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「裏垢」
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土曜日。
私は、家から少し離れたところにあるネットカフェに向かった。
受付で暇そうなアルバイトの店員に会員証を提示し、中に入る。
ここの個室のいい所は、やはり料金。正直いってかなり安い。
私がいつも配信で使っているのは、廊下の突き当たり、1番奥の部屋だ。
個室に入り鍵をかける。
荷物を肩から下ろしてPCを開きつつ、スマートフォンでエゴサーチ。
…いつからか私は俗に言う『裏垢』にハマり始めていた。
日常からの解放だったり、単なる欲求不満の解消だったりもする。
裏垢女子Y。
私のアカウントの名前だ。Y、というのは自分の名前である速水 優華から取っている。伊達眼鏡をかけ、通知欄を開けば見ず知らずの人から投げ掛けられる、純粋なまでの卑猥な言葉。
滑稽過ぎて笑えたり、気になる人がいたらその人のプロフィールに飛んでみたり。
この場所に来たのは、実は有料会員の限定動画を撮るためだ。
長さはだいたい15分程度。今日のために自宅から厳選した玩具を三つ持ってきている。
「振動する系は…音がだめかな」
赤色の電動バイブの電源を入れ、音を確かめてみる。まだ弱い振動なのでさほど音は出ないが…
「強にしたら音でバレちゃう、よね」
ネットカフェで今から自慰行為をしようとしている。
それだけで軽くドキドキしてきてしまった。
撮影機材のセッティングもOK。
いつもは下ろしている髪を括り、黒色のマスクをつける。
動画を起動し、カメラ目線で手を振った。
「えーっと…今ネットカフェに居るんですけど、フォロワー様から案のあったネカフェオナニー、しちゃいたいと思います…」
できるだけ小声で、動画の趣旨を発表。
上にTシャツを着たまま背中に手を回し、ブラのホックを外す。
ここまでがサンプル動画かな、とか考えつつするりと服からブラを抜いた。
そしてカメラに見せつけるように下着をするすると下ろす。
「わ、もう濡れてる…」
下着が蜜で湿り気を帯びているのが恥ずかしい。
指で秘部を弄び
「ん…」
声を抑えながら、中指と人差し指を挿入する。背徳感にぞくぞくしながら中をゆっくり掻き混ぜ、それから指を抜いて再びカメラに見せる。
「今こんなになってます」
2本の指の間に透明な液体が糸を引いた。
「もう…入れちゃいますね…」
机の上に出した、15センチほどの透明な張り型を手に取る。
股を開いて、それを自らのそこにゆっくりと挿入。
「はっあ…!」
声が出そうになり慌てて快感の波に抗う。
「やば、声でそう」
ゆっくりと根元までそれを呑み込み、引き抜く。
お腹の奥の甘い疼きに従う様に恍惚とした吐息を漏らしながら、私は次第にそれを激しく動かし始める。
「んっ…ん…あ」
卑猥な水音は次第に大きくなり、気づかれないか緊張する。けれど気持ちよすぎて手が止められない。
「ここでするのやばい…っ」
ふと気づけば、張り型を咥え混んだそこからは白く泡立つ液体が溢れだしている。
思わず目を逸らした。こんなことになったのはいつぶりだろう。
快感の波に押し潰され、音が大きくなるのも構わず手を激しく動かした。
「んんっっ…んう…!!!」
頭の中が真っ白になる。びくびくと足が震えるほどの絶頂を迎えた。
「ふ…はぁ…はぁ…」
太腿ががくがくする。ゆっくりと自らのそこから張り型を抜くと、急激な喪失感に襲われた。
「ふぅ…」
どうにかバレなかったことに安堵しながら、動画を止める。
「早く本物欲しいな」
つい本音がこぼれる。思えば、最後にセックスしたのはもう数年前のことかもしれない。SNSのダイレクトメッセージからは大量のセクアポが届くがどれもこれも酷いものばかりな気がする。
はぁ、とため息をついたその時。
「んっっ!?」
後ろからいきなり誰かに抱き竦められ、口を抑えられた。
Tシャツの上から胸を揉まれる。
「し、静かにして、ください」
犯されるのかな私…
こんな状況なのに、私はうっすらと期待すらしてしまう。
(本当にどうしようもない痴女である。というか馬鹿)
口を押えられたまま、軽く頷く。向こうも私に暴れる素振りがないことが分かったようで、意外にもすぐに開放された。
改めて相手を見ると、明らかに25歳の自分より年下。
行動とは裏腹に可愛い顔をした高校生くらいの男の子だった。
「私の事いつから見てたの?」
「かなり初めから…です」
彼は手で顔を覆いながら
「あの…裏垢女子Yって人ですよね」
「…そうだよって言ったらどうする?」
─正直いってかなり驚いた。何で?
