たとえ真水さんに質問したとしても、彼女が本音で答えるとは限らないからだ。
だが、俺は真水さんの声が震えていた理由を知る必要はない。緊張ならば、何も問題がないし、怒りでも問題がないのだ。
なぜならば。
「大丈夫ですよ、今日中に好きになるんで」
俺の言葉を聞いた彼女はひどく狼狽した。そしてしばらくして落ち着くと、口を切った。
「それは流石に無理じゃないかな?」
「え、真水さんって顔めっちゃかわいいですし大丈夫ですよ?」
「でも中身をよく知らないよね?」
真水さんは俺の言葉を全て否定した。俺と付き合いたいならば、妥協すれば簡単に付き合える状況にも関わらずだ。
恋人の条件を一切妥協しない。その姿勢に俺は、胸が温かくなるのを感じた。
だからだろうか。俺は真水さんと付き合いたいと強く思ってしまった。誰でもいいから彼女が欲しいではなく、真水さんが彼女になって欲しいと思ってしまった。
この気持ちはまだ恋ではないだろう。だが、俺はこの気持ちが近い間に恋心へと変化すると確信していた。
故に俺は反論する。
「さっき真水さん、俺の中身を最高って言ってましたよね? 俺のことをよく知っていないのにも関わらず。それって、なんとなく中身がわかっているからではないんですか?」
「うっ!」
俺の言葉を聞いた真水さんは言葉に詰まった。俺は今がチャンスだと思い、言葉を続ける。
「さあさあ、付き合いましょうよ。今なら素敵な彼氏に加えて、優秀な風紀委員も付いてきますよ?」
真水さんはしばらく黙り込んだ。そして、ため息をつくと、口を開いた。
「じゃあ、お願い。付き合って」
「はい、よろしくお願いします!」
長かった。永かった。約十六年間、彼女がいなかった。だが、遂に彼女ができたのだ。
俺が喜びに浸っていると、真水さんの言葉が現実に引き戻した。
「さて、流星くんには風紀委員に入ってもらったわけだが」
「え? 付き合ったばっかの男女が部屋で二人きりなのにイチャつかないんですか?」
「イチャイチャ」
「納豆でも食べてるんですか」
「ガソリンだよ」
「引火してもいいんか?」
「ここは北海道かな?」
「いえ、南極にあるカナディアン的な村ですよ」
俺と真水さんは恋人になった。だが、一体この会話は何だろうか。とてもじゃないが、恋人同士の会話には聞こえない。
「あの……真水さん。もうちょっと恋人らしい会話を心がけませんか?」
俺の提案を受けた真水さんは首を振った。
「私変人、君変人。イコール普通じゃない会話、アンダスタン?」
「いや、自虐ついでにディスるのやめてくれますか?」
「事実だろう?」
「まあ確実に」
「韻を踏まないでくれ」
「真水さん以外の写真なら踏めますよ」
「現代日本で絵踏かよ」
俺と真水さんの中身のない会話はしばらく続いた。
真水さんはこのままでは先に進めないと感じたのか、咳払いをして、今までよりも一段階低いトーンで話し出した。
「とりあえず、今は訳あって風紀委員には私と君以外属していないんだ」
「あー、うちの学校って委員長だけ選挙で選出して、後は委員長のヘッドハンティングらしいですからね」
「いや、ただ普通にスカウトするだけだよ? 引き抜きは基本ダメだからね?」
まあ、そうでしょうね。学校が学生の自主性を云々言っているのに、学生の自主性が損なわれる行動を増長させるような体系を構築するはずがない。
「ん、それで訳ありというのはね。実は副委員長が数ヶ月前までいたんだけどね? 実は喧嘩しちゃって……辞めちゃった」
真水さんの話を最後まで聞いた俺には確かに見えていた。辞めちゃったの後ろに星マークが付いているのを。
「辞めちゃった」じゃないんだよ。何「借りてた漫画汚しちゃった」みたいなノリで言ってるんだよ。重大なことだぞ。特に借りてた漫画の方。
「それでね、謝りたいんだけど……一緒についてきてくれないかな?」
「まあいいですよ。ところでなんですけど、なんで喧嘩したんですか?」
俺は真水さんから喧嘩に至るまでの経緯を聞いた。
最後まで話を聞いて抱いた感情は呆れだった。
