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第27話 再会
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俺は安堵のあまり、その場にへたりこんだ。見ると、クロエやノエルも倒れている。アルフォンスだけはピンピンしているが、あいつはまあ、活躍していたのかどうか分からないので仕方ないだろう。
クロエとノエルはまだ起き上がれないようだったが、アルフォンスが駆け寄ってきて、二人の肩を抱いて立たせてくれた。そして、彼は俺にも手を差し伸べてくる。その手につかまって、俺はなんとか立ち上がる。俺たち四人はしばらくの間、言葉を発することもできずにその場に立ち尽くしていたが……やがて── パァーン!! 俺達は全員でハイタッチをした。それから、俺は皆を見渡して口を開く。
「お疲れさま! みんな無事で良かった」
そう言うと、「やったね!」とか「がんばりました」などと嬉しそうにしている仲間たちの顔を見て俺は微笑んだ。
その後、ノエルやアルフォンスが嬉々としてデスナイトの死骸から素材アイテムを回収しているのを尻目に、俺はクロエを見ていた。先ほどの戦いでクロエはかなり消耗しておりフラフラとしている。HPは回復できるが、体力、精神力の回復はできないのがポーション生成師の辛いところだ。
「ちょっと休むか?」
俺がそう提案すると、クロエは大きく首を横に振った。
「ううん、早く戻ってエリノアさんに報告しなきゃ」
「そっか。でも無理すんなよ」
「ありがとう」
俺が差し出した手をクロエが掴む。彼女が俺の手を引いて歩き出そうとした瞬間──彼女の身体がグラリと揺れた。
「危ないっ!」
俺は咄嵯に手を伸ばして彼女を支える。クロエがこちらを向いて、少し照れたような顔をしたあと言った。
「えっと……おんぶして欲しいかな」
どうやらクロエは自分で歩くのも厳しいほどの状態になっているようだ。
「仕方ないなぁ」
俺は背中を向けると、そこにクロエが体重をかけてきた。俺より頭ひとつ分くらい小さいクロエだが、こうしてみるとずっしりと重い。でもそんなこと言ったらきっとまたクロエに蹴られるし、きっと俺もかなり疲れているのかもしれないな。
「あっ、いいな~。私もおんぶしてもらいたいです」
と、ノエルが羨ましそうな声を上げる。
「黙りなさいバカ乳! あんたの体重じゃあリッくんが潰れちゃうでしょうが」
「……失礼なぁ」
クロエの言葉に、ぷくーと頬を膨らませるノエル。なんだか楽しげな雰囲気に、俺は苦笑しながら二人に告げる。
「さすがに二人も乗ったら俺死んじゃうよ。ほれ、アルフォンスも行こうぜ」
「ノエルさん、僕でよければおんぶしますけど?」
「アルフォンスさんは荷物たくさんあるから……」
「それもそうですね。ごめん」
アルフォンスは申し訳なさそうに頭を掻いた。彼は自分の荷物である薬草一式の他に、道中で手に入れた素材やデスナイトの素材などが入っている麻袋も持っていた。とてもじゃないがあの状態でクロエよりも重そうなノエルを背負えるとは思えない。
「──じゃあ、帰るか」
俺は再び背を向けながら、そう口にする。
「うんっ!」
クロエは元気に返事をすると、ぎゅっと俺の首にしがみついてきた。俺はそれを支えながら立ち上がると、ゆっくりと歩き出す。クロエが「ふぅ……」と息をつくのが分かった。やはりだいぶ辛かったのだろう。
「今日はクロエがいなかったら勝てなかった。……ありがとな」
俺は素直に感謝の気持ちを口にする。
クロエが驚いたように顔を上げた気がしたが、よく見えなかったので気のせいだろうか? しかしすぐに小さな声で返答があった。
「こっちこそだよ。……ありがと、リッくん」
***
クエスト達成の報告と、報酬を受け取るために冒険者ギルドに戻った頃には、既に夜は更けていた。が、受付嬢のエリノアは相変わらず暇そうにしていて、俺達が報告をしに行くと面倒くさそうに対応してきた。
「ふーん、デスナイトを討伐したのね……」
「はい」
「正直、死んでくれと思っていたけど、まあいいや。おめでと」
おいおい、今なにか聞き捨てならないことを言ったぞこいつ。ギルドの受付嬢がこんなことでいいのか? と思ったのだが……まあいつものことか。
「それで、報酬だけれど」
エリノアはちらりと背後にある机の上を見る。そこには大きな麻袋が置かれていて……その隣には紙切れのような物が置いてあった。
「金貨500枚とAランクギルドの証よ」
「A? 俺らみたいな初心者ギルドがいきなりAですか!?」