「なんでわかったの?」
彼に優しく聞いてみる。
「首の3連黒子と…あとは指のちっちゃい傷跡」
そんなので身バレするのか。
焦りと同時に嬉しくもなってしまう。彼の恥ずかしそうな顔にキュンときた。
「そんなに私の事見ててくれたんだね?」
彼は無言で頷く。
「さっき動画撮ってるところも見てた?」
「ちゃんと全部…」
凄くぞくぞくした。全部見られてるんだ。
「んーと…なんて呼んだらいい?」
「悠、です高校2年」
「未成年っ」
思わず声が大きくなり、慌てて声を潜める。
良くない、よね。
「Yさん」
彼が唐突に押し倒してきた。
「さっきの見てたらもう我慢出来ません…」
「ん、ちょ、待っ…」
そう言い終わらないうちに、彼は唇を重ねてきた。
すごく強引なキスで、すぐさま舌が侵入してくる。
すぐに自制心はどこかにぶっ飛んでしまった様だ。
くちゅくちゅと、彼と舌を絡め、唾液を交換し合う。
彼のキスはどこかぎこちなく、それがかえって私を本気にさせる。
彼の手を胸に導き、好きな様に触らせてみる。唇を離すと、唾液が短く糸を引いた。
「大っきい」
「ふふ、ありがと」
Tシャツの上からだともどかしくなる。
私のそんな思いを察したように、手がするりと中に入ってきた。
ブラを退けられ、直で触れられる。
「ここ、すごく固くなってます」
「しっ…しょうがないじゃん」
先端の突起を指で弄ばれ、身体がびくびくと反応した。
怖い、のに。
気持ちいい。
「これが女の人の…」
「初めて?」
俯いて軽く頷く彼。
「童貞なんだ?」
「わ、悪いんですか」
少し不貞腐れたように胸に顔を埋めてくる彼。
「あざとい」
「し、知りません」
彼の癖っ毛を撫でると、それに答えるように不慣れな手つきながらも一生懸命胸を責めてくれる。
「んっ…あ」
彼の愛撫にじんわりと秘部が湿り気を帯びてくるのがわかった。
「濡れてきちゃった」
彼の耳元で囁く。
「…ど、どうしたらいいですか」
「ここ、触って」
彼の左手をショートパンツ越しに誘導する。
ちょうど陰裂の辺りを指でなぞってくる彼。
「ここも…直接」
我慢出来ず、ショートパンツのジッパーを下ろして中に手を入れさせた。
陰毛を掻き分け、指が濡れそぼるそこを捕らえる。
はぁはぁと荒い吐息を繰り返す彼に囁く。
「…凄くない?」
「すごい」
「今からここに入るんだよ?」
真っ赤な顔をしている彼のそれは、服の上からでも分かるほど滾っていた。
愛おしくなってそれを擦ると、びくっと彼は腰を引く。
「口でしてあげよっか」
「して…欲しいです」
彼のズボンを、音をなるべく立てないようにしながら下着と一緒に下ろす。跳ねるようにして出てきた剛直は先端から分泌された先走りでいやらしい輝きを放っていた。
「いくよ?」
彼の脚を開かせ、それに手を添える。軽く上下に扱くと彼は恍惚とした吐息を漏らした。
「悠くんの硬い」
「うっ…」
限界まで滾ったそれは驚くほど硬くて、熱い。
「いつでも出していいんだよ?」
先走りを指で弄びながら、顔を近づける。濃い雄の匂いに頭がくらくらしそうだ。
亀頭にキスをして、先走りを吸う。
…なんだか甘い。
精液の味は食べているものによって変わるらしいから食生活がいいんだろうか?
