73 / 106
4章〜崩れて壊れても私はあなたの事を——〜
73話「崩壊の足音2」
しおりを挟む
テトラが参入して早五ヶ月がすぎた頃、レイジは一つの決断を下した。
「うしっ。行くか」
この五ヶ月はただの月日ではなかった。
眠りについたエイナを助けるための歳月でもあった。宿敵、マーダを待ちに待ったがマーダはおろか誰一人としてこなかったのだ。
「まさか、こんなことになっちゃうとはねー。ゼーレも思いもしなかったよ」
「仕方ないだろ。相手が来ないなら、こっちから出向いてやるしかエイナを救えない」
「はぁー。エイナちゃんのためだしねー。しょうがないか」
結果として鍛錬に鍛錬を重ね直接マーダを討つこととなった。しかし、当然不安材料はあった。
「なぁ、ほんとうに俺たち以外は出れないのか?」
戦力の都合である。
討って出るのはパンドラの足元にも及ばず、ミサキに限っては一太刀受けるのがやっとなレイジ。そして、戦闘はできないゼーレの二人。心配がないといえば嘘である。
「ダメだよ!ゼーレたち以外はダンジョンから出ちゃ!ほんとうに危ないんだよ!」
「わ、わかったよ⋯⋯」
ゼーレの必死の説得は何度聞いても変わらない。
詳しい理由は『暴走』らしいのだが、ゼーレは細かくは語らない。
「でも、そんなに急がなくても⋯⋯エイナちゃんには悪いんだけど、お兄ちゃんが危険な目にあうのはゼーレ嫌だよ」
「ゼーレ⋯⋯」
意外にも弱気な一面を見せるゼーレ。
しかし、レイジとしても譲れないものがあった。万が一、期限の一年が過ぎてしまった場合は永遠にエイナを解放できない可能性はあるからだ。
「ゼーレの気持ちは嬉しいが、同じくらいに俺はエイナも大切だ。悪いが付き合ってもらうぞ」
「お、お兄ちゃん⋯⋯!」
なかなかに照れくさい文句をストレートに伝えるレイジ。どこか成長を感じさせる。
一方のゼーレは花も恥じらう乙女のように顔を朱色に染めていた。温度差を感じる、とはこのことだ。
「じゃあ、行ってくるぞ」
「ますたー⋯⋯お姉ちゃん、に⋯⋯きをつけて」
「貴方様、ご武運を。ゼーレ様もお気をつけて。くれぐれも、間違いは犯さないでくださいね」
「ゼーレ先輩、あんまり余計なことはしちゃダメっすよ?ただでさえ足手まといなんっすから」
「⋯⋯みんな、ひどくない?」
三者三様の手向け言葉にレイジも「お前ら⋯⋯」と半ば呆れていた。
不安はある。しかし、期待と信頼で送り出してくれる。このまま出発できればよかったのだが——、
「やあああああああぁぁっ! パパいっちゃやああああああ!!」
大粒の涙を流し、大きな声で泣く テトラ だけは行かせてくれなかった。
「テトも⋯⋯テトもいぐううううっ!!」
「お、おい、テトラ⋯⋯」
ここ五ヶ月で急激に成長し今では五歳児くらいまで成長した テトラ は レイジ の服の裾を掴み、決して離そうとしなかった。
「て、テトラちゃん。お兄さんが困ってるっすよ」
「やあ! パパがいくなら テト も行く!」
