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【第1章】婚約・結婚式編
41話 パンとドレスと髪飾り
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その言葉をきっかけに、店にいた数人の女性たちの間にざわめきが広がっていく。自分が名前を呼んだせいだと気が付いたスザンヌは慌てて口を押さえてリディアに謝った。
「ちょっとこっちへ出ておいでよ!」
聞こえてくるのははつらつとした女性の声。まだ謝っているスザンヌに「いいのよ」と答えて、リディアは扉から外に出た。店内には護衛騎士もいるし、これも良い機会だ。
「——初めまして。私、キース・ローゼンブルク公爵様と結婚いたします、リディアと申しますわ」
リディアが礼をすると、女性たちがハッと息を呑む音が聞こえる。彼女たちの視線はリディアと、そのドレスに集中していた。一瞬の沈黙のあと、特に明るくきっぷのよさそうな女性が口を開く。
「——まあ、綺麗な子だねえ!」
「本当、綺麗な子だわ! きっと領主様もメロメロね!」
彼女たちが口々にそんなことを言うところを見るに、どうやらキースはかなりこの領地の人々に愛されているらしい。リディアはなんだかそのことに嬉しくなった。それは彼がどれだけこの土地や街を大切に思っているかを知っているからだ。
「このドレスはスザンヌが作ったのかい?」
「ええ。私が彼女に依頼したんです」
彼女たちはリディアの着ているドレスを見て、すごく綺麗だと口々に言うと、「すごいじゃないか」とスザンヌの背中を叩いた。スザンヌはどうやら街の女性陣の中では若手で、可愛がられているようだ。
「あの領主様がついに結婚ねえ」
「信じられないわ。ちょっと前まであんなに小さかったのに」
「ねえ。——あ! そうだわ!」
一人の女性が声をあげると、彼女たちはヒソヒソと何かを話し合い、顔を見合わせて頷いたあと「ちょっと待ってな!」と店を出て行ってしまった。嵐のような一団が去り、店の中にはリディアと護衛騎士、そしてスザンヌと店番をしている少女が残される。
「ふふ、賑やかな方たちね」
「すみません、リディア様……」
「いいのよ。楽しいわ」
あまり外の人間と関わりを持つことが難しい状況にあるリディアにとっては、彼女たちとの会話はとても新鮮で楽しかった。リディアが本当に嬉しそうな表情を浮かべていることに少しホッとしたスザンヌは、改めてドレスに向き直る。
「ドレスの方は……うん、良さそうですね。どうですか? 着心地は大丈夫そうですか?」
「ええ、ここまで歩いてきたときも特に問題はなかったわ。前回よりもっと動きやすくなってる」
「それは良かったです! ……あら? そのネックレス……」
スザンヌの目がリディアの胸元に止まる。前まではしていなかったネックレスだ。着けるアクセサリーが変わるなんてことはよくあるが、リディアが普段身に着けるテイストとは少し違っているので、スザンヌの目にも留まったらしい。リディアは少し気恥ずかしさを感じながら、ネックレスに触れた。
「……これは、キースにもらったものなの。……当日も着けていたいんだけれど、問題ないかしら?」
今着ている感じは大丈夫そうだが、ドレスに不都合が出るかもしれない。そう思って聞くと、スザンヌの目が輝きだした。
「領主様が! そうなんですね! そうしたら、このネックレスが活かせるようなデザインに調整しましょう!」
すっかり仕事モードに入ったスザンヌは、またしても自分の世界に入り込み、リディアの周りをくるくる回ってあちこちシルエットをチェックしながら手元のスケッチブックにデザインを起こしていく。
「あの、でも今からじゃ時間が足りないんじゃ——」
「ご心配なく! 絶対に間に合うように仕上げてみせますから!」
スザンヌのキラキラした瞳はまっすぐで、リディアに有無を言わせない強さがあった。デザインすべてを変えてしまうわけではなく、刺繍の模様や色、メインであるブルーのベルベット生地以外の細かい部分を変えるので、追加のフィッティングが必要になることはないらしい。