一気に奥まで咥える。そのまま舌を巻き付けながら、ゆっくりストロークしてあげると
「あっ…ん…!」
びくびくしながらまるで女の子みたいな声を出す。
「可愛い…」
上目遣いで口を窄めながら素早く頭を前後させる。
「待っ…ああ」
「あんまり声出すとばれるよ?」
慌てて口を押える彼。
「ちゃんと見て…」
口に唾液を貯め、激しく出し入れする。
「っも、無理」
彼のものが一段と硬さを増した。
限界が近いことを察して、さらに少しだけ音を立ててしゃぶってあげると
「あっ…いく…いっ…!」
口の中でそれがむくりと大きくなった次の瞬間、限界を迎えた滾りから白濁液が勢い良く射出されてきた。
「…んっ」
青臭いそれを噎せないように、全て口で受止める。びくびくと痙攣するそれから全て絞り出すように、最後の一滴まで飲み下す。
「…けほっ」
「だ…大丈夫、?」
「…ふふ、すごい量」
唾液と精液で濡れたそれがすごく卑猥だ。
「まだ…出来る?」
ショートパンツを脱ぎながら彼に囁いた。と言っても、1度出したばかりのそこは萎えることなく、まだまだ硬くなったまま。
「Yさんの中…入れたい」
「おいで?」
パンツを下ろすと、私のそこは糸を引くくらい濡れそぼっていた。
「やば、めっちゃ濡れてる」
「したい…っ」
自制が効かなくなった彼に再び押し倒される。
反り返るそれを頑張って挿入しようとしている姿が可愛い。
「あ、れ…ここ?」
少しずれたところに押し付けられる彼の剛直。
「んーん、こっち」
指で押し下げ、誘導してあげる。
「い、痛くないですか?」
「大丈夫だよ…そのまま腰力入れてみ…」
そう言った瞬間、ぬるりと突然中に入って来る。
「あっ…!」
思わず声を上げてしまい、慌てて口を押えた。
「い、痛いんですか?」
「だ…大丈夫…もっと入れて良いから」
そうは言うものの、あんまり余裕がある訳でもない。
なんとなく。
相性良さそう。
ゆっくりと、彼が中に侵入してきた。久しぶりの挿入に身体の奥がじんじんと疼く。
陰毛どうしが絡むくらい奥まで貫通された所で、彼は快感の吐息を漏らした。
「全部…はいった…?」
「い、いいよ…好きに動いてみて?」
蕩けた顔をしながら、ゆっくりそれが抜ける。かと思えば奥まで押し潰される。
彼のものは異様なくらい硬くて、それがかえって頭が狂いそうな快感を生む。
というか多分相性がいい。
既に私の中は彼のものの形になっているらしかった。
何度も何度も力強く男根を叩き込まれる。
「あっ、あっ…あっ」
「中凄い締まって…凄い…っ」
口を押えながら彼の自分勝手なピストンによがり狂う。
ここまで相性がいい人なんて今までいただろうか。
ビクビクと何度も痙攣してイッてしまう。
「爪…立てられるの好きです…!」
「気持ち…いいっ…」
私の胸を揉みしだきながら、段々と彼の表情は何かを堪えるような顔になっていった。
「…出ちゃいそ?」
「無理かも…です」
「…出しちゃいなよ?」
蕩けた脳みそで彼に妖しく囁く。
「我慢しないで、中に出したらきっと気持ちいいよ?」
私のその言葉に、彼はもうどうにもならない欲望を吐き出すかのごとく腰を再び打ち付け始めた。
汗まみれになりながらディープキスで唾液を交換する。
「中、時々ぎゅってなる…」
「な、ん…ばれてるの…」
イッてるのはとっくにバレているらしかった。
「はぁ、はぁ…イきそう…」
「ん、いいよ?きて?」
必死で腰を振っているせいで何度も途中で彼のものが抜ける。
その度にもどかしくて、とうとう私は逆に彼を押し倒した。
「な、何を…?」
「こうしたら気持ちよくイけるよ…」
騎乗位の姿勢で、彼のものを飲み込む。
「あっ…!」
今度は私が、彼のものを玩具でも扱うように自分勝手に腰を振る。AVでしか聞いたことがない、肌同士がぶつかる音。
「無理っっ無理っ…!」
数分もしないうち、紅潮した顔がいっそう蕩けると同時に
「ぐ、あ…っ!」
彼が私の中で脈打ちながら欲望の塊を吐き出し始めた。
私は1番奥まで彼のそれを咥え込みながら、ほぼ同時に絶頂を迎える。
何回も、彼は私の中で白濁液を吐き出し力尽きたように倒れ込む。
「…連絡先、交換しちゃおうか」
惚けたように頷く彼が愛おしくて、汗が滲んだ額にキスを落とす。
─その後のことは秘密。
私は、家から少し離れたところにあるネットカフェに向かった。