「テトラ⋯⋯」
「うううっ!」
ハクレイ と ミサキ が詰め寄りながら優しく説得するも テトラ は一向に レイジ を送り出す気配を出さず、それどころか レイジ の足にしがみついてしまった。
「こ、これは⋯⋯どうしましょうか」
「ますたー⋯⋯どうする⋯⋯?」
「うぅむ⋯⋯」
「やっ! テト もいくっ!」
一層強くしがみついた テトラ に ゼーレ が詰め寄り、説得を試みようとした。
しかし——、
「ねえ、テトラちゃ——」
「びゃああああああああああああっ!!」
より悲惨な状況に悪化した。
「なんで!? 今のは泣かれる状況じゃないよね!?」
「お前なぁ⋯⋯」
「ゼーレ先輩、いい加減自覚してくださいっす⋯⋯多分嫌われてるっすから!」
ハクレイ の言葉通り ゼーレ は テトラ に嫌がられていた。
それは テトラ が配下に加わったその日から今まで近づけば泣かれていた。
例え テトラ が起きたばっかであろうと、食事の後であろうと、運動の後であろうと、お昼寝中であろうと、お風呂の最中であろうと、眠っている時であろうと。
どんな状況、どれほど上機嫌であっても ゼーレ が近づけば必ず テトラ は大泣きしていた。
「な、何で ゼーレ ばっかり⋯⋯」
五ヶ月経っても解消されないこの現実に遂に ゼーレ の心が折れたのか隅で三角座りをしている。
「ううぅ⋯⋯ぱぱぁ⋯⋯」
よほど怖かったのか テトラ は両手を上げ抱っこのポーズを取る。
「⋯⋯はぁ、ほれ」
「ううぅぅ!」
レイジ もため息をつきながらも テトラ を抱き上げた。
すると テトラ は安心したのか目尻の涙は引っ込み、少しだけだが上機嫌になった様にも見える。
「おい、ゼーレ」
「ゼーレなんかどうせ⋯⋯ゼーレなんかいらない子ですよぉ⋯⋯フンだっ!」
「こ、コイツ⋯⋯」
「余程たまってたみたいっすね」
「お姉ちゃん⋯⋯」
「それで、貴方様どうするのですか?」
「どうするって言ってもなあ」
ゼーレ の言った通りなら魔物がダンジョンから出れば自我を失い破壊行為のためだけに動き続けてしまうらしい。
故に、レイジ は テトラ を外に出すわけにはいかなかった。
「どうしたもんかな」
「ん?どうしたんっすか? ふんふん⋯⋯へー、そうなんすか。わかったっす」
ハクレイ が突如独り言をボヤいた。それは事情を知らなければ危険な香りがするが ハクレイ の腰には妖刀が携えられて居る。
「なんか妖刀が自分を テトラちゃんに渡せって言ってるっす」
「妖刀が?」
「ほいっす」
そう言って ハクレイ は腰に携えて居た妖刀を テトラ に手渡した。
「オジちゃん? うん⋯⋯や! ⋯⋯え? うん⋯⋯うん⋯⋯で、でも!う、うぅ⋯⋯」
それから テトラ が何度も声を上げたり、唸ったりした結果——、
「⋯⋯パパ、はやく帰ってきて」
「お、おう」
テトラ が送り出してくれた。その目は若干赤く充血しており、目尻にはいあっも涙が溜まっている。
(妖刀、お前は一体何を言ったんだ?)