「式の一週間前までにはお届けしますから、もしそのあとさらに調整が必要そうならお申し付けください」
絶対良いものを作るので楽しみにしててくださいね、とスザンヌは花が咲くような笑顔をリディアに向けた。リディアとしてはスザンヌの負担を心配していたのだが、と思っていると、それを察した少女が
「大丈夫ですよ。スザンヌさんはとんでもなくお仕事好きなんです」
と困ったように笑った。リディアもそれに「そうなのね……」と返事をしながらポツポツと会話をしていると、ふと彼女のそばにある銀細工の髪飾りが目に入った。
「これ、すごく素敵ね」
それは銀と一緒にドライフラワーの小さな花が飾られている。この花は多分、フィオネラだ。リディアがそれを手に取ると、少女が「それは——」と手を伸ばす。
「それ、この子が作ったんです!」
「そうなのね!」
スザンヌに紹介され、少女は恥ずかしそうに顔を赤く染めて俯いた。リディアは髪飾りを眺めながらしばらく考え、試しに着けてもいいか聞く。彼女が頷いたので、リディアはスザンヌに頼んで髪にそれをつけてもらった。店内の鏡で自分の姿を確認する。
「やっぱり。このドレスにすごく似合うわよね」
「えっ」
ピンときたのだ。これ一つでは足りないかもしれないけれど、他と組み合わせれば、結婚式にだってつけられるはず。驚いて目を見開いている少女に、リディアは笑いかけた。
「これ、結婚式でつけてもいいかしら?」
「もっ……もちろんです!」
真っ赤になったままブンブンと頷く少女に、リディアは一緒につける他の髪飾りも作れるか確認しドレスと一緒に持ってきてもらうことにした。そのままスザンヌたちと話していると、さっきの女性たちがふたたび店内に入ってくる。
「リディア様! ……いや、もう奥様って呼んだ方がいいのかね?」
「いえ、リディアで構いませんよ」
「リディア様、これ!」
そう言って彼女たちが手渡してきたのは、それぞれの店から持ってきたらしい商品たちだった。
「これはうちの名物、クロワッサン!」
「まあ……!」
彼女が紙袋を開くと、バターと小麦のいい香りが店内に広がる。リディアは思い出した。これはきっと、キースが前に教えてくれたパン屋のクロワッサンだ。いつか食べてみたいと思っていたので、リディアは笑みを浮かべてありがたく受け取った。
「次はうち! 果物なんて食べ飽きてるかもしれないけど……」
「いえ、果物は大好きだわ。ありがとう」
次はフルーツの盛られたバスケット。他にもガラス細工のペアのグラスや革の小物入れなど、色々なものがリディアに贈られた。
「こんなに頂けないわ……」
「いいんだよ! 領主様にはいつも世話になってるから! 領主様をよろしくってことで、結婚祝いだ!」
リディアは「ありがとう」と困ったように笑った。キースは本当に良い街を作り上げたんだ、と感動すると同時に、自分はいずれ死ぬか、出ていく運命にあることにわずかに胸がチクリと痛む。
「それと、これ!」
最後の一人が渡してきたのは、花束だった。色とりどりのいくつかの花でできたそれは、どれもこの領地の名産の花らしい。花屋の娘だという華奢な彼女は、その花ひとつひとつに説明を入れた。
「——それでこれが——」
「……フィオネラの花ね」
「ご存知ですか!」
「ええ……」
小さいながらも美しい青色で花束をグッと引き立てているその花は、キースがくれたあの花。横から現れたスザンヌが、「このドレスもフィオネラで染めてるんですよ!」と説明を加える。
「通りで綺麗なわけだ!」
「そうそう、フィオネラは先代と奥様もお好きだったわよねえ」
「ええ、よくお届けしてました」
「この土地の——っていうより、領主様の一家の象徴みたいな花だよ」
彼女たちは懐かしそうにそう語る。キースの母は存命中、前公爵とよく街を見て回っていたらしく、彼女は街の人たちからも愛される人物だったようだ。
「それを今の領主様の奥様がねえ……」
「感動ものだよ」
リディアはそうして彼女たちにひと通り歓迎され、この街やキースの両親の思い出話を聞いた。胸が温かくなるような時間を終え、リディアは彼女たちが各々の店へ帰っていくのを見送った。
「はー……楽しかったわ」
「それはよかったです!」
「ドレスも好評みたいで、良かったわ」