「そりゃあ、ジャイアント・デスナイトを討伐できるようなギルドなんてそうそういないしね。Sにしてあげてもいいくらいよ」
「そんなやばい依頼を俺たちに受けさせたのかよ!」
「だって、百合の間に挟まる男にはさっさと死んでもらいたかったんだもん……」
「はぁっ!?」
なんかとんでもない言い草が聞こえた気がする。
「なんでですか! 百合ってなんのことですか!」
「あたしとクロエちゃんの百合?」
「やめろマジで」
そんなことのために俺たちは殺されかけていたのか……ほんと勘弁して欲しい。俺は心底げんなりしながらも話を続ける。
「で、デスナイトの報酬が500枚で、Aランクギルドの証がこの紙切れだと……」
俺がそういうと、エリノアは「当たり前でしょ」とでも言いたげな表情で首を縦に振った。
「そっ、あんたたちは今日からAランクの冒険者ギルドよ」
「おぉっ」
「すごいわね」
「やりましたね」
仲間たちが嬉しそうにしているので、俺は思わず苦笑した。
クロエはまだしも、アルフォンスとノエルは本当に喜んでいる。なんだかんだ、こいつらも戦闘狂なのかもしれない。しばらくそうやって喜びを分かちあっていると、ふと隅のテーブルから俺たちに視線を送っている赤髪ツンツン頭の男がいることに気づいた。
俺は彼に見覚えがあった。忘れようがない、俺をパーティーから追放した──
「……クリストフ?」
仲間から離れて彼の方に歩み寄ると、彼もこちらに気づいて席を立つ。
「やあリック、久しぶり」
そう言って力無く笑うクリストフの顔を、俺は無言のまま見つめる。なんだろう、すごくやつれている気がする。なにかあったのだろうか。
すると、後ろのクロエがこちらにやってきた。彼女は少し不安そうな顔をして俺を見上げている。
「あの人……」
「あぁ、クロエには話したな。あいつが俺の元リーダーのクリストフだ」
俺が紹介すると、クリストフはクロエを一瞥した。
「新しいパーティーに入ったんだな。で、めでたくデスナイトを倒したと……」
「……なんだ、冷やかしか?」
怪訝に思った俺だが、あることに気づいた。
「おいクリストフ、仲間はどうした? ダドリーは? ハンスは? クロウは? アリシアちゃんはどうしたよ?」
俺は疑問をそのままぶつける。クロエもそれに同意するように大きくうなずいた。すると、クリストフは俯いて押し黙る。
「まさか、お前一人だけなのか?」
「……」
返事はなかった。しかし、その沈黙は肯定を意味するのだということはすぐに分かる。
「死んだ……のか?」
クロエとノエルはまだ起き上がれないようだったが、アルフォンスが駆け寄ってきて、二人の肩を抱いて立たせてくれた。そして、彼は俺にも手を差し伸べてくる。その手につかまって、俺はなんとか立ち上がる。俺たち四人はしばらくの間、言葉を発することもできずにその場に立ち尽くしていたが……やがて── パァーン!! 俺達は全員でハイタッチをした。それから、俺は皆を見渡して口を開く。
「お疲れさま! みんな無事で良かった」
そう言うと、「やったね!」とか「がんばりました」などと嬉しそうにしている仲間たちの顔を見て俺は微笑んだ。
その後、ノエルやアルフォンスが嬉々としてデスナイトの死骸から素材アイテムを回収しているのを尻目に、俺はクロエを見ていた。先ほどの戦いでクロエはかなり消耗しておりフラフラとしている。HPは回復できるが、体力、精神力の回復はできないのがポーション生成師の辛いところだ。
「ちょっと休むか?」
俺がそう提案すると、クロエは大きく首を横に振った。
「ううん、早く戻ってエリノアさんに報告しなきゃ」
「そっか。でも無理すんなよ」
「ありがとう」
俺が差し出した手をクロエが掴む。彼女が俺の手を引いて歩き出そうとした瞬間──彼女の身体がグラリと揺れた。
「危ないっ!」
俺は咄嵯に手を伸ばして彼女を支える。クロエがこちらを向いて、少し照れたような顔をしたあと言った。
「えっと……おんぶして欲しいかな」
どうやらクロエは自分で歩くのも厳しいほどの状態になっているようだ。
「仕方ないなぁ」
俺は背中を向けると、そこにクロエが体重をかけてきた。俺より頭ひとつ分くらい小さいクロエだが、こうしてみるとずっしりと重い。でもそんなこと言ったらきっとまたクロエに蹴られるし、きっと俺もかなり疲れているのかもしれないな。
「あっ、いいな~。私もおんぶしてもらいたいです」
と、ノエルが羨ましそうな声を上げる。
「黙りなさいバカ乳! あんたの体重じゃあリッくんが潰れちゃうでしょうが」
「……失礼なぁ」