レイジ は疑問を浮かべながらも難航していた テトラ の説得を上手くしてくれたことに感謝した。
「それじゃあ、行ってくか」
「ゼーレなんか⋯⋯どうせ恐怖の存在ですよお⋯⋯どうせ、どうせ!⋯⋯ぐすっ」
「ゼーレいつまでそうしてるんだ! 早く行くぞ!」
「ぐすっ⋯⋯はぁい」
そう言って ゼーレ は溜まる涙を拭いながらヨロヨロと立ち上がった。
こうして、レイジ と ゼーレ は エイナ を救うべく マーダ を探すためにダンジョンの外へ出た。
その背中をが見えなくなるまで魔物達は手を振っていた。
◾️◆◾️◆◾️◆◾️◆◾️◆◾
「行っちゃったっすね」
「二人っきりの旅⋯⋯羨ましいですわ!」
「ますたー⋯⋯しんぱい⋯⋯お姉ちゃんに⋯⋯おそわれなければ⋯⋯いいけど⋯⋯」
「そこっすよね。絶対 ゼーレ先輩は襲うっすよね。これじゃあ不公平なんで帰ってきたらお兄さんを奪っちゃうっすか?」
「そ、それは⋯⋯! そ、そんなこといけませんわ!」
「パンドラ⋯⋯目⋯⋯かがやきすぎ⋯⋯せっとくりょく⋯⋯ゼロ⋯⋯」
「そ、そんなことありませんわ!」
パンドラ は ミサキ に指摘され赤くなった顔を両手で覆い見えない様にして ミサキ に張り合っている。
「はあぁ。早く帰ってきて欲しいっすね。それはそうと、妖刀は テトラちゃんに何を言ったんすか?」
パンドラ と ミサキ が言い合う様子を微笑ましく思った ハクレイ は帰ってきた妖刀に質問した。
(ん? それはやなあ——)
「オジちゃん! テト とお話しして!」
「あ、ちょ! テトラちゃん!?」
突如現れた テトラ は ハクレイ から妖刀を引ったくると ハクレイ の制止も聞かずそのまま奥に走って行ってしまった。
「⋯⋯なんだったんすかね?」
残された ハクレイ は呆然とするだけだった。
「うしっ。行くか」
この五ヶ月はただの月日ではなかった。
眠りについたエイナを助けるための歳月でもあった。宿敵、マーダを待ちに待ったがマーダはおろか誰一人としてこなかったのだ。
「まさか、こんなことになっちゃうとはねー。ゼーレも思いもしなかったよ」
「仕方ないだろ。相手が来ないなら、こっちから出向いてやるしかエイナを救えない」
「はぁー。エイナちゃんのためだしねー。しょうがないか」
結果として鍛錬に鍛錬を重ね直接マーダを討つこととなった。しかし、当然不安材料はあった。
「なぁ、ほんとうに俺たち以外は出れないのか?」
戦力の都合である。
討って出るのはパンドラの足元にも及ばず、ミサキに限っては一太刀受けるのがやっとなレイジ。そして、戦闘はできないゼーレの二人。心配がないといえば嘘である。
「ダメだよ!ゼーレたち以外はダンジョンから出ちゃ!ほんとうに危ないんだよ!」
「わ、わかったよ⋯⋯」
ゼーレの必死の説得は何度聞いても変わらない。
詳しい理由は『暴走』らしいのだが、ゼーレは細かくは語らない。
「でも、そんなに急がなくても⋯⋯エイナちゃんには悪いんだけど、お兄ちゃんが危険な目にあうのはゼーレ嫌だよ」
「ゼーレ⋯⋯」
意外にも弱気な一面を見せるゼーレ。
しかし、レイジとしても譲れないものがあった。万が一、期限の一年が過ぎてしまった場合は永遠にエイナを解放できない可能性はあるからだ。
「ゼーレの気持ちは嬉しいが、同じくらいに俺はエイナも大切だ。悪いが付き合ってもらうぞ」
「お、お兄ちゃん⋯⋯!」
なかなかに照れくさい文句をストレートに伝えるレイジ。どこか成長を感じさせる。
一方のゼーレは花も恥じらう乙女のように顔を朱色に染めていた。温度差を感じる、とはこのことだ。
「じゃあ、行ってくるぞ」
「ますたー⋯⋯お姉ちゃん、に⋯⋯きをつけて」
「貴方様、ご武運を。ゼーレ様もお気をつけて。くれぐれも、間違いは犯さないでくださいね」