「もちろんこっちのドレスもですが——」
ホッとした表情を浮かべるリディアに、スザンヌは
「……まだ、本命のウェディングドレスが残ってますからね!」
とニヤリと笑いかけるのだった。
「ちょっとこっちへ出ておいでよ!」
聞こえてくるのははつらつとした女性の声。まだ謝っているスザンヌに「いいのよ」と答えて、リディアは扉から外に出た。店内には護衛騎士もいるし、これも良い機会だ。
「——初めまして。私、キース・ローゼンブルク公爵様と結婚いたします、リディアと申しますわ」
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「——まあ、綺麗な子だねえ!」
「本当、綺麗な子だわ! きっと領主様もメロメロね!」
彼女たちが口々にそんなことを言うところを見るに、どうやらキースはかなりこの領地の人々に愛されているらしい。リディアはなんだかそのことに嬉しくなった。それは彼がどれだけこの土地や街を大切に思っているかを知っているからだ。
「このドレスはスザンヌが作ったのかい?」
「ええ。私が彼女に依頼したんです」
彼女たちはリディアの着ているドレスを見て、すごく綺麗だと口々に言うと、「すごいじゃないか」とスザンヌの背中を叩いた。スザンヌはどうやら街の女性陣の中では若手で、可愛がられているようだ。
「あの領主様がついに結婚ねえ」
「信じられないわ。ちょっと前まであんなに小さかったのに」
「ねえ。——あ! そうだわ!」
一人の女性が声をあげると、彼女たちはヒソヒソと何かを話し合い、顔を見合わせて頷いたあと「ちょっと待ってな!」と店を出て行ってしまった。嵐のような一団が去り、店の中にはリディアと護衛騎士、そしてスザンヌと店番をしている少女が残される。
「ふふ、賑やかな方たちね」
「すみません、リディア様……」
「いいのよ。楽しいわ」
あまり外の人間と関わりを持つことが難しい状況にあるリディアにとっては、彼女たちとの会話はとても新鮮で楽しかった。リディアが本当に嬉しそうな表情を浮かべていることに少しホッとしたスザンヌは、改めてドレスに向き直る。
「ドレスの方は……うん、良さそうですね。どうですか? 着心地は大丈夫そうですか?」
「ええ、ここまで歩いてきたときも特に問題はなかったわ。前回よりもっと動きやすくなってる」
「それは良かったです! ……あら? そのネックレス……」
スザンヌの目がリディアの胸元に止まる。前まではしていなかったネックレスだ。着けるアクセサリーが変わるなんてことはよくあるが、リディアが普段身に着けるテイストとは少し違っているので、スザンヌの目にも留まったらしい。リディアは少し気恥ずかしさを感じながら、ネックレスに触れた。
「……これは、キースにもらったものなの。……当日も着けていたいんだけれど、問題ないかしら?」
今着ている感じは大丈夫そうだが、ドレスに不都合が出るかもしれない。そう思って聞くと、スザンヌの目が輝きだした。
「領主様が! そうなんですね! そうしたら、このネックレスが活かせるようなデザインに調整しましょう!」
すっかり仕事モードに入ったスザンヌは、またしても自分の世界に入り込み、リディアの周りをくるくる回ってあちこちシルエットをチェックしながら手元のスケッチブックにデザインを起こしていく。
「あの、でも今からじゃ時間が足りないんじゃ——」
「ご心配なく! 絶対に間に合うように仕上げてみせますから!」
スザンヌのキラキラした瞳はまっすぐで、リディアに有無を言わせない強さがあった。デザインすべてを変えてしまうわけではなく、刺繍の模様や色、メインであるブルーのベルベット生地以外の細かい部分を変えるので、追加のフィッティングが必要になることはないらしい。
「式の一週間前までにはお届けしますから、もしそのあとさらに調整が必要そうならお申し付けください」
絶対良いものを作るので楽しみにしててくださいね、とスザンヌは花が咲くような笑顔をリディアに向けた。リディアとしてはスザンヌの負担を心配していたのだが、と思っていると、それを察した少女が
「大丈夫ですよ。スザンヌさんはとんでもなくお仕事好きなんです」
