ダンジョンマスターは魔王ではありません!?

静電気妖怪

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4章〜崩れて壊れても私はあなたの事を——〜

100話「崩壊の招き人13」

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「此処からはわたくしがお相手いたしましょう」

 赤い瞳を爛々と輝かし、口元を大きく歪ませるパンドラ。美しかった造形も今は醜悪さすら感じられる笑顔だ。

「⋯⋯なるほど、貴女が神聖魔法を危険視していた理由がわかりました」

 先の攻防を見ていた テレス は間合いを外しながら近づいてきた。

「それは貴女が使えたからですのね。神聖魔法と対になる魔法——深淵魔法を」
「ええ、その通りですね」

 隠している奥の手が予想の斜め上をきていることに、苦々しくするテレス。

「過去にそれ深淵魔法を使った人を見たことがございましたが⋯⋯まさか、貴女のような魔物が使うだなんて。それも人類より強く、だなんて」
「テレス、深淵魔法って確か⋯⋯」
「神聖魔法と深淵魔法と他にも幾つかございますが、どれも対象の能力を一時的にですが爆発的に向上させる禁忌に数えられる魔法です。魔物の貴女が一体どこでその魔法を知ったのでしょうか?」
「深淵を覗いた、と言っておきましょうか。私達が深淵を覗く時、深淵もまた私達を覗いている⋯⋯私達の先輩が言っておられましたわ」
「戯言ですわね——パローラ様!」
「はいよ! いくら禁忌と言っても僕たち二人を同時に相手するのは無理でしょッ!」

 一撃必殺の賢者と武人の聖女。対極に位置するような組み合わせの二人にパンドラも迎え撃つ。

「どうでしょうか、ね!」

 最初に仕掛けたのはユニコーンに跨り猛突進する テレス。自身の錫杖の間合いにパンドラが入った瞬間ユニコーンの背を足場に空中へ跳んだ。

「ハアアアアアアアァッ!」

 乗り主を失っても尚機にすることなくユニコーンはその角で パンドラ を貫こうとする。
 上空からは テレス。地上からはユニコーンが攻撃を仕掛ける形となった。しかし、パンドラ はその攻撃に焦る様子もなく左手に細剣を出し構えるのだ。

「小細工は無駄ですよ」

 その一言がきっかけかユニコーンが突進してくるであろう直線上が突如黒に染まりそこからいくつもの黒い腕が現れた。

「クルッ!」

 腕は突進を仕掛けるユニコーンの足を掴む。
 ユニコーンも黒い腕を引きちぎりながら進むが、千切られても千切られても何度でも何度でも黒い腕は諦めることはない。まるで救いの手を求めているのか、はたまた探しているのか、腕は執拗にユニコーンを狙う。

「アインッ!」
「余所見してよろしいのですか?」
「くっ!」

 動作がなかったために テレス の注意が一瞬ユニコーンに向いてしまう。そして、その一瞬を突いて パンドラ は空中に居る テレス との間合いを詰める。
 それだけ状況変化が速かったとしても間合いを詰めた パンドラ に錫杖を振り抜けたのは聖女の維持だろうか。

「フッ!」

 テレス が仕掛けたのは右から左にかけての袈裟斬り。しかしこれを パンドラ は左手に持つ細剣で真っ向から防ぐ。

 ガキンッ! と、大きな金属音が響く。しかし、テレス の攻撃はそこで終わらなかった。錫杖の棒のような形状を生かし今度は刃を引くと同時に長い柄で パンドラ の顎を狙う。