クロエの言葉に、ぷくーと頬を膨らませるノエル。なんだか楽しげな雰囲気に、俺は苦笑しながら二人に告げる。
「さすがに二人も乗ったら俺死んじゃうよ。ほれ、アルフォンスも行こうぜ」
「ノエルさん、僕でよければおんぶしますけど?」
「アルフォンスさんは荷物たくさんあるから……」
「それもそうですね。ごめん」
アルフォンスは申し訳なさそうに頭を掻いた。彼は自分の荷物である薬草一式の他に、道中で手に入れた素材やデスナイトの素材などが入っている麻袋も持っていた。とてもじゃないがあの状態でクロエよりも重そうなノエルを背負えるとは思えない。
「──じゃあ、帰るか」
俺は再び背を向けながら、そう口にする。
「うんっ!」
クロエは元気に返事をすると、ぎゅっと俺の首にしがみついてきた。俺はそれを支えながら立ち上がると、ゆっくりと歩き出す。クロエが「ふぅ……」と息をつくのが分かった。やはりだいぶ辛かったのだろう。
「今日はクロエがいなかったら勝てなかった。……ありがとな」
俺は素直に感謝の気持ちを口にする。
クロエが驚いたように顔を上げた気がしたが、よく見えなかったので気のせいだろうか? しかしすぐに小さな声で返答があった。
「こっちこそだよ。……ありがと、リッくん」
***
クエスト達成の報告と、報酬を受け取るために冒険者ギルドに戻った頃には、既に夜は更けていた。が、受付嬢のエリノアは相変わらず暇そうにしていて、俺達が報告をしに行くと面倒くさそうに対応してきた。
「ふーん、デスナイトを討伐したのね……」
「はい」
「正直、死んでくれと思っていたけど、まあいいや。おめでと」
おいおい、今なにか聞き捨てならないことを言ったぞこいつ。ギルドの受付嬢がこんなことでいいのか? と思ったのだが……まあいつものことか。
「それで、報酬だけれど」
エリノアはちらりと背後にある机の上を見る。そこには大きな麻袋が置かれていて……その隣には紙切れのような物が置いてあった。
「金貨500枚とAランクギルドの証よ」
「A? 俺らみたいな初心者ギルドがいきなりAですか!?」
「そりゃあ、ジャイアント・デスナイトを討伐できるようなギルドなんてそうそういないしね。Sにしてあげてもいいくらいよ」
「そんなやばい依頼を俺たちに受けさせたのかよ!」
「だって、百合の間に挟まる男にはさっさと死んでもらいたかったんだもん……」
「はぁっ!?」
なんかとんでもない言い草が聞こえた気がする。
「なんでですか! 百合ってなんのことですか!」
「あたしとクロエちゃんの百合?」
「やめろマジで」
そんなことのために俺たちは殺されかけていたのか……ほんと勘弁して欲しい。俺は心底げんなりしながらも話を続ける。
「で、デスナイトの報酬が500枚で、Aランクギルドの証がこの紙切れだと……」
俺がそういうと、エリノアは「当たり前でしょ」とでも言いたげな表情で首を縦に振った。
「そっ、あんたたちは今日からAランクの冒険者ギルドよ」
「おぉっ」
「すごいわね」
「やりましたね」
仲間たちが嬉しそうにしているので、俺は思わず苦笑した。
クロエはまだしも、アルフォンスとノエルは本当に喜んでいる。なんだかんだ、こいつらも戦闘狂なのかもしれない。しばらくそうやって喜びを分かちあっていると、ふと隅のテーブルから俺たちに視線を送っている赤髪ツンツン頭の男がいることに気づいた。
俺は彼に見覚えがあった。忘れようがない、俺をパーティーから追放した──
「……クリストフ?」
仲間から離れて彼の方に歩み寄ると、彼もこちらに気づいて席を立つ。
「やあリック、久しぶり」
そう言って力無く笑うクリストフの顔を、俺は無言のまま見つめる。なんだろう、すごくやつれている気がする。なにかあったのだろうか。
すると、後ろのクロエがこちらにやってきた。彼女は少し不安そうな顔をして俺を見上げている。
「あの人……」
「あぁ、クロエには話したな。あいつが俺の元リーダーのクリストフだ」
俺が紹介すると、クリストフはクロエを一瞥した。
「新しいパーティーに入ったんだな。で、めでたくデスナイトを倒したと……」
「……なんだ、冷やかしか?」
怪訝に思った俺だが、あることに気づいた。
「おいクリストフ、仲間はどうした? ダドリーは? ハンスは? クロウは? アリシアちゃんはどうしたよ?」
俺は疑問をそのままぶつける。クロエもそれに同意するように大きくうなずいた。すると、クリストフは俯いて押し黙る。
「まさか、お前一人だけなのか?」
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