受付で暇そうなアルバイトの店員に会員証を提示し、中に入る。
ここの個室のいい所は、やはり料金。正直いってかなり安い。
私がいつも配信で使っているのは、廊下の突き当たり、1番奥の部屋だ。
個室に入り鍵をかける。
荷物を肩から下ろしてPCを開きつつ、スマートフォンでエゴサーチ。
…いつからか私は俗に言う『裏垢』にハマり始めていた。
日常からの解放だったり、単なる欲求不満の解消だったりもする。
裏垢女子Y。
私のアカウントの名前だ。Y、というのは自分の名前である速水 優華から取っている。伊達眼鏡をかけ、通知欄を開けば見ず知らずの人から投げ掛けられる、純粋なまでの卑猥な言葉。
滑稽過ぎて笑えたり、気になる人がいたらその人のプロフィールに飛んでみたり。
この場所に来たのは、実は有料会員の限定動画を撮るためだ。
長さはだいたい15分程度。今日のために自宅から厳選した玩具を三つ持ってきている。
「振動する系は…音がだめかな」
赤色の電動バイブの電源を入れ、音を確かめてみる。まだ弱い振動なのでさほど音は出ないが…
「強にしたら音でバレちゃう、よね」
ネットカフェで今から自慰行為をしようとしている。
それだけで軽くドキドキしてきてしまった。
撮影機材のセッティングもOK。
いつもは下ろしている髪を括り、黒色のマスクをつける。
動画を起動し、カメラ目線で手を振った。
「えーっと…今ネットカフェに居るんですけど、フォロワー様から案のあったネカフェオナニー、しちゃいたいと思います…」
できるだけ小声で、動画の趣旨を発表。
上にTシャツを着たまま背中に手を回し、ブラのホックを外す。
ここまでがサンプル動画かな、とか考えつつするりと服からブラを抜いた。
そしてカメラに見せつけるように下着をするすると下ろす。
「わ、もう濡れてる…」
下着が蜜で湿り気を帯びているのが恥ずかしい。
指で秘部を弄び
「ん…」
声を抑えながら、中指と人差し指を挿入する。背徳感にぞくぞくしながら中をゆっくり掻き混ぜ、それから指を抜いて再びカメラに見せる。
「今こんなになってます」
2本の指の間に透明な液体が糸を引いた。
「もう…入れちゃいますね…」
机の上に出した、15センチほどの透明な張り型を手に取る。
股を開いて、それを自らのそこにゆっくりと挿入。
「はっあ…!」
声が出そうになり慌てて快感の波に抗う。
「やば、声でそう」
ゆっくりと根元までそれを呑み込み、引き抜く。
お腹の奥の甘い疼きに従う様に恍惚とした吐息を漏らしながら、私は次第にそれを激しく動かし始める。
「んっ…ん…あ」
卑猥な水音は次第に大きくなり、気づかれないか緊張する。けれど気持ちよすぎて手が止められない。
「ここでするのやばい…っ」
ふと気づけば、張り型を咥え混んだそこからは白く泡立つ液体が溢れだしている。
思わず目を逸らした。こんなことになったのはいつぶりだろう。
快感の波に押し潰され、音が大きくなるのも構わず手を激しく動かした。
「んんっっ…んう…!!!」
頭の中が真っ白になる。びくびくと足が震えるほどの絶頂を迎えた。
「ふ…はぁ…はぁ…」
太腿ががくがくする。ゆっくりと自らのそこから張り型を抜くと、急激な喪失感に襲われた。
「ふぅ…」
どうにかバレなかったことに安堵しながら、動画を止める。
「早く本物欲しいな」
つい本音がこぼれる。思えば、最後にセックスしたのはもう数年前のことかもしれない。SNSのダイレクトメッセージからは大量のセクアポが届くがどれもこれも酷いものばかりな気がする。
はぁ、とため息をついたその時。
「んっっ!?」
後ろからいきなり誰かに抱き竦められ、口を抑えられた。
Tシャツの上から胸を揉まれる。
「し、静かにして、ください」
犯されるのかな私…
こんな状況なのに、私はうっすらと期待すらしてしまう。
(本当にどうしようもない痴女である。というか馬鹿)
口を押えられたまま、軽く頷く。向こうも私に暴れる素振りがないことが分かったようで、意外にもすぐに開放された。
改めて相手を見ると、明らかに25歳の自分より年下。
行動とは裏腹に可愛い顔をした高校生くらいの男の子だった。
「私の事いつから見てたの?」
「かなり初めから…です」
彼は手で顔を覆いながら
「あの…裏垢女子Yって人ですよね」
「…そうだよって言ったらどうする?」
─正直いってかなり驚いた。何で?