「惜しいですわね」

 だが、パンドラ の方が一枚上手だった。胸から突如現れた腕が掌を錫杖の柄に添える。

「しまっ——!?」

 トドメを刺そうと細剣を振りかぶろうとする パンドラ。しかし、視界の隅に八つの首の竜が顎門を開いている瞬間を捉えた。

「そう簡単には討てませんね。では——」

 即座に行動を変更した パンドラ。
 掴んだ柄を足場に胸から生えた腕で体を一回転させ竜の咆哮を回避する。そして、それと同時に膝で テレス の顎を撃ち抜いた。

「ガハッ!」

 一連の流れを見ていたユニコーン。掴む腕をブチブチと引きちぎりながら沼のような地面を脱出し テレス の落下地点へ先回りする。

「させませんよ⋯⋯!」

 先回りするユニコーンに攻撃を仕掛けようと深淵を生み出すが パンドラ の視界に二人の人物が映った。

 一人は魔法を唱え切った パローラ の姿。
 空中に浮かぶ パンドラ の直下にはすでに真っ赤に輝く魔法陣が展開されている。そしてもう一人を確認すると——、

「ええ、わかりましたわ」

 パンドラ はニッコリと口を歪ませ笑った。そして次の瞬間、パンドラ を紅蓮の炎の柱が襲った。

「助かりました⋯⋯」
「いいよ別に」

 ユニコーンの背中の上で弱々しい声を上げるテレス。
 そして、二人の視線は轟々と燃え上がる炎の柱へ向けられる。その中心には黒い影が見えることから パンドラ が中に囚われているのは確かだろう。

「マジで魔王みたいなのが出てきちゃったけど⋯⋯アレ対処できそう?」
「⋯⋯恐らく大丈夫でしょう」
「根拠は?」

 小手調のつもりが、圧倒的な戦力差を見せつけられたパローラには余裕はなかった。
 接近戦ではテレスを越え、魔法の展開も速い。パーティーで討伐するにも人数がいない現状では勝算は低く弾いてしまうようだ。
 しかし、禁忌魔法に詳しいテレスの見解は違った。

「私の神聖魔法にしても、あの魔物の深淵魔法にしてもこの種類の禁忌は代償がございます。他者に使う場合は常に詠唱を続けていれば問題ありませんが、自身に使う場合は長時間は使えないのです」
「なるほど。つまり短期決戦でしか戦えないのね⋯⋯ちなみに代償は?」
「限界以上に使った場合は——死にます」

 禁忌の所以たる理由が分かりやすかった。
 パローラは先ほどまで感じた不安をそれなりに払拭できた。

「じゃあ、僕達はアイツが魔法を解くか死ぬまで耐えていれば勝ちってことか。なんか一気に勝機が見えてきたね」
「はい⋯⋯頑張りましょう」

 そして、轟々と燃え盛っていた炎の柱の勢いは次第に衰え、燃やしていた対象はその姿を現した。二人の目の前に現れたのは——


「⋯⋯なんでしょうかこちらは?」
「防御⋯⋯魔法じゃないかな?」


 —— 一つの黒い球体だった。

 ◾️◆◾️◆◾️◆◾️◆◾️◆◾

 炎の柱が上がる直前 パンドラ はある人物と共に黒い球体に立て籠もった。しばらくすると、待っていた人物が顔を見せた。

「そちらはどのような状況でしょうかミサキ様?」

 顔を出したのは ミサキ。いつも感情を表に出さない彼女が珍しく急いでいるような様子を見せていることに パンドラ は内心驚いた。

「⋯⋯ずいぶん⋯⋯はでに⋯⋯なってるね⋯⋯」
「それは私のことでしょうか? 戦いのことでしょうか?」
「⋯⋯どっちも⋯⋯で⋯⋯ほんだい⋯⋯ハクレイ⋯⋯かして」

 ミサキ の様子からもっと危険な状況を描いていた パンドラ は内容に唖然とした。
 そして、「ふふっ」と漏らしてから、右腕に抱えているもはやお荷物と化した ハクレイ を笑顔で ミサキ に渡した。

「はい、構いませんわ。丁度、重たく感じてきたところですよ」
「じ、自分は パンドラ先輩よりも体重は——」

 お荷物になっているのは自覚しているが、『重い』という点だけには物申したかったのか疲れた様子を表に出し切りながら顔を上げた⋯⋯が、顔を上げた結果 パンドラ は醜悪な笑みを浮かべていることに気づいてしまった。

「ヒッ!」
「何か言いたいことがございましたかハクレイ様?」

 笑顔で顔を近づける パンドラ。
 何度この光景を見ただろうかと ミサキ はやれやれ、と思ってしまう。ハクレイ は ハクレイ でその事をいまだに学習しないのだからより一層強く感じてしまう。

「ぴゃあああぁぁ!」
「全く、大体それだけ元気があるのでしたら自分の足で逃げて欲しいですわ」
「⋯⋯いや、自分もう動けないっすよ?」

 動けないのか動きたくないのか、どちらにしても脱力し嫌な顔を向ける ハクレイ。

「⋯⋯それでも⋯⋯しごと⋯⋯ゆうしゃ、の⋯⋯けっかい⋯⋯こわす⋯⋯」
「⋯⋯え?」

 どうせダンジョン内の移動かな、ぐらいにしか考えていなかった ハクレイ はあまりの重大な仕事に目を点にする。

「そうでしたか。そちらはそんな状況に⋯⋯ハクレイ様、もうひと頑張りしてくださいまし」

「⋯⋯え?ウソっすよね?」

 助けを求めるように パンドラ に目を向けたが笑顔で、しかもサムズアップまでされる始末だった。

「⋯⋯じゃあ⋯⋯いく⋯⋯」
「もうすぐ相手の攻撃が止むでしょう。一撃入れます。それと同時に開くのでその時を見計らって行ってください」
「⋯⋯ん」
「マジっすか⋯⋯いやっす、嫌すぎるっっっっっすうううううううぅぅ!!」

 これから行う事は絶対に今までで一番めんどくさい事であることを考えなくても分かってしまった ハクレイ は叫ぶ——当然、その叫びを耳に入れた者は一人もいなかった。

 ◾️◆◾️◆◾️◆◾️◆◾️◆◾

「⋯⋯この球体どうする?」

 丸焼けの死体が出てくることを願っていたテレスとパローラの二人は困惑していた。

「壊した方が良いですが⋯⋯態々、時間を稼げるこの状況で必要はないですね」
「賛成。それよりも、これからどうする?」
「どうする、とは何がでしょうか?」
「テレス は神聖魔法を使うかってこと」

 テレスの神聖魔法を見たことがないパローラは、パンドラの変貌と同じくらいの強さを得られる神聖魔法がどんな感じなのかは気になるところだ。

「いえ、今回は使いません。今使っても出来るのは パローラ様か私の強化。しかし、相手のは近接も得意としています。その場合、パローラ様はかなり不利。かといって私に使ったとしてもパローラ様と二人でも十分に時間が稼げるでしょうから無駄に疲労するだけでしょう」

 後方支援組の二人では使い勝手が悪いことに納得する。パローラは見れる機会が訪れることに期待しながら引き下がる。

「なる、じゃあ——ッ!」

 なんの反撃もなかったため、まったりとした時間を過ごしていたパローラ と テレス に黒い腕ほどの太さの棘が襲い掛かる。
 察知した パローラ は瞬時に風魔法で空中へ逃げ、ユニコーンもその強靭な脚力で飛び越えた。

「イキナリか。いよいよって感じかな」

 棘が伸びて来た大元は黒い球体。360度全方位に向けられた鋭い棘の様な物。その突然の攻めから パローラ は相手の限界時間が迫って来ているのかと考える。
 しかし、攻撃はこれで終わりではなかった。伸びきった棘から更に分岐した棘が パローラ と テレス を襲う。

「おっと!」

 上空で浮いていた パローラ に向かって下から棘が伸びるが危なげなく パローラ は躱した。しかし、その伸び切った棘からまた更に、更に、更に、更にと分岐を繰り返すごとに針の数は増殖し、それら全てが パローラ に襲いかかった。

「なにこれ追尾? しかも増殖も付与されてるの!?」

 必死に風を推進力に飛行速度を上げながら回避ではなくすでに逃げに徹した パローラ。しかし、棘との差は縮まるどころか徐々に縮まっていった。

「パローラ様! ——うっ!」
「クルッ!」

 しかし、追われるのは パローラ だけではない。同じように分岐を繰り返し、まるで追尾するかのように増殖しながらユニコーンに跨る テレス を襲う。
 ユニコーンも足を限界まで回し迫り来る夥しい量の棘から逃げ続ける。しかし、結果は パローラ と似る物となった。徐々に迫り来る棘に テレス は額を滲ませる。

「これは悠長なことを言ってられませんね⋯⋯」

 上空を見えげ、パローラ の様子を伺う。
 様々な魔法を試し最も効率よく棘の侵攻を食い止められる魔法を探している。しかし、見つからないのか、はたまた存在しないのか、その差は縮まるのが遅くなったに過ぎなかった。

「私も使わなくてはなりませんか——神聖魔法を」

 あまり悠長にしていればそれこそ パローラ と自分の命が無いと感じた テレス は神聖魔法の対象を自身へ向けるのだった。
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