「ゼーレ先輩、あんまり余計なことはしちゃダメっすよ?ただでさえ足手まといなんっすから」
「⋯⋯みんな、ひどくない?」
三者三様の手向け言葉にレイジも「お前ら⋯⋯」と半ば呆れていた。
不安はある。しかし、期待と信頼で送り出してくれる。このまま出発できればよかったのだが——、
「やあああああああぁぁっ! パパいっちゃやああああああ!!」
大粒の涙を流し、大きな声で泣く テトラ だけは行かせてくれなかった。
「テトも⋯⋯テトもいぐううううっ!!」
「お、おい、テトラ⋯⋯」
ここ五ヶ月で急激に成長し今では五歳児くらいまで成長した テトラ は レイジ の服の裾を掴み、決して離そうとしなかった。
「て、テトラちゃん。お兄さんが困ってるっすよ」
「やあ! パパがいくなら テト も行く!」
「テトラ⋯⋯」
「うううっ!」
ハクレイ と ミサキ が詰め寄りながら優しく説得するも テトラ は一向に レイジ を送り出す気配を出さず、それどころか レイジ の足にしがみついてしまった。
「こ、これは⋯⋯どうしましょうか」
「ますたー⋯⋯どうする⋯⋯?」
「うぅむ⋯⋯」
「やっ! テト もいくっ!」
一層強くしがみついた テトラ に ゼーレ が詰め寄り、説得を試みようとした。
しかし——、
「ねえ、テトラちゃ——」
「びゃああああああああああああっ!!」
より悲惨な状況に悪化した。
「なんで!? 今のは泣かれる状況じゃないよね!?」
「お前なぁ⋯⋯」
「ゼーレ先輩、いい加減自覚してくださいっす⋯⋯多分嫌われてるっすから!」
ハクレイ の言葉通り ゼーレ は テトラ に嫌がられていた。
それは テトラ が配下に加わったその日から今まで近づけば泣かれていた。
例え テトラ が起きたばっかであろうと、食事の後であろうと、運動の後であろうと、お昼寝中であろうと、お風呂の最中であろうと、眠っている時であろうと。
どんな状況、どれほど上機嫌であっても ゼーレ が近づけば必ず テトラ は大泣きしていた。
「な、何で ゼーレ ばっかり⋯⋯」
五ヶ月経っても解消されないこの現実に遂に ゼーレ の心が折れたのか隅で三角座りをしている。
「ううぅ⋯⋯ぱぱぁ⋯⋯」
よほど怖かったのか テトラ は両手を上げ抱っこのポーズを取る。
「⋯⋯はぁ、ほれ」
「ううぅぅ!」
レイジ もため息をつきながらも テトラ を抱き上げた。
すると テトラ は安心したのか目尻の涙は引っ込み、少しだけだが上機嫌になった様にも見える。
「おい、ゼーレ」
「ゼーレなんかどうせ⋯⋯ゼーレなんかいらない子ですよぉ⋯⋯フンだっ!」
「こ、コイツ⋯⋯」
「余程たまってたみたいっすね」
「お姉ちゃん⋯⋯」
「それで、貴方様どうするのですか?」
「どうするって言ってもなあ」
ゼーレ の言った通りなら魔物がダンジョンから出れば自我を失い破壊行為のためだけに動き続けてしまうらしい。
故に、レイジ は テトラ を外に出すわけにはいかなかった。
「どうしたもんかな」
「ん?どうしたんっすか? ふんふん⋯⋯へー、そうなんすか。わかったっす」
ハクレイ が突如独り言をボヤいた。それは事情を知らなければ危険な香りがするが ハクレイ の腰には妖刀が携えられて居る。
「なんか妖刀が自分を テトラちゃんに渡せって言ってるっす」
「妖刀が?」
「ほいっす」
そう言って ハクレイ は腰に携えて居た妖刀を テトラ に手渡した。
「オジちゃん? うん⋯⋯や! ⋯⋯え? うん⋯⋯うん⋯⋯で、でも!う、うぅ⋯⋯」
それから テトラ が何度も声を上げたり、唸ったりした結果——、
「⋯⋯パパ、はやく帰ってきて」
「お、おう」
テトラ が送り出してくれた。その目は若干赤く充血しており、目尻にはいあっも涙が溜まっている。
(妖刀、お前は一体何を言ったんだ?)