「なんでわかったの?」
彼に優しく聞いてみる。
「首の3連黒子と…あとは指のちっちゃい傷跡」
そんなので身バレするのか。
焦りと同時に嬉しくもなってしまう。彼の恥ずかしそうな顔にキュンときた。
「そんなに私の事見ててくれたんだね?」
彼は無言で頷く。
「さっき動画撮ってるところも見てた?」
「ちゃんと全部…」
凄くぞくぞくした。全部見られてるんだ。
「んーと…なんて呼んだらいい?」
「悠、です高校2年」
「未成年っ」
思わず声が大きくなり、慌てて声を潜める。
良くない、よね。
「Yさん」
彼が唐突に押し倒してきた。
「さっきの見てたらもう我慢出来ません…」
「ん、ちょ、待っ…」
そう言い終わらないうちに、彼は唇を重ねてきた。
すごく強引なキスで、すぐさま舌が侵入してくる。
すぐに自制心はどこかにぶっ飛んでしまった様だ。
くちゅくちゅと、彼と舌を絡め、唾液を交換し合う。
彼のキスはどこかぎこちなく、それがかえって私を本気にさせる。
彼の手を胸に導き、好きな様に触らせてみる。唇を離すと、唾液が短く糸を引いた。
「大っきい」
「ふふ、ありがと」
Tシャツの上からだともどかしくなる。
私のそんな思いを察したように、手がするりと中に入ってきた。
ブラを退けられ、直で触れられる。
「ここ、すごく固くなってます」
「しっ…しょうがないじゃん」
先端の突起を指で弄ばれ、身体がびくびくと反応した。
怖い、のに。
気持ちいい。
「これが女の人の…」
「初めて?」
俯いて軽く頷く彼。
「童貞なんだ?」
「わ、悪いんですか」
少し不貞腐れたように胸に顔を埋めてくる彼。
「あざとい」
「し、知りません」
彼の癖っ毛を撫でると、それに答えるように不慣れな手つきながらも一生懸命胸を責めてくれる。
「んっ…あ」
彼の愛撫にじんわりと秘部が湿り気を帯びてくるのがわかった。
「濡れてきちゃった」
彼の耳元で囁く。
「…ど、どうしたらいいですか」
「ここ、触って」
彼の左手をショートパンツ越しに誘導する。
ちょうど陰裂の辺りを指でなぞってくる彼。
「ここも…直接」
我慢出来ず、ショートパンツのジッパーを下ろして中に手を入れさせた。
陰毛を掻き分け、指が濡れそぼるそこを捕らえる。
はぁはぁと荒い吐息を繰り返す彼に囁く。
「…凄くない?」
「すごい」
「今からここに入るんだよ?」
真っ赤な顔をしている彼のそれは、服の上からでも分かるほど滾っていた。
愛おしくなってそれを擦ると、びくっと彼は腰を引く。
「口でしてあげよっか」
「して…欲しいです」
彼のズボンを、音をなるべく立てないようにしながら下着と一緒に下ろす。跳ねるようにして出てきた剛直は先端から分泌された先走りでいやらしい輝きを放っていた。
「いくよ?」
彼の脚を開かせ、それに手を添える。軽く上下に扱くと彼は恍惚とした吐息を漏らした。
「悠くんの硬い」
「うっ…」
限界まで滾ったそれは驚くほど硬くて、熱い。
「いつでも出していいんだよ?」
先走りを指で弄びながら、顔を近づける。濃い雄の匂いに頭がくらくらしそうだ。
亀頭にキスをして、先走りを吸う。
…なんだか甘い。
精液の味は食べているものによって変わるらしいから食生活がいいんだろうか?