「何ですか。幼稚園から一緒の幼馴染みで親友の副委員長に? スムーズに会話できないことが多いから? もうちょっと常識っていうものを学べと?」
「そうなんだ」
「百パーあんたが悪いだろ! 変人とスムーズに会話なんて無理なんだよ! 常識的に!!」
「いや、スムーズに会話できないことがあったのは本当だし。特に『今の話がどうやったらししゃもに繋がるの?』とか言われたときは流石に私も怒ったよ」
「ちなみに何でししゃもに繋がるんですか?」
「いや、学校に迷い込んだ猫の性別が雄か雌か話しててね。そういえば子持ちししゃもには雄もいたようなって思い出してね」
俺は呆れすぎて声が出なかった。もはや呆れすぎてアキレス腱まである。
「はぁ……まあ、早く謝りに行きましょう。それで? まだその人は残ってるんですか?」
「みーちゃん? あの子いつも最終下校時刻まで教室に残ってるから、まだいるんじゃないかな?」
「じゃあ、早く行きますよ」
俺は真水さんの手を取り、みーちゃんの下に向かった。
「ここだね」
先輩に手を引かれて着いた先は二年生教室だった。
「真水さんって二年生だったんですね?」
「体は百年制だけどね」
「早死にしないでくださいね」
「もちろん、君を看取ってあげるよ」
「俺は真水さんが謝るところを見取ってあげるよ」
真水さんは俺の言葉を聞くと深呼吸を始めた。
そして意を決したのか、教室の扉を開いた。
教室内には綺麗に整列された机と椅子が並んでいる。その中の一つ、窓側の一番後ろの席にみーちゃんと思わしき少女はいた。
「あれがみーちゃんですか?」
「ああ……みーちゃん、話したいことがあるんだ」
そう告げた真水さんはゆっくりと真水さんの方へと歩いて行った。
恋人とはいえ、真水さんとみーちゃんの二人の時間を邪魔するのも野暮だと思ったので、俺は教室の外で待つことにした。
校内にはすでに人が少ないからか、二人の会話ははっきりと聞こえてきた。
「みーちゃん、あのとき……すまない。私が悪かった」
「カルカッタですよ、まみずちん」
「え?」
「私は怒っているわけじゃないんですよ? 風紀委員を辞めたのはあなたと普通に会話をするために、少しでも勉強時間を増やしたかったからです」
「そうなのか……というか勉強して会話できるようになるのかい?」
「今ならできますよ、まみずちん。という訳でそろそろ風紀委員に戻ります。ついでにあなたの中のブドウはもぎ取ります」
「肺胞をもぎ取られるのは困るな」
真水さんとみーちゃんはしばらく楽しそうに会話を続けていた。
途中で会話が止まることもなく、至ってスムーズに会話は続いていた。
俺が二人の様子を微笑ましく思っていると、突然真水さんに声をかけられた。
「ちょっと、流星くん。こっちに来てくれるかい?」
俺は真水さんに言われるがままに、二人の下へ歩いて行った。
俺が真水さんの隣まで行くと、真水さんが俺の手を取った。
「紹介するね、この子は一年生の祈流星くん。今日風紀委員と私の彼氏になった子ね」
「ん、みーちゃん先輩。よろしくお願いします」
「そうですか、ますずちんに彼氏。殺しましょうか。というか私も恋人が欲しいです!」
「殺さないでください、チョコレートあげるので」
「私の怒りはチョコレートと同等だと?」
「どーどー」
「やはり殺します」
「みーちゃん!? 私の彼氏を殺さないで!?」
「私は殺人鬼……殺し屋……」
「みーちゃん先輩は殺し屋……恐ろしや……」
「みーちゃん!? 流星くん!? なんか私よりもおかしいよ!?」
楽しい。最高に楽しい。今、この瞬間が最高に楽しい。
昨日までの俺に今日あった出来事を話したらどう言うのだろうか。あり得ないと否定するか。それとも嘲笑うか。あるいはそんなのはまやかしだと嘲るかも知れない。
それほどまでに、今は信じられないほど幸せなのだ。
話ができる友人がいる。彼女がいる。
ああ、俺は、最高に幸せだ。
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