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喫茶店で
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カランカラン
霞が目的地に着き少し重たいドアを開けると聞きなれたドアベルの音が響く。
ほの暗い落ち付いた雰囲気の店内には曜日と時間もあって4,5、人の客がいるのみだ。
この店を切り盛りしているのは、レナこと片桐麗奈だ。
レナと霞は大学の同級生でホームールームクラスで席が近かったという理由で話すようになり、大学時代は唯一の親しい友達として過ごした仲だ。
あまり人と話したがらないレナは出会った当初はうまく会話の糸口がつかめなく苦労したものだったが、時間がたつにつれ、ほかの人にはあまり話せない自分の内面を語れる大事な友人の一人になっていた。
最近は霞が忙しく、連絡すら取りあってなかったが今回、霞が相談もかねて寄りたいというと快く承諾してくれた。それぐらい互いに信頼した仲なのだ。
「・・・で?なんかあったんでしょ、わざわざここまで来て相談なんて。」
霞が注文したブレンドをカウンターに置きながらレナがやれやれ、といったように尋ねる。
レナにはわかっているのだ。
このての霞の相談はたいてい恋愛関連だということだことを。
「その・・なんていうか最近、変なの。全然仕事の手がつかなくて、さ」
「えっ・・そんなの今までなかったじゃん」
「そう!でも自分ではなんでだか全然わからなくて・・・」
レナのことは信頼もしているし大好きだ。
でもこの前のことを言うのは霞のははばかれた。
できれば話したくない。
「・・・ね、わからないって、ほんと?・・・私にはわからないようには思えないな。なにか言わなかったこと、あるよね。」
レナは霞の表情と声色から霞が自分に言いずらいことを抱えていることを見抜いてしまう。
「…ごめん、レナには隠せない・・・ね。 その・・・とある人と寝たの。この前。・・・恋愛感情がないってわかってはいるんだけどなんか忘れられないっていうか・・・どうしてもお仕事してると頭にその人のことがチラついちゃって‥。」
レナは女の子だ。しかし男のことを性的には見れない。
それは女のこともそうで、つまりは無性愛者なのだ。
だから込み入ったことまで直接相談するのにはうってつけなのだ。
霞は吉村と再会してあったことを洗いざらいレナに話した。
「・・・なるほどね・・。」
霞が目的地に着き少し重たいドアを開けると聞きなれたドアベルの音が響く。
ほの暗い落ち付いた雰囲気の店内には曜日と時間もあって4,5、人の客がいるのみだ。
この店を切り盛りしているのは、レナこと片桐麗奈だ。
レナと霞は大学の同級生でホームールームクラスで席が近かったという理由で話すようになり、大学時代は唯一の親しい友達として過ごした仲だ。
あまり人と話したがらないレナは出会った当初はうまく会話の糸口がつかめなく苦労したものだったが、時間がたつにつれ、ほかの人にはあまり話せない自分の内面を語れる大事な友人の一人になっていた。
最近は霞が忙しく、連絡すら取りあってなかったが今回、霞が相談もかねて寄りたいというと快く承諾してくれた。それぐらい互いに信頼した仲なのだ。
「・・・で?なんかあったんでしょ、わざわざここまで来て相談なんて。」
霞が注文したブレンドをカウンターに置きながらレナがやれやれ、といったように尋ねる。
レナにはわかっているのだ。
このての霞の相談はたいてい恋愛関連だということだことを。
「その・・なんていうか最近、変なの。全然仕事の手がつかなくて、さ」
「えっ・・そんなの今までなかったじゃん」
「そう!でも自分ではなんでだか全然わからなくて・・・」
レナのことは信頼もしているし大好きだ。
でもこの前のことを言うのは霞のははばかれた。
できれば話したくない。
「・・・ね、わからないって、ほんと?・・・私にはわからないようには思えないな。なにか言わなかったこと、あるよね。」
レナは霞の表情と声色から霞が自分に言いずらいことを抱えていることを見抜いてしまう。
「…ごめん、レナには隠せない・・・ね。 その・・・とある人と寝たの。この前。・・・恋愛感情がないってわかってはいるんだけどなんか忘れられないっていうか・・・どうしてもお仕事してると頭にその人のことがチラついちゃって‥。」
レナは女の子だ。しかし男のことを性的には見れない。
それは女のこともそうで、つまりは無性愛者なのだ。
だから込み入ったことまで直接相談するのにはうってつけなのだ。
霞は吉村と再会してあったことを洗いざらいレナに話した。
「・・・なるほどね・・。」
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