一気に奥まで咥える。そのまま舌を巻き付けながら、ゆっくりストロークしてあげると
「あっ…ん…!」
びくびくしながらまるで女の子みたいな声を出す。
「可愛い…」
上目遣いで口を窄めながら素早く頭を前後させる。
「待っ…ああ」
「あんまり声出すとばれるよ?」
慌てて口を押える彼。
「ちゃんと見て…」
口に唾液を貯め、激しく出し入れする。
「っも、無理」
彼のものが一段と硬さを増した。
限界が近いことを察して、さらに少しだけ音を立ててしゃぶってあげると
「あっ…いく…いっ…!」
口の中でそれがむくりと大きくなった次の瞬間、限界を迎えた滾りから白濁液が勢い良く射出されてきた。
「…んっ」
青臭いそれを噎せないように、全て口で受止める。びくびくと痙攣するそれから全て絞り出すように、最後の一滴まで飲み下す。
「…けほっ」
「だ…大丈夫、?」
「…ふふ、すごい量」
唾液と精液で濡れたそれがすごく卑猥だ。
「まだ…出来る?」
ショートパンツを脱ぎながら彼に囁いた。と言っても、1度出したばかりのそこは萎えることなく、まだまだ硬くなったまま。
「Yさんの中…入れたい」
「おいで?」
パンツを下ろすと、私のそこは糸を引くくらい濡れそぼっていた。
「やば、めっちゃ濡れてる」
「したい…っ」
自制が効かなくなった彼に再び押し倒される。
反り返るそれを頑張って挿入しようとしている姿が可愛い。
「あ、れ…ここ?」
少しずれたところに押し付けられる彼の剛直。
「んーん、こっち」
指で押し下げ、誘導してあげる。
「い、痛くないですか?」
「大丈夫だよ…そのまま腰力入れてみ…」
そう言った瞬間、ぬるりと突然中に入って来る。
「あっ…!」
思わず声を上げてしまい、慌てて口を押えた。
「い、痛いんですか?」
「だ…大丈夫…もっと入れて良いから」
そうは言うものの、あんまり余裕がある訳でもない。
なんとなく。
相性良さそう。
ゆっくりと、彼が中に侵入してきた。久しぶりの挿入に身体の奥がじんじんと疼く。
陰毛どうしが絡むくらい奥まで貫通された所で、彼は快感の吐息を漏らした。
「全部…はいった…?」
「い、いいよ…好きに動いてみて?」
蕩けた顔をしながら、ゆっくりそれが抜ける。かと思えば奥まで押し潰される。
彼のものは異様なくらい硬くて、それがかえって頭が狂いそうな快感を生む。
というか多分相性がいい。
既に私の中は彼のものの形になっているらしかった。
何度も何度も力強く男根を叩き込まれる。
「あっ、あっ…あっ」
「中凄い締まって…凄い…っ」
口を押えながら彼の自分勝手なピストンによがり狂う。
ここまで相性がいい人なんて今までいただろうか。
ビクビクと何度も痙攣してイッてしまう。
「爪…立てられるの好きです…!」
「気持ち…いいっ…」
私の胸を揉みしだきながら、段々と彼の表情は何かを堪えるような顔になっていった。
「…出ちゃいそ?」
「無理かも…です」
「…出しちゃいなよ?」
蕩けた脳みそで彼に妖しく囁く。
「我慢しないで、中に出したらきっと気持ちいいよ?」
私のその言葉に、彼はもうどうにもならない欲望を吐き出すかのごとく腰を再び打ち付け始めた。
汗まみれになりながらディープキスで唾液を交換する。
「中、時々ぎゅってなる…」
「な、ん…ばれてるの…」
イッてるのはとっくにバレているらしかった。
「はぁ、はぁ…イきそう…」
「ん、いいよ?きて?」
必死で腰を振っているせいで何度も途中で彼のものが抜ける。
その度にもどかしくて、とうとう私は逆に彼を押し倒した。
「な、何を…?」
「こうしたら気持ちよくイけるよ…」
騎乗位の姿勢で、彼のものを飲み込む。
「あっ…!」
今度は私が、彼のものを玩具でも扱うように自分勝手に腰を振る。AVでしか聞いたことがない、肌同士がぶつかる音。
「無理っっ無理っ…!」
数分もしないうち、紅潮した顔がいっそう蕩けると同時に
「ぐ、あ…っ!」
彼が私の中で脈打ちながら欲望の塊を吐き出し始めた。
私は1番奥まで彼のそれを咥え込みながら、ほぼ同時に絶頂を迎える。
何回も、彼は私の中で白濁液を吐き出し力尽きたように倒れ込む。
「…連絡先、交換しちゃおうか」
惚けたように頷く彼が愛おしくて、汗が滲んだ額にキスを落とす。
─その後のことは秘密。
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