八月の氷

大橋 高雄

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昇降口

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「俺はC組だな。」大樹

「俺はH組」歩

「あっ。俺もH組!」日高

「は?」大樹

「はい?」大樹

「どした?」歩、日高

「いやいやいやいやどーしたじゃないでしょ?ここはお決まりで3人一緒のクラスじゃないの?もしくは隣同士のクラスとか。何で俺1人なの?前回知り合いいないって言ったよね?しょっぱなからこれはきついぜ!」 大樹

「しかもC組とH組って階違うんだな」日高  
  
日高は校門で貰った地図や校長の長々とした言葉が書き綴られている冊子を見ながら言った。  

「あ。ほんとだ。」大樹

「って!おおおおおおい!完全に隔離されるじゃねーか!」大樹

「大樹!これは新しい友達作るチャンスだゾ★★!」歩

「いやきもっちわる!お前そんなキャラじゃねーだろ!なに満面の笑みうかべてんだシバくぞ!」
大樹 

歩は今どきの高校生が写真の自撮りで行うような両肘を中にいれ口元で拳を作る要はキャピ★みたいなポーズをしながら大樹をからかう。

日高(歩は大樹をおちょくるの大好きだよな。大樹もリアクションがいいから無駄に歩がからかうんだろうけど。。。)

日高(でもこんな場面何回も今まで見てるから新鮮さにかけるな) 

日高は歩にからかわれてる大樹の肩をちょいちょいと叩いて振り向かせた。 

「大樹。。。。。ファイトだゾ★★!」 

日高も歩と同じようにキャピ★のポーズをとる。
   
「いやもうそのくだり終わったら何でお前は1歩遅いんだよ!のほほんとしすぎだわ!お前は笑いの勝負どころが分かってねんだよ!ど素人が!」大樹  

「お。おう。ごめん。」 歩

高校生活初日にしてここまで盛り上がれる3人は珍しい部類に入るのだろう。昇降口付近では多くの新入生が3人に目を向けていた。まぁ盛り上がりのほとんどは大樹によるものだが。

「ねぇ。あそこで騒いでる人の隣にいる人かっこよくない?あの背の高い人!」

「絶対ない!有り得ない!でも見てくれは恰好いいんじゃない春チャラい雰囲気の人好きそうだもんね!!うちは全く理解出来ないけど。」

「何で分からないかなあのカッコよさに。あんたの目は玩具ですか?どーせあのギャーギャー騒いでる男の子が千代は好みなんじゃないの?」春  

「せーいかい!!あんな元気で活発な子がうちは好みかな?しかも顔もさっぱりしてて可愛いくない?」千代

「ない」春

「即答はやめい!」千代

「小雪は?あの3人の中で誰が好み?」千代

「私?」小雪

「私はそーゆーの興味ないかな。」小雪

「そ~でした!小雪男子とかに興味無いもんね!」春

「う。うん。」小雪

小雪(別に興味無いんじゃなくてこーゆー話題照れちゃって話しにくいだけなんだけどな。私だって男子の事気になるし///)

小雪(私だったら。。。。あののほほんとしてる優しそうな人かな。。。)

「ほら。小雪のほほんとしないでクラスそろそろ行こ!H組のみんなもうクラスに沢山いるかもよ!」春

「3人とも同じクラスとか凄いよね!これからも宜しくね!じゃあいこっか?」千代

「うん!これから宜しくね!」小雪

小雪は千代と春の手を取り歩き始める。

「いや!さすがに高校生でそれはない恥ずかしいよ!」千代

「いいじゃん♪ふふん♪」小雪
  
結局、小雪は手を振り払われて歩き始めた。 

桜はまだ満開にはならない。









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