【完結】【R18】ゆらり、波打つ【TL短編集】

すめらぎかなめ

文字の大きさ
42 / 42
上司の財務大臣と、部下である私の秘密の関係。

第8話【※】

しおりを挟む
「ひ、ぅ、や、やだぁっ……!」

 突き抜けるような快楽に、私の身体が跳ねる。

 逃げようと腰を引くものの、メイノルドさまの片手が私の脚をしっかりと掴まれていて。

 その所為で、逃げるに逃げられない。

 挙句、指でナカをかき回される。感じる場所を責められて、身体ががくがくと震える。

「ひぐっ、だ、だめ、だめなの……!」

 ぶんぶんと首を横に振って、やめてほしいと訴える。

 花芯と感じる壁を同時に責め立てられて、身体が快楽で容赦なく押し上げられる。

 絶頂の予感がする。頭の中ではやめてほしいと訴えているのに、身体は貪欲に絶頂を求める。

 気が付いたら、私は太ももでメイノルドさまの頭を挟み込んでしまっていた。

「い、っちゃ、いっちゃう……!」

 口から零れ出たその言葉。それを聞いて、まるで合わせるかのようにメイノルドさまがぐっと指を折り曲げられたのがわかった。さらに、花芯をひときわ強く吸い上げて――。

「ぁ、ぁああっんっ!」

 私の身体がびくんと跳ねて、身体から力が抜ける。

「あぁ、イったのか。とても、愛らしいな」

 メイノルドさまが私の秘所からお顔をようやく上げてくださる。かと思えば、自身の唇に垂れた私の蜜……であろうものを、舌で舐めとられた。

 その姿はとてもいやらしくて、私のお腹の奥底が疼く。

 指じゃ届かないところを、愛してほしい。

 頭の中で芽生えた欲望は、私の心をも支配していく。自然とごくりと息を呑んだ。

「なんだ?」

 彼が私にそう問いかけてこられる。

 彼の目は確かに欲情している。……嬉しい。頭の中でそんなことを思い浮かべて、私はメイノルドさまの首に腕を回す。

 正直、腕を動かすのもしんどい。けど、言わなくちゃ。

「も、っと。ねぇ、もっと……」
「……もっと、か」
「奥まで、愛してください……」

 普段ならばこんなこと言わなくても、してくださるのに。

 そう思う気持ち半分、もう半分は――喜び。

 えっちするだけの、セフレだったときならば。互いに求めているものがわかっていて、言葉なんて必要なかった。

 でも、今は違う。それを実感できる。

「メイノルド、さまの……欲しい」

 彼の目を見てそう訴えれば、彼がおもむろに衣服に手をかけられる。

「悪いが、余裕がない」

 そうおっしゃった彼は、スラックスと下穿きだけを脱いで、その熱杭の先端を私の蜜口に押し付けた。

 ……上を脱がないのは、一分一秒が惜しいということ……なの、だと思う。

「っはぁ」

 先端と入り口をこすりつけられる感覚に、私の口から吐息が零れる。

 早く、早く――と思って腰が揺れる。

 そんな私は、メイノルドさまにどう見えているのか。

(だけど、今はそんなことどうでもいい……)

 今は、彼の身体を味わいたい。そして、私の身体を味わってほしい。

 そう思って息を吐いていれば、彼のモノが私のナカに挿ってくる。

 半分ほどゆっくりと挿れられて――残りの半分を、ぐっと一気に押し込まれる。

「ぁあっ!」

 いきなり奥まで突き上げられて、私は絶頂した。

 一度絶頂した身体は、感じやすい。そのこともあり、あっさりと押し上げられて。

「なんだ、もう、イったのか」

 メイノルドさまが笑って、言葉を落としてこられる。

 かと思えば、彼は私の片足を持ち上げて、さらに奥へ奥へと進んでいこうとされる。

「だ、め! そんな、も、むりぃ……!」

 奥の奥を突かれて、身体が絶頂から戻ってこれなくなる。目には涙が浮かんで、頬を伝う。ぶんぶんと首を横に振れば、涙が飛び散った。

「無理ではないだろう。……シルケの感じるところは、私が一番よく知っている」

 そう囁いた彼が、とんとんと優しく抽挿を始める。

 初めはゆるゆると、快楽を引き出すように。なのに、すぐにがつがつとした激しいものに変わっていく。

「ぁあっ! も、だめ、だめぇ……!」

 一体何度絶頂したのか、もう私にはわからない。

 目の奥に火花が散って、頭の中は真っ白になって。身体には力が入らなくて、揺さぶられるがままだった。

「ひぐっ、やぁ……!」

 言葉にならない声を漏らして、私は手を伸ばす。メイノルドさまがその手をご自身の首に回してくださった。

 ぎゅっとしがみつくようにすれば、彼が口元を緩める。

「あぁ、そうだ。もっと、しがみつけ」
「ぁ、あっ!」
「引っかいてもいいぞ。爪を立ててもいい。……私がシルケのものだと、知らしめることになるだろうからな」

 頭の中がぼうっとする。ただもう、彼にしがみつくことしか考えられない。

「ひ、ぐ、ぁあっ!」
「……あぁ、もうもたないな。……ナカに出すが、いいな?」

 彼が私の耳元に唇を近づけて、そう囁いく。

 ……ナカ、に、出してくださるの……?

「だ、して、なか、いっぱい、いっぱい……!」

 もう、妊娠したらどうしようとか、そういう心配は必要ない。……だって、彼は私のもので、私は彼のものなのだから。

「シルケは、本当に煽るのが上手いなっ……!」

 そんな声とほぼ同時に、彼が達したのが身体でわかった。奥底に注がれる熱いものに、自然とほうっと息が零れる。

「シルケ」

 しばらくして、彼が私の名前を呼んでくださる。重たい瞼を開ければ、彼が私の唇に優しくキスをくれる。

「身体は大丈夫か? ……まだ、出来そうか?」

 甘くとろけるような声で、そう問いかけられる。私は、こくんと首を縦に振った。

「もっと、たくさん。……メイノルドさまを、感じたい」

 この日のえっちはなによりも甘美で、とろけそうなほどに幸せなものだった。

 突き抜ける快楽は甘くて、壊れてしまいそうなほどに激しい。それでも、悲しみも苦しみも感じない。

(セフレだったときよりも、ずっといい……)

 彼の腕の中にいるとき。ずっと、苦しかった。けど、今日から。もう、私はそんなこと気にしなくてもいい。

「……好き」

 たくましい彼の胸に顔を寄せて、私は小さくそう囁く。

 少しして、「私は愛している」という声が聞こえて……面白くなって、二人で笑い合った。

 私たちの関係は、これから――明確なものに、なる。

【END】
しおりを挟む

この作品は感想を受け付けておりません。

あなたにおすすめの小説

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

処理中です...