八月の氷

大橋 高雄

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春風

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四月八日
 
~入学式当日~
 桜の花は例年よりも咲くのが遅いらしくまだ蕾が多い春の午前7時半

日高(ひだか)は高校に続く桜並木の道を同中の頃からのサッカー部の友達2人と新一年生の行列に流されながら歩いていた。

「俺ら絶対同じクラスになれねーよな!1学年9クラスって話だよ?」と少しばかり校舎が近づくにつれ緊張してきたのか口数が多くなってきた短髪のいかにもスポーツやってますみたいな男子は日高と中学校の頃からの友達、大樹(だいき)。

「まぁ3人とも部活同じ何だからクラス違くてもこれから何とかなるでしょ?」と大樹とは反対にニコニコ緊張した姿は全くない整った顔立ちの長身の男子は歩(あゆむ)

「お前ら2人はサッカーの選抜でこの高校に進学した知り合いが沢山いるからいいけどさ俺なんてクラスでも部活でも知り合いがいないんだよ?心細いよ?辛いよ?ちょっとは心配してもいんじゃない??」

「いや全く」と同時に2人

「ほら出たよ!どうせ!イケメンなお前らはすぐ友達沢山作って挙句の果てには彼女作って高校生活最高にエンジョイすんだろ!」

「いやいやいや!俺に彼女はまだ早いっていうかそーいうのはまだ先でいんじゃない??ほら!部活だって絶対忙しいし。。。」

「日高は男友達は沢山出来るのに女の子はホントにダメな?モテるのに勿体ねいよ?やっぱり高校生なんだから彼女の1人くらい作らないと。人生損するよ?」と歩

「はい出ましたちゃっかり中学校から付き合ってる奴の上から目線発言!」と大樹

「何か?」余裕の表情でニッコリする歩

「ほらもうすぐ昇降口だからクラス表貼ってあるんじゃない??見に行こーぜ!」と今までの緊張が無かったかのように走り出す大樹。

日高(やっぱりすぐその場に馴染むのが大樹なんだよな~ちょっとは見習おう。これ言うと絶対大樹天狗になるから言わないけど)  

「ほら日高もクラス見に行くぞ!」

「お。おう!」

「彼女か俺には好きな子はできるのかな?」

桜のまだ咲かない桜並木の道を3人は駆け出しはしないほどの小走りで駆けていった。  
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