と困ったように笑った。リディアもそれに「そうなのね……」と返事をしながらポツポツと会話をしていると、ふと彼女のそばにある銀細工の髪飾りが目に入った。
「これ、すごく素敵ね」
それは銀と一緒にドライフラワーの小さな花が飾られている。この花は多分、フィオネラだ。リディアがそれを手に取ると、少女が「それは——」と手を伸ばす。
「それ、この子が作ったんです!」
「そうなのね!」
スザンヌに紹介され、少女は恥ずかしそうに顔を赤く染めて俯いた。リディアは髪飾りを眺めながらしばらく考え、試しに着けてもいいか聞く。彼女が頷いたので、リディアはスザンヌに頼んで髪にそれをつけてもらった。店内の鏡で自分の姿を確認する。
「やっぱり。このドレスにすごく似合うわよね」
「えっ」
ピンときたのだ。これ一つでは足りないかもしれないけれど、他と組み合わせれば、結婚式にだってつけられるはず。驚いて目を見開いている少女に、リディアは笑いかけた。
「これ、結婚式でつけてもいいかしら?」
「もっ……もちろんです!」
真っ赤になったままブンブンと頷く少女に、リディアは一緒につける他の髪飾りも作れるか確認しドレスと一緒に持ってきてもらうことにした。そのままスザンヌたちと話していると、さっきの女性たちがふたたび店内に入ってくる。
「リディア様! ……いや、もう奥様って呼んだ方がいいのかね?」
「いえ、リディアで構いませんよ」
「リディア様、これ!」
そう言って彼女たちが手渡してきたのは、それぞれの店から持ってきたらしい商品たちだった。
「これはうちの名物、クロワッサン!」
「まあ……!」
彼女が紙袋を開くと、バターと小麦のいい香りが店内に広がる。リディアは思い出した。これはきっと、キースが前に教えてくれたパン屋のクロワッサンだ。いつか食べてみたいと思っていたので、リディアは笑みを浮かべてありがたく受け取った。
「次はうち! 果物なんて食べ飽きてるかもしれないけど……」
「いえ、果物は大好きだわ。ありがとう」
次はフルーツの盛られたバスケット。他にもガラス細工のペアのグラスや革の小物入れなど、色々なものがリディアに贈られた。
「こんなに頂けないわ……」
「いいんだよ! 領主様にはいつも世話になってるから! 領主様をよろしくってことで、結婚祝いだ!」
リディアは「ありがとう」と困ったように笑った。キースは本当に良い街を作り上げたんだ、と感動すると同時に、自分はいずれ死ぬか、出ていく運命にあることにわずかに胸がチクリと痛む。
「それと、これ!」
最後の一人が渡してきたのは、花束だった。色とりどりのいくつかの花でできたそれは、どれもこの領地の名産の花らしい。花屋の娘だという華奢な彼女は、その花ひとつひとつに説明を入れた。
「——それでこれが——」
「……フィオネラの花ね」
「ご存知ですか!」
「ええ……」
小さいながらも美しい青色で花束をグッと引き立てているその花は、キースがくれたあの花。横から現れたスザンヌが、「このドレスもフィオネラで染めてるんですよ!」と説明を加える。
「通りで綺麗なわけだ!」
「そうそう、フィオネラは先代と奥様もお好きだったわよねえ」
「ええ、よくお届けしてました」
「この土地の——っていうより、領主様の一家の象徴みたいな花だよ」
彼女たちは懐かしそうにそう語る。キースの母は存命中、前公爵とよく街を見て回っていたらしく、彼女は街の人たちからも愛される人物だったようだ。
「それを今の領主様の奥様がねえ……」
「感動ものだよ」
リディアはそうして彼女たちにひと通り歓迎され、この街やキースの両親の思い出話を聞いた。胸が温かくなるような時間を終え、リディアは彼女たちが各々の店へ帰っていくのを見送った。
「はー……楽しかったわ」
「それはよかったです!」
「ドレスも好評みたいで、良かったわ」
「もちろんこっちのドレスもですが——」
ホッとした表情を浮かべるリディアに、スザンヌは
「……まだ、本命のウェディングドレスが残ってますからね!」
とニヤリと笑いかけるのだった。
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