レイジ は疑問を浮かべながらも難航していた テトラ の説得を上手くしてくれたことに感謝した。
「それじゃあ、行ってくか」
「ゼーレなんか⋯⋯どうせ恐怖の存在ですよお⋯⋯どうせ、どうせ!⋯⋯ぐすっ」
「ゼーレいつまでそうしてるんだ! 早く行くぞ!」
「ぐすっ⋯⋯はぁい」
そう言って ゼーレ は溜まる涙を拭いながらヨロヨロと立ち上がった。
こうして、レイジ と ゼーレ は エイナ を救うべく マーダ を探すためにダンジョンの外へ出た。
その背中をが見えなくなるまで魔物達は手を振っていた。
◾️◆◾️◆◾️◆◾️◆◾️◆◾
「行っちゃったっすね」
「二人っきりの旅⋯⋯羨ましいですわ!」
「ますたー⋯⋯しんぱい⋯⋯お姉ちゃんに⋯⋯おそわれなければ⋯⋯いいけど⋯⋯」
「そこっすよね。絶対 ゼーレ先輩は襲うっすよね。これじゃあ不公平なんで帰ってきたらお兄さんを奪っちゃうっすか?」
「そ、それは⋯⋯! そ、そんなこといけませんわ!」
「パンドラ⋯⋯目⋯⋯かがやきすぎ⋯⋯せっとくりょく⋯⋯ゼロ⋯⋯」
「そ、そんなことありませんわ!」
パンドラ は ミサキ に指摘され赤くなった顔を両手で覆い見えない様にして ミサキ に張り合っている。
「はあぁ。早く帰ってきて欲しいっすね。それはそうと、妖刀は テトラちゃんに何を言ったんすか?」
パンドラ と ミサキ が言い合う様子を微笑ましく思った ハクレイ は帰ってきた妖刀に質問した。
(ん? それはやなあ——)
「オジちゃん! テト とお話しして!」
「あ、ちょ! テトラちゃん!?」
突如現れた テトラ は ハクレイ から妖刀を引ったくると ハクレイ の制止も聞かずそのまま奥に走って行ってしまった。
「⋯⋯なんだったんすかね?」
残された ハクレイ は呆然とするだけだった。
0
あなたにおすすめの小説
雷王、大いに懊悩す~ラスボス魔王、使命を果たして元の世界に戻りたくない異世界転移チート勇者によって全力で延命させられるの巻~
朽縄咲良
ファンタジー
――「要するに、アンタには死なれちゃ困るんだよ。俺が、この異世界で幸せな一生を送って、天寿を全うするまで、な」
魔族を統べる魔王イラ・ギャレマスは、自身の城へと攻め込んできた“伝説の四勇士”の三人、ジェレミィア・ファミィ・エラルティスを、その圧倒的な力を以て圧倒する。
残るは、黒髪黒目の冴えない男――シュータ・ナカムラのみ。
だが……シュータは、魔法陣で三人の仲間を魔王城の遥か彼方へと吹っ飛ばし、ただひとりで魔王と対峙する。
――そして、二十分後。
不様に大理石の床に這いつくばっていたのは、魔王ギャレマスの方だった。
シュータの繰り出す圧倒的なチート攻撃の前に為す術もないギャレマスは、自身の敗北と迫りくる死を覚悟するが、そんな彼に対し、シュータは不敵な笑みを浮かべながら、意外な提案を持ちかけるのだった――。
「なぁ、魔王。ここはひとつ、手を組もうぜ……!」
『地上最強の生物』だが、めっぽうお人好しで、バカが付くくらいに娘の事を溺愛している中年オヤj……ナイスミドル(忖度)の魔王が、反則級のチートマシマシ異世界転移勇者をはじめとした周囲の者たちに翻弄されまくるコメディファンタジー、ここに開幕!
哀れな魔王の、明日はどっちだ……?
(表紙イラストは、ペケさんから戴きました)
*小説家になろう・ノベルアッププラスにも、同作品を掲載しております。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。
国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。
でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。
これってもしかして【動物スキル?】
笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!
捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ
月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。
こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。
そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。
太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。
テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる