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響き渡る音色
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恐る恐る自分に生えた獣耳を確認する。内側は桃色で、外はクリーム色の先が尖った耳。なるほど、この耳だから音が大きく聞こえたのか。意識をするとピクピクと動くのは、自分に生えていても可愛らしい。
「ふおっ!」
手にはフサっとした毛と、独特の柔らかな感触。耳には痺れるような、甘い刺激が脳に伝わる。セルフふにふに、これは幸せだ。気持ち良くて手が止まらない。自分の耳が変化した恐怖は消え、喜びだけが膨れ上がる。これだけでもこの世界に来れて良かったと思う。それ程の多幸感に浸った。
全身で喜びを表現しながら、ふにふにを続けた。なんというか悶える。思わず立ち上がろうとして、頭をぶつけるまで堪能した。因みに元々の耳があった場所は、後頭部と同じように硬い。穴は無く、しっかりと骨で覆われているようだ。
巾着の一番に入っていたのは、良い音を奏でる鈴だった。パズルのように5色の水晶を組み合わせた、500円玉サイズの鈴。中心には金色の球が入っていて、外側にぶつかる度に音色が響く。不思議な事に鐘のように余韻があるので、体が震えるような心地良さを感じる。携帯のストラップみたいになっていたので、ナイフの柄に取り付けた。
荷物はこれだけだったので、メモ帳を残して本と鏡をしまう。ついでに俺が最初着ていた服も畳んで入れた。しかし、その後に問題が起きてしまう。
「どうすれば小さくなるんだ?」
巾着袋が小さくならないのだ。どれだけ強く縛っても、綺麗に結んでも大きさは変わらない。洞穴から出す事は出来るが、持ち運びは大変そうだ。丈夫そうなので、多少引きずっても破れる事は無いと思う。でも、出来る事なら大事にしたいし、持ち運びを楽にしたい。暫く粘ってみたが、元の大きさに変わる事はなかった。
「ふぉっ!?」
その次の起きた問題は、焚き火が消えた事。思えば木を追加した記憶はない。失敗したと思いながら、手探りで木々を探す。しかし、どれだけ探しても見当たらない。最初から追加の薪は無かったようだ。明かりは諦めるしかない。仕方なく、眠気は無いが睡眠を取ることにする。明日の昼に眠気と戦うよりは良いだろう。
巾着袋を枕にして、片手は耳をふにふに。幸せを噛み締め、リラックスしていく。もう片手は尾てい骨の上あたりに当てて、尻尾が生えた姿を想像する。これで獣化出来るかは解らないが、何もしないよりは良いと思う。そのまま僕は、幸せに浸るように眠りについた。
「ふおっ!」
手にはフサっとした毛と、独特の柔らかな感触。耳には痺れるような、甘い刺激が脳に伝わる。セルフふにふに、これは幸せだ。気持ち良くて手が止まらない。自分の耳が変化した恐怖は消え、喜びだけが膨れ上がる。これだけでもこの世界に来れて良かったと思う。それ程の多幸感に浸った。
全身で喜びを表現しながら、ふにふにを続けた。なんというか悶える。思わず立ち上がろうとして、頭をぶつけるまで堪能した。因みに元々の耳があった場所は、後頭部と同じように硬い。穴は無く、しっかりと骨で覆われているようだ。
巾着の一番に入っていたのは、良い音を奏でる鈴だった。パズルのように5色の水晶を組み合わせた、500円玉サイズの鈴。中心には金色の球が入っていて、外側にぶつかる度に音色が響く。不思議な事に鐘のように余韻があるので、体が震えるような心地良さを感じる。携帯のストラップみたいになっていたので、ナイフの柄に取り付けた。
荷物はこれだけだったので、メモ帳を残して本と鏡をしまう。ついでに俺が最初着ていた服も畳んで入れた。しかし、その後に問題が起きてしまう。
「どうすれば小さくなるんだ?」
巾着袋が小さくならないのだ。どれだけ強く縛っても、綺麗に結んでも大きさは変わらない。洞穴から出す事は出来るが、持ち運びは大変そうだ。丈夫そうなので、多少引きずっても破れる事は無いと思う。でも、出来る事なら大事にしたいし、持ち運びを楽にしたい。暫く粘ってみたが、元の大きさに変わる事はなかった。
「ふぉっ!?」
その次の起きた問題は、焚き火が消えた事。思えば木を追加した記憶はない。失敗したと思いながら、手探りで木々を探す。しかし、どれだけ探しても見当たらない。最初から追加の薪は無かったようだ。明かりは諦めるしかない。仕方なく、眠気は無いが睡眠を取ることにする。明日の昼に眠気と戦うよりは良いだろう。
巾着袋を枕にして、片手は耳をふにふに。幸せを噛み締め、リラックスしていく。もう片手は尾てい骨の上あたりに当てて、尻尾が生えた姿を想像する。これで獣化出来るかは解らないが、何もしないよりは良いと思う。そのまま僕は、幸せに浸るように眠りについた。
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